愛エリ 復活プロジェクト 2

2019.1.27(日) 日向神:愛のエリア ルート整備

26日(土)
午前中は仕事。今期最大の寒波で午後からは平地でも雪。夕方は小雨になったが、山は雪だろう。
27日(日)
凍てつく朝。しかし昼間は晴れの予報だ。
天気が良いのに何もせず家にいることは精神衛生上、非常によろしくない。
また、肩も少し痛いのでジムに行く気はしない。
先週遣り残した作業があるので誰も誘わず一人で日向神を目指した。

鹿北から福岡県に入ると周りの杉山が白くなっている。道路の雪はほぼ融けているがけっこう緊張する。
日向神の岩山も北側は真っ白だ。

道端エリアをのぞくと、会友のNさんが登っていた。
「こんな日に来るなんてどうかしている!」とはお互い様である。
「次郎 5.11c」にQDがかかっていた。たぶん昨日、突然の大雪に見舞われて回収できずに帰ったのだろう。

愛のエリアの岩壁はきれいに乾いていた。特に上部の「愛なか 5.10b」などは日当たりもよく登ったら気持ち良さそうである。
早めの昼食を少し食べて、とりあえず右壁の「十日恵比寿 5.11a」の終了点打ち換えを行う。先週、ハンマーを忘れてきたが穴だけは穿っていたので作業は早かった。

更に、次の目標である「弁天山 5.11a」のリニューアルにとりかかった。
下の写真は先週掘り出した終了点。

上のほうから分厚いコケをはがしていくとスラブの端にアルミハンガーがあった。
約30年前の物であろうが、取り外そうとすると意外に堅牢で難しい。

終了点のRCCボルトもドリルを使って打たれたものらしく、なかなか撤去できない。
掃除に思いのほか時間がかかり、ソロでトップロープの試登をする気力は起きなかった。
それにしてもルートはけっこうかぶっているので「弁天山」が並の5.11aでないことは明らかだ。
リボルトは次回以降、「トップロープで登れたら」となる。

愛エリ右壁 復活プロジェクト

2019.1.19(土) 日向神:愛のエリア

「愛のエリア」は日向神の看板エリアであるが、上部の「右壁」は不遇な存在である。30年ほど前に野下、三嶋、新原らによって開拓されたが、いろいろな事情から登られることがなくほぼ自然に帰ろうとしていた。
唯一、「十日恵比寿 5.11a  三嶋昭彦」だけが日向神の「通」に好まれて登られていただけである。

2018年6月9日
「初歩のレイバック 5.10d 野下」ルートの掘り起こし。
6月16日
上記のルートからボルト2本分上に伸ばして終了点設置。
⑧「初歩のレイバックPLUS 5.11a  野下・緒方」の初登。
6月24日・7月16日
ルート開拓・掃除。
7月22日
⑦「今日もing  5.11a  緒方」初登
7月27日
④不明、⑤不明あたりの掃除。
8月2日
「十日恵比寿 5.11a  」RP。
2019年1月19日
①「猪鹿蝶 5.11c」と②「弁天山 5.11a」の掘り起こし。
この写真の中に何かが隠れている。

答えは「猪鹿蝶」の終了点

今日は①をトップロープでトライしたが全く歯が立たなかった。
ビレイは佐賀のMさんにしていただいた。
この2ルートはプロテクションが腐ったアルミハンガーと鉄のボルトなので今は登ってはいけない。
スラブ帯の分厚いコケもこの時期は乾燥して簡単にはがせる。ルートの開拓・掃除は冬季に行うのがベストだ。
実は今日、③「十日恵比寿」の終了点打ち替え作業に行ったのだが、なんとハンマーを持参し忘れていた。これからもしばらくは通わなければならない。
下の写真は本日の成果。ロープが垂れているのは②「弁天山」ルート。

本匠:武者修行 2

2019.1.14(月) 本匠クライミング 魚道・切株

2週続けての本匠。
約束していた会友のコシさんは息子さんが急な病気となり、岩友は現地調達となった。
晴れ渡った空だが気温は0度と低い。魚道エリアに陽が射すのを待っていたら10時になった。関東から遠征してこられたIさん、Tさんと登らせてもらうことになった。
①アッチャンフェイス(5.10a) R (リピート)
②夏男夏女(5.10b) OS
出だしはけっこう頭を使う。

エンジェルタワー(5.11a) OS
前回来た時はハトに邪魔されて取り付けなかった。

いつもは埼玉の二子山で登られているお二人は九州のクライマー人口の少なさに驚かれていた。快晴、3連休の魚道エリアにたった3人とは。
Tさんはけっこうなお年の女性だがエンジェルタワーをマスターオンサイトされた。お若いときは名のあるクライマーだったのではないか。
否、これぐらい関東では普通かもしれない。

午後は宮崎のKさんがいる切株エリアに進んだ。
ここには昨年からの宿題があった。

④ケイレンボーイ(5.11c) NG
ケイレンボーイ(5.11c) RP (2日間 4便目)
指穴を使う手順を考えたらうまくいった。

⑥草木も枯れる県民性(5.11b) NG
ここの指穴も相当痛い。変化に富んだ好ルートだが楽しむ余裕がない。
⑦草木も枯れる県民性(5.11b) NG
次回は登れそうな気がする。

