「長崎 野岳」カテゴリーアーカイブ

春の野岳

2024.3.9(土) 野岳 12

昨年12月の野岳クライムから約3ヵ月たった。
体調も良くて「もうそろそろかな、ヘールボップ彗星(5.11d)」と、毎日自分自身に投げかけてきた。

午前7時に山友さんと熊本市を出て高速道でみやま柳川ICまで。
その後は沿岸道路に乗り、鹿島市から萱瀬ダムを回り、野岳湖から岩場へ約3時間のドライブ。

① ダーティーレイバック(5.10b) R(リピート)
② ダーティーレイバック(5.10b) R(回収)
このルートは2回目、たぶん10年ぶりぐらい。
1回目はさくさくと登った記憶があるのにどうも今日は危なっかしい。岩も日陰でまだ冷たい。
アップが終わったころに、地元のTさんとKさんが「ヘールボップ」にヌン掛けを終了された。本当にありがたい。
③ ヘールボップ彗星(5.11d) 敗退

昨夜のイメージと今日の実態は天地ほどの開きがあった。
もっとイメトレだけでなく、実際の地道なトレーニングを積まなければならない。
④ セシボン(5.11a) NG
⑤ 恐怖のトラバース(掃除)

セシボンの右隣にありほとんど登られていないので上部はコケむしていた。
赤✖ホールドが多くグレードより難しそうで、特にルート名が凄すぎる。
ボルトが何ヶ所も打ち直され、先人の苦労の跡が偲ばれる。
⑥ 恐怖のトラバース(5.11b) Tr.
ルート名にも十分納得。
しかし、トップロープで登ればとても面白いルートであった。

⑦ ブラボー(5.11b) NG

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この頃Tさんらが掃除して復活させられたルート。
1ピン目は高くちょっと危ない。
このままだとまた誰も登らないルートになるかもしれない。
かなり研究させていただいた。
⑧ ブラボー(5.11b) Tr.
結局、右にある「ハートブレイク」のホールドを使っても相当難しいことが確認できた。
⑨ 魔の終着駅(5.11b) R(リピート)
前腕や指が時々つったが、なんとか登り切った。

改めて野岳の楽しさを味わった一日だった。

帰りは沿岸道路を荒尾まで、田原坂から熊本市内へ帰った。

野菜たっぷりチャンポンと餃子5個セットの夕食。

野岳で登り納め

2023.12.28(木) 長崎:野岳 11

6:00 菊池市発。(下道で南関~みやま市~沿岸道路)
8:00 佐賀市原口さん宅。(鹿島~平谷~大村~野岳湖)
9:30 野岳着。
私は野岳が再開して2回目、原口さん、ゆきえさんは約10年ぶりだとか。平日ながら好天の年末なので岩場は10数名と賑わっていた。

① 迎賓館(5.8) R(リピート)

【迎賓館を登るゆきえさん】
最後が5.8にしてはテクニックが要る。

② パイオニアスピリッツ(5.10b) R(リピート)

③ ヘールポップ彗星(5.11d) 敗退
アップを終えた頃に長崎のタカオさんがQDを掛けられていた。

【2ピン目 右足が濡れる】

【3ピン目 この右手がちょっときつい】
濡れた右足が斜めホールドで少し滑った。

【さあて、ここから!】
指が止まらない、足が乗らない。3フォールで敗退。

前回(2019年11月)は、恐怖のトラバース(5.11c)で消耗していた、マスターだった、お腹の不調など言い訳が山ほどあっても1テンで上まで抜けていた。
今回は、シューズが12年前の古いミウラ、気温が15度と高かったなど、言い訳としては弱い。「加齢」という言い訳はまだ早い。
気を取り直して、第2目標に転進。

④ 穴がほしい(5.11b) RP

【穴がほしい 2ピン目】
なぜか右腰に青いシューズ袋がひっついている?
このエリアは「100岩」の図と大きくちがうので描いてみた。

㊻は「赤い絨毯」、㊼は「ダーティーレイバック」、㊽が「穴がほしい」、㊾は「ごめんねシジュウカラ」である。
この狭いところに「?」のラインがあり、これは「蜂のムサシ(5.11b?)」だ。
「穴がほしい」は最上部のホールドが丸みをおびて持ちにくく、ライン取りも難しいので不人気ルートのようだ。
自分なりの解決策を練るのが好きな人におすすめの1本。

