ダム下開拓 No5 今年最後か

2019.12.28(土) 日向神:ダム下エリア

参加者:原口、キーボウ、K1、ゆきえ、カオリン、白、いっせいの7人。
未明から目が覚める。このごろ睡眠時間が短い。
ゆっくり準備しても暗いうちに家を出た。気温はマイナス2度、お腹にカイロを貼った。
下のエリア(現在は中段エリア)の奥へ行ってきこり作業。数日前の雨で岩が濡れており、ドロ落としははかどらない。
午前中は右奥の谷を上り、最上部の尾根や上のエリアを探索した。その後は樹林帯から懸垂して開拓の可能性を探ったり、お目当てのルートの整備(終了点設置)をしたりした。
時間が経つのは早い。
夕方になり、「パチンコホール 5.10c」の掃除の手伝いをした。更に、掃除が済んでいる「トライアングル 5.10b」をOSした。下の写真は「トライアングル」


下りながら左の「必殺仕事人 5.11b」の掃除もした。もう登れる状態だ。

今日が今年最後の日向神になるかと思うと登った量は物足りないが、新年を迎えても楽しみがたくさんあるのが嬉しい。

ダム下開拓 No4 「アーモンド味 5.10c」初登

2019.12.21(日) 日向神:ダム下エリア

午前8時、山里の大淵で気温1度ぐらい。曇りから晴れの予報。
ダム下は南向きで北風も当たらないので寒さは気にならない。
先週拓いた「フルグラ」の終了点に下がり、左右の壁を掃除した。右側に1本引けるのは分かっていたが、左側の可能性も探った。
少し遅れてきたK1さんもさっそく更に右側で開拓を始めた。

おおまかな掃除が終わってフルグラの右側に終了点を打ってトップロープトライをした。下部の右足立ちこみがけっこう難しく時間をくったがボルト位置を決めて3本打った。K1さんのビレイで初登できた。試登に時間はかかったがムーブが分かると5.10cぐらいか。「アーモンド味 5.10c B3」とした。第2登はK1さん。

その後、中段右奥の先週掃除をした三角コーナーにTr.を張った。

レイバックやインサイドクライミングといろいろやってみたが中間部が難しい。手袋をしてのジャミングも試みたがしばらくは楽しめそうだ。

夕方、帰りには小雨が落ちてきた。

走力に不安あり

2019.12.27(金) ランニング

年々走行距離が減ってきた。特に今年はひどい。
だいたい練習しなくてもそこそこ走れるのが自慢だったのに、10月は発熱し、11月は膝を痛めていた。12月は屈伸すると左ひざからポキポキ音がして全く走っていない。
これでは5日後の「旭志元旦マラソン大会」の連続出場が危ぶまれる。
そこで今日は旭志の本コースで練習して膝の調子をみることにした。
ところが、旭志に着くといつもの会場(旭志公民館)で大工事が行われていた。心配になって旭志支所に尋ねると「元旦マラソンは中止」とのことだった。

走ることをさぼる理由はいくらでも思いつく。
膝が痛い。腰にストレスがたまる。出る大会がない。練習不足。風邪が流行っている。シューズが古い。家族に悪い。etc
だいたい走る練習をするのに練習不足で走らないなんて「意味わかめ」も甚だしい。この頃私がよく使う走らない理由は「健康に悪いから」だ。

例年、旭志元旦マラソンと合志市カントリーマラソン大会を走ってきた。
ところが今年度、合志市から菊陽町に転勤したためカントリーマラソン大会は出られなくなった。もう3000円以上の参加費を払って一般のマラソン大会に参加する意欲はないので「出る大会がない」が理由にもなる。

せっかく旭志まで来たので足の調子を診るためにコースを走ってみた。
曇り空で気温5度、キロ6分ではあまり汗もかかない。左ひざの調子は悪くない。
「ゆっくり休んだ」のが良かったのだろう。

合志市に住む同僚が「カントリーマラソンのチラシに写真が載っていましたよ」と教えてくれた。今年度からは参加できないので応募用チラシは見ていなかった。
ちょっと気になって合志市の市民センターに見に行くと、玄関のポスターに結構大きく載っていた。

白いアンダーシャツにオレンジ色のTシャツというコーディネートが良かったのだろう。せっかく載せてもらったのにこちらも残念。

岩野山 トポ図2020年版

2019.12.27(金) 岩野山

先日、山友のSatoさんから「岩野山のトポ図がなくなっています」と連絡があった。
「メモ帳ではなくて良かったです」と返事した。まあ、想定内である。
今日、新しいトポ図を描いて持って行った。