ケイレンボーイをビレイして頂いたOさんに「4回目で登れたら楽しむ暇がなかったですね」と静かに言われた。なんとも奥が深い。
最後にKさんが「春雷 5.13a」をRPされた。力強く洗練された動きだった。

下りてこられると指から血が出ていた。名誉の負傷だ。
同い年なので大いに見習いたい。

帰りは産山~大観峰~菊池阿蘇スカイラインのコースをとった。
距離が赤水コースと変わらないので時間的にはかなり早い。

追記
「100岩・九州」のp142のトポ図では①と②のルート名が入れ替わっている。左が「草木も~」で、右が「ケイレンボーイ」である。
また、⑧「春雪」は「春雷」である。

「岩と雪」の希少本発見!

2019.1.13  「岩と雪」の希少本発見

3連休の中日、実家の屋根裏を片付けていたら「岩と雪」の入った箱が出てきた。長男ながら私が実家を離れて20年。いつの間に実家の実質的家長になった私の次女によって本棚は整理され、本類は廃品回収に出されたと思っていた。
発見された以下の2冊は貴重である。

①「岩と雪 72号」
特集は「アメリカのフリークライミング」

言わずと知れた表紙写真は「ヨセミテのビッグボルダーを攀るジョン・バーカー」である。
日本の登山界でエポックメイキングとなった戸田直樹氏の記事と写真がすばらしい。

ちなみにこの本の中に「Midnight Lightning」というルート名は出てこない。単にヨセミテの大石である。

②「岩と雪 87号」
この号から「アメリカ・岩登り武者修行の旅」(鈴木英貴+美智子)が連載されている。表紙写真は「夕映えのハーフ・ドーム北西壁」であるが、なんと表紙に「鈴木英貴氏の直筆サイン」が入っている。

サインの日付は発行から3年後の1985年で、日本に帰って来られたのだろう。
写真はワシントンコラムの「ASTROMAN」4P目を登る鈴木氏。

ハーネスはウイランス・シットハーネスで同じ色の物を私も持っていた。

この2冊は、約30数年前に私が熊本市藤崎宮近くの古本屋で買い求めたものである。雑誌(定価780円)だから当時200円ぐらいか。しかし、鈴木英貴氏のサイン本がどうして熊本の古本屋に安く並んでいたのか。価値観の相違とは恐ろしい。

2019 合志市カントリーマラソン大会

2019.1.12(土) 合志市カントリーマラソン大会

夜中からの雨も上がって、予定通り実施された。
会場は熊本県農業公園カントリーパーク。
受付が8:45まで。スタート予定の11:00まで時間があるので、暖房の効いた広い更衣室で仮眠をとった。
この大会は前のカテゴリーが終わり次第、次がスタートするので要注意だ。
数年前、スタートに間に合わず次のカテゴリーで走ったことがある。

走っている途中、走り終わった子どもたちがタッチを求めてくる。
今年の一般6kmには社会人野球チーム「ゴールデン・ラークス」の選手がたくさん参加していた。
結果は27分14秒で、25位/65人。昨年より14秒遅いが許せる範囲だ。
抽選会で座っていると腹直筋が激しくつった。これはクライミング時にシューズを履くときにも起こることがある。

参加費は1000円。参加賞は合志市オリジナルタオル、清涼飲料水1本、イモの天ぷら2枚、ホット牛乳。抽選会では10人に1人は何かしら当たる。特賞にはゲーム機や自転車があった。

昨年は会場にただよう「唐揚げ」のにおいに我慢がならず、帰りにスーパーで唐揚げを1パック買って食べたら気分が悪くなった。おまけに2日後、発熱してインフルエンザを発症してしまった。完全に「ランニング・モラルハザード」である。

意味不明なこと

2019.1.7(月)徒然

①パソコン(エクセル)の不調!?
1月4日ごろ、突然ノートパソコンのエクセルが開かなくなった。
毎月のカレンダー、予定表、家計簿等が開かない。
他のデータやネットには全く支障がない。パソコン自体が6~7年前に買ったものでこの頃は時々フリーズしたりもするので「ついに壊れたか。ウィルスか。」と半分あきらめた。
しかし何か対処法はないかと思い、ネットの「知恵袋」を探ってみると同じようなお尋ねがあり、答えもすでに上がっていた。
ベストアンサーによると、「1月3日にMicrosoftから送られた更新プログラムが2010年版のエクセルを開かないようにしている」とあった。
「?」である。
対処法は「エクセルの更新プログラムKB4461627をアンインストールする」とあったので、藁をもつかむ思いでやってみたら一発でエクセルが何事もなかったように復活していた。
1月6日(日)は本匠に登りに行って帰りは遅くなった。
もし山に行っていなかったり近くの岩場だったら菊池の量販店にパソコンを買いに行っていただろう。
これはもしかして、古い2010年版のパソコンを買い替えさせようとするMicrosoft社の陰謀ではないかと思う。
更新プログラムという名のウィルスだ。

