「岩野山」カテゴリーアーカイブ

雪の鹿牟田峠から岩野山へ

2025.2.8(土) 岩野山 48

「今季最強寒波の居座り」で今日の山は諦めていたが、7:20の日の出を迎えるとえらく晴れている。
日向神に新しくみんなが取り付けるルートを拓こうと思い、気温0度ながらロードスターをオープンにして出発。
七城まで来ると、八方ヶ岳方面はかなり白くなっていてちょっと不安になった。
鹿北で国道3号線から県道13号に入る。

鹿牟田峠近くの集落と山。

県境の鹿牟田峠を越えると突然雪が深くなった。
熊本県側は融雪剤がまかれていたのに福岡県側は真っ白になっていた。気温も低くしばらくは解けそうにないので潔く引き返した。(写真は峠に戻っているところ)
         【君子危うきに近寄らず】

3号線にもどり、今日のドライブの締め括りにアイスを買った。
ここで普段はなかなか行けない「ワークマン」に行くことにした。

山鹿市で見つけたすごい名前のホテル。
そして3号線を走っていて「岩野山」に寄ってみようと思った。
岩野山は国道3号線から分かれて1分間で着く。
駐車場には珍しく車が停まっていた。
2ヵ月前、鬼岳ミーティングで会った「だかしょー」さんだった。

① デズイリハング・ダイレクト(5.10b) (Tr.)

岩野山「ロックタワー」

気温は2~3度、日陰のカチは冷たくて持てない。
ホールドが欠落したようで、見た目からして5.10bではない。

② 夏の思い出(5.11a) NG

写真は「夏の思い出」に初見トライするだかしょーさん。
ここは日当たりがいい。
私もやってみたが、右手の下にヒールをかけるところは覚えていたがその後が続かない。いろいろ試して手と足の順番を考えたらぎりぎりで体が上がった。
2回練習したので次回は久しぶりに登れそうだ。

その後、一緒にグランド・トラバースを楽しんだ。

「無法松」で買った脚絆(きゃはん)は1,120円なり。
岩場の掃除用だが、クラック登りのくるぶしガードに使えないか?

1月3日 山へ行けません!

2025.1.1~3 岩野山47 五色岩26 徒然141

1月1日(水)
大晦日の夜から地元の神社で大祓いの儀式、明けて一旦拝殿を下りて手口を漱いでから歳旦祭。
直会(なおらい)から帰ったのは午前2時だった。

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

今年の餅は「餅つき機」の故障で非常に出来は良くないが、山用コンロで焼いて雑煮に投入、うまかった。
ひいきの旭化成駅伝優勝を確認して岩野山へ。
3年連続岩野山での初登りとなった。

今年も良い1年になりそうである。

夜は孫がもらった(私からの)お年玉の「メタル3Dパズル」を一緒に組み立てた。これで142ピースもあって難しい。330円とコスパは最強!

1月2日(木)
3日に「野岳での本番」を控えているので軽く体を動かそうと日向神へ向かった。

快晴の下、つる橋を渡る。
とりあえず一人なので五色岩の整備に向かう。

五色岩の開拓は2022年の春からで、3年経って足場の木材が古くなったので取り換えた。

五色岩は南面でスラブ主体のエリア。
5.6~5.11aまで11本ある、冬の初~中級向きエリアだ。
トポはこのブログで「2022年3月15日、五色岩、トポ」と検索して欲しい。
正午になり「びっくりフェース」の整備を行うタケシさんと昼食を食べた後に分かれた。
私は明日に備えてバルコニーで軽く登るために下山した。

