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日向神峡の秋

2023.10.7(土) 日向神 198

秋の連休初日はゆっくりと日向神峡へ。

  菊鹿町内田川の近くにて

ヒガンバナが終わって、コスモスの元気が良かった。

日向神は道端エリアが賑わっていたらしい。
私は南面へ。

最初は「アケビとり」で、5個ゲット。
今日のメンバーは原口さん、タケシさん、ゆきえさん。

① 春告げ鳥(5.10c) リピート

② 三葉躑躅・エクステンション(5.10d) リピート

③ もっと危険な香り(5.11b) NG
見えないホールドがあるので上部をまさぐったら、なんと思ったところよりかなり下にあった。
④ もっと危険な香り(5.11b) リピート

昼食時、原口さんから「諸行無常の人生譚」を伝授していただいた。午後はハートエリアへ。

⑤ シン・パウダー(5.11b) リピート

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久しぶりなのでオンサイトトライ並みの強度を要した。

⑥ 上弦の月(5.11c) NG
前回出来た新しいムーブができずにテンション。オリジナルで登った。

小雨が降り出して早仕舞となった。
昨夜暑くて2度も目が覚めたせいか、今日は体の切れがなかった。

日向神ダム湖

水位が下がってボルダーが出現している。

自宅に戻って庭の草刈りを1時間できた。

今日も熱いハート!

2023.7.29(土) 日向神(ハート) 185

昨日の山歩きは相当疲れたが一晩で回復。
今日は日向神へ行った。
土曜日だが南面エリアは大賑わいだ。

午前中は南面でアップを2本登り、左の未開拓の壁にロープを下げて「キコリ」をした。

午後は実力者の楠田くんが来ていたのでハートエリアで登ってもらった。

     「十六夜の上」にトライする楠田くん

まずは「十六夜の上(5.11c)」だ。
流石に初見では登れなかった。
しかしムーブをばらした後は、2本目でRP!
たぶん第3登だと思われる。
私はプチトラバースで腰が壁から離れて1テンション。

次は「上弦の月(5.11b)」だ。
これはMOS!
相当右足でミシンを踏んでいたが、見事に登り切った。
ムーブがまた少し違っていたので、すぐコピーしてみた。
なるほど、どうして初見でこんな登り方が解かるのか不思議だがそれが実力者たる所以だろう。
個人的には先週の登り方が確実に感じた。

① 耳飾り(5.10bぐらい)   R
② サンフラワー(5.10aぐらい) R
③ 開拓
④ 十六夜の上(5.11c)    NG
⑤ メロディ(5.11b)     R
⑥ 上弦の月(5.11b)     R

今日もベッコウバチがクモを狩っていた。

「コカマキリ」からにらまれた。
動かなければ枯葉と見分けがつかない。

上弦の月、グレード改定

2023.7.23(日) 日向神 184

7月22日(土)
朝から庭の草刈り、そして畑道の草刈りを3時間。
畑道(生活道)は左右から草が伸びてきて車に当たりそうになってきたから。
草を土手に刈り上げる動作を相当続けたら背中の下部や腰が痛くなった。
夜は東側から雨がけっこう降った。
そして先週から左手中指第2関節が痛い。

7月23日(日)
いろいろな不安材料を抱えながら日向神へ向かう。
久しぶりに小原橋を渡る。

日向神:ハートエリアに着いてみると岩はよく乾いている。

① 十六夜(5.10c) R(リピート)

② ハーモニー(5.10d) R(リピート)
じつはこれ、2回目かも。

③ シン・パウダー(5.11b) R(リピート)
今日は核心部を左足のフラッギングで越えた。

          シン・パウダーの原口さん
       シン・パウダーをゆきえさんは遂にRP

④ 上弦の月(5.11c/d) NG
先日、YouTubuでこのルートを登られる方の動画を見た。

        上弦の月下部(5.10cぐらい)

その方はこの下部で相当苦労されていた。
スラブに足を乗せる技はあまり持たれていないようだ。
「核心部は絶対登れないだろう」と思った。

      上弦の月 核心部の辺り

ところが、その方はフェース系の核心部をすんなりと越えて行かれた。
動画をよく観ると、ムーブというか持つホールドがまったく違っていた。
そのムーブを今日、私もやってみた。

⑤ 上弦の月 R(リピート)
これはどうだ。
見え辛い足の踏みかえも遠いカチも全く気にならない。
目からウロコが剥がれ落ちたように無理なく登れた。
暫定的だった「上弦の月」のグレードは今日から(5.11b)で決定としたい。

