5月の振り返り(退職2ヵ月目)

2025.5.31(土) 徒然149 日向神286 ダム下44 

今日も通勤みたいに日向神:ダム下へ行った。

「カムカムエブリイバディ(5.10b)」を登るアリキチさんとマススさん

今日は一人でラーメンを食べながら岩の掃除でもしようかと思って来たら仲間がいた。

これ幸いと新ルートを試登したりビレイをしてもらい、掃除、ボルト位置決め後に終了点、ボルト7本の設置まで完了してしまった。

後から来たタケシさんがまた何やら作り始めた。
お披露目は明日に。

今日はデイキャンプのつもりで「うまかっちゃん」を作った

退職して2ヵ月が過ぎた。 

ほぼ4月から比べて増えている。しかしその代償として5月前半は体の節々(左ひじ、首筋、左わき腹等)を痛みが回った。
そこでジムではピラティス、ヨガ、バレトンなどのスタジオ・プログラムを選んで疲労の回復や動ける体作りに重点を置いている。

昨日からブルーベリーがとれ始めた

【5月のトピックス】
① 山~隧道エリアで「イマカラダ(5.12a)」を開拓・初登
② ジム~4月から20回通ったので「QUOカード(500円)」ゲット
③ 買い物~洗濯機を13年目で買い替えた
④ ブログ~5月24日、表示数17万回を突破
⑤ 家庭菜園~カライモ、ナス、カボチャ、ミニトマト、ブロッコリーなど
⑥ ロードスター~赤いタワーバー装着

タケシさんから戴いたタワーバーを赤くペイント

本当に走りが変わる。(すぐ慣れるけれど)

⑦ ロードスター~5月31日までの走行距離

しばらくこのままにしておきたい。

「イマカラダ」を高田さんが第2登!

2025.5.29(木) 日向神285 ダム下43 生物23

午前7時過ぎにダム下隧道エリアに着き、一人で「カムカムエブリバディ(5.10b)」の終了点を約40㎝上に移動した。これでルートの見栄え、ムーブも良くなった。
今日は3月9日に「ウオテイン効果(5.11d)」を第2登された高田さんが2回目の登場。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をヒールを使わないという想定外のムーブでOSされた。
その後、写真のように「真ん中が登れそう」ということでTr.でトライ、少々苦労されたが見事に登り切られた。
このエリア8本目のルートはトップロープ課題「アンパン」となった。ちなみに私は敗退。

昨日初登した「カムカムエブリバディ・左スタート」をもう一度登ってみた。
「一手もの」なのでグレードは(5.11a)としたい。

「アンダーリンク(5.11c)」にトライする高田さん。

見事にオンサイト、素晴らしい。
今このエリアで一番人気のルートになっている。

最初、「ゆきえホールド」を忘れていたゆきえさん。

午後、高田さんが満を持して「イマカラダ(5.12a)」にトライ。

中間部のトラバースは意外に力を使う。
残念ながらオンサイトはならず。

それでも実力者たる所以は疲れていても諦めないところ。
何度かのトライの末、見事にRP(第2登)された。
高田さんからは「面白いですね!」と言葉をいただいた。
私は2週間ぶりにトライしたら5回ぐらいテンションをかけた。

最後は今日の生物。

隧道エリアに1匹だけいた「ベニツチカメムシ」

これは我が家のアジサイにいた「ノコギリカメムシ」で、この後私のデコピンを喰らう。

カムカムエブリバディ:左スタート(5.11b)初登!

2025.5.28(水) 日向神284 ダム下42

今日は8時から一人で壁の大掃除。
9時過ぎ、徐々にオールサンデークラブ員が集まってきた。

次に、5月23日に井ノ口さんによって拓かれた「カムカムエブリバディ」の左からスタートする課題をRP(初登)した。

上の図のように1ピン目を左から入って、2ピン目までが核心部。
グレードは「左スタート(5.11b)」とした。
【追記 5月29日】
左スタートのグレードは(5.11a)に変更。

登れた人はハイバックチェアに腰かけて「がんばれ~」と応援できる。

井ノ口さんが「カムカムエブリバディ」の上部を大掃除。
なかなか落ちない木をみんなで引きずり落とした。
この後、終了点を上げる予定。

上の「キンモンガ(金紋蛾)」やイシガケチョウが舞い始め、山は初夏の様相を呈してきたが今日も涼しかった。
明日も行こう!

我が家の「ヤマボウシ」が最盛期を迎えた。

隧道エリアに新ルート誕生!

