「日向神」タグアーカイブ

好調の日もある

2022.4.16(土) 日向神:ダム下 26

海外通販を時々利用している。

ぺツルのハンガー 40枚
ぺツルのランヤード「コネクト」
ぺツルのマイクロトラクション

ロシアのウクライナ侵攻や上海のロックダウンのせいか、注文品の到着が随分遅れてやっと届いた。
開拓も「弾切れ」では仕事ができないので、4月はダム下に通ってきた。
そしてスキルの向上を目指してきたが、今日はその成果が表れてきた。


「大渕の石橋」
日向神に向かう途中、久しぶりに石橋を渡った。

ダム下3階にタケシさんと上った。

①侘助(わびすけ 5.10b B9 18m ) MOS
アップに良い。

シンクロニシティ(5.11c B12 25m 長友) RP

「ロワーダウンしながらクリーニングしているところ」
先週からの宿題、3回目でRP。
全体的には難しくないが、核心部のトリッキーな動きと見えにくいホールドでオンサイトは厳しいだろう。

河津桜(5.11c B8 16m) OS
タケシさんによるリボルトルート。
QDを架けてもらったので意外と余裕があった。

④∼⑥ project1 (2.5階)
小さな横カチを掘り出し、一手進んだ。
ボルト位置もだいたい決まってきた。
大きなアンダーホールドがあって、パワー全開になる。
だいぶん調子は上向きだが、つなげて登るにはもうしばらく精進しなければならない。

ダム下にはミカさんらが来られていた。

「象の目 5.11c」
十分楽しまれていたようだ。
伸び放題になっていた新枝をノコで切っていただいた。


帰り道の「山鹿:不動岩」
かなり分かりにくいが、不動岩の上に満月が昇っている。
この景色、10年ほど前に1回見たような気がする。

ダム下への桜道

2022.4.9(土) 日向神:ダム下 24

ソメイヨシノはもう葉桜となったが、他の桜はまだまだきれいだ。

【岳間の桜】


【星原地区の桜】


【星原峠の桜】

2週続けてのダム下3Fとなった。
①project1
まだ私のプロジェクトが残っている。
トップロープソロで久しぶりにやってみたが、以前使えたヒールフックはきつい。

②藪椿(5.10c) MOS

登っているのは同行の青年Sくん。
B12本と体力勝負か。

Give me five!(5.11b) RP

先週1テンションがかかったので今日の目標だった。
下部はフェイス、上部のスラブも地味にきつい。

③かれない椿(5.10cぐらい) OS

このルート、MOSのす~さん。
右上はルート整備中のタケシさん。
頭上を時々ノスリやハヤブサが舞う。

④ミール(5.10bぐらい) OS

⑤project1

ここは緑陰帯なのでこれからもトライできる。
Tr.でけっこういいところまでできた。


エリア名の由来となった「ダム下」

桜咲く日向神

2022.4.3(日) 日向神:ダム下 23

この桜の季節、日向神ダム湖畔の桜は見事である。
岩を登らなくとも桜を見るだけでも訪れる価値がある。


山鹿市鹿北、【男岳文教所跡】


【グリーンパル日向神のテントサイト】
なかなかの賑わいだ。

ダム下2F「さくらのエリア」の桜も咲いていたが、
今日はタケシさんとダム下3F(階)で登った。
このエリア、私は初めてである。
①トンビ(5.10a B8) MOS

②カメリア(5.10b B10) MOS

サニー(5.11a   B13   20m   長友) MOS

核心部の細かいフットホールドはバランシーだった。
登っているのはビレイをしていただいたタケシさん。


【昼食】

④Give me five!(5.11bぐらい) NG
下部は苦手なフェイス、次回は登れる感じかな。


【ベニツチカメムシ】
ボロボロの木の汁を吸うそうだが、停まっているのは椿の葉。

⑤椿凹角(5.10c) MOS

ここダム下3Fは古くて新しいエリア。
開拓団の尽力でアプローチに梯子がかけられて案外楽にたどり着ける。
グレードは暫定版で、近日中に「K1HUT」に公開される。

早目に撤収して、ダム下からロードスター2台でキャンプ場へと駆け上がった。

【久ぶりの2ショット】


【正面壁とソメイヨシノ】


【けほぎ橋を渡って帰る】
ダム湖畔の桜は今日が満開であろう。

五色岩:pro.9 

2022.3.21(祝) 五色岩 26

前夜は雨だったが開拓がメインなので五色岩に向かう。
昨日、カニのハサミ岩:第3ルンゼで一仕事終えた澤田・川津ペアはもう来られていた。

①尾根に登って新しい下降点を設置、project9の発動

木こり、浮き岩落とし、苔掃除で午前中はすぐ過ぎる。


びっくりフェイスをラッペルする川津さん。
怖くないですか~。


掃除中の私。どこ?

