雨のカメラ散歩

2024.3.17(日) カメラ散歩 17

一日中雨の予報。昨日の疲れもあって休養日とする。
午前中は今年になって3ヵ月間の山行記録をまとめた。
午後は韓国で行われているドジャーズの試合を観ていたが、大谷翔平は2三振しても試合は一方的に勝ちそうだったので代打が送られた。
今日はほとんど体を動かしていないことが気になって、小雨の中「カメラ散歩」に出かけた。

お宮の猿田彦神の近くにあった布袋さん。

お寺の近くにある枯れた泉。
以前の姿を知るものにとっては寂しい景色だ。

自然石に地蔵様が掘られた石板がはめ込まれている。
少し離れた所から指を出し、目を閉じて前に進む。
指が地蔵様の鼻を見事に突けば良縁に恵まれるそうである。
やってみたら2cmずれた。

隣の地区の高江年神社まで足を伸ばした。
切られた老木に陸貝(キセルガイの仲間)が群がっていた。

堤防を歩いていたら前からNDロードスターが来た。
そして私の横を通るとき、水しぶきが飛ばないように徐行した。
県外ナンバーだがどこかでまたお会いしたい。

近所の庭先でかくれんぼをしていた、ウサギさん。

我が家の庭。今年はリュウキンカを増やしたい。

居間のテーブルで育てているワイヤープランツ。
ここまでで1ヵ月かかった。

ダム下:「マハレ・ダイレクト(5.11b)」初登

2024.3.16(日) 日向神:ダム下 218

年度末の慌ただしい時期なので、仕事は計画的に進めなければならない。
先週のダム下で、「マハレ(5.11a)」に取りつき、3ピン目を右から回り込むよりもボルトを真っすぐ登った方が安全だと思った。今日は直上ラインの開拓がめあてである。

エターナルブルーマイカ(色)のボンネットやフロントガラスに菜の花が映りこんでいた。

① トライアングル(5.10b) R(リピート)
お目当ての左側にあるルートをアップがてらに登り、Tr.をセットした。昔の5.10bはアップといえども力を使った。
②~③ マハレ直上(Tr.)
③ マハレ直上 NG
④ マハレ直上 RP(初登)

右手はカチで、足の使い方がポイント!
ここで3ピン目にクリップ。

上のフレークをアンダーで取るまでが核心部だ。
頭上の木はこの後切り落としたのでもうない。
ビレイヤーは井ノ口さん。

ボルト間隔が近いのでルート図を載せた。
手が切れそうなリッジを使いながらほぼ直上する。

「マハレ・ダイレクト(5.11b)B4 緒方いっせい」とした。

⑤~⑥ 卒業記念(5.11b/c) Tr.
本日、K1さんによって初登されたルート。

初登するK1さん(終了点近く)

1~2ピン目がパワフルすぎて登れなかったので、2回目は左の「イルネージュ」から取り付き、2ピンめから登った。

⑦ 必殺仕事人(5.11b) 敗退
相変わらず私には難しい。

⑧ ブラッデイ・ジャム(5.11c) Tr.

ブラッデイ・ジャムにトライするナカさん

今日もこのルートは人気だ。
お手本のつもりでTr.で登ったが、1テンがかかってしまった。

3月も中旬を過ぎて陽が長くなった。
車にカム類を取りに行った。

⑨ チーちゃん(NP) R(リピート)

細いクラックにナッツをきめる。

⑩ ミレービスケット(NP) NG

プロテクションがNPというだけで登り方はフェース系。
初登した1月以来だが、自信がなく安全第一で左にあったボルトを1本使用したので、NG。
あまりお勧めのルートではない。

ダム下:3週間ぶり!

2024.3.10(日) 日向神:ダム下 217

快晴の今朝は冷えた。

ビオラとチューリップの葉に付いた霜。

ヒヤシンス
ムスカリ

毎週末山に行くので実家が草ボーボーになりかけていた。
午前中2時間の草刈りを実施。
昼前には日向神:ダム下に到着、3週間ぶりとなる。

【ブラッデイ・ジャム(5.11c)にトライ中のゆきえさん】
私が2月10日に拓いたこのルートが今、大人気だという。
何人もの実力者がトライして、オンサイトした方はいないようである。多くの方に取りついてもらうのが嬉しい。

