2020年 今年の振り返り

2020.12.30(水) 徒然 48

今年を振り返るために、私はいつも「10大ニュース」をまとめる。
世界の1位は、「アメリカの新大統領にバイデン氏」(読売新聞ニュース)
国内の1位は、「新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言」だった。
我が家の1位は、「1月、ロードスター(ND)納車」だ。

数年前に熟年離婚をした後、初めて会った女性クライマーから「山に人生を捧げた方ですね」と言われたことがある。
「お~、世間はそんな風に俺を見ているのか!」と少しショックだった。
この頃会う人は「ロードスターの調子はどうですか?」と言われる。世間の目もだいぶん変わってきたと思う。
第2位は「娘や孫との同居」
第3位は「急な転勤」
第4位は「日向神:ダム下での開拓・初登」
第5位は「愛のエリア:エレキバン(5.12a)のRP」
・・以下続く。
今年も多くの出来事があり、とても老け込む暇がない。

今年のルート開拓は日向神:ダム下エリアに集中した。
特に「素敵なロドライフ」は初めて5.12aを付けた。
来年は多くの方に登っていただき、評価を仰ぎたい。
日向神には合計60回通った。
昨年(2019)は36回だからほぼ2倍だ。
日向神は自宅から片道45kmと近いのが良い。
しかしコロナ禍や豪雨の影響で本匠が1回、野岳と八面山は0回であった。

さて、2021年はどんな年になるのだろうか。
今、ダム下エリアに3本の開拓中のラインがある。
「明日はあそこでヒールを使ってみよう」とか前の晩に考えるのが好きだ。
大きな夢や長期的な計画を立てるより、目の前のなんとかなりそうな小さな希望を一つずつ掴んでいくのが性に合っているようだ。
最強寒波の襲来で窓の外にはうっすらと雪が積んでいる。
暇つぶしに来年のカレンダーを作り始めた。

よいお年をお迎えください。

八方ヶ岳:カニのハサミ岩でクライミング

2020.12.26(土) 八方ヶ岳:カニのハサミ岩 1

放射冷却で凍てつく朝。
昨日やっと植えたビオラの花びらも霜に覆われている。

こんな日はもちろん快晴。
風もなく最高のクライミング日和だ。

先日より山友の澤田さんから「ハサミ岩のルートがある程度まとまったので、あそ望山岳会で登りに来てほしい」との連絡を受けていたので、わくわくして八方ヶ岳に向かって軽トラックを走らせた。
カニのハサミ岩まではキャンプ場からの林道は通行止めになっているが、山の神釣り堀方面からは車で行ける。
車を降りて谷を20分ほど登るとこれも通行止めになっている上の林道に出る。
参加者はキーボウさん、マスモ夫婦、白ちゃん、いっせいの5人。開拓者の澤田さんと川津さんは先に岩場で待っておられた。

この岩場は、リングボルトからぺツルのアルミハンガー全盛の40年前ぐらいまでは登られていたらしい。
この1年間ほどは澤田さんを中心にフリークライミングの岩場として再開拓されている。
ショートはもちろん、6ピッチほどのマルチルートも開拓中で、熊本の岩場としては大きな可能性を秘めている。

①お茶会ルート・スーパー(3ピッチ 5.10c) OS
キーボウ・いっせい

3ピッチ登ると「お茶会テラス」という広い岩頭に出る。
ヘルメットが似合わないのが私。右側が澤田さん。
シングルロープ2回のラッペルで基部へ。

②ジョンソン・エンド・ジョンソン(5.10c) OS

登っているのは白ちゃん。

③山岳部門成年登攀男子(直登 5.10a)OS
2ピン目が若干遠く、5.10aにしては難しく感じた。

登っているのは私。

④山岳部門成年登攀男子(右 5.10a)OS

⑤西稜第2ルート1Pのみ(5.10b) OS

登っているのはキーボウさん。

今日登ったのは「西稜エリア:上部壁」である。
マルチルートが6本もあり、1ピッチのみのショートルートとしても登れるように整備してある。
5.7~5.9のルートも多く、初心者でも楽しめるエリアになっている。南面なので秋~春がシーズンだろう。