ここで事故は起きた。
樹林帯の急な下りで道を少し外れ、「この下に車があるのでそのまま下るか?」と迷った瞬間、足元の落ち葉で滑った。顔に小枝が当たり注意が上にいってしまいお尻から「ゴン!」と落ちた。
下に岩があったのだろう。激痛で背筋がピンと伸びてしばらく動けなかったが、痛みが引いてきたらなんとか歩けた。
車に乗って駐車場へ。
バルコニーにナカさんたちがいたので1~2本登らせてもらおうと荷物を持って上がっていった。
そしてハーネスを着けようとしたらお尻の左側が痛い。触ってみると股下に卵大のたんこぶができていた。
ナオミさんから「早く冷やした方がいい。お風呂には入らないように」と言われ、下山した。
さて、車に乗ろうとしたら左のお尻がものすごく痛く、触ると大きく腫れていた。
マニュアル車はエンジンを始動させるために左足でクラッチを踏まないといけないが、そのクラッチが踏めない。
左お尻に大きなこぶができて当たるので、右お尻にタオルなどを敷いた。左お尻に体重がかからないように座席を一番前に出しシートを立て、サイドブレーキレバーを左手で握りしめてエンジン始動。幸いなことに骨には痛みが全く出ていない。
ダムを渡り大渕へ下る。県道13号で峠を越え、国道3号線へ出た。信号で止まるとスタートが地獄、左尻を浮かして1~2~4速と間引いてシフトアップするたびに冷や汗が出た。
帰る途中で明日野岳で登ろうと約束をしていた方々にお断りのLINEを送付した。
山から約50キロ運転して、2次被害をなんとか回避して帰宅。

お尻を触ってみると左が大きく腫れてしかも股間に近い所がカチカチに硬くなっていた。
夕食は椅子に座れず立って食べた。
夜、腫れ方がひどいので近くの国立病院に電話をしたら「担当医が小児科なので日赤に連絡してください」と言われた。
立っても横になっても痛く、寝るときは右下横向きになったが眠れるのか?

1月3日(金)

【岩野山駐車場にて】

「103」はロードスターのナンバーではなく、私の誕生日。
67歳になった。
朝起きるとかなり痛みが引いている。しかし腫れはひどい。
打撲なので病院に行ってもどうしようもなさそう。
擦過傷から出血していたのでキズパワーパッドを貼るために初めて下着を脱いで鏡で見て驚いた。
左お尻が大きく腫れて部分的に硬く黒くなっている。更に陰嚢が真っ黒く5倍ぐらいに腫れているではないか!
       ※写真はあるが掲載不可
午前中は横になって箱根駅伝で青学大が優勝するのを観て過ごした。

【元気に育つポトスとオリヅルラン】

「今日から少しゆっくり過ごしなさいと神様が言っているのかもしれませんね」というLINEもあった。
これ以上は悪くならない1年間と67歳の始まりだった。
現在このブログは立って書いている。立つと痛みはほとんどない。
後は仕事始めの7日に車の運転ができるよう静かに暮らそう。

変わる岩野山

2024.10.27(日) 岩野山 46

左目の白内障手術から4日目、岩登りはまだ自重しよう。
朝6:30からお宮掃除、9:00からMLBのワールドシリーズ(ドジャースVSヤンキース)をTV観戦。
昼は大学女子駅伝で5区の不破せいら(拓殖大)の走りまで観戦。
午後2時、我慢できなくなって岩野山へ出かけた。

広場がまたきれいに整備されていた。

ロックタワーの左のブッシュも見事に草刈がされていた。
ついでに泥も全部落とせば新たな課題ができそうである。

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せっかく公園並みにきれいになっているので、もっと岩登りが盛んになっても良いのにと思う。

こんな落し物があったので、誰か来ている。

久しぶりに岩野山山頂を訪れた。

ゴルフ場はすっかりメガソーラー基地に変貌しつつある。
下りは西の尾根道を通ったが、北側斜面もすごい数のソーラーパネルで覆われていた。
やぶ蚊に追われて歩くと汗をかいた。
車にもどると、気温計はなんと29度だった。

帰り道、ふと「小野泉水の岩場」の現状を見ておきたくなった。
行ってみると予想以上に周りの樹木が繁茂してうす暗く、登る気にはとてもならない。

近くに「鬼のいわや古墳」なるものがあることに気付いたので行ってみた。

説明板によると大きな円墳で、この入口から10mほど奥に玄室があるそうだ。

「モモグレ」をズボンにいっぱい付けて駐車場に戻ると、あそ望のシロキリさんに会った。
彼は私の中では「東の室伏広治、西のシロキリ」的な方である。
今年の9月にはイタリア:トルデジアンというヨーロッパアルプス330kmを6日間で走りぬくトレイルランニング大会に出場、70歳代の部で優勝されている。
今日は孫の守をするただのお爺ちゃんだった。