① 「令和6年春(5.10b)B4」 OS(オンサイト)
ちょっと来ないとK1さんがすぐに新しいルートを拓いている。

②~③ 新ルート「マハレ(5.11a)」にトライ

マハラ(5.11a)の左上バージョンになる。
しかし、ボルトの位置から新しいラインを登ることも出来そうだ。

ヒールフックを使うムーブで登りたい。
昨日の野岳で指先が消耗していたので、この課題は次週の楽しみにとっておこう。

先日、庭からカップに移植したスミレがすっかり根ずいた。

春の野岳

2024.3.9(土) 野岳 12

昨年12月の野岳クライムから約3ヵ月たった。
体調も良くて「もうそろそろかな、ヘールボップ彗星(5.11d)」と、毎日自分自身に投げかけてきた。

午前7時に山友さんと熊本市を出て高速道でみやま柳川ICまで。
その後は沿岸道路に乗り、鹿島市から萱瀬ダムを回り、野岳湖から岩場へ約3時間のドライブ。

① ダーティーレイバック(5.10b) R(リピート)
② ダーティーレイバック(5.10b) R(回収)
このルートは2回目、たぶん10年ぶりぐらい。
1回目はさくさくと登った記憶があるのにどうも今日は危なっかしい。岩も日陰でまだ冷たい。
アップが終わったころに、地元のTさんとKさんが「ヘールボップ」にヌン掛けを終了された。本当にありがたい。
③ ヘールボップ彗星(5.11d) 敗退

昨夜のイメージと今日の実態は天地ほどの開きがあった。
もっとイメトレだけでなく、実際の地道なトレーニングを積まなければならない。
④ セシボン(5.11a) NG
⑤ 恐怖のトラバース(掃除)

セシボンの右隣にありほとんど登られていないので上部はコケむしていた。
赤✖ホールドが多くグレードより難しそうで、特にルート名が凄すぎる。
ボルトが何ヶ所も打ち直され、先人の苦労の跡が偲ばれる。
⑥ 恐怖のトラバース(5.11b) Tr.
ルート名にも十分納得。
しかし、トップロープで登ればとても面白いルートであった。

⑦ ブラボー(5.11b) NG

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この頃Tさんらが掃除して復活させられたルート。
1ピン目は高くちょっと危ない。
このままだとまた誰も登らないルートになるかもしれない。
かなり研究させていただいた。
⑧ ブラボー(5.11b) Tr.
結局、右にある「ハートブレイク」のホールドを使っても相当難しいことが確認できた。
⑨ 魔の終着駅(5.11b) R(リピート)
前腕や指が時々つったが、なんとか登り切った。

改めて野岳の楽しさを味わった一日だった。

帰りは沿岸道路を荒尾まで、田原坂から熊本市内へ帰った。

野菜たっぷりチャンポンと餃子5個セットの夕食。

道端エリア:クラックルート3本

2024.3.3(日) 日向神:道端エリア 216

道端エリアの右側、スラブ壁にナチュプロで登れるラインがあると聞いてさっそく行ってみた。

桃の節句の朝、阿蘇山からは不穏な煙が上がっている。

日向神キャンプ駐車場では「ヤママユガの繭(まゆ)」を2個見つけた。

今朝の気温はかなり低かったので、氷の芸術が残っていた。

① 君のために(5.9) R(リピート)
② だんだん(5.9)  R(リピート)
③ 右上クラック A(NP 5.7ぐらい) OS(オンサイト)

スタートは「ウェルカム・ベイビー」で、穴状クラックにカムを入れながら登る。1本木立にはスリングを掛けて「ビレイは広場で」の終了点まで。ルート名は仮称で、以前から登られていたようだ。

④ ファミリークラック(NP 5.9ぐらい) OS

ファミリー壁の黒いクラックをナチュプロで登った。
キャメロットを1セット以上、ナッツも1個使った。
中間部のクラックは意外と深く、ジャミングもきまる。

終了点はこの地点を利用させて頂いた。
ルート名は仮称、ナチュプロでは初登かもしれない。

⑤ 右上クラック B(NP 5.8ぐらい) OS

スタートはスラブ壁の左側「春の光」で、これも大きな穴状クラックを右にトラバースして進み、終了点は「瞳」を使った。
ロワーダウンでの回収は難しく、下部のカムは外れやすいので要注意。
ルート名は仮称、クラック内が掃除されていないので初登と思われる。

⑥ 木の芽起こし(5.10-) R(リピート)
⑦ シンシア(5.11a)   R(リピート)
⑧ 太郎(5.11a)     R(リピート)

「太郎」の核心部をさらりと抜けたので「俺もうまくなったな~」と独り言ちていたらズルッと足が滑り危なかった。
邪念が入ると注意力が散漫になる!