今日からこのブログに「八方ヶ岳」というカテゴリーを追加した。また行こうと思う。

今月、初めての休日

2020.12.25(金) 徒然 47

今月これまで6日間の休日はあったが、すべて日向神クライミングに費やしていた。「土日は日向神」が日常化して平日は体の休養日となっている。
今日は久しぶりの平日休み(有給)で、やらねばならぬことが溜まっていた。
①運転免許センター
5年ぶりの運転免許更新。もちろんゴールド免許で30分講習。
眼鏡視力がどうもぎりぎり通過だったようだ。
このごろのクライミング時は裸眼で、どこかアンバランス。
前回の更新時、センター前で久しぶりの献血をして、「5年後もゴールド免許だったら献血しよう」と決めていたが、今回は平日であったためか献血カーが来ていなかった。

②ド○キ菊陽店
めあてはフルグラ800グラム。年末年始用に509円で3袋も購入した。

③職場
忘れ物を取りに寄った。ところがその「忘れ物」が見つからない。先日も同様のことがあり、私よりも10歳は若い同僚の女性に話したら「私なんか、しょっちゅうですよ」と慰めともとれる言葉を言われた。いや、私にはめったにない事だけに記憶の喪失が2回続いてなにか自信を無くした。

④介護老人保健施設
父の洗濯物と洗った衣服を交換しに行った。

⑤床屋
行きつけの床屋さん。平日なのにお客さんが多くて一時退散。

⑥コンビニ~郵便局
昼食を買い、ATMでお金を下ろして郵貯銀行に入れた。

⑦市役所(支所)
マイナンバーカードの電子証明書有効期限更新。この支所で再雇用で働く同級生のY君と会った。「まだ走っているかい?」「いや、走るのは体に悪いと分かってからもう走っていないよ」と答えた。彼はいつも背筋が伸びている。

⑧図書館
4冊返して正月用に9冊借りた。
「絵巻で見る徒然草 第十三段」から、
「一人、燈火のもとに、文を広げて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。」

⑨自宅
ちょっと遅めの昼食はコンビニで買った「キーマカレー」で、
500Wの3分30秒。

⑩再度の床屋
先客が4人もいたが時間はあるので「ゴルゴ13」を読みながら待つ。後から今どき珍しく非常にタバコ臭い人が隣に座って閉口した。しかし、マスクを鼻までしっかり覆うと意外にも匂いがしなかった。ユニ○ロのマスクには防臭効果がある。

⑪ガソリンスタンド
軽トラックにガソリンを入れた。久しぶりで、給油キャップはうまく開けられないし、燃料は軽油かレギュラーかで少し迷った。

⑫ホームセンター
孫がサンタさんに頂いた「ドローン」のコントローラーに単4電池が要ったので買いに行った。
そして今頃ビオラの苗を5個340円で購入した。帰って夕闇迫るなか、チューリップの球根とビオラ苗をやっと植えた。


免許センターで隣に白いロードスターが停めてあった。

今日もダム下

2020.12.20(日) 日向神:ダム下(下の岩)

先日、「下の岩」と「さくらのエリア」のトポが「K1HUT」に公開されて、一仕事が終わった感じがした。
しかし、次の仕事は粛々と進められている。

その一環として、「下の岩」の左端にわずかに残されたスペースの掃除を行った。
短くて傾斜が強く、ホールドが乏しいスラブである。

私の開拓コンセプトは「誰もが登ってみたくなるルート」だ。
「えっ、これで5.11c?! ちょっとやってみようかな」
だからどれも安近短(安全・近場・ショート)になる。
今回のルートが正にそれ。

19日に試登して、登れないならあっさり諦めるところだったが、なんとかなりそうだった。Mさんグループの協力を得て左側の雑木や竹を切り払った。
ムーブは一応つながったので、本日、ゆきえさんの協力を得て終了点とボルトを3本も設置した。
リードによるトライは残念ながらNG。

下の写真はTr.でスタートするNさん。

なんとか年内には登りたい。
誰もがやってみたいルートだが、
誰もが登れるルートではない。

先週「さくらのエリア」のトポを公開したので、今日は私たちや見学者も含めてこのエリアに10名ほどが訪れた。

一番人気は「軽減税率 5.10a」だ。

日向神:ダム下「さくらのエリア」のトポ公開

2020.12.13(日) 日向神:ダム下 124

ダム下エリアに通い始めて約1年が過ぎた。
今日も日向神開拓団によって、「さくらのエリア」が大きく整備された。
このエリアは冬季がシーズンであり、ルートの本数も出そろってきたのでこのブログでトポを公開することにした。
この冬、多くの方に登っていただきたい。
なお、落ち葉等が多いのでブラシは必携である。
後日、「K1HUT」にも掲載してもらう予定である。


