「カニのハサミ岩」カテゴリーアーカイブ

ハサミ岩~相良観音

2023.10.28(土) カニのハサミ岩 65

秋の一日、 どこかに新しいルートは拓けないかと、カニのハサミ岩に一人で出かけた。

「こっそりエリア」の辺りに以前から可能性を見出してはいたが、改めて見てみても今一つ触手が動かない。
エントランスでTr.を1本やったが体が重い。
午後になりマルチを登りに来ていた山友さんに声を掛けたらもう帰るとのこと。
私も早めの下山。

日向神でもよく見かける「ベニツチカメムシ」

もうこれが最後の「アケビ」

ムカゴも終わりだろう。

すっかり秋景色になった。

帰りに「相良観音」へ寄った。

お目当ての「栗まんじゅう」は売り切れていたので「焼き栗」を買った。

昨夜「ナンプレ3(中級)」を終了した。
5月15日に始めて約5ヵ月間楽しめた。
たった110円で5ヵ月とはコスパ最高!

秋のハサミ岩を堪能!

2023.10.22(日) カニのハサミ岩 64

この頃「実力者」と評判の高いあっちゃんが初めてハサミ岩に来るというので、秋の一日、案内をした。

アプローチは上の林道が通行止めなので、「砂防ダム下駐車場」から歩いた。
山道は開拓者:澤田さんの整備や林業家の草刈りで歩きやすい。
振り返れば秋晴れの下、紅葉も深まりかけている。

① 飯田丸(5.10b) リピート

出だしの傾斜の強いスラブはリーチがものをいう。
上部は脆そうに見えて案外硬い。

② 宇土櫓(5.11a) NG

体が硬く、左前腕を疲労させた。

③ プロローグ(5.11a) リピート

私がこの岩場で最初に拓いたルート。
下部はホールドが欠けて難しくなっている。

④ ロドキャン(5.11b) リピート

このエリア、一押しの好ルート。
下部はテクニカルで上部は体力勝負。

⑤ タラの芽の頃(5.11a) リピート

突然現れるガバがうれしい。
5.11aの登竜門的存在。

⑥ 貫通カンテ(5.10b) NG
なんとあっちゃんがオンサイトを逃した癖のあるルート。
私まで1テンかけてしまった。

⑦ ガバたちのさえずり(5.10b) リピート

最上部はけっこう露出感がある。

この秋岩の辺りもきれいなエリアになっている。
5.10のルートが7本あって一日楽しめる。

この後、岩場の最上部「ひよこエリア」まで案内した。

⑧ IBUKI(5.12a) Tr.

写真はリードトライ中のあっちゃん。
あっちゃんがやっとムーブを見つけてくれたのでTr.でやらせていただく。
このルートができた頃1回トライして絶望的に思えたが、今日の手ごたえではなんとかなりそう!

今日は微風快晴で、登るときはTシャツだった。
日陰のビレイヤーは長袖が要った。
汗をかかないのでたくさん登れた。
今こそがクライミングシーズンである。

夏風(5.11c) 開拓・初登

2023.6.24(土) カニのハサミ岩 63

朝、畑道でキジのメスを見た。これは吉兆か?
8時30分に八方ヶ岳の登山口に着くと、車が多く停めるところがないくらいだ。
ここの沢コースはずっと木陰で夏は人気がある。

今日はA子さんと二人でカニのハサミ岩へ向かう。
私は3週連続で、先週「春風に吹かれて(5.11b)」の上にボルトを3本打った。
今日は初登をめざす。

① project NG
下部の核心を越えたところで思わぬフォール。
上部は3テンションぐらいだが、1本目はQD掛けと割り切る。

② project NG
2本目が勝負と思ってのトライ!
ところが下部からして登れない。汗が噴き出す。
パワー登りは1本目だけしか通用しないようだ。
そして上部核心のカチが持てない。
ルート名は「もてない男」にしようかと思った。
意気消沈して今年の秋、涼しくなってまた来ようとロープを抜いた。

③ ロドキャン(5.11b) R(リピート)
2週間前、久しぶりに取りついたら登れなかったルート。
今日は慎重に登った。
上からは見えにくいフットホールドを足先でま探った。
最上部では力が尽きそうだったがうまくねばれた。

