「国東半島」カテゴリーアーカイブ

国東半島:清水畑クライミングコース

2024.4.6(土) 国東半島 9

5:40 毎年恒例、春の国東半島へ出かけた。
目指すは「清水畑クライミングコース」と「花見」だ。

昨年は開花期が合わなかった院内町のハナモモ。
曇空で車の発色が今一ながら、第一目標をクリア。
熊本のサクラは終わっていたが、大分のサクラはちょうど満開。
宇佐神宮あたりの花は見事だった。

8:50 夷農村公園駐車場

後ろの稜線は「中山仙境(夷耶馬)」である。

霊仙寺、実相院、六所神社の前を通る。
人家もまばらな山間の里にどうして立派な寺社が3つも並んでいるのか、国東半島の謎。
六所宮の先から「国東半島ロングトレイル K-1ルート」に入る。
谷間の杉林だが、多くの石垣が積まれ、昔は田畑であったと思われる。

「ムサシアブミ」は初めて見た。
ゆっくり写真を撮りたいが、雨が心配で花に無関心な山友さんがどんどん先を行く。

1km弱で「後野越(峠)」に着く。
ここからがクライミングコースの始まりで、ハーネスを着けて背後の尾根に取りつく。

P3からは細い岩稜地帯を行く。
途中、走り去るメスジカを1頭見た。

三角点があり、この黄色い板が山頂の印かと思っていた。
ここでおにぎり1個の昼食。
ここから南に下るルートもあるらしい。
さらに右から回って5~6mのやぶ登りでピークを目指す。

ここが最高地点。
今回、「国東半島 山ガイド(豊嶺会)」を参考にさせていただいた。
尾根が痩せている分、ルートを大きく外すことはなかった。

北側のまき道に「ミツマタ」の群生地があった。
和紙の原料として有名だが、なるほど枝先が3本の枝に分かれている。

このルートは何回も繰り返す懸垂下降がキモで、50mロープは必携。
最後のP9の手前からは下に見える簡易舗装道路に向かって急斜面を一気に下り、時間短縮ができた。
全行程は距離5kmで、予定時間は8時間だが4時間34分で回り、雨にもあわなかった。

早く下山したので「夷谷温泉(くにさき六郷温泉)」で疲れをとった。

院内町「鳥居橋」のサクラは少し遅かった。

帰りの387号は雨で、車窓からの花見となった。

2023 秋の国東半島

2023.11.23(祝) 国東半島 8  ロードスター70

「勤労感謝の日」の朝焼け。魚眼調で撮ってみた。
7:05 自宅をミカさんと出発~小国~玖珠~院内
9:20 安心院:仙の岩

耶馬の中でも最大級、カメラの広角に収まらない。
地元の方に「車で上まで行ける」と教えていただいた。

鄙びたお寺があり、ご本尊は千手観音菩薩だった。

草生した地蔵様

誰も行かないような道を進むと、法道仙人木像があった。
近くの岩窟で修業をされていたらしい。

ウスイロコノマチョウの秋型と出会った
展望地から登ると頂上に達した。

「仙の岩 標高253.7m」 手前にハラビロカマキリがいた。

「仙の岩」全景 春はまた一段と綺麗だろう
ここより一路、国東半島の鋸山を目指す。

11:00 鋸山駐車場
遠方の稜線を目指す。

ここは反時計周りに歩くのがセオリーだ。
大観峰の誤字看板を見つけた。

尾根伝いに幾つかの鎖場を越える。

12:00 大観峰頂上
晩秋とはいえ、気温24度。夏山の恰好である。

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下りは八方岳、股覗き岩、語らい岩、経岩、無名岩、見返り岩などをたどる岩稜歩きとなる。

駐車場の紅葉とロードスター

ミカさんの撮影。

次は富貴寺を目指す。

秋の富貴寺大堂(国宝)である。
九州最古の木造建築(900年前)と云われ、拝観料500円で大堂の中に入ることができる。
大堂内の背側面にある消えかかった菩薩像は必見。