岩場に近づくと、また周りの木がなくなっていた。

もう、夏場は日陰がなくて登れないかもしれない。しかし、暑すぎてやぶ蚊は少ないだろう。

ロックタワーの先は大きく崩壊していた。

こんな大きな岩があったのだろうか、と思うほどの崩落である。まだ上に引っかかった岩があるので十分注意が必要だ。

岩場の樹木の伐採はいったい誰が行っているのか。
岩場としての保全はなされているので意見を言う筋合いはないがやはり気になる。
今日は思い切ってゴルフ場に尋ねてみた。すると、受付さんの言葉ではあるが、
「ゴルフ場は全く関知していない」とのことだった。あまり突っ込んで訊くとクライミングに関して藪蛇になりそうだったのですぐ止めた。

ダム下開拓 No3 フルグラ初登

2019.12.15(日) 日向神:ダム下エリア

参加者:K1、ゆきえ、浦崎、カオリン、秀ちゃん、いっせい

朝7時、まだ薄暗いなか駐車場に着いた。
資材小屋前の沢コース(急登)にロープをフィックスした。ちょうど50mである。忘れ物を車に取りに行くときは便利か。
前日の14日(土)はタケシさん、K1さんが来て「蘭夢庵」前からのアプローチにはしごを作るなどのインフラ整備がなされている。

8時過ぎに来たK1さんは下部の小岸壁(道端)にルートを拓き始めたので私は中段エリアを奥に進み、大きなコーナーの部分にTr.をかけて苔落としをした。

その後、チェーンソーを持ったゆきえさんや浦崎さんらが集まった。
昼前からは道端の小岸壁で出来立てのK1ルートを登ったりきこりや掃除をしたりした。
私は左側のスラブ帯を掃除した。このルート、当初は直登できずに右に抜けたが、ゆきえさんの登りでヒントを得てTr.で登れた。そしてボルトを3本、終了点にチェーンを2本設置した。
下の写真、右側は岩場の中央を掃除する秀ちゃん。左はボルトを埋める私。

夕暮れが迫る中、マスターリードで初登し、「フルグラ 5.11a B3」とした。

本日のルート
①もず子(5.10a)ぐらい OS
②もず男(5.10b)ぐらい OS
③フルグラ(5.11a)ぐらい 初登

ダム下開拓No2 エリアの整備

2019.12.8(日) 日向神:ダム下エリア

参加者:タケシ、ゆきえ、K1、原口、浦崎、カオリン、いっせい。
タケシさんの案内でエリア中段の道路跡をずっと奥まで探索した。
大きな作業用トンネルを過ぎると日向神ダムに突き当たる。周りには魅力的な岩が手つかずのままある。
とりあえず手前のエリアの灌木切りや蔦はがしをした。

午後はK1さんが掘り出した「イルネージュ 5.10a」を私がOSした。


10数年ぶりのダム下エリアでの、記念すべき再登であったようだ。
「光の春 5.11c」はタケシさんが掘り出した。
私はTr.でトライしたがなかなか登れなかった。
ゆきえさんらは若い頃ここをアップで登っていたらしい。信じられないぐらいすごいことだ。今は2ピン目までも行けない。それでも岩登りは楽しい。
①「イルネージュ 5.10a」 OS
②「光の春 5.11c」 Tr.(NG)

ダム下開拓No1 偵察

2019.6.16(日) 日向神ダム下エリア 偵察

時々小雨。単独でダム下エリアへ行った。
対岸から新緑に覆われた大きなエリアが遠望できる。写真は下部エリア。

資材小屋の前の沢沿いに登る。かなりの急登だが踏み跡はある。
2006年の崩壊以来登る人はおらず、取り付きも灌木が繁り、壁は蔦で覆われている。
壁には削岩機や発破の跡が残っている。

長いスリングがぶら下がった「光の春 5.11c」は適当な場所にボルトが打てなかったのだろう。上にはQDが残っている。


リングボルトのすぐ横に打たれたステンのボルト。
何故かカラビナはリングにかかっている。ここは苔がひどい。
取り付きはかぶっているところが多く、蔦をはがせば再開発は難しくないと思えた。

午前11時から雨に強い「愛のエリア」でユジン夫婦と登った。

今回からブログに「ダム下エリア」のカテゴリーを設定した。

川の名前にこだわる!

2019.12.22(日) 徒然

月に2~3回は八女市の日向神峡へ行って岩登りを楽しんでいる。
自宅から北上して山鹿市の国道3号に出ると右側を「岩野川」が流れている。鹿北を過ぎると岩野川の支流、「男岳川」に沿って北上する。
しばらく行くと信号機のある弁天交差点から右に曲がり、県道13号となって男岳川に沿って八女市の大淵へと向かう。

その弁天交差点のたもとにある橋名(地図A地点)は「中の川内橋」で、
川名は「中津川川」とあり、男岳川の支流である。

ちょっと変わった名前なので興味がわく。
「ふ~ん、この辺りに中津川という地名があるのだろう」と思い、近くの自販機に寄られていた方に訊くと、「向こうに中津川という集落がある」とのことだった。なるほど、と思った。