⑤ 魔の終着駅(5.11b) R(リピート)

前回は最上部で左から飛びついたが、今日は右からスタティックに行けた。

⑥ ハートブレイク(5.10d) R(リピート)

【ハートブレイクを登るゆきえさん」

⑦ アンダーツーアンダー(5.11a) R(リピート)

【アンダーツーアンダーを登るゆきえさん」
これでもかとガバが続くルート。

【スポットライトを登る原口さん」

帰りに佐賀市の登山用具店「ベースキャンプ」へ初めて寄った。
BERLのロープ「9.4mm 60m」と BLUE ICE ロープバッグ「コアラ オレンジ」を買った。
大満足の2023年登り納めとなった。
【追記】
ヘールボップ彗星の敗退は女性が登るYouTubeの動画で確認したところ、核心部でのホールド選択が間違っていたようだ。
これで次回はRPできるような気持ちになってきた。

4年ぶりの長崎:野岳

2023.12.9(土) 長崎:野岳 10

大雨による土砂崩れで登れなくなった野岳が今年再開された。
本日、2019年11月から約4年ぶりに野岳を登る機会を得た。
同行はあそ望山岳会の若手、オカピーさんである。

午前7時、植木支所を出発。
鹿島市から嬉野市~東彼杵~松原~野岳湖キャンプ場と走り、約3時間で岩場に着いた。先客の車は5~6台。

岩場はあまり変わらないが、広場周りの立木が減って全体的に明るくなった感じがした。

① 魔の終着駅(5.11b) R(リピート)
10年前、初めて野岳に来てさらっと人生初の5.11bをオンサイトしたので「野岳大好き」になった1本。
今日は上部まで楽に登ったのに最後の最後が非常に危うかった。

② スラブエンペラー(5.11c) RP
今日の目標だった。2016年にトライして敗退している。
7年ぶりともなると私の中ではほぼオンサイトに等しい。
シューズは古ミウラではなくクアンタムを選んだのが功を奏したのかもしれない。これは自分の成長を感じた。

写真は「スラブエンペラー」にトライするオカピー。
長時間の2トライで力を使い切ったようだ。

③ フリーフラワー(5.11c) R(リピート)
これも私の人生初5.11cルート。
今日はかなり余裕をもってリピートできたので、「まだ自分は成長期」だと思った。

④ 穴がほしい(5.11b) ホールド欠損でフォール
手持ちのトポにこのルートは色が付いていない。(RPしていない)
トライをしたような記憶はある。
ローカルの方に尋ねると、「穴がほしい」を登っている人を見たことがないとのこと。すぐ左に「蜂のムサシ」があり、これは5年ほど前に開拓者の方に教えていただきトライした覚えがある。
とりあえずトライしてみると、見た目より悪い。
1mほど右に外れ、ボルトラインに戻ろうとしたときにアンダーホールドが欠けて3mほどフォールした。

⑤ 穴がほしい(5.11b) NG
なんとか右からのトラバースをダイナミックに決めたが、上部のホールドが丸みを帯び、苔むしていてテンション。
ワイヤーブラシを上げてコケ落とし。

⑥ 穴がほしい(5.11b) NG
思い切りよくホールドを取りに行くムーブが続き、力尽きた。

このルートはラインどりの難しさ、隣のルートとの兼ね合い、上部の丸いホールドなどあまり人気がないのはよく分かる。
しかし、面白みのあるルートではある。
早めに次回のトライができれば登れるだろう。

16時に終了。
帰りはゴルフ場の横を通って山の中の細い道を走って鹿島へ下りた。あまりお勧めではない。
19時、植木支所に無事到着。

※今日はカメラを忘れるという痛恨のミスを犯し、写真が少ない。

【追記】

オカピーさんから送っていただいた写真。
「スラブエンペラー」は写真より実際は立っている。
野岳では他に類を見ないスラブだ。

広場の全景。正面のしみ出しは多くなったようだ。
右端の大木は枯れている。
陽が差すと暑すぎるかもしれない。

野岳で作戦ミス!