秋の国東半島はどこを走っても素晴らしい紅葉に出会える。
帰りは「宇佐のマチュピチュ」「メダカジム」などを見て回った。

国東半島・院内の旅(2日目)

2023.3.29(水)~30(木) 国東半島 山歩き

旅の二日目は鋸山駐車場から始まる。

このエアーテントマットは昨年8月に購入し始めて使った。
車への収納時非常にコンパクトになるので今回はパッキングに余裕があった。

2021年11月、鋸山(田原山)に登った時、ここから熊野磨崖仏までわずかな距離であることを知ったので、本日は熊野磨崖仏を目指す。
8:30 出発
見返り岩までは急登が続く。
尾根からの景色は春がすみで絵にならない。
見返り岩~熊野磨崖仏は下り440m。

熊野磨崖仏は国指定重要文化財で拝観料は300円。
今日は裏から来たし、山なので持ち合わせがない。

笑い顔の不動明王様に髪の毛が生えたように見える。

今年初めてのハルリンドウ。

これも初めてのマムシグサ。
もう山歩きは十分なので、次は院内の石橋を目指す。

道の駅「いんない」から歩いてすぐにある「荒瀬橋」
長い橋脚と美しい2連アーチ、橋高は18.3mもある。

荒瀬橋から下流を望む。
こんな深い谷川なので石橋が発達したらしい。
河岸には横穴がいくつも掘られている。(墳墓跡?)

御沓(みくつ)橋
橋の長さが59mの3連アーチ橋。大正14年に架設と新しい。

「石橋の貴婦人」と呼ばれる鳥居橋。

美しい5連アーチ。
名工:松田新之助のセンスの良さと情熱を感じる。

帰りも387号線で桜を愛でながら走る。
Uruさんの「コントラスト」は何回聴いても飽きない。

旅の最後に、地元の桜を見に行った。
もう夕方で桜も散り始めていたがこれも良い。

2日間で321km、山道は多かったがAv. 18.0km/ℓは優秀。

国東半島・院内の旅(1日目)

2023.3.29(水)~30(木) 国東半島 山歩き

「春休みになったら桜を眺めながら国東半島ドライブへ。山はどこを登ろうか?」
年度末の仕事をしながらずっと考えていた。

3月29日(水)~1日目
早朝から起きてはいたが、日の出前から走り始めては近場の桜が楽しめない。
6:30 出発

幸先よく、自宅近くの畑でキジのつがいを発見。
今年はヒナの姿が見たい。

名勝:菊池公園の桜。
まだ光は当たっていないが満開の桜は見事だ。
国道387号で大分県津江に入ると気温2度、オープン走行で心身共に爽快。

小国~玖珠~院内へ。
ソメイヨシノはどこも満開で見飽きない。
珍しい赤い花の下で1枚。

10:00 並石ダム:こっとん村

1年ぶりの並石耶馬、右のピークが鬼城。

10:30 スタート
今年は「YAMAP」を発動!
ダム堰堤を渡り、谷間から左の尾根にとりつく。
足元には真新しいシカの糞がいたるところに落ちている。

「鬼城クライミングコース」というだけあってなかなかの岩稜帯だ。

12:00 岩頭を右に巻いて去年も訪れた大きな穴。
ところがこの後、尾根に上る道を見失いずっと樹林帯を巻くことになった。

12:50 尾根

やっと岩稜に上がったらもう鬼城は目の前だった。

せっかく50mロープを持ってきたので1回懸垂下降に使った。

1年ぶり2回目の鬼城山頂。
この後、昨年は南東の谷を下ったが、今年は南西の谷を下った。

14:40 こっとん村着
全行程4時間15分、約5kmの山歩きで右太ももがつった。
山歩きには不向きで弱い体だ。
早く温泉に入ろう!

