「山歩き」カテゴリーアーカイブ

九重山で春探し

2024.3.27(水) 山歩き 36

4月から4年ぶりの異動となり落ち着かない日々であったが、昨日先方に行っておおまかな仕事内容が確定した。
そこで今日は心安く山を歩いた。
自宅の外気温は9度、大観峰で3度。昼は20度になる予想だ。

北外輪山のお花畑は野焼きが終わったばかり。
やっと「キスミレ」を一株見つけた。

今日のめあては男池の花だが、時間的に早かったので「猟師岳」に登った。
登ってびっくり、すぐに霧氷が現れ冬景色となった。

モズも寒そう。

徐々にガスがとれてきた。

多くの木がシカの食害にあっている。
以前、細木数子さんが「日本はシカで滅びる」と占ったそうだ。

三俣山は白いがやまなみハイウェイは春の陽気に包まれている。
平日ながらバイクは多い。一路、男池を目指す。

男池の上部はバイケイソウが元気だった。
もうすぐ緑の畑になる。

先日まで雨だったので「タマゴケ」も元気。

「ネコノメソウ」はまだこれから。

やっと見つけた「ユキワリイチゲ」

これは「ツチグリ」
キノコ類はたくさん撮った。

「かくし水」辺りの食害もひどい。

「ミソサザイ」はよく飛び回っている。
コゲラもいた。

「テングチョウ」は3~5月が活動期。

帰りは長湯温泉に寄った。

リフレス大牟田~大津山

2024.1.20(土) リフレス大牟田6 山歩き35

昨日からの雨で外岩は無理。
午前中はカメラ散歩に出かけた。

庭のスイセンが咲き始めた。今日の気温は15度と暖かい。

梅の花もチラホラ。

近所の蠟梅(ロウバイ)は満開を迎えている。

さなぎを2つ見つけた。スズメガの一種だろう。

リフレス大牟田は1年ぶりか。
我が家からガソリン代と施設利用料で約1000円と安い。
リソールしたミウラ2足の足慣らしをした。
2012年購入のミウラだが、小さなホールドにきっちりと乗れる。

帰り道、以前から気になっていた南関:大津山へ寄った。
ふもとに「大津山阿蘇神社」があった。
風格のある神社である。

三角点にストーンバランシングがあったので私も一石積んだ。

生目神社もあったのでお参りした。
ドライブ、人工壁、山歩き、神社参拝と十分満足の午後となった。

三国山と無患子

2024.1.7(日) 山歩き 34

今日はいくつかの都合や天気で山歩き(岩場探し)になった。

まずは八方ヶ岳方面へ。
奥の岩場は「カニのハサミ岩」、そのまた奥は八方ヶ岳。
ここは普段通らない道だ。

近くの集落では「どんどや」が行われていた。

ついつい足が伸びて熊本・大分・福岡の3県を束ねる「三国山」まで来てしまった。

「ツチグリ」があった。しかしどう見ても栗じゃなく柿だろう。

帰り道、「闘うゴジラ」みたいな岩を見つけた。
新年早々すばらしい物件である。
とりあえず、岩場の周りを整備した。
今年は何回か通うことになりそうだ。

帰りに寄った上内田神社でムクロジの実を拾った。
※たぶんこのブログに登場するのは2回目。
漢字で「無患子」と書く。  
「子どもが患うことがないように」という意味があるらしい。
実にはサポニンが含まれ殺菌作用があり、昔は石鹸の代わりにしていた。

実の中には黒い種がある。
軽く堅いので、羽子板で使う羽根の珠(たま)にも使われる。

今回調べて分かったことに仏教で使う数珠は「2500年前のインドでお釈迦様が108個のムクロジの実をつないで数珠にしたのが始まり」だとか。
そういえば我が家の菩提寺の玄関には磨かれた大きなムクロジの根が置いてある。

このブログ、今年は勉強になるなあ。

正月も山へ行っております

2024.1.1~2 岩野山43 山歩き33

明けましておめでとうございます
今年もみな様が楽しく山に行けますように、
心よりお祈り申しあげます
           令和6年 いっせい

1月1日(月) 元日
新型コロナ禍の前は、午前中に「旭志元旦マラソン」を約8kmほど走ってお昼にお節を食べ、地元の寺社に初詣という1日だった。
今年は姉や親戚の年始がなかったので午後は暇になり、岩野山へ出かけた。