2019.11.2(土) 長崎:野岳クライミング

秋晴れの3連休、初日は会山行で長崎県大村の野岳。
参加者はユジンさん、白ちゃん、さんちゃん、私の4人。
7:30 熊本の我が家~植木IC~みやま柳川IC~10:10 野岳 約120km。
今日の野岳は先客が10人ぐらいで、合計15人。
神戸からMおさんとAさんのペアが来られていた。日向神でお会いして以来5年ぶり、相変わらずお元気そうである。
①セシボン(5.11a) R(リピート) 一応アップのつもり。
ここで、右隣の「恐怖のトラバース 5.11c」が気になった。以前のコケコケが随分ときれいになっている。前回トライして、核心部のクリップができずに敗退しているが「上から長ヌンを架ければ行けるのではないか?!」と思った。セシボンから下りながら核心部にQD3連結の長ヌンを架けた。
横では野岳初見参のさんちゃんが「スポットライト 5.8」をオンサイト。

②恐怖のトラバース(5.11c) NG
やってみて、このルートはリップをトラバースするのではなく、3ピン目からリップに上がるのが設定ルートに思えた。この辺りの薄カチは持ちにくく左腕が消耗した。

③ヘールボップ彗星(5.11d) NG
下部は思ったよりも楽に登れたが、上までマスターで登れるほど甘くはない。核心部手前で左手指に力がこもらないことに気づきテンション。恐怖のトラバースで左腕を消耗させたのが今日一番の作戦ミスだ。
1テン後は素直に登れた。

【昼食】
珍しくストーブを持参してカップ麺にした。意外と水分がたくさん摂れて、午後のことを思うと他はあまり食べたくない。ゆっくり休んで腕の回復を待つ。
④ダーティーレイバック(5.10b) R
さんちゃんの為にトップロープを仕掛けた。
近くの「魔の終着駅」では白ちゃんが渾身のトライを続けていた。

⑤ヘールボップ彗星(5.11d) 敗退
核心部の3手と足が連動せず、フォールを繰り返して敗退。
お腹にガスがたまり、本日の50%に達する女子率の中では登りながらオナラをする訳にもいかず注意力散漫。昼食のカップ麺が作戦ミスの第2弾だ。

本命に架けてトライ数を減らしたので本日はまだ5本。
このままでは帰れぬともう1本だけ登った。
⑥魔の終着駅(5.11b) R
このルートは相性がいいのか、疲れていても登れる。

最後に本日の会山行の記念写真を撮った。

左後ろは遂にタンクトップを卒業したしのぶさん。
個人的には少し寂しい。

 

あいみょんと野岳

2019.4.27~28 審判講習会と野岳クライミング

10連休の初日に長崎県大村市でのJMSCAスポーツクライミング審判資格更新研修会が入ってきた。
熊本からは10名程度参加するが翌日に野岳に行くのは私だけなので一人で運転することになる。そこで、「あいみょん」のアルバムCDを3枚も借りて聴きながら行くことにした。
4月27日(土)
9:00 自宅発。大村市での受付は13:00なのですべて下道でいった。
佐賀市に入ると有明湾岸道路がまた伸びたりしているので、車の古いナビよりスマホのマップを頼りに運転していたらいつものようにごちゃごちゃになった。大きくは間違わないのだが、どうも納得できない道ばかりである。
13:00~17:00 審判資格更新研修(大村市コミュニティーセンター)
研修が終わり、会場の隣が「シーハットおおむら」で体育館の人工壁をシロちゃんと登ろうと思ったが予約制でかなわず、見ただけだった。
18:30 野岳湖キャンプ場
イオンで食料買い出しをしてキャンプ場のバンガローへ。
宿泊はキーボウ、シロ、ミポリン、アヤネ、岳連理事長、そして私の6人。
バンガローは1棟4500円、質素な作りだった。
私以外は28日の大村高校である「九州ジュニアクライミング大会」の選手、応援である。

4月28日(日)
朝、九州ジュニア組と分かれて付近の散策をした。湖の彼方には三角形の端正な峰、たぶん経ヶ岳が見えた。
大きな吊り橋を渡ると大きくてきれいな公園があった。ここで「ロザ・モタ」の記念碑を見つけた。