2025.5.23(金) 日向神283 ダム下41

今日はASC(オールサンデークラブ)準会員の井ノ口ご夫婦と平日クライミングとなり、井ノ口さんは新ルートを拓くという。
今週末は雨や運動会で登れないので今日しかない。

隧道エリアの一番右側、先日の雨で濡れているがトップロープで浮石落とし、ボルト位置決めなど。
その後、終了点とボルトを3本設置。

長身を活かして見事に初登!
「カムカムエブリバディ (5.10b) B3 8m 井ノ口慶市」の完成。

第2登は私。
短いけれどけっこう緊張するルートだった。

その後、左からスタートするラインを模索した。

Tr.ではなんとかなったが5.11bぐらいの強度があった。
次回がまた楽しみになった。

【おまけの生物図鑑】

今朝、我が家で見つけたバッタの幼虫。
バッタの仲間もササキリ、クサキリ、カヤキリ、ヤブキリ、ヒメギス、コロギス、キリギリス、クビキリギスetcと多い。
一応、背中の線から「ヤブキリ」にしておこう。やぶに住むキリギリスという名前らしいが、成虫は樹上に住むとか。

初夏の害虫3選

2025.5.20(火) 園芸 2  生物 22

我が家には高いゼリーを食べながら一冬を越したクワガタが2匹いるが、庭には見つけ次第捕殺される短命なムシたちもいる。
そんなちょっとかわいそうなムシを3種紹介しよう。

① コガネムシ

弁天山公園のツツジを食べるマメコガネ

昨年の夏、アジサイの葉がこのマメコガネによって相当な食害にあった。
毎朝毎夕、合わせて2~300匹はやっつけたのでノズル式ゴキジェットが一缶なくなった。
今年も真っ向勝負を厭(いと)わない。

先日はこのアオドウガネブイブイを見つけた。図鑑によると6~8月が発生の時期なのでえらく早い。
ところで、姿が似ているカナブンは樹液を飲み枯葉を食べるので益虫とされ、ドウガネブイブイは植物の根を食べる害虫とされるそうだ。虫の分類は人間様の都合かな。

② ユリクビナガハムシ

庭のユリのつぼみや葉が食べられ、大きな糞があった。
頭にきて「何者の仕業だろう!」と犯人を捜しに朝晩見に行ったがなかなか見つからない。
「もしかして・・・」と、この糞を集めてみた。

なんと糞の中に丸々と太った幼虫がいた。
見事な「隠れ身の術」である。完全にだまされた。

ネットからの画像 成虫もユリの葉を食べる!

犯人は「ユリクビナガハムシ」というユリの害虫である。
ネットで調べたら、栽培種のユリだけを食べ、自然種のユリは食べないので京都府では絶滅危惧種に指定されているそうな。

③ イボタガの幼虫

キンモクセイの葉を食べる「イボタガの幼虫」を5月10日のブログ「昼間の県体壁」でアップした。その日は3匹見つけて捕殺。

また3匹見つかった。

これが幼虫の最終形態か?
せっかく大きくなったので、キンモクセイの剪定作業要員として放し飼いにしておこう。

2023年撮影した成虫

成虫もなかなかの姿をしている。

ダム下:「隧道」で筋トレ!

2025.5.18(日) 日向神282 ダム下40

今年もアボカド栽培の季節がやってきた。
コップの水栽培で直根が7㎝ほど伸びたら植え替える。

雨上がりだが、そろそろ日向神に行く時間になった。
二日に1回、こりゃあもう通勤だ。

さすがにどこも濡れているが登れるところはある。

隧道エリアに5人が集った。
とも子さんが登っているのは「ウオテイン効果(5.11d)」
今日は体が整っていないのでトップロープをお借りした。

スタートで3回落ちた。
やっと登れたら初登時とムーブが違っていた。
だからクライミングは面白い。

地味に難しい中間部。

派手に難しい上部。
この後はヨガポーズ(英雄?)を強いられる。

この頃は値段が高い「ウオテイン」をやめて少し安い「Soy Protein」に替えた。
大豆効果はまだ確認できないが、このルートを登ることが筋トレになることは間違いない。