今年の初登りは、岩野山でのボルダー。
「奥の院トラバース」で新年の調子をみた。(◎)

草刈りをしたら、バッタがズボンに付いていた。

【岩野山の山頂】
波切不動明王が祀ってある。後ろの山は山頭火が一時期住んでいた味取観音がある平尾山。

駐車場に枯葉が乗った不審な原付バイクが放置してあったので植木交番に届けた。
夕方、警察から電話があり「数日前、岩野山で体調が悪くなり救急車で運ばれた人がそのうち取りに来るまで置いてある原付で、事件性はない」とのことだった。
登山道には数日前に切られた小枝が散乱していた。よく岩野山を自主的に整備されているTさんだろうと思った。ちょっと心配である。
TVをつけて正月番組の「芸能人格付け」を見ようとしたら能登地震が起きていて、アナウンサーが「高台に逃げてください!」と叫んでいた。

1月2日(火)
明日は日向神に行く予定なので、箱根駅伝を観ながら年賀状でも書こう (今頃!) としていたら、3日は雨予報であることが分かった。
あわてて地元の鞍岳(1119m)に行くことにした。

東登山口から馬酔木のトンネルを抜け、「子岳」から登った。

数日前の真白い阿蘇山が嘘のように暖かい正月だ。
高岳の左側の稜線が鷲ヶ峰と北尾根で、その先に根子岳があり、更にその向こうは祖母山かな。

後ろにいたカップルの会話。
女「あの白いモコモコした山はなに?」
男「阿蘇さんだよ」と、優しく応えた。
愛の力はえらいな。

本日の昼食は「ぜんざいとアスパラガス」
ガスボンベに「2010.1.6」とあり、まだ使えた。
ロドキャンの時はガスカートリッジの「タフ丸Jr.」だからなあ。

山頂の石を積んでみた。

もう一つ積んでみた。

帰りのラジオで、青学大の往路優勝を聴いた。
なんか今年もいい年になりそうだ。

秋の大船山

2023.10.11(水) 大船山 山歩き32

秋休みの最終日、予定は未定で、突然ソロで大船山に登ることにした。
5:20 自宅発
7:15 長者原:駐車場 
    またシカが道路をうろついていた。気温10度。

雨ヶ池越え。高曇りで半袖では少し寒いぐらい。

マツムシソウはまだ元気。

坊がつるに下ると一面のススキ野。これが今日のメイン。

大船山には樹林の中をだらだら登るが、今日は汗もかかない。

大船山山頂の紅葉、まだ8分ぐらいか。

人が誰もいないのでセルフポートレート。
平日とはいえ、ちょっと贅沢な時間。

池に降りて「油絵風」に撮ってみた。

坊がつるに下ってさっきまでいた山を振り返る。
テントがどこそこに10張ぐらいはある。

シータテハとアザミ。

オオマルハナバチとリンドウ。

帰りの雨ヶ池越えでヤマラッキョウとまたシカを見た。

約7時間歩いて長者原へもどる。
足湯に入って、お土産にレトルトの「豊後牛カレー」を買った。

三俣山の紅葉はまだの様。

ススキに囲まれた「やまなみハイウェイ」をゆっくり走るのは最高の時間。
前を行くのは大分のNAロードスター。

秋の鞍岳で生き物探し

2023.9.17(日) 山歩き31 メダカのジム2

朝から晴れているが、日向神峡のある福岡県八女地方は昼頃から雨の予報。
山友さんたちもレスト日にしたので、私は地元の鞍岳(1119m)へ秋を探しに行った。

【動物遍】

              アサギマダラ

渡り蝶と云われるアサギマダラ、秋を感じて北から飛んできたのか。

         ツマグロヒョウモン(♂)

とにかく鞍岳の鞍部はヒョウモンチョウが多い。

           ウラギンヒョウモン

ヒョウモンチョウはアザミが大好き。

   キツツキの掘った穴

キツツキ(コゲラ?)のフィールドサイン。

       ヒトのフィールドサイン

意味不明の「金」は花コースにて。

     ヒト (ツームシ山にて)

駐車場は車がいっぱい。キャンパーや県外ナンバー車も多い。
車道も登山道も草刈がしっかりなされていて、観光地になっている。

【植物遍】

        ツルニンジン

見つけた瞬間に「ツルニンジン」と解かり、自己満足。

      ワレモコウ(吾亦紅)

ここで一句「ツームシの 風になびいて 吾亦紅」
ワレモコウを絵にするのは難しい。

花公園から山小屋コースを下った。

      ツツジ

ツツジの季節はいつだったかな?

