病院からの初日向神

2025.1.13(祝) 日向神:ダム下 255

1月3日に日向神:五色岩から下山中の事故を報告して以来のブログアップになる。巷では「再起不能説」や「山からのフェードアウト説」がささやかれていたかもしれない。それほど痛い「尻もち」だった。
しかしおかげで箱根駅伝復路を寝て観て、2024年の山行記録・写真まとめなどを立ってパソコンに向かいできた。
その後、骨はまったく痛くなかったのでただただ安静にしていたが、局部を中心に内出血が半端なく、左お尻に大きなこぶが残ってしまった。10日たってもこぶは小さくならず、椅子に座るのも運転するのも痛くて不自由だ。ある山友さんからは「骨は勝手に移動してくっつきます」とかおどされた。
それでやっと今日になって整形外科の病院を受診した。てっきりパンツを脱がされるのを覚悟していたが、ズボンの上から触って「ケッショウができていますね」と一言。レントゲンを撮って骨に異常がないことを確認後、内出血を散らす塗り薬を処方していただいた。合計4,000円で安心感を買った。

朝、自宅近くの畑で猛禽類を見た。識者によるとノスリらしい。

鹿北の男岳分教所跡でいつもの1枚。
今年は何回日向神へ通うだろうか。

まずは日向神社に詣でて安全祈願をした。
そしてダム下3階へ向かった。
上からはK1さんのドリルの音が軽やかに聞こえてきた。

① 椿姫(5.10a)  R(リピート)
左足を上げるとお尻の皮がつっぱるけれどなんとか登れた。

新年早々K1さんが新しいルートを拓き、初登された。
(下の写真:ジェードル(5.11a)B7 長友)

② ジェードル(5.11a) OS ※第2登
フェース系でけっこう傾斜があり、面白かった。

タケシさんが登っている辺りがジェードルになっている。第3登。

③ 油揚げ(5.11b) OS

トンビ(5.10aにしては難しい)の2ピン目あたりから右へトラバースして直上するルート。

バルコニーエリアの小さなホールドを拾うルートに似ているが傾斜は強い。なんとかオンサイトできて今年は幸先が良い。

「油揚げ」は「トンビ」からの派生ルートになる。この名札の通りに登ることになる。

④ カメリア(5.10b) R(リピート)

長く登りがいのあるカメリアをRPされた原口さん。ビレイヤーはゆきえさん。
本日は余力を残して下山した。

帰りにホームセンターに寄って脚立を買った。
ロードスターはこのくらい平気で積める。

今日は山崎家からいろいろ戴いた。

これはその一つ、自家製のキウイフルーツは美味だった。

1月3日 山へ行けません!

2025.1.1~3 岩野山47 五色岩26 徒然141

1月1日(水)
大晦日の夜から地元の神社で大祓いの儀式、明けて一旦拝殿を下りて手口を漱いでから歳旦祭。
直会(なおらい)から帰ったのは午前2時だった。

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

今年の餅は「餅つき機」の故障で非常に出来は良くないが、山用コンロで焼いて雑煮に投入、うまかった。
ひいきの旭化成駅伝優勝を確認して岩野山へ。
3年連続岩野山での初登りとなった。

今年も良い1年になりそうである。

夜は孫がもらった(私からの)お年玉の「メタル3Dパズル」を一緒に組み立てた。これで142ピースもあって難しい。330円とコスパは最強!

1月2日(木)
3日に「野岳での本番」を控えているので軽く体を動かそうと日向神へ向かった。

快晴の下、つる橋を渡る。
とりあえず一人なので五色岩の整備に向かう。

五色岩の開拓は2022年の春からで、3年経って足場の木材が古くなったので取り換えた。

五色岩は南面でスラブ主体のエリア。
5.6~5.11aまで11本ある、冬の初~中級向きエリアだ。
トポはこのブログで「2022年3月15日、五色岩、トポ」と検索して欲しい。
正午になり「びっくりフェース」の整備を行うタケシさんと昼食を食べた後に分かれた。
私は明日に備えてバルコニーで軽く登るために下山した。