この土・日は今夏に「10月23日の白内障手術」が決まってから、比叡山:エンドウォールを断り、九重での宮大山岳会総会を断った。特に25日は目が痛かったので自重して良かったと思った。

そしてこの2日間は診察1回、銀行等ATM3回、保険屋さん1回、野球観戦2回、アボカド鉢増し3個、アジサイ定植3本、洗車1回、ドライブ1回、地区のお宮掃除1回、山歩き1回、ボルダー1回、読書「老いてこそ生き甲斐(石原慎太郎)」、ブログ2回更新など充実していた。
山に行くとショートを5~6本登って一日があっという間に終わる。たまにはこんな土日もいいなあと思う。

【追記】
衆議院選挙は手術をした23日に期日前投票しています!

真夏の岩野山 Ⅱ

2024.8.14(水) 岩野山 45

真夏の岩野山にあっちゃんや佐賀大探検部が来るというので午後から出かけた。私は今夏2回目である。

真夏の快晴でも若者たちは元気に「カンテ左」を登っている。

「ぺったんこスラブ(5.10c)B6」は午前中なら日陰、午後は熱い!

「夏の思い出(5.11a)B6」は午後から日陰になった。
厳しいのは1ポイント、後半は快適なフェースとカンテ。

「ドミノライン(5.10b)」の出だしはかぶり気味で、私はジャミングを使う。

ここは午前中に日陰となる。

広場の様子が7月27日(ブログ:真夏の岩野山)から大きく変わっていた。相変わらず熊本のTさんがクライマーのためにご尽力されているようだ。
午後4時、雨雲が近づいてきたので下山。
私が家に帰りつくと激しい夕立になった。

真夏の岩野山

2024.7.27(土) 岩野山 44

午前7時、庭の草刈りを1時間半。大汗をかいた。
午前10時、Danさんと岩野山駐車場に集合。
ゴルフ場がなくなり太陽光発電所が建設予定で駐車場はきれいになり、山道も軽トラなら通れる道路になっている。
やぶ蚊は相変わらず多い。(岩場にはいない)

岩野山には時々草刈りやトラバース練習に来ていたが、ロープクライミングは久しぶりである。
調べてみたら、2021年1月3日以来、3年6カ月ぶりだった!

①カンテ右(5.8) R(リピート)
ホールドが小さいカンテの真下から取り付くと5.10aは十分にある。

②カンテ左(5.8) R(リピート)

プロテクションがカンテの左にあるというだけで、無理にこだわらず登って良いので5.8。右に出ない登り方も可。

③ぺったんこスラブ(5.10c) NG

相当久しぶりにやってみたら見事にNG。
これは「スラブルート」ではなく「カチルート」である。
足はズルズルではなくスルスルで摩擦係数が0.1ぐらい。
登り始めたときはまだ日陰だった。

④ドミノライン(5.10a) R(リピート)
これも相当久しぶりにやってみたらぎりぎりだった。
ちなみに1ピン目のボルトは初登の時なかった。
当時はかなり驕り高ぶっていたのだろう。
今はないと絶対登りたくない。

ドミノラインのクラックで見つけた「ヤモリの卵」

⑤ドミノライン(5.10a) R(リピート)
都合によりもう一回登った。
暑さで指皮が柔くなり、頭痛も出てきた。(水不足)
しかしここはロックタワーの裏側で唯一の日陰、しかも風が吹きおろしてくる。

最後にDanさんのビレイを1本して今日は早めの終了となった。
夏の低山クライミング、しかも南面は厳しかった。

帰りに寄ったコンビニで「コカ・コーラ500mL」をつい買ってしまったのは頭痛のせいか。
朝からアジサイの葉を爆食するマメコガネを「ゴキジェットプロ」で瞬殺しまくった祟りか。

正月も山へ行っております

2024.1.1~2 岩野山43 山歩き33

明けましておめでとうございます
今年もみな様が楽しく山に行けますように、
心よりお祈り申しあげます
           令和6年 いっせい

1月1日(月) 元日
新型コロナ禍の前は、午前中に「旭志元旦マラソン」を約8kmほど走ってお昼にお節を食べ、地元の寺社に初詣という1日だった。
今年は姉や親戚の年始がなかったので午後は暇になり、岩野山へ出かけた。