象の目(5.11c)を登る山崎氏

【追記】
K1HUT → エリア → 日向神 → ダム下 は、下記のリンクへ。

ダム下エリア | 日向神クライミング (wixsite.com)

2020年 師走を迎えて

2020.12.7(月) 徒然 46

昨日、山から帰って車の中の整理をした。
コンビニで買ったパックジュースが3個も出てきた。
この頃、山に行く途中でコンビニに寄って昼食を買い、ついでにカップコーヒーを飲むことを止めた。
それはコンビニの店の違いか自分の体調の違いかは分からないが、カップコーヒーを「おいしくない」と感じることがあるからだ。
その日の体調を調べるためにわざわざまずいコーヒーを飲むこともない。
クライミングに向かう道中は安定して美味しく、体にも良さそうなパイナップルジュースで決まり。

昨日、山から帰ると30年来の走友であるOさんが「快気祝い」を持って来られた。
トライアスロンが趣味で鉄人的な体の持ち主だったが、昨年の暮れに自転車事故(自損)で入院された。
もう車の運転やジョギングはできるそうだが、まだリハビリ生活を余儀なくされている。
「油断1秒、怪我一生」という交通安全標語があったと思う。
日頃から慎重な暮らしを心がけたい。

昨日、山から帰って風呂に入り、体重を計った。
これは別に特別なことではなく、毎日のルーティンだ。
体重の増減は手描きの「折れ線グラフ」にして、月末には日記帳に添付する。
調べてみたら2017年7月から3年以上毎日続けている。
私の自慢は「快食・快便」で、毎日同じような物を同じ程度食べ同じように出しているが体重は微妙に変化する。
このグラフを見ると、腰痛を起こして運動量が減ると体重が減ることが分かる。インフルエンザに罹ったときは約2㎏も体重が減った。
この体重増減グラフ、本来は60歳を迎えて筋肉量の低下を防ぐために記録し始めたと思うが、もう趣味の一つになっている。

昨日、山から帰った夜恒例のブログを更新した。
このブログ「山へ行って居ります」も2015年11月からで、丸5年目を迎えた。
カテゴリー「日向神」だけでも120を超えているが、まあよくも飽きないものだと感心している。
これも趣味の一つになっている。
初期の頃のブログを開くと、添付した写真が無くなっているところがある。また、写真と文字を並べたために、スマホでは見にくくなっているところがある。
この冬にでも修正できるところはやってみよう。
今心配なことは、このカテゴリー「徒然」に同じ内容の記事を載せてしまわないかということだ。
高齢者は同じ内容の話をついやってしまうからだ。
もしそんなことに気づかれたら、温かい目で見て欲しい。
「いっせいさんも、人並みにボケてきたなあ」と。

日向神神社に参拝

2020.12.6(日) 日向神:ダム下 123

ダム下エリアに行く前に、月足にある日向神神社に立ち寄った。
日向神の岩場に通い始めて10年になるが、神社を訪れたのは初めてである。
境内には大きな銀杏があり、秋はきれいな黄葉を見せていた。
以前はここに赤い屋根の2階建ての公舎があった。
地元の方の話によると、最初は日向神ダムの建設事務所だったようで、その後保育所や公民館となり、今は撤去されて広い運動場になっている。
階段を登った裏手の山の中に拝殿は隠れていた。
この神社は、天照大御神が天孫降臨の地である日向の国から神馬に乗って飛んで来られたことに由来している。
また、猿も奉られていて、9体の石像を確認した。


これは「見ざる言わざる聞かざる」の三面象である。
まだ見たことはないが、日向神の山にはニホンザルがいるそうである。
この1年あまり、山に限らず友人知人の事故や怪我が多いので日向神神社に皆さんの健康と安全を祈願した。

本日の山行はダム下の新エリアでの開拓、整備。
たった2日間で見違えるほどになった。

お目当てのラインをトップロープで試したが、なかなか厳しい。
この冬も楽しいことが続く。