ここで事故は起きた。
樹林帯の急な下りで道を少し外れ、「この下に車があるのでそのまま下るか?」と迷った瞬間、足元の落ち葉で滑った。顔に小枝が当たり注意が上にいってしまいお尻から「ゴン!」と落ちた。
下に岩があったのだろう。激痛で背筋がピンと伸びてしばらく動けなかったが、痛みが引いてきたらなんとか歩けた。
車に乗って駐車場へ。
バルコニーにナカさんたちがいたので1~2本登らせてもらおうと荷物を持って上がっていった。
そしてハーネスを着けようとしたらお尻の左側が痛い。触ってみると股下に卵大のたんこぶができていた。
ナオミさんから「早く冷やした方がいい。お風呂には入らないように」と言われ、下山した。
さて、車に乗ろうとしたら左のお尻がものすごく痛く、触ると大きく腫れていた。
マニュアル車はエンジンを始動させるために左足でクラッチを踏まないといけないが、そのクラッチが踏めない。
左お尻に大きなこぶができて当たるので、右お尻にタオルなどを敷いた。左お尻に体重がかからないように座席を一番前に出しシートを立て、サイドブレーキレバーを左手で握りしめてエンジン始動。幸いなことに骨には痛みが全く出ていない。
ダムを渡り大渕へ下る。県道13号で峠を越え、国道3号線へ出た。信号で止まるとスタートが地獄、左尻を浮かして1~2~4速と間引いてシフトアップするたびに冷や汗が出た。
帰る途中で明日野岳で登ろうと約束をしていた方々にお断りのLINEを送付した。
山から約50キロ運転して、2次被害をなんとか回避して帰宅。

お尻を触ってみると左が大きく腫れてしかも股間に近い所がカチカチに硬くなっていた。
夕食は椅子に座れず立って食べた。
夜、腫れ方がひどいので近くの国立病院に電話をしたら「担当医が小児科なので日赤に連絡してください」と言われた。
立っても横になっても痛く、寝るときは右下横向きになったが眠れるのか?

1月3日(金)

【岩野山駐車場にて】

「103」はロードスターのナンバーではなく、私の誕生日。
67歳になった。
朝起きるとかなり痛みが引いている。しかし腫れはひどい。
打撲なので病院に行ってもどうしようもなさそう。
擦過傷から出血していたのでキズパワーパッドを貼るために初めて下着を脱いで鏡で見て驚いた。
左お尻が大きく腫れて部分的に硬く黒くなっている。更に陰嚢が真っ黒く5倍ぐらいに腫れているではないか!
       ※写真はあるが掲載不可
午前中は横になって箱根駅伝で青学大が優勝するのを観て過ごした。

【元気に育つポトスとオリヅルラン】

「今日から少しゆっくり過ごしなさいと神様が言っているのかもしれませんね」というLINEもあった。
これ以上は悪くならない1年間と67歳の始まりだった。
現在このブログは立って書いている。立つと痛みはほとんどない。
後は仕事始めの7日に車の運転ができるよう静かに暮らそう。

2024 climbing ベストフォト

2024.12.30(月) クライミング 12

今年もクライミングを中心に楽しく山を登れた。
お気に入りの写真を10枚並べて、2024年を振り返りたい。

① 1月4日 日向神:ダム下2F「ロングフレンド(5.11c)」RP

3便目での第2登。ビレイヤーは開拓者のロングフレンドK1さん。
足の長さを実物の1.5倍長に撮っていただいたタケシさんにも感謝。テクニカルなこのルートをめあてに来るクライマーもいる。

② 2月10日 ダム下2F「ブラッディジャム(5.11c)」初登

ボルトを打って3便目で初登。冷たくて、ジャムをきめた右手から出血しているのも分からなかった。
本年度の開拓中、快心の1本。

③ 3月3日 日向神:道端「ファミリークラック(?)」初登?