マラソン史上最強と云われたポルトガルの選手である。何故こんなところに記念碑があるのかは不明だ。足形もあったので重ねてみた。たぶん彼女は24㎝ぐらいであろう。

今日の野岳は車が4台、10名であった。山口県から一泊で来られていたグループに加えてもらった。目標は12月に登れなかった「ヘールボップ彗星 5.11d」である。
①ホテルイレブン(5.11b) リピート
このルートは6年前、初めて野岳に来た時にオンサイトしていた。それ以来のトライである。6年の加齢で「もしかしたら登れないかもしれない」という幾許かの不安もあったがなんとかクリアーすることができた。
②ヘールボップ彗星(5.11d)1回目 NG
東ルートにQD(クイックドロー)が架けられたので右上に3本架けた。あわよくばRPを狙ったのだがそう簡単にはいかない。

③ヘールボップ彗星(5.11d)2回目 NG
このトライで左ヒールを使う技を身に付けた。次回は登れるという自信を持った。

④ヘールボップ彗星(5.11d)3回目 NG
なんと、取り付きで手や足が滑り(濡れていた)2回もフォール。指先がひりひりとなり、核心部も越えられずに地元の方に回収をお願いしようかと弱気になったが、なんとか自力で終了点まで達することができた。
ちょうど小雨も降ってきたので撤収した。
下の写真はお世話になった山口のグループ、辻さんが「リドラー5.11b」をRPされているところである。女性の方の粘りも半端なくすばらしかった。

私の平成最後のクライミングは残念ながら結果を残すことはできなかった。しかし、諦めない気持ちの持ち方と来るべき「令和」の時代は体作りから始めようという思いに至った良い機会となった。

帰り道の佐賀~柳川はやはりごちゃごちゃ道になった。
「あいみょん」の過激な歌詞を聴いていると一人でも眠くなることはなかった。

春の野岳

2019.2.24(日) 長崎:野岳クライミング

7:00 北区植木支所~みやま柳川IC~鹿島~野岳
今日は数年ぶりに空さんとのクライミング。
野岳は冬場に来ることが多く、春は初めてかもしれない。
途中、龍頭泉に行くGさんとKさんに会う。
9:30 野岳着
気温6度、高曇りで多少冷たい。もう正面壁は賑わっている。
①スポットライト(5.8) R(リピート)
②パイオニアスピリッツ(5.10b) R
③フリーフラワー(5.11c)NG
上部のハング下でジャミングを使い痛かったのでテンション。
④フリーフラワー(5.11c)R
5年ぶりのリピート。取り付く前は「5年前より力が落ちているのではないか」という一抹の不安があった。登ってみて、成長した自分を感じた。
⑤⑥始発駅(5.11c)RP
わずか2ピンの短いルート。
5年前はまったく登れなかったのでここでも成長を感じた。

⑦ヘールボップ彗星(5.11d)NG
QDを借りてオンサイトトライ。核心では思い切りが足らずにフォール。
1テンで上まで抜けた。

⑧ヘールボップ彗星(5.11d)NG
早く帰るというHさんにQDを架け替えていただいた。せっかくのご恩に報いることもできずNG。まあ、次回が楽しみになった。

きれいな方にビレイしていただき、少し舞い上がっていたかもしれない。
⑨ミスター礫(5.10a)R
野岳では難しい方の10aだと思う。ラストを右のテラスに上がって苦労した。

 

野岳:一年ぶり

2018.11.4(日) 野岳:クライミング

長崎:野岳は約1年ぶりである。
いまだ行く度に1~2本のOSやRPできるルートがあり、やる気がでる。
今回の目標は「レッドローズ 5.11d」と数日前に定めた。
7:00
泗水を出発。植木ICから高速に乗って、みやま柳川ICで降りる。
主に444号線を使って佐賀~鹿島市~平谷~萱瀬ダム~野岳。
9:30
野岳着。今回は11月の会山行で、キーボウ、ユジン、あり吉、かなちん、なお、にゃじ子、私の7人が参加した。
①迎賓館(5.8)リピート
②レッドローズ(5.11d)MOS