16:00 無動寺耶馬
「仙人湯」を目指していたら「無動寺耶馬」の下に来た。

こんな岸壁はめったにない。
並石耶馬で岩稜を巻いてしまい消化不良だったのでもう1本登ることにした。

登山口にある無動寺の羅漢像群。どの姿もユニークだ。

向こうの稜線はさっきまで歩いていた並石耶馬。(左のピークが鬼城)
また足をがくがくさせながら急坂を下りきると椿堂「遍照院」だった。

国東半島に弘法大師(空海)の像は多い。
椿堂の軒下には祈願成就した女性の長い黒髪がたくさん奉納されている。

「くにさき六郷温泉」の一つ、仙人湯。
入湯料400円、露天風呂にゆっくり浸かった。

温泉の外に出ると薄暮の中、裏山から音がする。

3頭のシカが人を恐れず下りてきた。
今日一日でロードスターと3台すれ違ったが、シカとも3回、計5頭を見た。
この日は鋸山登山口でロドキャン。

国東半島:津波戸山

2022.11.22(火) 国東半島 ハイキング 21

秋の国東半島で紅葉狩りを計画。
今回の山は「津波戸山」で、ある方のブログには「九州で3番目に厳しい岩稜歩き」と記されている。
う~ん、これは楽しみだ。

5:30 菊池の自宅
西の空にはオリオン座、東の空には三日月という贅沢な空の下、387号で東に向かう。
8:30 津波戸山登山口
ここまで130km、曇り、気温11度。

この後、しばらくは谷間を登り、左の岩稜にある6番石仏あたりから道は険しくなってくる。

振り返れば遠くに由布岳が見える。

石橋(右京の橋)を渡って石仏を拝みに行く。
石仏は88体あるらしい。

いたるところに鎖場がある。
登りならば鎖に頼らないようにしたい。
ゴム製の作業用手袋は必携だ。

約1時間30分で山頂着。
山頂は樹林帯で眺望はないので、少し手前の展望台で休もう。

これは下り道にある「弘法大師像」、元気が出るように御足を触らせていただいた。
ほかに夫婦岩、夫婦杉などもある。
谷間から左の道を登るとまた岩稜の下りになる。

薄曇りの空で由布岳がうっすらとしか見えないのは残念。
稜線の道は広く、他の耶馬の方が危ないのではないか。
谷間に下りたら小走りで駐車場へ。
約2時間30分で一周できた。

帰りに「鋸山駐車場」に寄った。
昨年は見事な「黄葉」だったが今年は「紅葉」が強い。
しかし曇り空で発色が良くないのでカメラの「油絵調」で撮ってみた。

するとこんな感じ。
帰り道の387号、院内~玖珠のワインディングロードがまた楽しみ。

国東半島:鬼城耶馬クライミングコース

2022.4.2(土) 鬼城ハイク 18

今回は並石(鬼城)耶馬を目指した。

【並石ダム:こっとん村から】

国東半島の山も、①中山仙峡(夷耶馬)、②天念寺耶馬、③両子山、④田原(鋸)山に続き5つ目となる。

この縦走は「クライミングコース」と呼ばれているので、単独行では今までで一番厳しいようだ。

装備は以下の通り。

ロープは8mmの50m。
靴は5.10のアプローチシューズ。


ダムを渡って遊歩道を行く。
ここから左の山道に入った。
本当は左の尾根から取り付くのだろうが、テープに誘われて谷間を登り稜線へ。


尾根を進むと岩頭に出る。
「ここでラッペルか?」とも思うが支点になるものがない。
もどって左から巻く。

やせ尾根を進むと岩峰に当たる。
ソロなので無理はできないが、それ以前にどこも登った跡がない。
右から巻いたり、左から巻いたりを繰り返す。
調査用の赤いテープとレジ袋を破って作った白いテープが時々見える。
支尾根も多く、ほとんど「ヤマ感」頼りだ。
そろそろYAMAPとやらの導入を検討したい。

巻道にも名所は多い。

ある時、左に巻いたら完全にルートを外した。
しかたがないので上部にある稜線まで危ないドロ壁灌木登りを強いられた。
参考にした地元ベテランクライマーと一緒に登った女性の記録でも道なき道を登っている。(剪定バサミ持参!)

