「尾平の岩場」カテゴリーアーカイブ

忘年会から「尾平の岩場」

2023.12.2(土)~3(日) 忘年会 尾平の岩場2

12月2日(土)
2023年度の「あそ望忘年会」は例年のごとく「阿蘇くじゅう高原ユースホステル」を貸し切って行われた。
参加者は17名、今年も新入会員があって賑わった。
12月3日(日)
朝は霧雨であったが、岩組5名は予定通り「尾平の岩場」へ向かった。
道の駅「原尻の滝」でアリキチ車に乗せてもらい出発。
10時頃には尾平鉱山の近くにある岩場に着いた。

No④ いろは(5.9+) ☆ MOS

最初なので易しめのグレードから取り付く。
スタートが意外に頭を使った。ビレイヤーはキーボウさん。

No⑦ 桶狭間の戦い(5.9+)  MOS

まだ体が岩場に慣れていないのか、午前中ではここが一番際どかった。無☆は単純に難しいスラブのようだ。

No③ 左方カンテ(5.9+) ☆☆☆ MOS

写真の頭上にあるカンテに上がって登る。
だんだん調子が出てきた。

No② 奥岳スラブ(5.10-) ☆☆☆ MOS

奥岳スラブを登るす~さん。
名前からしてこのエリアを代表するルートだろう。

左は「左方カンテ」を登るユジンさん。
右は「奥岳スラブ」を登るキーボウさん。
両ルートとも、35mほどあるので60mロープでは足りない。
ロワーダウンしてきたら、ビレイヤーも5mほどスラブをあがらなければならない。(すっぽ抜けに注意)
【昼食】
No⑰ 緒方2001(5.10-)☆ MRP

実はこのルート、名前が名前だけに2022年3月、この岩場に一人で来てTr.でぶら下がったことがあるのだ。
緒方とは、もちろん私が拓いたルートではなく、「緒方町」が由来であろう。私には三ツ星に感じた。

No㉔ カモシカの声(5.10) ☆☆☆ MOS

キーボウさんの一押しルート。
確かに頭を使ってムーブを組み立てなければならない。
樹間に落ちている糞はカモシカかも?

No㉞ ねぎらい(5.11) ☆ NG

このままでは「ノーテン日」になりそうだったので、ダメ元で取りついた。
下りながらムーブのばらしにかかったが、核心部で足が上がらず、今日はあきらめた。

No㉟ 純(5.9+) ☆☆ MOS

かぶりの上に1ピン目があり、スポッターが必要だった。

花崗岩のスラブは凹凸の分かりにくいホールドに乗るのが大変だが、フェース的な登り方も随所にあり楽しめた。
グレードは少し辛めに感じた。
今日の気温は6~7度であったが、指先に冷たさは全く感じなかった。
岩場は明るい樹林帯にあり標高が600m近くあるので、雪さえ降らなければ通年楽しめる岩場である。

今日の岩組(いっせい、す~、ユジン、アリキチ、キーボウ)

夕方5時ごろの「原尻の滝」である。

午後7時ごろ帰宅。
やまなみハイウェイや竹田市~阿蘇~菊池の道は高速道並みに燃費が良い。

尾平の岩場 1

2022.3.29(火) 尾平の岩場 1

いつの時だったか、
「いっせいさん、尾平の岩場にルートを拓かれましたか?」
と、訊かれたことがある。
「尾平の岩場❓ どこだろう・・・」
どうも話によると、そこには「緒方」というルートがあるらしい。
そこで先日、大分のしょう子さんからトポを送っていただいたので、さっそく春休みを利用して行ってみた。


尾平に向かう県道から見た岩場。
駐車場から10分足らず登るとすぐに着いた。


左の端のエリア。
岩質は花こう岩で、アケボノツツジが咲いて比叡山みたい。


「早春賦 5.6 B3 」 OS(ロープソロ)
ロープソロ超初心者として、このグレードは嬉しい。
フリーソロでも行けそうであったが、そこまでクライミングに命を懸けてはいない。ルート名も季節に合っていた。


「緒方2001 5.10- B5」 Tr,
下部は水が流れて苔が生え、濡れている。
花こう岩の粒が荒く、けっこう立っている。
ピン間が遠く、落ちたらソールを張り替えたばかりのミウラが台無しになりそうだったのでTr.で登った。
花こう岩のスラブに慣れておらず、かなり面白かった。
「緒方は水もしたたるいいルート」だった。


まだ新しい「シカの糞」