フリーフラワー(5.11c)の左側のルートで、出だしのハング越えなどルート的に似ている。このルートは今まで見逃していた。
③恐怖のトラバース(5.11c)NG

トラバースを始めると×印のホールドが幾つも眼前に表れ、岩は苔むして落ちたらただでは済まないランナウトに心が折られた。
④セシボン(5.11a)リピート
QDを回収するため5年ぶりにリピートした。
⑤迎賓館(5.8)QDの回収
⑥アンタレス(5.11b)リピート
2年ぶりのリピートに自分の成長を感じた。
⑦蜂のムサシ(5.11+)NG
「ダーティレイバック」と「穴がほしい」の間の狭いところにある未発表のルートである。1年前に開拓者のOさんに教えていただいた。核心部は薄かぶりに厳しいカチで、クリップも難しい。

上部も右の「穴がほしい」のガバは使わないでボルトは共有するなどややこしいがムーブの面白みは十分過ぎるほどある。
⑧蜂のムサシ(5.11+)NG

この辺りは頭上の大木が倒れ、壁がすっきりと見えるようになった。

今日はアミノサプリを2本飲んで腕のつりもない。あと1本登りたかったがメンバー内に「もう帰ろう」という空気が流れていた。今回は初心者が多いのでしかたがないと思った。
「野岳に来ると地面を歩くのがもったいない」と言って、がんがん岩に取り付いているしのぶさんの後姿をまぶしく見ながら野岳を後にした。
ところが、車に乗ると帰りに太良町のカキ小屋に行くことが決まっていたのだ。「えっ、カキ小屋は来月の予定だろう!」

2017年、登り納めは長崎:野岳

2017.12.30  野岳クライミング

今日の同行は会友のキーボウさん、ユジンさん、白ちゃんの3人。
天候は曇りで気温は10度ぐらい。
寒いということはなかったが、小さなカチを持つ指は多少痛かった。

①迎賓館(5.8) リピート
2013年1月3日、55歳の誕生日に初めて野岳に来て最初に登ったルート。

②蜂のムサシ(5.11+) NG
ダーティーレイバックのすぐ右のルート。「穴がほしい 5.11b」と思って取り付いたが、とても難しい。トポの図とかなり違うので開拓者のOさんに訊くと上記のルート名だった。
隣のルートに近く、上部に右のガバを使わないという限定があるので掲載されていないようだ。登るには面白いルートである。

写真で登っているのは「ダーティーレイバック」。すぐ右が「蜂のムサシ」で、写真の中央辺りが「穴がほしい」となる。

③ツゥーフェイス(5.11b) 敗退
リドラーの時も最初はかなり苦労したがこれも同じにおいがする。
1便目は尻餅をついて落ちた。
2便目は1ピン目を架けるので精一杯。

午前中はいいところなく終わった。
ミニカップラーメン(カレー)と餅3個の昼食。

④ホワイトブレス(5.11c) NG
上部のハングをどう越えるか、試行錯誤。
慣れぬ左ヒールまでやってみた。
⑤ホワイトブレス(5.11c) RP
ムーブが解ればすんなり登れた。

⑥パワフル魂(5.12a) 敗退
クイックドローが架かっていたのでダメ元でやってみた。
ダメだった。とにかく指先が痛い。
写真に撮って、作戦を練ることにした。

⑦ダーティーレイバック(5.10b)リピート
クィックドローの回収で登った。
レイバックの部分よりも上部が手ごわい。

キーボウさんは左足を痛めているのでアプローチシューズで登っていた。
今日は長らくビレイをしていただいた。
白ちゃんは「ミスター礫」で渾身のクライミング。
ユジンさんは「長崎県人の逆襲 5.13a」にトライ。来年に持ち越した。


今日は開拓者のOさんにお会いして、福砂屋のカステラを戴いたのが嬉しかった。
野岳には今年たったの2回しか来ていない。
これじゃあ佐賀市のあたりでいつも道に迷うはずだ。