こんなやせ尾根の方が歩きやすい。
岩峰をトラバース中に一回足元の岩が落ちた。
やはりトラバースは要注意だ。

後半、長いクライムダウンの所があり、大きな松が初めてあったのでラッペルを1回した。せっかくロープを持ってきたので使ってみたかった。

大きな鞍部を過ぎると突然赤いテープが増えた。
一般登山道に合流したようで、鬼城山頂は近かった。

手前の赤い部分はリュックのヘッド部分。
鬼城山頂までで約3時間だった。
バナナを1本とチョコを1個食べた。

鞍部へもどり、適当な谷間を下りたら最上部の民家の畑に出た。
ダム湖沿岸の遊歩道をたどり、約4時間で「こっとん村」に着いた。

今回のようなルートをバリエーションと言うのだろうか。
「ロープを出さなくても行けるが、落ちたら終わり」という、こんなルートはあまり面白味を感じないなぁ。

国東の紅葉と八面山クライム

2021.11.27(土)~28日(日) ロドキャン8 八面山5

事前の計画では、1日目は国東半島の田原山(鋸山)ハイク、「風の郷」温泉、富貴寺ライトアップ、夜はキャンプ。
2日目は津波戸山ハイクだった。
しかし、前日になって「八面山が近い」ことに気付き、急遽クライミング道具を車に詰め込んだ。

11月27日(土)
8:15 泗水を出発~小国~玖珠~院内で昼食、朝は気温3度。
11:50 鋸山登山口着、ここまでで130km、気温13度。

山名のごとく、のこぎりのような尾根を進む。
13:00 見返り岩~大観峰(山頂)

北には4月に登った両子山が見えた。
13:40 登山口下山
3時間の予定が1時間20分だった。

駐車場の紅葉は見事である。

14:20 六郷満山「富貴寺」
4月には少しルートが外れていたのでここは訪れていない。
富貴寺の紅葉はすばらしいとのことで、この日までとっておいた。
「富貴寺大堂」は九州最古の木造建築で国宝である。

拝観料500円だが、大堂の中で格調高い解説を聴くことができて満足。観光客が写り込まないようにするのが難しい。

16:20 八面山山頂 下見

17:20 金色温泉

入湯料700円。食事はコロナ禍の影響か出されていなかった。
八面山でキャンプ。
バイオトイレが新設されていた。

ロードスターのテールランプに焚火の炎が写っている。

11月28日(日)
晩秋の山の夜は寒い。たぶん氷点下2度ぐらいだろう。
寒さで1時間おきに目が覚めた。
冬のキャンプは苦行である。

晩秋の八面山上部エリアは多くのクライマーで賑わった。
一人で来ても【ビレイヤー】には事欠かない。
①鯉の滝登り(5.9) MOS 【ロボさん】
B10と長いが、フレークが多く快適に登れる。

②バースデー(5.10d) OS 【より子さん】

烏天狗のすぐ右のルートで、けっこうパワーを使った。
登っているのはより子さん。

③大内ライン(5.11b) NG 【薛さん】

4年前の宿題終わらず!