今年の初登りは、岩野山でのボルダー。
「奥の院トラバース」で新年の調子をみた。(◎)

草刈りをしたら、バッタがズボンに付いていた。

【岩野山の山頂】
波切不動明王が祀ってある。後ろの山は山頭火が一時期住んでいた味取観音がある平尾山。

駐車場に枯葉が乗った不審な原付バイクが放置してあったので植木交番に届けた。
夕方、警察から電話があり「数日前、岩野山で体調が悪くなり救急車で運ばれた人がそのうち取りに来るまで置いてある原付で、事件性はない」とのことだった。
登山道には数日前に切られた小枝が散乱していた。よく岩野山を自主的に整備されているTさんだろうと思った。ちょっと心配である。
TVをつけて正月番組の「芸能人格付け」を見ようとしたら能登地震が起きていて、アナウンサーが「高台に逃げてください!」と叫んでいた。

1月2日(火)
明日は日向神に行く予定なので、箱根駅伝を観ながら年賀状でも書こう (今頃!) としていたら、3日は雨予報であることが分かった。
あわてて地元の鞍岳(1119m)に行くことにした。

東登山口から馬酔木のトンネルを抜け、「子岳」から登った。

数日前の真白い阿蘇山が嘘のように暖かい正月だ。
高岳の左側の稜線が鷲ヶ峰と北尾根で、その先に根子岳があり、更にその向こうは祖母山かな。

後ろにいたカップルの会話。
女「あの白いモコモコした山はなに?」
男「阿蘇さんだよ」と、優しく応えた。
愛の力はえらいな。

本日の昼食は「ぜんざいとアスパラガス」
ガスボンベに「2010.1.6」とあり、まだ使えた。
ロドキャンの時はガスカートリッジの「タフ丸Jr.」だからなあ。

山頂の石を積んでみた。

もう一つ積んでみた。

帰りのラジオで、青学大の往路優勝を聴いた。
なんか今年もいい年になりそうだ。

夏の岩野山

2023.7.2(日) 岩野山 42

梅雨の合間、久しぶりに岩野山へ行った。

鬱蒼とした木々に囲まれた駐車場。
以前、日当たりの良いときはクズの葉が生い茂り通れないこともあった。
昔と変わらないのは「やぶ蚊」の多さ。
ハッカ油スプレーがまったく効かない。(去年のものだから?)


           大きなキノコを食べるキマワリ
               これはクロカミキリ

やぶ蚊は岩場まで付いてきたが、明るい所にはほぼいない。

岩場の様子はあまり変わらない。
基部に沿っていつものトラバース往復を行う。

       左が正面壁、中央が奥の院、右がロックタワー

中央ルンゼの草刈りを行った。
正面壁を右上してロックタワーまでトラバースをした。
ロックタワーの下部は薄かぶりで、往復する課題はけっこう楽しい。
せわしなく動き回るキマワリの他には夏祭りの太鼓の音が聞こえる岩野山だった。

2023 岩野山で初登り

2023.1.1(日) 岩野山 41

昨年は大きなイベントが続き、大変充実した一年だった。
山は日向神:五色岩の開拓からハートエリアの開拓へと移った。
年間の目標だった「5.12を拓く」ことはできなかったが全力を出し切った感はある。
車は「美しく走る」ことができて、無事故無傷で過ごせた。

12月31日(土) 夜
大晦日は地区の寺総代をやっているので、寺籠りがあった。
紅白歌合戦を観終わって久米区の「安国寺」へ行った。
午前0時前から鐘を衝いた。鐘といっても「半鐘」である。
「ご~ん」ではなく「カーン」となる。
半分の54回で止めた。(私の煩悩はこのくらいかな)

近くの久米八幡宮で大祓い、歳旦祭、直会(なおらい)があって、厄入りの方が奉納した清酒を飲み干し、その流れでお寺まで歩いて来てもう一回飲む。
今年は3年ぶりの飲み方だったので盛り上がった。
4度だった室温が一気に9度まで上がった。
午前3時ごろお開き。