今日は山崎家から京都の「生八つ橋」、井ノ口家から「軍艦島」のお菓子を戴いた。
先日蒔いたブロッコリーの種から芽が出たので収穫出来た「ら」お返しをしたい。

エゴノキの花びらを踏みながらの帰路。

九州南部は異例の早さで梅雨入りをした。
我が家のアジサイも併せて色づいてきた。

サンセット:半年ぶり

2025.5.16(金) 日向神 281

今日はKcoさんとダム上のサンセットエリアになったので、星原峠から向かった。出発時は小雨模様だったが徐々に回復してきた。お昼まで登れれば良しとしたい。

峠のシャクナゲは大きいがまばらな咲き様だった。

① ヒマワリ(5.10a) リピート

登っているのはKcoさん。
このルートはいつも磨かれている。

② プリティウーマン(5.11a) リピート

これも半年ぶりだが、ホールドが近く感じて楽だった。
ダム下で鍛えた成果かもしれない。

③ 赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート

これはコケ落としをしながら降りているところ。
核心の立ち込みで「ミウラ2012」のノリが良くなかった。
何回も登っているとシューズの調子まで分かるようになる。

④ 若い時のりりぃ(5.10c) リピート
今日はカメラマンがいないので写真がない。

⑤ おすきなふくは(5.11a) リピート
2020年、長友さんによって開拓された新し目のルート。5年ぶりぐらいなのでほぼオンサイトに近かった。

⑥ 快気祝い(5.11a) リピート

昨年10月に私が拓いたルート。初登以来で、とにかく長く感じたので暑い時は体力や気力が削られるだろう。
今日は下部の核心部を正面突破の初登ラインで登れず、右から少し回って登った。わき腹や左ひじが痛いせいにしておこう。

これは「梅雨のあとさき(5.10a)」を登るKcoさん。

午後3時になっても雨が降らず、二人とも十分満足の一日だった。

帰り道、時間に余裕があったので男岳分教場跡にてコーヒーブレイク。
紅梅に実がたくさん生っていた。

我が家のセッコクに花が咲いた。
今夜から週末は大雨の予報である。

阿蘇・高岳~ミヤマキリシマ鑑賞登山

2025.5.15(木) 阿蘇山 1

先日来、左わき腹が痛むのでクライミング、ドライブ、家庭菜園もやりたくない。何か上半身にストレスのないことをしようと考えたら「仙酔峡のミヤマキリシマ鑑賞」となった。
仙酔峡までは47km、二重の峠トンネルを通り約1時間のオープンドライブである。

ヘリコプターの遊覧飛行が一日中飛んでいた。一人約1万円だそうである。
死に際の枕もとで彼女が「あなた、何かやり残したことはないの?」と訊いたら、「ヘリコプターに一回乗りたかった・・・」と答えそうだ。

仙酔峡のミヤマキリシマを見るのは実に30年ぶりぐらいか。
鷲ヶ峰を遠方に置いて、すばらしい景色である。

仙酔尾根をたどると多くの慰霊碑が並ぶ。
24歳の頃、鷲ヶ峰の西稜リッジからDフェースをKKKの横山さんと登った。
横山「あそこに見えるのが匂坂(さきさか)ルートだよ」
私「匂坂さんが初登したんですね」
横山「いや、あそこで匂坂さんが亡くなったんだ」

その後も何度か鷲ヶ峰には通ったが、私の碑がここに建つことがなかったのは幸運である。

一汗二汗かきながら溶岩だらけの仙酔尾根をたどると左右の景色がどんどん変わる。これほど日本離れした景色はめったにない。
ちなみにこの頃この尾根を「バカ尾根」と呼ぶSNSでの文言が散見されるようになった。
以前、「ちゃんと仙酔尾根と呼ぼう」という運動があったことは忘れ去られてきたようだ。

高岳東峰を目指すと「天狗の舞台」がある。

25歳の頃、槍ヶ岳:北鎌尾根を登るためのトレーニングとして、鷲ヶ峰~北稜ノーマルルートで20㎏のボッカをした。

その後、この「天狗の舞台」でクライミングの練習もした思い出の一枚。(約40年前)
赤いバンダナにジョーラ、手にはクラック用のテーピング、重登山靴、なんといってもオレンジ色の「ウイランス・シットハーネス」が泣ける。

山上でカップラーメンを食べようと水やコンロを持ち上げたのに、肝心のラーメンを忘れるという痛恨のミスを犯した。
ボンベは2010年もの。

高岳山上のミヤマキリシマはまだ1分咲きだったが、イワカガミはたくさん咲いていた。

高岳山頂の標高は1592m、熊本県人はこれを「ヒゴクニ」と呼んで覚える。

帰りは中岳からロープウェイ駅跡に下る定番コース。

こんな所に「ハンミョウ」がいた。
昔は実家の庭にハンミョウの幼虫がたくさん穴を掘っていた。

外国人(ヨーロッパ系か)の登山者は多い。
ほとんど女性は短パンにタンクトップかTシャツで、荷物はすべて男性が持つのがきまり。
対して日本人のカップルは、男性が足に不安を抱え、太って満足に歩けなかったりで女性だけが荷物を持つことはよくある。