②シャントで登って掃除の続き
ワイヤーブラシを持つ右腕がつり始めた。

③Pro.9をTr.でトライ

20m×2の2ピッチのルートになりそう。


3月13日に貼ったガムテープのルート名はすべて剥がれた。

今日はノコを落としたり、ロープがすっぽ抜けそうになるなど集中力を欠いていた。
ソロでの開拓には細心の注意が必要だ。

おまけで昨日撮った写真を載せよう。

日向神:五色岩トポ図公開

2022.3.15(火) 五色岩 25

2021年11月から始めた五色岩の開拓も約4ヶ月が経った。
岩場が南面で5月の連休後は暑くて登れないと思われるので、今多くの方に登ってもらうためにもトポを公開することにした。

五色岩は「びっくりフェイス」の方が通り名は良い。しかし
古来よりこの山はその岩場の色から「五色岩」と呼ばれており、「びっくりフェイス」はおおきく被ったこの岩場の中心部分を指す。
今回開拓した部分は下部のスラブ帯、そして右側のフェイス~スラブになる。

【駐車場・アプローチ】
道端エリアから300mほど進んだ所に車が3台ほど停められる。
できればキャンプ場の駐車場から歩いた方が良い。
日向神タワーに向かう山道を行き、すぐ右に曲がると下部スラブ帯である。車道から5分足らずである。

【ハナタテ岩からの遠望】

【トポ図】

岳間茶(5.11a)リニューアル

2022.3.13(日) 五色岩 24

五色岩にも春が来た。
今日は約10名のクライマーが訪れた。

下部スラブ帯は、とりあえずアップに丁度いい。
①「私がセンター 5.9」 リピート

現在、終了点が1か所しかないので、時間差を置いて到着して欲しい。

昨日、「岳間茶上白折」を3ピン伸ばして上部のフェイス部分に終了点を設置したので初登をめざした。
②岳間茶:右 初登

ここは予定通り登れた。ビレイヤーは友田さん。
岳間茶上白折(右)5.11a   B10   20m   緒方一成
取り付きが上段から20mで、下段からだと26mになり50mロープはすっぽ抜けに注意、60mロープなら安心だ。

最上部を登るナカさん。

昼過ぎに小雨が降り、冷たい風が吹いてきたので撤収。
朝、集まられた方々に「五色岩概念図とトポ」をお配りした。
少し訂正もあるので、近日中にこのブログで発表したい。
せっかく大掃除して拓いたルート、たくさんの人に登っていただきたい。

帰りがけに道端エリアに寄った。
ここは約20名と更に「密」
③二郎(5.11c) 敗退
④シンシア(5.11a)リピート


帰り道、ロードスターが無事に3万キロを達成した。

そのまま、ホワイトデーのお菓子を買うついでに市内の「ボルダー天国」を訪れ、リソールしたミウラを受け取った。

2012年購入なので10年選手となった。
時々「買って良かったクライミングギア」を動画で見るが、私の場合はやっぱりこれ。
もう何度リソールしたか分からない。

岳間茶上白折(5.11a)開拓・初登

2022.3.6(土) 五色岩 23

今日の最高気温は15度、温かい風がざわざわと奥日向神の木々を揺らす。どうも春一番らしい。

①午前中は一人でproject8をシャントで登り、2月27日(日)に打ち残していたボルトを埋めた。

新しい相棒、Makita  ハンマードリル。

②右ルート下部に3本打。

③左ルート下部に3本打。

昼食はおにぎり1個、FD味噌汁、バナナ、チーカマ。

アフターコーヒーは「ネスカフェ:エクセラ ブラック」

午後2時過ぎにす~さん登場。
午前中は仕事をして山に来るのだから頭が下がる。

④Pro.8左ルートにトライ

ビレイは下部でしてもらった。
春風に吹かれながらうまく登れた。

⑤Pro.8右ルートにトライ

4ピン目から左と右が合流する。
上部のスラブが厳しい。
岳間茶上白折(右と左) 5.11a  B7 15m 緒方一成
右も左もグレードは同じ。

両方ともフラッシュした本匠帰りのす~さんが、
「5.11bでもいいのでは」と言われた。

写真で見るとゆるい傾斜だが、横から見ると出だしはかぶっている。下部は右が厳しい。

陽が長くなったのでトンネルエリアへ行った。
ここです~さんは「うし子 5.11b」をMOS。
素晴らし過ぎる。

⑥「うし子 5.11b」NG
下部で1テンかかった。

先日「筋肉痛が気持ちいい」とか記したが、どうも筋を痛めていたようで、左腕でロードスターの幌を開け閉めするのが辛い。

けほぎ橋にて。

好きな言葉は「筋肉痛」2

2022.2.27(日) 五色岩 22

この土日は急に暖かくなった。
2月23日(祝)の寒さが嘘のようだ。
あの日は寒い中「如月 5.11a」の初登をしたが、1便目に無理のあるムーブを起こして筋肉を傷めたらしく、珍しく筋肉痛になっている。
しかし、齢を重ねると筋肉痛になりにくい(筋肉痛になるまで追い込めない)のでなんとなく嬉しい。