1月1日(日)
初日の出を拝むことなく、ゆっくり起きたらニューイヤー駅伝がもう3区を走っていた。旭化成が12位ぐらいでなかなか上位にならない。
昼食でお節料理と雑煮を食べた。
午後は初登りに「岩野山」へと行った。

誰もいないけれど、新しいチョーク跡があった。
同好の士がいるだけでうれしい。
以前は苦労した「奥の院トラバース」が楽にできた。

あまり皆さんご存じない岩野山山頂の祠。

帰り道にある「味取観音」に寄った。

ここは漂泊の俳人「種田山頭火」が堂守をしていたことで有名。
かなり以前にここを訪れたときは鄙びた観音堂というイメージだったが、久しぶりに来てみると「瑞泉寺・味取観音寺・神武神社」の神仏習合地で、山中に千手観音石像が数十体散らばり見どころいっぱい。

鐘の向こうに今年の干支「卯」が跳ねていた。
なんとも縁起が良い。

午後からの岩野山

2022.2.20(日) 岩野山 40

昨日は一日中雨。
今日は最高気温5度と冷たい風の一日。
そこで午前中は北京五輪の女子カーリング決勝をTV観戦。
日本の「ロコ・ソラーレ」は惜しくも英国に敗れて銀メダルだったが、先日の準決勝:スイス戦も夜中まで観た。

午後は雑用を済ませ、あまりの天気の良さにつられて久しぶりに岩野山へ。

トラバースを2回するだけで肩に力が入ってすぐ満足。


これも久しぶりに山頂へ登った。
鞍岳や阿蘇は白くなっている。
この後は、西尾根ルートで下山。


駐車場のロードスターの写真を白黒に加工して「冬枯れ」を演出してみたが、後方の桜が咲く日も近い。

帰り道に、これも久しぶりに泗水西小学校の近くを通った。
そこでちょっと寄って、高鉄棒で懸垂や蹴上りの練習をしようと思った。
すると運動場の隅にあったはずの高鉄棒がなんと撤去されていた。

今どきの子どもたちは高鉄棒なんてまったく使わないからなあ。
そして、こんなものを設置しておくと変なおじさんがやってきて勝手につかうのを嫌がったのかなあ。

※カテゴリー「体・トレーニング」の「鉄棒トレ 2」を参照

岩野山のルート整理

2021.3.21(日) 岩野山 38

植木:岩野山のルートを幾つか整理した。

①「山の声 5.9 緒方」
夏季に登るルートとして北側に拓いたが誰も登らない。

②「体年齢35歳 5.11a   緒方」
初登以来、誰も登らない。

③「モンローウォーク 5.11a    緒方」
初登以来、誰も登らない。

④「ニッケ栗まんじゅう上部」既存ルート
上部壁の中央を既存のボルトで登っていたが、終了点の岩頭があまりにも危ない。(下記に写真あり)

⑤「上部壁 右ルート」既存ルート
これも危ない。

下の写真は2015年当時の上部壁からのラッペルである。

それが今や下のような状態である。


久しぶりに訪れた方は「ここはいったいどこだろう?」と思うほどの常軌を逸した伐採である。
そのために下のような看板が設置された。

これを見て、私は自分が設置した終了点とハンガーを全て撤去しようと思った。
しかし、木を切った熊本市のTさんと話す機会があり、Tさんは「ゴルフ場からも直接注意を受け、もう木は切らない」と明言され、ゴルフ場から岩場に行く場合に許可を取ることは以前と同じなので全てのハンガーを外すことは止めた。
とりあえず、誰も登らないルートと危ないルートを整理した。

今後は事故を起こさないことが第一なので、以前から危険視されている上部壁の終了点とハンガーは外した。

もうこの岩頭が落ちるのは時間の問題と思える。
地震や台風、大雨の後は特に注意が必要だ。
ハンガーも危ない。

これはアンカー部分が岩の中でクルクル回り、ナットが外せなかった。以前、ここの終了点の1本は手で抜けたことがある。

オールアンカーの浅打ちばかりである。

あらためて、クライミングは「Own  Risk(自己責任)」で行うことを確認したい。