日向神:ダム下開拓 No10 大掃除

2020.1.19(日) 日向神:ダム下エリア 開拓

同行は我が家から同乗の横山さん。今日は福岡からK君も来た。以前熊本での学生時代に何度か一緒に登った。あとはいつもの開拓団メンバー。
八女地方の天気は朝方に小雨も降ったが、ずっと曇りだったが。気温は7~8度か。

①上部樹林帯から先週K1さんが作った終了点を使ってラッペル、カンテ上スラブの大掃除をした。(前回、半分ほど掃除をしていた)
見た目はやさしく取り付きやすいふくらんだカンテラインである。
横山さんは灌木の伐採と片づけ。おかげで岩場が明るくなってきた。

②Tr.でトライ 1回目
3ピン目(予定)で早くも行き詰まり少しワープ。中間部も行き詰ってダウン。これは5.12のルートになるかも。

【昼食】
カオリンがタケシさんのミカンジャムをつかってレアチーズケーキを作ってきてくれた。今日来ていないK1さんには写メを送って見せびらかしていた。男は手作りケーキに弱い。

③Tr.でトライ 2回目
1回目ワープしたところで右へ逃げようとしたら、ベテラン横山さんが静かに「そこは真っ直ぐでしょう」と言われ、気持ちを新たにして取り組みなんとか直上できた。

中間部から上も一本指穴を掘りだし見事に突破、最上部にぬけた。

④Tr.でトライ 3回目
もう下部~中間部まではスムーズに体が動いた。
上部でテンションをかけたときは一本指穴を忘れていた。その後の丸穴スラブ帯は穴を引く方向がとても大事だった。

終了点が左にあったので最後は左に寄ったが、次回はこのルート用の終了点設置から始めなければならない。
当初は人生初の5.12ルートになるかもしれないと思ったが、下部で思い切った省エネムーブが見つかったり、ポケットホールドの掘り出しが進めば5.11b~cぐらいには収まりそうである。
17:00 終了
陽が長くなりずいぶんと遅くまで登れるようになってきた。

ダム下エリア開拓 No9 「さらばプレマシー(5.11c)」開拓・初登

2020.1.13(祝) 日向神;ダム下エリア

朝の気温2度、曇りで昼間も8度ぐらいか。十分登れる。
今日は日向神開拓団がみんな集まった。
①上部樹林帯からラッペル。新しいルートが拓けそうなところを掃除した。
上部のスラブは楽しそうだが、下部が登れなければスタートもできない。
②「象の目」ルートのすぐ左のスラブをTr.で登り、ボルト位置を選定。
11日に大掃除をしたところ。1ポイント登れなかったがなんとかムーブがつながった。
ゆきえさん、K1さんにも登ってもらい、意見を聞いた。
③「象の目」ルートのすぐ左のスラブをTr.で登り、ボルト位置を修正。
④そのまま道具を吊り上げ、ボルトを7本埋めた。
⑤マスターリードでうれしい完登。
ビレイヤーゆきえさん、カメラマン原口さん、見届け人タケシさん。
さらばプレマシー 5.11c B7 緒方一成」とした。

写真1 3ピン目から右へトラバース 直上する細いクラックは今のところ登れない。
なかなかバランシーである。

写真2 さあここからが核心。けっこうな指力が必要だ。

写真3 緩傾斜になっても厳しいスラブが続く

ルート名は今月いっぱいで廃車になる私の車「マツダ:プレマシー」から。
2000ccの7人乗り、荷物もいっぱい積めた。大きな事故や故障もなく、15年間も苦楽を共にしてきてくれたいい車。さらば愛しのプレマシー。

ダム下エリアは下の写真のように開拓中である。昔のルートの掃除や新ルートの開拓で岩や苔、木が頻繁に落ちてくるのでクライミングはいましばらく自粛していただきたい。後日、トポが作成され発表となるだろう。