恒例:野岳と牡蠣小屋

2017.12.23   野岳クライミング

今日は「あそ望山岳会」暮れの恒例行事:野岳と牡蠣小屋だった。
7:00 熊本市北区役所を出発、みやま柳川ICで高速を降りて佐賀市をぬける。
9:40 長崎:野岳に到着。風が全くなく、絶好のクライミング日和だ。
会の恒例行事ということで、会員外も含めて10名の参加である。

①ザトウ虫の館(5.10c)MOS
アップのつもりだったが、結構登り甲斐があった。
写真のヒロさんもOS。

②③④日だまり(5.11b) RP
2便目に「登れる!」と確信していざ登ろうと思ったらロープをつけていなかった。
こんな落ち着きのなさで登れるはずがない。
3便目でやっとRPできた。大反省である。
写真は中間部のスラブ帯。上部のポケットホールドは小さい。

⑤ピナクル65(5.11c/d) NG
かぶりぎみのカンテで、元気なときにまたやろう。

⑥アンダーツゥーアンダー(5.11a) リピート
野岳は初めての人が多かったのでヌンチャクを架けた。

⑦赤い絨毯(5.11b)RP
昨年トライし核心部で敗退していたので苦手意識が先行していた。
下手に落ちると流血で岩が赤く染まるらしい。
数日前なんとか登るためにルート名ぐらいは漢字で書けるようになろうと「絨毯」という漢字を何回も練習した。
その成果があって、本日マスターでRPできた。
左足のフラッギングが我ながらうまくきまった。
写真は核心部を上りきったところ。

⑧魔の終着駅(5.11b)リピート
クールダウンのつもりだったが、半分腕がつっていた。

15:40 クライミング終了。
記念写真を撮って一路太良町の牡蠣小屋へ。

20:30 北区役所に無事到着。

 

1年待った野岳:アンタレス

2016.12.18 野岳クライミング

一年前の野岳の課題は「リドラー 5.11b」だった。
その時、リドラーはなんとかRPして、午後は「アンタレス 5.11b」に取り組んだ。
2便目には1テンで抜けたのですぐにRPできると思いきや、どうもバランスを崩す1テン地獄に陥りついに登れなかった。
夏に1回野岳を訪れたが、アンタレスはしみ出しがあって登れなかった。

12月18日(日)、7時に北区植木を出て9時半に野岳についた。
あそ望山岳会恒例行事なので、熊本・福岡から総勢14名の参加だった。

一年ぶりのアンタレスへのトライ。
マスターでRPをねらったが1ピン目をかけてなんとテンション! 天気は快晴なれどまだ日陰で岩の温度は4~5度か、指先がまったく止まらない。
とりあえずA0でヌンチャクだけ掛けた。

「追憶の森 5.11a」は核心の1ピン目クリップがちょうど目に朝日が当たり、あてずっぽうで右手を伸ばしたらハングの上で指先が止まった。上部はやさしくMOS。

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【写真はニアミス】
「ニアミス 5.11b」はこれも1ピン目が核心らしく、右手のアンダーがうまく決まってMOSできた。

さて、お目当てのアンタレスは、・・・なんと下部が登れない! こんなはずじゃあなかった。核心はまだその上なのに。
事前研究と気合は十分だったが、右腕ひじの腱鞘炎が気がかりで十分なトレーニングを積めていないという「いい訳」が体に満ちてくる。

pc180912-1【写真はアンタレス 撮影はヒロジーさん】

午後の1本目。
昼食時のドリンク剤、寒いのに熊本城マラソン赤Tシャツ、そしてギャラリーの目を利用して気合を入れる。
下部を自分のムーブで突破して微妙なバランスを強いられる核心部に入る。
左に体が開き気味になるところを右手の指先が耐えた。
この瞬間、成功が見えた。
上部のカチ持ちには自分の成長を感じた。
アンタレス(5.11b)のRPをユジンさんの「特性ぜんざい」で乾杯していただいた。

その後、「赤い絨毯 5.11b」にトライして跳ね返された。また来年も野岳に来る楽しみができてしまった。

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野岳クライミングの後はみんなで恒例の「牡蠣小屋」へ。
今回は多良町の「大福丸」に寄った。
牡蠣はもちろん、今回はホタテ貝のボリュームに驚かされた。
一人1800円で大満足であった。
来年は「ぜんざい」も恒例になりそうである。