②ファンヒーターの「秒速点火」というボタンの存在

このボタンを押すと確かに点火までの時間が短い。
何もしないと2~3分かかるのがこのボタンを押しておくと10秒ぐらいで動き始める。
さすがは「秒速点火」だと思う。
しかし、おかしい。
扇風機に「秒速回旋」ボタンとか、台所のコンロに「秒速点火」ボタンとかないぞ!
意味不明だ。

本匠:武者修行 1

2019.1.6(日)  本匠:宮前エリア

冬休みの最終日、一人で本匠へ武者修行に出かけた。
5:30に家を出たので途中時間つぶしに道の駅「あさじ」に寄ったり石像見学をした。

魚道エリアや切株エリアで5.11を春先から稼ごうと目論んでいたが、宮前エリアで馴染みのHさん、Mさんを見かけたので一緒に登らせて頂く事にした。

①ムー大陸(5.10c) R  (リピート)
②岩魚道(5.12a) 敗退(2ピン目まで)

③岩魚道(5.12a) 敗退(5ピン目まで)
④岩魚道(5.12a) 敗退(4ピン目まで)
⑤青巌峡ボーイ(5.11a) R

「岩魚道」にはムシャつけてマスターリードで取り付いたが見た目以上に難しかった。手は切れそうなホールドが多く足のほうはスルスルすべる。前傾の具合もけっこう強い。今年の目標の一つにしよう。

今日驚いたのは駐車場に大分ナンバーの車が多いこと。
クライマー人口は多分熊本の5倍ぐらいいるのではないか。
当然、強い人も多いようだ。
ちなみに、前高神社の参道脇は駐車禁止になったそうである。

 

2019 Birthday climbing in Hyugami

2019.1.3  日向神:クライミング

今日は私の誕生日。
誕生日には山に行くのが習わしとなって久しい。
新年からの岩友は山崎ご夫妻で、3人は同級生でもある。
快晴ながら気温は2度程度なので温かいバルコニーへ行く。
愛のエリアに車が3台、奥壁に1台、道端に1台。
バルコニーは私たちの貸切であった。
暮れの12月29日にもここで登ったので、今日はなるべく違うルートを選んだ。

①大蛇山(5.10c) R:リピート
②サスケ(5.10b) R
久しぶりだが楽勝であった。

③武勇伝(5.10c) R
登っているのはゆきえさん。

④スプリングスカイ(5.11a) R
終了点は立派なラッペルステーションだが、結び換えがいるので注意したい。
B10とあるが実質13本使う。1年に1回は登っておきたいルートだ。

⑤未知との遭遇(5.11b) R
2年前にRPしたが、それ以来登った人がいなかったようなホールドの苔具合だった。ホールドの選定力が試される好ルートだ。

3人だったので1人はカメラマン。そのため登った本数は少なめだが余裕を持って登れた。2019年も幸先が良い。
今日は「きこり」もして日当たり良好なテラスを補強した。
また、道端エリアには上から落ちてきた大木が丸太に切られて、格好のベンチにしつらえてあった。

 

 

2019 (平成31)年  元日

2019.1.1 徒然:年末年始の行事

2018.12.31 大祓いの神事
今年度、地元神社の宮総代を務めているので年末年始は行事が多い。
大晦日の夜11時から「大祓い」といって、一年間の災いや穢れを清める神事が行われた。準備は昼間から行い、紅白歌合戦でユーミンの歌を聞いてから参加した。
今年は全国的に天災が多かったが、割かしこの地域は平穏であった。
神事の後は「なおらい」でお神酒を1本空けた。
2019.1.1 歳旦祭の神事
0時を迎える前に一旦拝殿から下りて、若水で手を清めてまた上がる。
宮司による祝詞奏上の間、近くの寺からは除夜の鐘がまだ鳴り響き、どこか遠くでは花火の音も聞こえた。しんしんと冷えた拝殿で膝を立てるとつま先がしびれてきた。
「今年もよい年になりますように」と受け身に祈ることも良いが、「今年もよい年にしたい」と能動的祈ることが更に良いという宮司の言葉が心に残った。
また、「平成の30年間」は昭和の後で短く感じられるが歴史的には4番目の長さらしい。なんといっても戦争のない平和な時代であった。
神事の後は「なおらい」でまずはお屠蘇。

お神酒は3本空けて、宮総代が片づけをして終了。
家に帰っても足先がびんびんに冷えてなかなか寝付けなかった。

10:00 旭志元旦マラソン大会
結果は約7km(29分49秒 58位)であった。

この3ヶ月間、月平均30kmしか走っていない。
それなのにこの4年間、常に29分台で走れている。我ながら上出来だと思う。
町内駅伝の先輩、Nさんの背中が見えてきた。しかしNさんは年末に「腸ねん転」で入院していたという。来年こそは追いつきたいものだ。
数年前まで同勤だったMさんも元気だった。3月末で退職したら農業をするという。
同級生の中で一番マラソンが速かったO君は姿が見えなかった。走りすぎて体をいためたのかもしれない。
運動することを習慣化することが健康を保つ要だと思う。