⑥ 十六夜の上(5.11c/d) NG
初登いらい3ヵ月ぶりぐらいのトライで、アンダーガバの位置すらも間違えてフォール。

⑦  十六夜の上(5.11c/d) NG
ガバ取りは成功したがプチトラバースでテンション。
「次回は登れる!」という自信は付いた。

岩場に来てみると、不安材料はすべて払拭して今日も一日楽しく登ることができた。

            マドガ
         クモを狩るベッコウバチ
       ガードレールにはうナナフシ

今日も元気な虫たちに負けないように、トンネルやハートエリアからおじさんたちの大きな声がコダマしていた。

秋の日向神 開拓日和!

2022.10.30(日) 日向神 158 ハートエリア(9)

朝の気温は10度前後、菊池川沿いをオープンで走る。

はるか頭上をツルの大群が飛んでいた。
たぶん、鹿児島の出水市を目指すナベヅルだろう。

根引峠近くの林道にて。
杉林の木漏れ日が正面から当たりとてもまぶしい。

8:30、駐車場に着くと愛のエリアはもう車が3台停まっている。
今日のメンバーはK1さん、タケシさん、ゆきえさん、原口さん、そして私。

① 左側のproject4の掃除
ツナハンガールートのリボルトを目論んでいたが、とてもフリーで登れるラインではない。あっさり諦めた。

② 古賀ルート(仮称)1ピッチ  RP

グレードは5.10dらしいが核心部の数mは厳しい。
特に核心部を越えてクリップするところは緊張した。

ドヤ顔でのロワーダウン。
秋色のロケーションは抜群だ。(撮影はK1さん)
【追記】
このルートは「鼻から牛乳 (5.11a) B10 25m 古賀孝志」となる予定。
グレードは暫定。

③ 上弦の月(5.11c/d)  リピート
10月2日の初登以来2回目だが、ホールドを知っているから登れた。

④ project5の掃除
「上弦の月」のすぐ左の古いボルトライン。

私が掃除をしている間にK1さんが新しいルートを拓いた。

「前略、岩の上から (5.11b) B7 長友敬一」である。

初登者の頭上をノスリが舞う。

⑤ 「前略、岩の上から(5.11b)」 NG 
第2登をねらってトライした。

下部垂直壁のムーブはうまくできたが、中間部のトラバースでテンション。
その後もルートファインディング力が試される。

まだまだ楽しい日々は続く。

上弦の月(5.11c/d)初登

2022.10.2(日) 日向神 152

午前中2時間ほど、地域のお寺の枝落とし作業。
日当はお茶のペットボトル1本。
終わるとすぐにはやる心を抑えて安全運転で日向神へ。
昼前に着くと、流石は快晴の秋の日曜日、路上にも車を停めるところがないぐらいだ。
寿老人岩の末端壁(愛のエリア入口付近)では先日より開拓が進み、さっそくK1さんによる「ハーモニー 5.11a B11 23m」が初登されていた。
壁面の掃除も完璧にされている。

今日の昼飯。この頃は「おにぎり1個」になった。

① プロジェクトTr.試登
昨日のシャントによる「セルフTr.」ではまったくできなかったムーブがビレイしてもらってのTr.でできた!
② プロジェクトのボルト位置決め
③ ボルトの設置(9本)
シャントを2つ使って上まで登り、下りながらボルト打ちと掃除。
④ 初登トライ(1) NG

う~ん、ボルト打ちで右腕が半分つり始めていた。
3ピン目(核心部)からの足さばきでテンション。

⑤ 初登トライ(2) 初登!

3ピン目、慎重に足を乗せていく。

4ピン目を架けてからも厳しいムーブが続く。

5ピン目を架けても気は抜けない。
この後は5.10bぐらいのスラブが続く。

「上弦の月 5.11c/d   B9 24m 緒方」の完成である。
ビレイヤーはゆきえさん、カメラマンは原口さん。

この後、2名の実力者がトライしたが登れなかった。
「オレがオンサイトできないのは5.12だろう!!」といった意見はいつでも聞き入れたい。
いつでも5.12にグレードアップする準備は出来ている(笑)

夕暮れ迫るころ、下に下りると蹴洞(けほぎ)岩の上にきれいな月が出ていた。
この月は我が家に着くまで私の頭上で輝いていた。

月齢6.2である。
明日が「上弦の月」だが、ルート名に戴いた。