訳あってカムを使って道端スラブ壁のクラックを登ることになった。ついでにファミリー壁にも手頃なクラックがあるので登ってみた。グレードは5.8ぐらいか。人気のエリアなので登るタイミングの方が難しいかも。

④ 3月23日 ロックパーティー「灰色(5.11c)」OS

よく見るとこの写真は青色(5.11b)だった! 灰色は右のカンテにあるライン。雨の休日に何度かお世話になったこのジムはもうなくなったと聞いた。

⑤ 4月6日 国東半島:清水畑クライミングコース

国東半島の山は本当に魅力的で、また行ってみたいところが多い。

⑥ 5月3日 山口:亀山「アルピナの門(5.11a)」OS

あそ望の仲間と一泊で訪れた。クラックルートには手こずったが、フェース系や岩稜系は面白かった。多様なクライミングが楽しめる好エリア。

⑦ 6月16日 日向神:サンセット「眺めのいいテラス(5.11c)」RP

ショートルート2本分を一気に登る厳しいルート。他の人と登り方が違うのか10便を出した。ビレイヤーは山崎ゆきえさんで、何回もお世話になった。今年一番がんばったトライだった。
また、このルートで「200イレブンRP]を達成した。

⑧ 10月6日 サンセット「日曜よりの使者(5.12a)」R

4年ぶりのリピートだった。ホールドを覚えているうちにまた登ろう。

⑨ 11月24日 道端「次郎(5.11c)」R

これも4年ぶりのリピート、ポイントの左手が決まった瞬間だ。
「次郎でアップするか」などほざいてみたい。

⑩ 12月14日 鹿児島の鬼岳:焼酎エリア「無双フレーク(5.11a)」MOS

この時はギャラリーが多く、その後写真をたくさん送っていただいたので、華麗にクリップするシーンをチョイスしてみた。

【まとめ】
他にもダム下の「必殺仕事人RP」や福岡の「竜岩ボード壁」、サンセット上部や面風での開拓など楽しい思い出はいっぱいある。
この頃は私が登っていると「カメラはどこですか?」と率先してカメラマンを引き受けてくださる方が増えてきた。
本当に有難いことである。

開拓で締め括り!

2024.12.29(日) 面風の岩場 7

たぶん、今年の最後になるであろう山行は面風の岩場になった。

① 澤田さんと岩場探索。

② 昨日からロープを下げていたプロジェクトAにTr.トライ。
いろいろ試したが「ギヴアップ宣言」をした。

③ プロジェクトBの掃除

右側のカンテは宙さんらが掃除を進めているので、左面のフェースにねらいを定めた。

岩頭にまだ終了点がないので離れた樹木からロープを引いた。
苔は乾いて掃除は楽だが岩に粘りがない。
苦労したのは頭上から下がる大きなツルや切っても落ちない大枝類の除去。

④ プロジェクトBにTr.ソロでトライ
取り付き3手めから岩がはがれて胸に当たった。
その後もなかなか上がれない。
カンテは宙さんにとっておかねばならない。
またもや潔く「ギブアップ宣言」となった。

全力は尽くした。(After図)
床屋さんに行くため、掃除を続ける澤田さんを残して一足先に下山。

冬場の開拓用ハーネス等をトランクに詰めた。

帰り道、正月を迎える準備が済んだ上内田神社に寄った。
注連縄等がえらく立派!