ロドキャン(5.11b)は楽しい

昼食はエントランス広場、projectの真下で食べた。
おにぎり(梅おかか)とパンを少々。
ロドキャンが登れて元気が出てきた。

ロープバッグにクモがいた。
カニのハサミ岩にいる「カニグモ」・・・これは。
A子さんが「今なら登れそうですよ!」とそそのかす。
「腕が一回張ってからが良いらしいです」とも。
ダメ元で取りついた。

④ project 初登

下部は2便目にベストムーブを思い出した。
上部はカチカチカチの後、右側に体を振りながらレイバック気味に登ると奇跡的にパワーが残っていた。

夏風 5.11c B8 15m 緒方一成」とした。
薄いフレークやカチ好きな方にはお勧めの好ルートになった。

この後、「こっそりエリア」でクラックを2本登った。
そして第3ルンゼで掃除中の澤田・川津さんの顔を見に行った。
湿度の高い今日の壁掃除で顔や体は泥だらけだった。

久しぶり、ハサミ岩での開拓

2023.6.17(土) カニのハサミ岩 62

先週、カニのハサミ岩で登り、やり残した宿題を思い出した。
「春風に吹かれて(5.11b)」の上部開拓である。

先週の落石事故でアプローチの八方ヶ岳林道がまた通行止めになっていた。

そこで砂防ダム下に向かった。

すると登山道横の大岩にスズメバチの巣がかかっていた。
まだ大きくはないが道から3mぐらいしか離れていないので「君子危うきに近寄らず」と、養魚場にもどって車道をとぼとぼ歩いた。
車道は整備されているのできつくはないが、今日はとにかく荷が重い。
60mロープにハンマー、ドリル、バッテリー、メタル類など。
学生時代に重いキスリングを背負って縦走していたことを思い出した。

エントランス広場に荷を下ろした。
昼過ぎに作業を終えた澤田さんが来るまでにボルトを打っておきたい。
さっそく「春風に吹かれて」に上からTr.を掛けた。
① ラッペルしながら大掃除、伸びた桜の枝落とし
② 上部の試登
なかなか登れない。
そう、だから「春風~」は中途半端な位置に終了点があるのだ。
しつこくやっていたら段々ホールドが使えるようになってきた。
「5.12かな?」とか妄想がふくらむ。
ボルト位置も定まってきた。
③ 上部終了点の設置とボルト3本打
エントランス広場の壁はこの時期、午前中はまだ陽が当たらず作業は予定通りにできた。

午後になって澤田さんが福岡の客人を案内して来られた。
「東稜の新ルート」を登るというのでついていった。
みんなで6人になったので、2パーティで登った。

新ルートの1ピッチ目(5.9)。
新しいルートはいつも初見リードで登ってきたが今日はお譲りした。

まだ未公開のルートだが、みんなに登ってもらってうれしそうな澤田さん。
ロケーションも良く、最後はハサミ岩ピークの東側に突き上げる。

歩いて下ると、Yamajiさんから半分凍った大きなフルーツゼリーが振舞われた。
こんなことは初めてである。

最後に西日が差す中で、「春風に吹かれての上」にTr.トライをした。
下部(5.11b)をなんとかこなし、上部は2テンションで登り力を出し切った。

「もう1回・・」と思って取りついたがもう指がつりはじめていた。
帰り道も重荷が肩に食い込んだ。
のどの渇きは覚えないが、軽い脱水症状だろう。
帰って夕食を食べ、少し横になっていたら両足太ももが激しくつった。
この体力の貧弱さはなんとかしたい。

カニのハサミ岩:新ルート3本

2023.6.10(土) カニのハサミ岩 61

カニのハサミ岩に澤田・川津ペアが新ショートルートを3本拓いた、アプローチの林道が開通した、そんな話が伝わってきたのでさっそく行ってみた。
ガイドは開拓者の澤田さん。

車は「砂防ダムコース」の終点に停めた。
つまり山歩き30分が短縮された。
少し手前には5~6台停められる駐車スペースもある。

林道開通と同時に植林の伐採も始まっている。
土日も作業は行われていて、邪魔にならないようにしたい。

新ルートは第3ルンゼ「ガバたちのさえずり」の右側になる。
3本並んでいて、二日前の大雨でも意外に新ルートは濡れていない。

① スパークリング・フレーク(5.10a) MOS

スパークリング・フレークを登る澤田さん

フットジャムなども使い、5.10aにしてはちょい辛目かもしれない。

② カニのいろいろ(5.10c) MOS

カニのいろいろ(5.10c 20m B9)