春めいた陽気の中、昨日よりProject8に取り掛かった。
今日は「カニのハサミ岩」でもお世話になった友田さんにビレイをしていただいた。

①Pro.8をTr.で登り、ボルト位置決め
ドリル等の工具の荷揚げ。

②終了点設置、上からボルト埋め
ところがバッテリーが5本目でアウト。

③岩場の整備
ドロ落とし、Fixロープ張り、木こりなど

④Pro.8の右ルートにトライ

ハングのぬけ口はホールドが乏しくて厳しい。


4ピン目で左ルートに合流、上部のスラブも面白い。

2月12日に拓いた「ナイス~ 5.10a」を登るTさん。

このくらいはマスクを付けても余裕の登りか。
「サンダンサー5.10c」もOSされたTさん。
自分が拓いたルートを登ってもらうのが一番うれしい。

今日は明るいうちに帰路についた。
早く帰って車を洗うのもいい。
休日は仕事のように山に通い、ボルトを打つことを生活の基盤としている(なんのこっちゃ)私にとっては洗車もままならないのだ。        ※北山真氏のパクリ
今年のテーマに「スロークライミング」を標榜したのもそんな訳だが、物理的に開拓スピードが遅くなるのはどうもいかんなあ。

帰りの岳間地区で「岳間茶」を買った。

100グラムで900円近い「上白折」である。

昨年は100グラム750円の高級コーヒー豆を買っていたが、どうも体に合わないことが分かって、今は300グラムで500円ぐらいの豆にしている。
今晩このお茶を飲んでみたが、お茶はやはり高いものがうまい。

【追記】
~好きな言葉は「筋肉痛」~
このフレーズを私は相当好きなのだろう。
調べたら、この表題を使うのは2回目だった。
3回使ったら、多少ボケたと思って許して欲しい。

如月(5.11a)、開拓・初登!

2022.2.23(祝) 五色岩:21

寒いのは承知で日向神をめざす。

七城の道路で新しい道路標識を見つけた。

「自転車ナビマーク」というらしい。
自転車が逆行しないためだろう。

9:30
す~さんと五色岩の右壁に行く。

①トラバースルートの整備
広場から右壁までは緩傾斜のトラバースがある。
ロープだけでは多少不安なので、足場を設置した。
丸太3本をボルトとワイヤーでとめた。

②Project7にトライ1
2月11日に掃除、12日にボルトを打ったルートである。

2ピン目での開脚。寒さで足が開きにくい。
この上でムーブを間違えてテンション。
上までQDを下げに行く。

③Project7にトライ2
さすがに2回目はスムーズに登れた。

如月 5.11a   B5 15m 緒方一成」とした。
グレードは今日の感覚だと5.10c/dだが、試登時に少し苦労したこと、今日も2回目で登れたので11aとした。

第2登はす~さん。

最上部の大きなフレークを左上している。
す~さん曰く、
「こんな楽しいルートは初めてです!」

昼食後はトンネルエリアに転進。
④プチフェース(5.8) リピート

ここも寒いので早目の撤収。
今日の日向神は祝日ながら10名程度であった。

2月14日はバレンタインデー

2022.2.14(月) 徒然 79

2月14日、今日はバレンタインデー。

大小合わせて5個、まずまずかな。

♪ デンデンデデン デンデンデデン
武勇伝 武勇伝
おいらの武勇伝、聴いとくれ!
ある日のバレンタインデー
ナップサック一杯もらったぜ!
ちびちび食べたら、冷蔵庫に夏まであった

おかげで虫歯がちょっぴり増えた!
♪ デンデンデデン デンデンデデン

これは私がピチピチの小学校の担任、1年目の出来事。
この頃までは学校にチョコを持ってきても良かったのだ。
ところがこれには悲しい後日談がある。
このナップサック一杯のチョコの中に、実は同僚の若い女性からのチョコも紛れ込んでいたのだ。
私はてっきり「義理チョコ」だと思って何もリアクションをしなかった。「ありがとう」ぐらいは言ったかもしれない。

しばらくして、お姉さん格の先輩から呼び出され、
「あなたは、女性の気持ちがまったく分からない人ね。〇〇さんの気持ちが分からないの!!」と詰め寄られた。
「え、え~? あれは本命チョコ!」
私は驚くしかなかった。
彼女は深窓の令嬢で、とても私とは似合いそうになかった。
ホワイトデーの時、申し訳なさそうにデートに誘い、恥ずかしさを隠すためにおちゃらけてまったくリードできずに、ジエンド。
「逃がした魚は大きい」とはこの事だろう。

2018年6月2日、日向神:愛のエリアに新ルートを拓いた。

「義理チョコで勘違い 5.11a   B7   20m」である。
「本命チョコはあなたに」のすぐ右隣になるのでこんなルート名をつけたが、今思えば「義理チョコと勘違い」の方が意味の深いルート名になったなあ。

ところでこのルート。
当初は5.11b以上と目されたが、3人目のトライ者が左の「本命チョコ」のホールドが使えることを発見してグレードが下がった経緯がある。