天井絵に歴史を感じる。
この1年間の山行が無事に終えたことを告げた。

2024 ロードスター:フォトギャラリー

2024.12.28(土) ロードスター 96

ロードスターの写真は今年もたくさんあってどれも甲乙つけがたいが、なんとか10枚選んでみた。
時系列に並べてみよう。

① 2月3日 七城の畑道
何故か7時前から日向神へ向かう。遠景は鞍岳さん。

② 3月16日 星原峠の近く
季節を感じるこの道が好きだ。
ゆっくり日向神へ向かう。

③ 3月27日 長者原
ご存知の定番スポット、山は霧氷に覆われていた。

④ 8月1日 四国・UFOライン~石鎚山へ
何の工夫もないみんなが撮る写真だが、3回目でやっと好天に恵まれた記念の一枚。

⑤ 8月2日 四国:面河渓
朝の静かな渓谷を独り占め。

⑥ 8月17日 鞍岳
暑い下界を離れ、緑陰で読書。
このためにハイバックチェアを買ってきた。

⑦ 10月6日 上内田川の彼岸花
2022.9.25にも同じ構図でブログに載せている。
季節を感じるこの一枚は外せない。
毎年見られるものでもないから。

⑧ 10月26日 竜門ダム
雨の休日はよく竜門ダムへ向かう。
タコメーターが5,000ぐらい回っているとカッコイイのだが。

⑨ 11月30日 菊池渓谷
毎年この時期は国東半島へ紅葉狩りに出かけていたが、近場にもいい所は多い。

⑩ 12月1日 日向神キャンプ場の駐車場
白色がどんな景色にも映えるようだ。

面風の岩場も寒い

2024.12.29(土) 面風の岩場 6

全国的な寒波で日向神のぜんざい会は延期。
近場の面風の岩場に行った。
仲間は澤田さん、宙さんら全部で5人。

昼食は寒いのでカップラーメン・カレー。
そのカップでコーヒーを飲む山男。

以前から気になっていたフェースが登れそうな気がして掃除をしてみた。
グリグリのTr.でトライしてみたが5年ぐらいかかりそう。

今日は岩と同化したような恰好をしていた。
上下で6枚着ている。
川津さんから「カメレオンみたい」と言われた。

時折、アラレが降る空模様だった。

テストピース「椿姫(5.10a)」

2024.12.22(日) 日向神 254

ロクスノ最新号に各グレードのテストピースが掲載された。
日向神からは「ダム下3Fの椿姫(5.10a)」が選ばれている。
約3年前に「椿姫の穴(5.10b)」まで通して1回登っている。
そのため、印象が薄いので今日は登ってみることにした。
(私の場合、冬場はよくダム下に来るがいつも2Fまでだった)

① 椿姫(5.10a) R(リピート)

一見、何もないスラブだがそこは5.10a、ちょうど良い所に良いホールドがちりばめられている。トポには20mとあるが実際は15mほど。

② トンビ(5.10a) R(リピート)

右:タケシさんが登っているのがトンビ
左:ゆきえさんが登っているのが椿姫

同じ5.10aだがホールドの小ささとムーブ、寒さで椿姫より難しく感じた。5.10bぐらいか。

③ 椿カンテ(5.10a) R(リピート)

写真だけ見るとえらくすごい所。

④ サニー(5.11a) NG
約3年前、MOSしているのに。寒さのせいにしておこう。

⑤ サニー(5.11a) R(リピート)

ピンの位置がいいので安心して取りつける。
毛糸の帽子にオーバーズボンを着用。

⑥ 藪椿(5.10c) R(リピート)

全ルート、かわいいネームプレートが設置されているのでわかりやすい。
ダム下3階は南面で冬向きの岩場だが、この時期は南側の八女津姫岩で取りつき部分が1時間ほど日陰になる。
今日はキコリをして取り付きもなるべく陽が当たるようにした。

この辺りはダム建設当時の遺物がある。
午後4時ごろ下山。

晴れ渡った空に飛行機雲が交差していた。

我が家まであと300m。
雲仙岳が赤く染まっていた。
冬至を過ぎてまだ1日目、心なしか夕暮れが遅くなったような気がした。

冬至によせて

2024.12.21(土) 徒然 139

今日は冬至ということで、柚子風呂に入った。
世の中はクリスマス気分だが、やっぱりこんな行事を忘れてはいけない。 昨年は実家の柚子が豊作だったので20個ほど浮かべたが、今年は完全裏年でまったくならなかった。4個で380円だったとか。