ここから数メートルの垂壁がつらかった。
ギリギリのオンサイト。

③ ハイキングモード(5.10c) MOS

カメラの都合でモノクロになった

やさしいルート名とは裏腹に澤田さん渾身の1本。
写真の左側にあるカンテが逆層でしかもその先のコーナーが濡れていたのであやうく滑りそうになった。上部は快適。
「5.11aでもいいのでは・・」と進言したが厳しめの5.10c。
もうここは一日楽しめるエリアになっている。

この後、濡れていないルートを探して赤壁エリアへ。
④ ロドキャン(5.11b) NG

3~5ピン目の核心部でテンション2回!
上部の大フレークから薄かぶりの部分は快適
ロドキャン(5.11b)は内容とロケーション共に最高の1本

⑤ remember (5.11a)   R(リピート)
2ピン目が相当酷使されているようで、ハンガーが動いていた。
スパナを持参されている方は締めていただけるとありがたい。

小雨が落ちてきたので早じまいとした。
帰り道、昆虫を見つけながら帰った。すると・・・。

スズキハラボソツリアブ
ナナフシ (何匹もいた)
八方ヶ岳林道入口付近

朝方は何事もなかった林道入口付近で落石事故。
たぶん、岩はお昼ごろに落ちてきたと思われる。
なんとか二人で動かして車が通ることはできた。
最悪の場合、直撃もあったろう。
Uターンすれば、山越えして菊鹿町・阿佐子の方へ抜けることもできる。

ハサミ岩と北帰行

2023.2.26(日) カニのハサミ岩 60

日向神は湿っぽいらしいので先週に引き続きカニのハサミ岩へ。
山友は澤田さん、サトさん、土橋さん、ミツルさん。
マルチルートには会友のす~さん、みっつーさん。

朝の気温は3度、山の中ではまだツララが見られた。
晴れの予報ではあったが、山の雲はすっきりとはとれず、時折岩肌に陽が差す程度で少し寒い。

① ガバたちのさえずり(5.10b) リピート
なかなか変化に富んだ好ルート。

② 夕陽のフレアー(5.10b) オンサイト
登っているのは土橋さん。
クラック主体のルートで、カムの練習もできる。(クラックグレード5.9)

③ 試登ライン (Tr.) 1回目
最上部に厳しいムーブがあり、5.11a/bぐらいか。
この後土橋さんが登り、最上部でホールドが2カ所ほど欠けた。

④ 試登ライン(Tr.) 2回目
そこでもう一回登ってみた。
すると、「ギャッ!」

中間部のクラックを登っている時、左壁のホールドが欠けて落ち、なんと右壁と中指を挟むチョックストーンになったのである。
体も落ちて全体重が乗ったら大惨事になるところだったが、結果的に軽い擦過傷で済んだ。
ルートはかなり難しくなってはいたがなんとか登れた。

⑤ 秋岩の右カンテにトライ~敗退
もうこの岩の開拓はやめようと思う。

【 ムベ(5.10b) B3 8m 】
5.10bと言ってもあなどるなかれ。
いまだ「オンサイト」を許していないと思われる。
みなさんがムベを楽しく登られていると、なぜか私のお腹がシクシクと痛み出した。「顔色が悪いですよ」も言われた。私自身、山でこんな腹痛は思い当たらない。大事をとって澤田さんと下山した。

自宅近くの合志川堤防を車で帰っていると、阿蘇高岳の雪景色が見えた。
来週からはもう春の陽気になるらしい。
そこへ鳥の編隊が飛んできた。

数カ月前に鹿児島県の出水に向かって南に飛ぶナベヅルの群れを撮った。
(熱心な読者の方は覚えておられよう)
2月も下旬、今日は「北帰行」であろう。

家に帰っても腹痛は治まらない。
ネコのように丸くなって毛布をかぶって寝た。
目が覚めたら何事もなかったように痛みは消えていた。

カニのハサミ岩でクラック!