この外国人カップルのように、軽装で午後3時から仙酔峡を出発し高岳を目指す二人に「もう少しちゃんとした格好をして、時間も考えないとダメよ!」とか言わない方がいい。
彼らはだいたいこんな格好でヨーロッパアルプスやネパールの峰々を歩いて来ているのだから。

仙酔峡~仙酔尾根~高岳東峰~中岳~ロープウェイ駅跡~仙酔峡、ゆっくり歩いて5時間の山旅だった。

菊池川流域のホタルが見頃

帰宅して「カライモ苗植え」、その後は「ホタル観賞」とブログのアップでゆっくりできない。

ダム下:イマカラダ(5.12a)開拓・初登!

2025.5.13(火) 日向神280 ダム下39

五月晴れの下、日向神:ダム下に向かいProject5の初登を目指す。
しかし、ロードスター(6速MT)のシフトチェンジをする度に左わき腹がズキンと痛む。どうもPro.5の核心部でトライを繰り返すうちに痛めたようだ。こんな状態で初登できるか不安が先立つ。

最初に3FでタケシさんのProject試登のビレイ。

① Pro.5にトライ(数回)

今日は「ミウラ-2013」をチョイス。

2ピン目で不動の4点支持。動けば落ちるの繰り返し!
山で拾った「液体チョーク」が私には合わなかった、ということにしよう。
下部は繊細な足置き、スムーズな体重移動、強い指力が必要だ。

② Pro.5をRP (初登)

中間部の絶妙なトラバースから上部のフェースは自分でも驚くほどうまく登れた。

「イマカラダ (5.12a) B5 10m 緒方一成 」の完成

シャクガの幼虫が今日もいた。

③ 春リンドウ(5.10b) リピート

登っているのはタケシさん。
みなさん慣れているので「カンテを使わない(5.11a)」バージョンでトライする。

④ アンダーリンク(5.11c) NG

4月27日の初登以来、16日ぶりだと1テンション。

登っているのは井ノ口さん。

タケシさんがチェーンソーで何か作り始めた。

隧道エリアにぴったりの「ベンチ」が完成。
日向神を訪れたカップルが木陰のベンチでクライミングを見学できる、そんな素敵な場所になりそうだ。

今日は私の体の周りでダニが何匹も見つかった。

隧道エリアはずいぶんと明るくなったが、2月までは「やぼくら」だったのでダニが多数孵化した可能性がある。または3Fから付いてきたのか。
生まれたてでも全長1~3ミリと目視で確認できるので十分な対策をとってほしい。
私がダニの好きなフェロモンを出しているという噂もあった(笑)

次回ダム下に行ったらトポと一緒に「交流ノート」を置いておくので活用してほしい。
防水ノートはDanさんからの寄贈。

project5にトライ1日目

2025.5.11(日) 日向神279 ダム下38 生物21

二日前、金曜日の雨は山でも相当降ったようで、ダム下「蘭夢庵」の小川も勢いよく流れていた。小径も土砂が流され、照葉樹林の枯葉が層をなして重なっていた。
岩場のしみ出しはいたるところに見られたが、流石はダム下、2Fや3Fの一部では十分登れた。クライマーは合計8名。

① Project5にトライ(2回) NG

岩肌は湿っぽく、上部ではバンダナで水気を拭き取りながら登った。しかも朝イチで体は硬い。
こんな感じで完登できるほどやさしくはない。

3Fの自分の課題で「シャワークライム」をするK1さん。
ここで私は池田さんから高級チョークを分けてもらった。
こんな日はチョークを余分に持っておかねばならない。

日当たりの良い3Fに咲くツツジ。ヤマツツジか?

面白い形の葉もあった。ヒルガオ科のつる性植物だろう。

② Project5にトライ(3回) NG

上部のハング越えで最善のムーブが見つかった。
当初はこの辺りが核心部と思われたが、今日は2~3ピン目と中間部のトラバースで苦労した。

ゆきえさんも下部やトラバースで苦労した。

そうこうしている内にタケシさんが「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をRP(第2登)された。
はにかんだ顔がいい。

【今日の生物】
① ジュウジナガカメムシの幼虫

3Fへの木はしごにいつもいる。

② ヒロオビトンボエダシャクの幼虫

隧道エリアの白い壁を直登中!

③ アオダイショウの抜け殻

ほぼ完全な姿で岩場の帰り道に見つかった。往路では見なかったので、私たちが帰るまでの間に脱皮したのだろう。
「行くときは岩しか見ていないので気付かなかったのだろう」という意見もあったが、私がこれを見逃す訳がない!