       ゲンノショウコ

これは薬草とされ、下痢や便秘などに効く整腸作用があるらしい。
帰りはミルクロードから菊池阿蘇スカイラインを走り、清水谷に寄った。

今が盛りと咲き誇っている。

     ヤマジノホトトギス

この花に出会えて来た甲斐があったと思う。
他にもたくさんのキノコ写真を撮ったが、名前が分かりにくいのでお蔵入り。

帰り道、2回目となる「メダカのジム」へ寄った。
50手の長物課題を3回やって、結局クリアできずに指皮が痛くなって終了。

おまけの一枚。

    ハラビロカマキリの卵のう

昨夕、車のアンテナに登っていたカマキリを見つけ、「こんな所に登るんじゃないぞ」と言って下に降ろした。(前のブログを参照)
今朝になりタイヤに「卵のう」を産み付けているのを見つけた。
新品ホイールでなくて良かった!

2023山の日:小岱山

2023.8.11(祝) 山歩き 30

コロナ禍で中断していた山の日イベント「第8回くまもと山の日」が行われた。
小岱山も行き慣れるとけっこう身近な山だ。
10:00 丸山キャンプ場で開会セレモニー
12:00 観音岳で「山の日宣言」
13:00 講演会「小岱山の植物」山下桂造先生

参加費は無料ながら、OS-1を戴いた。
あそ望山岳会からはキーボウさん、マミリンさん、なおさん、私の4人。参加者総計は180人。
これまでの鞍岳、俵山、杵島岳などにも私は参加している。

登山道は樹林帯の中で、あまり暑さも苦にならない。
観音岳頂上からは有明海を挟んで雲仙普賢岳が望めた。
時間があったので岩登りができるという「渡神岩」を探しに行ったが、みんなの記憶があいまいで分からなかった。

ツバキの葉に「イラガ」の幼虫がたくさんいた。

山を下って、ビジターセンターで「小岱山の植物」の講演会を聞いた。
玉名温泉に入って帰ることも可だったが、ワールドカップ「日本VSノルウェー」戦があるのでさっと帰った。
結果は惜敗、本当に残念だった。

気持ちが収まらないので、今日もらったパンフレットの「間違い探し」をした。

最後に、パンフの表紙には山頂の「Mt SHOTAI」という立派な建造物の写真が載っているが、パンフレットでは「Shodaisan Furusato Nature Park」とある。
さて、どっちが本物かな?

九重:天狗岳

2023.7.28(金) 山歩き 29

やっと晴れた平日の休み。
こんな日はドライブと山歩きしかない。

       カワラナデシコ

北外輪山のお花畑は夏草が繁茂して、キスゲと河原撫子がちらほら。

いつもの「男池」につくと、ツチアケビが出迎えてくれた。
駐車場は平日なので10台ぐらい。

      ヒグラシ

黒岳周辺は山が深く、涼しい風が吹き渡る。
そしてヒグラシの声がよく似合う。

「かくし水」までのつもりだったが風が気持ちよく、体調がいいので「風穴」を目指す。

      キノコ&キノコ

「ソババッケ」は静かだった。
平日なので行き交う登山者も少ない。

汗をかいた体に風穴からの涼風は最高だ。
久しぶりに穴に入り、懐中電灯を頼りに時計回りに一周。
体の大きい方は無理をしない方がいい。

体が冷えて、「天狗岳」にも行く気になった。

     天狗別れの先から仰ぐ岩山

小鳥やコガネムシが応援してくれるがなかなかの急登だ。
息が荒くなって「もうこの山はこれで最後にしよう」と思う。

最後は道が分からず岩場を登る。下りも難しいピークだ。

  ツチアケビの花(ラン科) 28年ぶりに出会った!