⑨ だんだん(5.9) R(リピート)
終了点の鉄ビナが錆びて開かなくなっていたので、山友さんの好意でもらったカラビナを替えに登った。

道具箱の中で30年以上も眠っていた「STOPPER 11」を今日は2回使った。
昨年買った6本のカムも日向神で活躍できるようになって良かった。

面風(おもかぜ)の寒い日

2024.3.2(土) 面風の岩場 3

3週連続で面風の岩場。
外気温5度で家を出たが、津江山中に来ると1度まで下がり小雪が落ちてきた。

先週の続きで岩頭に登り、ボルトを追加してTr.を下げた。
掃除をしながら下降。


先週切った切り口から水が上がり、凍っていた。

これは上面が平になっている。
澤田・川津ペアが来られたので、ビレイをしていただく。

被り気味の下部と中間部のワイドクラックの部分が予想よりも楽に登れた。

とにかく指先が冷たくて感覚がない。
なんとかテンションなしで上まで行けたが難易度が分からない。
昼食は日なたでとり、私は岩場探索に上流部へ行った。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_1235-1024x682.jpg

ウサギの糞を見つけた。
もどってくるとみんな足の冷たさにモチベーションが下がり、早仕舞となった。

帰り道、以前から寄ってみたかった旧菊鹿町の「松尾神社」で車を停めた。

目の前は水田が広がる裕福な地域であり、荘厳な風格の漂う神社である。
狛犬も4体ある。

これは相撲取りの石像だろう。

近くには鞠智城跡がある。

面風:ソロ開拓

2024.2.24(日) 面風の岩場 2

3連休の中日、天気も良好なので面風の岩場で開拓へ。

山へ向かう途中、昨夜の強風で竹が道路に倒れていた。
引いても落ちないので、鋸で半分切って取り除いた。
「一日一善」今日も佳い日になりそうだ。

岩場に着くと、山友さんからお断りのLINEが入っていた。
今日は一人になったが、土木作業、きこり、終了点設置、大掃除と「本格的」な開拓予定。

最初に山道作りをしたが、その後にイノシシが脱糞をしていた。
出会わなくてよかった。
ソロなのでいろいろと手間取り、昼食は午後2時になった。

来がけに寄ったコンビニでスマホを開くとクーポンが届いていて、ビッグサイズのカップラーメンが半額になっていたのでつい買ってしまった。
よく働いていたので腹が減ってぺろりと食べてしまった。

今日の成果。

近所のばあちゃんが亡くなり、今夕が通夜式の連絡が入ってきた。

リフレスに新ルート2本設定

2024.2.23(天皇誕生日) リフレス大牟田 7

1年間で一番寒いイメージのある2月も今年は暖冬である。

ヒヤシンス
ムスカリ

庭の花も春らしさを演出しているが、この後に遅霜とか来なければよいのだが。
ところで、2月後半3連休の天気は芳しくない。
そこで今日は「リフレス大牟田」の人工壁で登った。

5.10aルートから始めたが、高さがないのですぐ登り終えてしまう。
また、5.11台のルートが2本しかないことも少し寂しい。
そこで山友さんの提案で新ルートを設定することにした。

左壁のほぼ中央部「紫✖テープ(5.11b)」である。

2本目は右壁で「紫✖テープ(5.11c)」である。
スタートは右下からのSD(シットダウン)になる。
写真では紫の細いテープが張ってあるホールドになる。
良かったら写真のように右のヒールをかけて登ってほしい。
左壁との段差を使うとヒールなしでも登れる。

今日はリフレス大牟田に行く前に近くの「道の駅 おおむた」に寄った。
すると店内に「今、交通事故に遭いました!」みたいな血だらけのおじさんがウロウロしていた。
びっくりして遠目に見ていたら「いらっしゃいませ」とか言って、ここの店長さんだと店の方に教えてもらった。
どうも「ダイ・ハード」のブルースウィルスのコスプレらしい。
いや、びっくりした。

新岩場の探索会

2024.2.18(日) 面風の岩場 1

朝、自宅近くでキジ(オス)を見つけた。

結構近くにいて、人を恐れない。

車に乗ったまま写真が撮れるのはオープンカーならでは。
今年も近くに巣をかけてほしい。

春の陽気に包まれて、今日は新しい岩場の探索会。
発起人はもうボルトを打っている澤田さんと川津さん、クラック好きのうめ吉さん、そして私の4人。

最初に訪れたエリアにある約10mの岩峰。
この岩は既に掃除され、ボルトが打ってある。
このカンテなど、本当にすばらしい。

午前中は広い岩場を見て回った。

思わず「お~!」と、声が出る。

こんな所やあんな所、いろいろあるがこれから徐々に明らかになるだろう。

立派な炭焼き窯も幾つか見つけた。

午後は澤田さんと川津さんが拓いた最初の岩峰を登った。

ここだけで3本できそう。
さっそくうめ吉さんが短いクラックを1本掃除した。
私は澤田さんからポケットのあるフェースをプレゼントされたので、「つば」だけ付けてみた。

なんとかものにしてみたい。

いっせいのクライミングや日々の日記です