2023.2.23(祝) カニのハサミ岩 59

午後からの行動開始だったので、近場のカニのハサミ岩でトップロープ:ソロをやろうと思ったら会友のマスモさん夫婦、白河さんがいて、す~さんも参加となった。
砂防ダムコースから登り、こっそりエリアへ。
実はこのエリアは初めてで、クラックのトレーニングとしてTr.(トップロープ)で登った。

【グルーシャトウ (5.9)】

【グルーシャトウ (5.9)】 
「クラックは初めて」と言うす~さんには良いトレーニングになったようだ。

その後はエントランス広場でマスモさんたちと登った。

【春風に吹かれて (5.11b)】

夕方5時のサイレンが聞こえてもまだ登れる。
ずいぶんと陽が長くなったものだ。
砂防ダムコースを下っていたら、大きなイノシシが右から左へと走って行った。

復活!「山へ行って居ります」

2022.11.19(土) カニのハサミ岩、父の葬儀、PC修理

このブログは、約2週間ぶりの更新となる。
それはこのPCが11月6日(日)の夜に壊れたからである。
原因は不明で、いきなり画面が暗転し「再起動の準備中です」というメッセージが出たまま動かなくなった。
8日(火)には購入した電気店に持ち込んだが、「直ったとしてもデータの復旧は99%難しい」と脅された。
このNEC-LAVIEは3年前に購入し、性能が良かったのでWindows11にアップデートして快適に使っていた。
しかしその分、バックアップを疎かにしていた。

11月12日(土)
あそ望山岳会の例会山行で「カニのハサミ岩」で登ったがPCがないので当然ブログの更新ができなかった。
実はPCが壊れて一番ショックだったのはこのブログの「ダッシュボード」にアクセスできないことだった。
自分で言うのもなんだが、私は結構マメなので日々の記録は日記として大学ノートに書いている。
山や家族の重要な写真は印刷してアルバムに貼っている。
これまでの7年間の山の記録はこのブログ(WordPres)で、スマホからでも閲覧できる。
問題はPWを忘れてブログの更新ができないことなのだ!

11月17日(木)
午前4時30分、突然入院中だった父が亡くなった。
95歳の大往生だった。(死因は肺炎)
近くの葬儀場の方や納棺師、葬儀組合の皆様のお世話になりながらの通夜。
長男である私が初めて喪主を務めた。
通夜はコロナ禍もあり元々酒の飲めない一族なので早めのお開きとなったのは幸いだった。

11月18日(金)
午前中に出棺、火葬、収骨。
お斎(とき)をいただいて、午後は葬儀。
終わってすぐ自宅に祭壇作り。
だいたい喪主は遺族代表挨拶だけすれば良いと思われがちだが、実は一番動き回らなければならない。
全体のスケジュール調整から始まり、お寺さんとの連絡はもちろん供花の手配、通夜ぶるまいの人数把握、人数制限された火葬場に行く人選、お斎(とき)の世話、目覚まし・香典の鍵番、過去帳記入のお願いなどなど。
コロナ禍で最後まで会葬される方が少なく生花が余ったので、ご近所に軽トラックで配って回ったらもう暗くなっていた。
疲れて香典袋を開ける気力がない。

11月19日(土)
朝から子どもと香典の開封作業。
10時から寺参り。6年前の熊本地震で傾いた本堂の大規模修理がやっと始まったばかりである。持参したお布施がいくらかのお役に立つだろう。
昼食は近くのレストランで「精進上げ」。
帰りに納骨堂に寄って過去帳を収めた。
まさしく怒涛の3日間だった。

更に「目覚」の開封作業をしていると電気屋さんからパソコンが戻ってきたという連絡があったので取りに行った。
久しぶりに運転するロードスターが新鮮だ。
戻ってきたパソコンは綺麗にされて新品みたいだった。
実際ハードディスクが交換されて画面も中身もまっさらで、デスクトップに「ちり箱」などアイコンが3つしかない。(涙)
セットアップはされていたが、自宅のネット接続、メール設定やOffice(word、Excel等)のインストールからしなければならない。
OSがWindows10に戻って画面の発色も良くない。
なんか昔の彼女が戻ってきたようで気分が高揚しない。