ダム下 開拓 No8 岩松落とし

2020.1.11(日) 日向神:ダム下 掃除

今日の山友は熊本の横山さん。クレッテル時代の先輩である。
①トライアングル(5.10b) リピート
アップとしてはかなり厳しい。実質5.10cぐらいに感じる。
②必殺仕事人(5.11b) 敗退
トライ2日目。足の置き場がまだ定まらない。
③上部樹林帯から懸垂下降してスラブの岩松落とし
畳一畳分ぐらいの岩松がロール状になって落ちていく様はすごかった。丸い穴があいたスラブ帯が現れ、これからの開拓が楽しみだ。このスラブ帯に上がるまでが厳しい。
④「象の目」の左上に終了点設置

⑤下部10mをトップロープでトライ
左側の細いクラックはうまく使えない。右側に回り込んでじりじりと上がるが、今日の段階では一ヶ所登れていない。次回が楽しみだ。

ずっと上に広大なスラブが広がっている。

ダム下開拓 No7 象の目(5.11c)開拓・初登!

2020.1.5(日) 日向神:ダム下エリア

今年早くも2回目、朝は快晴、気温0度。陽がさせば暖かい。
同行者は日向神開拓団とキーボウさん。
①軽減税率(5.10a) OS
道端の小岸壁に今年の2日にできたばかりで、左から3本目のルートになる。

②大きなクラックのルート、リード1トライ目
1月3日にボルトを6本打った所。大きなクラックは中に入るかレイバックで行くか迷うところだ。スメアが効きづらく腕頼りになって2ピン目に架ける前に落ちた。中間部も足がなかなか決らない。上部のポケットを使うスラブは得意系か。
総合的に体力を使うので連続的なトライは難しい。

午前中はK1さんと上部樹林帯からラッペルして拓けそうなルートの物色。自分の実力に合ったルートの選択は難しく、どれもこれも掃除が大変だ。

③大きなクラックのルート:初登
慣れてくるとレストが何ヶ所か出来て、うまく登れた。
象の目 5.11c B6 12m 緒方一成」とした。
私が拓いたルートの中では最高グレードになった。

登っている私の写真がないので第2登をねらったタケシさんの写真を載せよう。
慣れないうちはけっこうパワーを使う。

開拓の足跡はブログのアーカイブ12月からの「ダム下開拓 ②∼⑥」を参照して欲しい。この後も周辺の整備を進めて登れる環境になってきた。

④∼⑥ 必殺仕事人(5.11b)トライ
ダム下旧ルートの一つで、最上部が難しい。愛のエリアを拓いた方々のルートでグレードは辛めだ。

次回は登れる自信を得て、本日は終了。

2020年 新春のご挨拶は日向神から

明けましておめでとうございます
みなさん、お正月をいかがお過ごしでしょうか。
私はお正月の三日間、山へ行くことができてよい年を迎えることができました。
今年はみなさんもたくさん山に行けますようにご祈念申し上げます。

1日(水)
午前2時、地元のお宮での歳旦祭から納骨堂・お寺を回って帰宅。
8時起床。例年ならば旭志元旦マラソンを走るのだが今年は大会が休止。
午前中はニューイヤー駅伝をTV観戦。贔屓の旭化成が連覇して幸先の良い元日となった。
家族で年始の後、午後3時から岩野山へ。
岩野山は昨年12月に大きな崩落があったので、米・塩・魚を持って行って「岩洞峰」で安全祈願をした。

奥の院トラバースなどで初登り。

2日(木)
午前中は箱根駅伝をTV観戦しながら親戚の年始。
午後3時から岩野山へ。我が家から10㎞なので車ならすぐ着く。
ウェルカムエリアトラバースを一応ルート化。奥の院の地下げ作業。
写真がないので、今年の年賀状に採用した写真を載せよう。

昨年5月、本匠の魚道エリアである。

3日(金)
私の62歳の誕生日。昔からこの日は山へ行く日となっている。
同行者がいなかったので昨年からの日向神でのプロジェクトにTr.をかけて登った。
2回目のトライ、何回も落ちたがムーブはつながったのでボルトを6本打った。かなり面白いルートになるだろう。

夕方、道端エリアに行くとまだ2人登られていた。
昨年の11月にできたファミリー壁左端の「一子 5.10a」を登っていなかったのでビレイをお願いした。

開拓者のK1さんに「ルート名は『一郎』の左側だから『令子』の方が良いのでは。」と進言したがすでに時遅しか。