風穴にもどると膝が痛くなっていた。
相変わらず山歩きは難しい。

    ソババッケ

やっとここまで戻ってきた。

   ヤマホトトギス

最後に可愛い花に出会えた。
「かくし水」で冷たい水を補給、駐車場でラーメンを作って食べた。

三俣山越えて法華院温泉

2023.5.24(水) 山歩き 28

平日の休みがたまにある。
こんな日はドライブと山歩きに限る。
4時起床、5時出発。

北外輪山ミルクロードで朝日を浴びる 気温10度

6時40分、長者原から「すがもり越」めざして出発 。

左手に三俣山が見える

ゆるやかな車道やゴロゴロ道で、ほどなく「すがもり越」に着いた。

小屋はなくなったが鐘は残った

遠慮がちに1回鳴らしてみた。
快晴ながら風は冷たく、ジャケットを着た。
ここから三俣山に向かう。

左の久住本峰と硫黄山の間に根子岳が見える。

三俣山本峰(1774m) 後ろは由布岳
三俣山南峰(1743m)

ここから急登ではあるが、坊がつるへ直接下る。

南峰から見た坊がつると法華院温泉

標高差500mを一気に下る。
一般登山道扱いはされていないがよく踏まれていて、道を間違うことはない。
ただし登りたくはない。

ご存じ、イワカガミ
ウスノキ(臼の木)
坊がつると大船山
法華院温泉山荘とミヤマキリシマ
男湯から見た景色 (入湯料500円) 硫黄泉の匂いがたまらない

しかし、なぜ今日は「法華院温泉」なのだろうか?

A: 三俣山登山とドライブのついでに。
B: 日ごろアプローチゼロのクライミングばかりしているので足腰を鍛えるため。
C: 日ごろの仕事のストレス解消、心身の癒し。
D: 健康寿命が尽き、寝たきりになったときに「あ~、法華院温泉に1回入っておきたかった」と後悔しないため。
E: 老健施設などに入所したとき、「昔はイケてる山ガール」だったおばあちゃんと出会い、法華院温泉の話で盛り上がるため。
F: 一回入ってみたかった。
答えは

大船山とミヤマキリシマ  まだ山の花はつぼみが多い
雨ヶ池から望む三俣山
バイケイソウ

14:00 長者原ビジターセンター着
YAMAPによると、合計12km、約7時間の行動時間だった。

【おまけの一枚】
午後7時過ぎ、夕食を食べながら薄暮の庭にふと目をやると見慣れぬ鳥がいた。カラスにしては大きいな。(私は裸眼の視力が良くない)
「キジだ!」と思ってすぐにカメラを取り、サッシ越しにシャッターを押したら「カードが入っていません」のメッセージ!
SDカードを入れているうちにキジは車庫の向こう側に消えたので慌てて外に飛び出した。
「バタバタバタ!」と大きな羽音を立てながらオスキジは飛び去って行った。

飼料トウキビ畑の上を飛び去るオスキジ

山ばかり行って庭の草刈りを怠っていたら、キジがやってくるようになった。

九重:春の生き物便り

2023.5.14(日) 山歩き 27 生き物 

昨日(土)はかなり雨が降ったので、今日はドライブと山歩きにした。
前回の男池ハイクから3週間経つので花の様子も変わっているだろう。

外輪山のいつもの花園へ。
サクラソウはイブキトラノオに代わっていた。

サワオグルマ

やまなみハイウェイは気温13度、晴れ。
大分方面から大観峰の「おはくま」会場に向かうロードスターとの「ヤエー交換」で気が抜けない。
天気に恵まれ、牧ノ戸峠はほぼ満車。
一路、男池を目指す。

エビネラン
石を抱くケヤキ

男池にある有名な木。
シカによる食害のために下部の皮がない。
上の湿地帯は、水たまりはないがカエルの声が鳴り響いている。

ギンリョウソウ

この花は背が高く、ピンク色が少し見られる。

ツクバネソウ
ホウチャクソウ

たった1本あった。他にもリンドウが1本。

ヤマシャクヤクの果実(?)

3週間前、「かくし水」辺りのヤマシャクヤクはきれいだった。
この実がこのあとどうなるのかは不明。
山中は涼しく、体調もいいので「ソババッケ」まで足を伸ばす。

ヤブレガサの群生

ソババッケ周辺にめぼしい花は見当たらなかった。
昆虫は徐々に動き出していた。

ユウマダラエダシャク
ツノクロツヤムシ
シリアゲの仲間

ムネの上のオレンジのつぶつぶは卵か、それとも寄生虫か?

アミガサタケ

最後に見つけたキノコ。食用になるらしい。

ロードスターND

今日も「ロードスターは隣に停める説」は実証された。

帰り道、20年ぶりに「池山水源」に寄った。

池山水源

相変わらず水の透明度がすばらしい。