この後、何かが気になって国道のもう一つ上流にある橋(B地点)を歩いて見に行った。すると、「弁天橋」「小栗川」とある。

「えっ? たった50mで川の名前が変わるのか!」と驚いた。この間、川は絶対分かれてはいない。いったいこの川の名前は「中津川川」なのか「小栗川」なのか。

この川の近くの家に猫がたくさんいたので見ていると住人の方がごみ出しに出てこられた。

どう見てもこの辺りに50年近く住まわれている風貌である。思い切って挨拶をして、家の前を流れている川の名前を尋ねてみた。すると、
「川の名前? なんだろう。」という返事。驚いた。
川は川、名前なんかどうでもいいじゃないか。という感じなのだろう。
そう言えば、山の近くに住んでいる人に山の名前を訊いてもあまり知らないのと同じか。
川の名前が気になって眠れないということは全くないが、毎週この弁天の交差点を通るたびに心が少しざわつく。

熊日新聞「マタ山二行ッテ居リマス」終了

2019.12.16(月) 徒然

私のブログタイトルとよく似た熊日新聞企画「マタ山二行ッテ居リマス」が2019年12月15日の朝刊「八方ヶ岳」の記事をもって終了した。
編集後記によると、2015年4月から毎月1回掲載されてきたようだ。私のブログは2015年11月の開設で熊日より約半年遅れとなる。ブログタイトルを考えるときに熊日の記事を真似したつもりはないが、以前記事を読んだときに洒落た一文として私の脳裏に焼き付いていたのかもしれない。
この2つのタイトルはひらがなとカタカナの違いもあるが、「山に」と「山へ」という助詞の違いもある。辞書で調べると、「山に」は到達点・行先がはっきりしており、「山へ」は大まかに山の方へ向かっていることを表している。しかし、2つの区別はあいまいでたいした違いはないようだ。(私も時々間違える)
とりあえず熊日企画が終了したのでかなり不利だった「本家争い」もなくなったと言える。
下の写真は「フルグラ 5.11a」という先日開拓したルートである。1day  ascent  なので掃除の跡が生々しい。

 

サクラマチクマモトへ行ってきました

2019.12.7(土) 徒然

午前中は仕事。夜は山仲間との忘年会のため、早めに熊本市内へ行った。
まったく計画はしていなかったが9月にオープンしたサクラマチ・バスターミナルまで初めて行ってみた。
このごろのバス代はカードで払うのが主流らしいので思い切って定期券売り場でカードを作った。「くまモンのIC・CARD」というらしくもうこれだけで私の世間は急に広くなった。
写真はサクラマチ・モンベル店近くから東側を見たところ。銀杏並木がクリスマスの飾りよりもきれいだった。

外に出ると広場で何かイベントをやっていた。出店はテントではなく洒落た小屋が建っている。たぶんいつもこんな賑わいなのだろう。

下通りをぶらぶらしながら三国屋に入った。買ったのは木製のカップとスプーンなど。冬になって毎日食べるフルグラもステンレスのカップでは冷たく感じてきたからだ。

一応第一目標の好日山荘に行った。ここで10月27日の国見岳でなくしたストックの「先ゴム」を買った。脱落防止ストッパー付きで540円。

第2目標、上通りのまるぶん書店に寄って「李陵・山月記 中島敦」の文庫本(400円)を買った。
この本は先日、図書館から借りた「易しく読める現代語訳本」で久しぶりに読んだ。相変わらず面白かったが若い時に読んだ感動には至らない。その時「やはり漢文調の原文で読まないといかん」と思った。
そこで約40年前に買った文庫本を家の本棚から取り出し、1ページ目をめくった。
そしてびっくりした。ハ○キルーペのCMではないが「文字が小さくて読めな~い!」のである。2行読んで目と頭がぐらぐらしてきた。新しい本を買おう!
今回、書店でこの本を探すと案外容易く見つかった。本棚から引っ張り出すと「ドキッ」とした。なんと本の装丁が40年前の文庫本とほとんど同じだったからだ。違うのは帯にピース又吉氏のキャッチコピーが付いている。お~、又吉さんもこの本が好きなのかと納得してしまった。(左が昭和54年23刷、右が平成31年86刷)

さて、ページをめくってみると肝心の本文のポイントは昔の1.5倍ぐらいある。まずはこれで読める。詳しく調べると、1ページの文字数は約70%になり、全体のページ数は144pから218pに増え、値段は180円が税込み440円となって約2.4倍である。

忘年会の店は上通の居酒屋A。気の置けない山友との飲み方は楽しい。白岳のお湯割りで体も温まり、料理もうまかった。あっという間に時間は過ぎ、「じゃあ、明日は日向神で!」と、バス停で別れた。ICカードを使い、小銭を気にせずバスに乗ることができた。
放射冷却でキンキンに冷えた夜道を歩き帰宅して風呂に入ろうとしたら衣服が非常にタバコ臭かった。う~ん、これはきつい。

山屋の忘年会は次の日登らないといけないから、グリーンパル日向神のロッジを借りて時間を気にせず飲み食い(持ち寄り)して泊まる方が良い。そして次の日はいつものように登る。来年はこう提案しよう。