④大内ライン(Tr.) 【井田さん】
4年前に見つけたムーブを思い出した。
やっぱり何回か通わないとダメだ。
次回こそは登れそう。

⑤姫(5.11a) 敗退 【原さん】

4年前は2便目に登っているが、今日はもう腕が終わっていた。
眠れない冬キャンプのせいにしておこう。
何度も小用に起き、水分不足で腕がつった。

今日は大分県山岳連盟のクライミング講習会も行われ、旧知の吉野さん、原さん、宮本さんらとも会えて良かった。
中部エリアではリボルト作業が行われていた。

帰りは「青の洞門」に寄った。

こんな了海像を見せられると涙が出そうになる。
いつかゆっくりと洞門を歩いてみたい。


耶馬渓の一角。
帰りは中津日田道路から玖珠~小国~菊池へ。
18:00 無事に自宅着
走行距離334km、平均燃費17.1km/ℓ

国東半島の旅

2021.3.29(月)~30(火) ロドキャン 2

これまで行ったことがなかった「国東半島」で石像巡りをした。

29日(月)
8:00 泗水を出発。
主に387号を走った。どこも桜と菜の花がきれい。
あらためて日本の春を満喫。

11:00 宇佐神宮近く
約120km走って平均燃費19.3km/ℓを記録!
県道548号を走りながら、左手に素晴らしい岩稜と橋が見えた。

「あれが目指す中山仙境か?」と思ったが、看板には「天念寺耶馬」とある。ナビはもっと先を示している。
しかし、ナビに従って進むとどうもおかしい。
スマホもカーナビもかなり遠回りの道を示すので、勝手に近道を選んだ。
ところがこれが結構な悪路で苦労した。

12:40 中山仙境登山入口
ここでやっと昼食。
13:10 登山開始
登山口からいろいろな石像が出迎えてくれる。
やせた尾根だが低山で裏山の雰囲気。
札所(石像)とクサリ場が次々に現れ、徐々に高度を上げていく。

これが「無明橋」

右のピークが頂上。

14:20 山頂
三角点と天照皇大神を祭る大きな碑がある。
高曇りで気温も高く、今年初めて汗をかいた。
下りは絶壁の間を縫って高度を急に下げていく。

谷間に下りるとヒンヤリとして、サツマイモナリが咲いていた。

15:05 下山口
15:15 道路を歩いて入山口
途中に六所神社、実相院、霊仙寺と3つ並んでいる。
約2時間で一回りできた。

さて、中山仙境は楽しい尾根歩きだったが、惜しむらくはその歩いた尾根筋を横から見ることができない。
やはり気になるのはすごい岩稜ともう一つの「無明橋」がある「天念寺耶馬」である。
時間的にもまだ行けると思い、天念寺を目指した。

天念寺耶馬は「鬼会の里」から登り始める。
岩屋や石像がいたる所にあり見どころ満載だが、あまり登山者はいないようで道は少し荒れている。(これが良い)

ここはクサリ場で上の穴に抜けて無明橋に向かう。
ここの石橋はアーチ式で立派なものであった。
「よくぞこんな所に作ったものだ」と古人の信仰の力に驚かされる。
約40分で一回りできた。
近くに「川中不動」があるので見に行った。

なるほど、川の岸壁に不動尊が彫ってある。

手前には「身濯(みそそぎ)神社」ある。

どこを見ても普通の神社とはまるで違う。
それが「土足でおあがりください」だからまた驚く。
神社の裏手にある石像もユニークだ。

この神社だけでも半日は見て回れそうだ。

17:30 夷谷温泉
入湯料400円。シャンプー、ソープ付きは嬉しい。
サウナの中でイギリスの方に「春霞」という言葉を教えてあげた。

18:30 中山仙境農村公園
トイレ、水道、屋根付きの小屋に一夜の宿を求めた。

焚火台はステンレス網と四脚で1800円。
木材は裏手の河原から現地調達。
炎に照らされる山刀は30年前に2万円で買った代物。
やっと活躍の時がきた。
夜遅く、満月が上ってきた。

30日(火)
朝から近所のおじさんと話した。
方言は強いが言葉自体は柔かい。
今日は「両子寺・両子山、熊野磨崖仏」を目指す。

左下の箱はカセットコンロ。
広げると一畳ある銀マットは助手席に鎮座する。
まだまだ積載には余裕がある。
6:20 出発
マツコネナビは遠回りの大きな道ばかりを指示するので観光地図を頼りに走ったら、簡易舗装の「えっ?」という峠道で心細かった。
7:15 両子寺
「さあ、両子山(720m、国東半島の最高峰)に登ろう」と思ったら、入山料300円、しかも8:30にならないと寺の門が開かないときた。
仕方がないので、時間つぶしに有名な仁王像を見に行った。