先週の鬼岳の擦り傷も癒えて、今週は野岳に行きたかったが天候不順で諦めた。その代わり、銀行ATM巡りなど普段できないことがたくさんできた。

① 年末のそうじ(1回目)
エアコンの掃除とエコキュートの定期点検をした。掃除機が非力になったので新しいものが欲しい。

② 読書「ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか」
表題のインパクトに魅かれて借りて読んだが、期待感が大きかっただけにこれは失望した。新見南吉のことをずいぶん研究はされているのだが表題と中身のギャップが大きすぎる。

③ プリウス
前を走るプリウスが左に曲がったら、その前の車もプリウスだったことがよくある。3号線を走っていたら前がプリウス、後ろがプリウスで横もプリウスだったことが2回ある。
ある調べものでモンゴルの首都ウランバートルの動画を観ていたら街中を走る車が「プリウス・プリウス・プリウス」だった。
10台中6台はプリウス(中古車)なのにびっくりした。

④ 間違いメール?
久しぶりの穂村弘「蛸足ノート」を読んでいたら、間違いメールが来ることがあると書いてあった。実は私にもこのごろよくあるのだ。
「この前のお店は楽しかったですね。あの後、コウさんはどうされたんですか?」こんな感じ。間違いメールなので無視していたら「前に送ったメールって、もしかして体調悪くして見れてない?」などと来る。内容的には軽いLINE的な言い方だ。
この前は「早くSさんとつないでもらわないと仕事がなくなっちゃいます!」なんてのもあった。
新手の迷惑メールなのか。何をしたいのか訳わかめだなあ。

⑤ 洗車
明日の「日向神」山行のために。
先日(12月19日)の初雪で汚れていた。

大隅半島ドライブ

2024.12.15(日) ロードスター 95

12月14日、鹿児島黒稜会の「鬼岳ミーティング」に参加。
マルチを1本、ショートを4本登って十分満足した。
そこで、15日(日)は滅多に来ることがない大隅半島のドライブを楽しむことにした。

① ねじめ温泉:ネッピー館(温泉宿泊施設)

ロビーでは子どものコンサートなどが開かれていて、地域の交流の場らしい。大浴場は塩湯で擦り傷のある体には少し辛い。露天風呂はぬるめだった。 入浴料330円。

② 台場公園(南大隅町)

幕末の生麦事件の後、錦江湾を渡る異国船を打ち払うために設置された砲台跡。薩摩藩の力と意気込みが感じられる史跡だ。
実際の薩英戦争でこの砲台から打たれた記録はないそうである。

③ 道の駅「ねじめ」のコテージ

15日の朝、佐多岬に向かう私をミーティングの仲間が見送ってくれた。まだ日の出前なのに、皆さんはもう鬼岳に向かうという。
まあ、アプローチに1時間を要するとしても鹿児島県人の山にかける情熱には感服した。

④ 佐多岬のアコウ

アコウの垂らした気根のカーテンをくぐって岬へ向かう。

⑤ 佐多岬の灯台

駐車場から600m歩いた展望台から見た灯台。
明治の初期に作られた灯台で、灯台守の宿舎跡も残っている。
すごい岩登りを強いられただろう。
天気次第では、屋久島はすぐ近くに見える。

⑥ 佐多岬の乙事主(おことぬし)

「お若いの、森を去れ。次に会う時は殺さねばならぬ」

「ぶぎゃー!」

サルにも会ったが写真はない。

⑦ 桜島

かつては、名前の通り「島」だったが、1914年(大正3年)の大噴火で大隅半島と陸続きになったとか。
一周約55kmを反時計回りに走ってみた。

⑧ 黒神埋没鳥居

大正3年の大噴火で2mほど火山灰で埋もれた鳥居。
それ以来、ここは人の住めない荒地になっていると思っていたらすぐ隣は「黒神中学校」だった。

⑨ 桜島自然恐竜公園

公園から見た桜島の南岳。

なんとも荒々しい様相だ。
「実物大恐竜の滑り台」写真はない。

この後、国府ICから九州道に乗った。
30年ほど前に、「人吉」や「えびの」で高速道が延伸するたびに記念のマラソン大会が開かれた。
トンネルの名前を見ると「ここが折り返し地点だったな」と思い出がよみがえる。
トンネルの中をオープンで走ると音はかなりやかましい。
肥後トンネル(全長6km)など中は気温が6度ほど高くなる。
排気ガスは全く気にならない。
音が気になるような人は助手席に乗られない。