ん? ネットの「お気に入り」を開いてびっくり!
先日まで入れていたサイトがそっくりそのまま残っているではないか!!
これは如何なることだろう?
もちろん、このブログの「ダッシュボード」もそっくりそのまま残っていた。
それで今、こうしてブログを更新している。
近年のパソコンはHDDを交換しても「お気に入り」の記録は残るのか。
それとも亡き父が浄土から助けの手を差し伸べてくれたのか。

2022.11.12  カニのハサミ岩「サウスライン」を登るヤムさん


サウスラインは変化に富んだ、高度感のあるルートで大変おすすめである。
各ピッチの終了点がきちんと整備されていてシングルロープとQDがあれば手軽に楽しめる好ルートだった。
私たちはシューズを持ち上げ、歩いて基部を巻いて下り、エントランス広場でショートを楽しんだ。
私自身、久しぶりに「宇土櫓」「プロローグ」などの5.11aを3本登り大満足の一日となった。

あそ望山岳会は若いメンバーも多い

カニのハサミ岩でTV録画

2022.8.27(土) カニのハサミ岩 57

熊本県民テレビ(KKT)の取材がカニのハサミ岩で行われた。
県内のニュース番組「テレビタミン」で放映される。
クライマーが3人で、カメラ・ドローン・サポート合わせて総勢7名だった。
テーマが「熊本の夕景」なので、午後から日没までの撮影になった。

【カニのハサミ岩 全景】


私はもちろんクライマー・開拓者の役所。

① タラの芽の頃(5.11a) リピート
まずはショートルートを登る画像撮り。
いや~正直久しぶりなので登れて良かった!

② ここでトラバース(5.11c)の掃除
次はルート整備の画像。
Tr.に下がって、壁の苔を落としながらインタビューに応えるという演出。

③ マルチ「お茶会ルート」~頂上

右:私のメットは「Gopro」で、左:従弟のリュックには360度カメラ。

【2ピッチ目のスタート】


実は「お茶会ルート:ノーマル」は初めてだったが、オールリードで快適に登れた。

お約束の「お茶会テラス」でお茶会。

有明海に赤い夕陽が映える。
山頂はさわやかな風が吹き、もう秋の雲が広がっている。

このハサミ岩山頂で憩う3人をドローンが夕日の逆光でとらえている。
9月の上旬に放映される予定だ。

カニのハサミ岩:ロクスノ取材に同行

2022.5.4(祝) カニのハサミ岩 56

昨日から「ROCK&SNOW」の取材で山岳ガイドの松原さんと萩原さんがカニのハサミ岩に来られていた。
今日は開拓に携わった八方ヶ岳倶楽部の澤田・川津・緒方の3人と一緒にマルチルートを登り、午後はショートルートを登った。

松原さんたちは「ドミノライン」、私たちは隣の「ダートライン」を登った。

① ダートライン(5.10c 7P)
1P目(5.10c 緒方)

1P目だけは2回目のリード。1回目はインサイドクライミングをして背中に擦り傷を負った。今日は澤田さんのアドバイスでステミング登りをしたが、これもなかなかのムーブだった。
2P目(5.7 緒方)
ここは繋ぎ区間でブッシュが多い。
3P目(5.10a   緒方)

大きくフレアーしたクラックでホールドが少なくバランスも悪い。落ちる気はしないが苦労するピッチ。


【隣のドミノラインを登る松原さん】
5.9ぐらいのフェースならボルトは3本に1本ぐらいしか使われない。
4~7P目(5.8 川津リード)

去年の5月3日以来、2回目の山頂。

お天気良し、ルート良し。

【私・澤田・川津】 松原さん撮影
岩場の基部を下って第2ルンゼで昼食。
下る途中にショートルートが増えていた。

② カエル王子(5.11c) NG

2021年10月24日の初登以来、約半年ぶりのトライ。


う~ん、核心部で体幹の弱さを痛感。
レイバック態勢に入れない。

松原さんは2回目にRP。
たぶん第2登だろう。
僅か4ピンでこの内容、★一つをもらった。

③ ここでトラバース(5.11b) NG

1年前の初登時は「ミウラ」ではなく「クワンタム」だった。
見ると松原さんはクワンタムを履いている。

今日は他に鹿児島から3人来られていた。
秋ごろの「ROCK&SNOW」に今日の記事が載るだろう。