みなさんは足を強くしようと、仁王様の丈夫な足をさするらしいが、私は腕を強くしようと背伸びして太い腕をさすった。

8:20 登山開始
奥の院の近くから「山巡り」コースに入るが、いきなりクサリ場となる。ここでは奇岩が普通の岩である。

「針の耳」という岩の隙間を抜け、「百体観音」を過ぎると本格的な山道になる。
しかしあまり踏まれておらず、木に巻き込まれた昔からのトラロープを頼りに急斜面を登る。
9:14 両子山山頂
今日はガスってなにも見えない。
天気が良ければ周防灘がすぐそこだろう。
下りは簡易舗装の九十九折りの道を歩いた。
えらく急な道でキャタピラー車でないと上れないだろう。
9:50 お寺に帰着
約1時間半で一回りできた。

この寺は六郷満山の山岳修行根本道場で、子授け祈願でも有名らしい。

10:40 熊野摩崖仏
今度はナビが集落内の急な細い道を指示してまた難儀した。
観光客はもう一つ横の大きな道からくるらしい。
ここも入場料300円。
100円分ぐらいはある坂道と鬼が作ったという階段を登る。
年配の女性が階段できつそうだ。
若いうちに来ておいてよかった。

これは不動明王像で右に大日如来像がある。
二体の表情や彫り方が全く違うのが面白い。
駐車場に隣接する「胎蔵寺」にも寄ったが、ここは金ぴかの石像がたくさんあって、また独自性を追求していた。

昼食は宇佐市の平成令和スポーツの森公園で食べた。
小国のゆうステーションや菊池神社の参道にも寄るが帰り道は早かった。
16:00 自宅
全行程354km、平均燃費17km/ℓ、気温24度。

初めての「ロドキャン」は無事故で終わり大満足である。
特に焚火台(MESH BONFIRE)は良かった。
今回は国東半島の観光地巡りとなった。
事前情報を仕入れないと後で「見逃した」と思うこともあろうが、写真など見すぎると「ここは前に来たことがあるような・・・」と思ってしまう。
だから今回の旅で一番印象深かったのは予定外の行動となった「天念寺耶馬」とその近くの「身濯神社」である。
また、国東半島の山道に彼女と行っていたら(彼女はいませんけど)、「あれ、この道さっき通ったよね!」とか「この道、誰も通っていないよ・・・」とか言われてケンカになっていたかもしれない。

ロドキャン前夜

2021.3.28(日) ロドキャン 1

この1年間、新しい環境に慣れないこともあったが平日は山にも行かず真面目に働いたおかげで、この春はまとまった休みがもらえた。
平日の休みではパートナーがおらずクライミングは難しい。
そこで、近年の憧れだった「ソロ・キャンプ」を思い立った。
車中泊は絶望的で普通車なのに荷物があまり積めないロードスターでのキャンプ、いわゆる「ロドキャン」である。

目的地はすぐに決まった。
まだ行ったことがない「国東半島」である。
①中山仙峡~低山ながら面白い岩稜歩きがたのしめそう。
②熊野摩崖仏と富貴寺・両子寺でパワーをもらおう。

一応、テント(2人用)やシュラフは持っている。
しかし、現代のキャンプの必需品である「焚火台」がないので、雨が上がった午後から買い物に出かけた。

庭のチューリップが元気。


焚火台はホームセンターのキャンプ用品売り場で1800円だった。
近くにダイソーがあったので、メステイン(500円)、ランタン(300円)、着火剤・鏡・手袋・石鹸箱(100円)を買った。


我が家の西側には鎮守の森がある。
明日の晴れを呼ぶ、夕日がきれいだった。