無事に自宅着。

佐多岬往復と桜島を一周して全行程635.7km。
熊本にもどると「燃料不足」の警告メッセージが出て、自宅に着くと残り走行可能距離が15kmを示していた。

鬼岳ミーティング   2024年12月14~15日

2024.12.14~15 鹿児島:鬼岳 1

鹿児島黒稜会主催の大隅半島:鬼岳ミーティングに参加させていただいた。
噂に高い「サブマリンカンテ」の絶景とはいかに?
久しぶりの泊付クライミングでわくわくが止まらない。
しかし金曜日は朝から胃がん検診でバリウムと下剤を飲まされ、午後は授業参観で多少の緊張、夕方から娘の誕生日で外食と忙しい。

土曜日は午前3時半起床、4時出発。
高速道利用の270km、集合に30分遅れて8時に根占に着いた。
砲台跡公園で黒稜会のオミさんが待っていてくださった。
車を上の駐車スペースに置いて取り付きまでは約40分の山歩き。
山は強い風が吹いて大きくざわめいている。
12月なので汗もかかないが、夏場は大変かも。

サブマリンカンテ取り付きにはミーティング参加者が2パーティーいたので、オミさんお勧めの右側にある「プリティレディ(5.10b)B13 1P(30m)」から取り付くことにした。
「2~3ピン目が核心です」という言葉を信じて気楽に取りついた。日向神の「プリティウーマン(5.11a)を日本一触った男」としては似たような名前にもものすごく魅かれた。

①プリティレディ(5.10b)~サブマリンカンテ(5.10a) 
 実質4ピッチで完登。

プリティレディ1ピッチ目 (サブマリン2ピッチ目からからの撮影)

登ってみて「う~ん」とうなった。
寒いのでゴアテックスのカッパを着用、担ぎなれないザック、10mを越える強風、そしてなんといっても1年ぶりの花崗岩スラブ。
この4重苦の中で唯一の救いはシューズがマルチ用ではない、いつものミウラだったこと。
どこもかしこも核心部だらけで、少しでも足が乗るへこみや指先のかかる所を探して右往左往、時間をたっぷり使って登り切ったときは本当にうれしかった。

2ピッチから上(サブマリン3ピッチ)は快適なクライミングが続き、背後には豪快な景色が展開される。
全ピッチリードをさせてもらいサブマリンのピークへ。

オミさんと記念写真。後方の山はもちろん開聞岳。

このピークから23mの懸垂下降で樹林帯に下りる。
50mシングルロープを使い、ロープのさばきが楽だった。

正午過ぎ、取り付きで昼食。
焼酎エリア(ショート)へ向かった。
目標は「無双フレーク」である。

② 無双フレーク(5.11b) MOS

核心部の薄いフレークに左手をかけたところ。
右手をマッチさせるところがバランシーか。

上部のホールドは大きくなるが慎重に慎重に。
「体が軽い!」とお褒めの言葉をいただいた。

③ てんがらもん(クラック 5.6) NOS

④ なみ(クラック)     MOS

⑤ No1クラック(5.10a)  MOS

このエリアの看板ルート。
小ハングを越えて、C5、C6のカムが要る。

奮闘中。
この後、左差しに変更、なんとか登り切った。

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下山後は「ネッピー館」で温泉に入った。やっぱり左ひざ外側と右足のくるぶしに擦過傷があった。
近くのAコープで買い出し。
道の駅「根占」のコテージに宿泊。宿泊費、食費で3000円とお安い。ここからは夜のミーティング。

今回、私は登っていないが主稜線と呼ばれる辺りには以下のようなすばらしい所がある。

満足度100%の一日であった。

いっせいのクライミングや日々の日記です