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今年初の愛のエリア

2020.9.27(日) 日向神:愛のエリア 110

昨年末から「ダム下エリア」ばかり通っていて、暑くなってからはサンセットや道端、トンネルエリアが多かった。
愛のエリアはなんと10ヶ月ぶりである。
パートナーは会友のセッキーさんで、このエリアは初めて。
ルートのグレードは最新の「K1ヒュッテ掲載トポ」による。

①夢中歩行(5.10b) R(リピート)
とりあえず、これを登る。
セッキーさんはTr.ながらノーテンで上まで。

②初夢(5.10a) R
出だしは相変わらず難しいがグレードは据え置き。

写真は「初夢」

③たぬきのこぶた(5.11a) R
最上部のクラックは濡れていたのでバンダナで拭いた。

④狸のモモコの溜糞(5.10b) R

短いが変化に富んだ好ルートだ。
終了点がボルトの平行打ちのままになっているので、ロワーダウンするとロープが激しくねじれた。

そこで応急処置として手持ちのカラビナを1個追加した。

ねじれは相当収まったがチェーンを1本つなげたい。

⑤愛は勝つ(5.10d) R

⑥義理チョコで勘違い(5.11a) NG
朝からお腹がゆるかったためか、加齢のためか、核心部が登れず左側の「本命チョコ」のホールドを使った。

右壁の下でセッキーさんが「赤いヘビが鳴いている!」と大きな声を出した。
「鳴く赤いヘビ?」
すぐにカメラを持って近寄ってみた。
よく見ると、「キーキー」という声は丸呑みにされかけているカエルの断末魔の叫びで、赤いヘビは「ヤマカガシ」だった。
【拡大する方は閲覧注意】

カエルはアマガエルではなく「アオガエル」か?

昨日は雨が降ったらしく、「毘沙門天」の辺りは濡れていた。
また、今年の目標にしている「エレキバン」も上からの滴りが多かった。(帰りには滴りも止まっていた)
愛のエリアに今日は4人だったが、これからが本格的クライミングシーズン。
サンセットには何本もロープが下がっていた。

帰りは3号線から岩野で左の岳間に入り、菊鹿を通って七城の台(うてな)に出る信号機が僅かに1個のドライブコースを選んだ。
山や畑、田の畔道を真っ赤に染めるヒガンバナの群生は見事であった。

連休の日向神③

2020.9.22(火)秋分の日 日向神:サンセット 109

3日連続の日向神である。
昨日集めた「日向神クライマーズクラブ」の名簿とお金をタケシさんに渡すためにドライブがてらゆっくり日向神に向かった。

サンセットエリアへ行った。
同行は原口さん、タケシさん、ウラサキさん、カオリさん、秀ちゃん。
①八女茶のチャチャチャ(5.10a) R(リピート)
下部は湿っぽい。このルート、何年ぶりだろうか。

②赤い実のヤマボウシの苔落とし作業
ルートは歯と同じでメンテナンスが大事。

③登攀の歌(5.9) R

日向神では貴重な5.9のルートである。
ところで、「登攀の歌」とはいかなるものか。
真っ先に思い出すのは「鷲ヶ峰讃歌」である。
熊大山岳部の部歌と聞いているが、今のクライマーで歌えるものがいるだろうか。

鷲ヶ峰讃歌
荒れろ黄煙よなの雨でも
俺は若人(おとこ)だ山の男だ
仰げよ空をあの鷲ヶ峰
響く靴音おお若さのリズム

命打ち込むクレッテライは
若さの泉度胸の良さだ
締めろよザイルを心の絆
見下ろす岩角おお雲がわく

星がきらめく外輪山に
ふもとの明かりは夜霧にうるむ
歌えよ高らかわれらが世界
山がこたえるおおこだまする

「鷲ヶ峰哀歌」もあるがいつか紹介しよう。

④梅雨のあとさき(5.10a)

登っているのは原口さん。

⑤岩ヒバハングダイレクト(5.11a) NG
ハングの上のボルトにクリップするのが難。

⑥赤い実のヤマボウシ(5.11a) R
一日1本はイレブンを登るというめあてをなんとか達成。

4連休で日向神にこんな人々がいた。
次の3人のうち誰がエライかな?
Aさん:72歳、日向神で2日間も遊ぶ
Bさん:62歳、日向神で3日間も遊ぶ
Cさん:熊本から125㏄のバイクで来て、2本登ってさっと帰る
やっぱり、Cさんの真似はできない。

帰りに以前から気になっていた「下中の六地蔵」を見に行った。

今は川の向こうの田んぼの中にぽつねんと立っているが、昔はこの六地蔵の前を道が通っていたのだろう。
右の石碑みたいなものは「猿田彦神」である。
どこかの神社からやってきたものだろう。

帰り道、ロードスターと3台すれ違った。
NBの黒、NDの白、NAの赤だった。
流石は連休である。
自宅にもどると彼岸花がきれいだった。

連休の日向神②

2020.9.21(月)敬老の日 日向神 108

二日連続の日向神クライミング。
今日はあそ望山岳会のユジン、さん、みき、私の4人が集った。

午前中は涼しそうな「トンネルエリア」へ3人で行った。
①プチフェース(5.8) R(リピート)

「プチフェース」をロワーダウンするさんちゃん。
後方は蹴洞岩。
②シャオロン(5.11b) R
以前は簡単に登っていた中間部でえらく苦労した。
③ダイアゴナル(5.11a) R

トップロープでトライするみきちゃん。

④うし子(5.11b) R

久しぶりながらうまく登れた。
終了点の長いスリングがなくなったので、最後に一手間かかる。

午後は道端エリアへ。
新原スクール開催中で、20数名と大賑わいであった。

⑤二郎(5.11c) NG
⑥二郎(5.11c) R

昨日、元気がなかった私のために帰り際にウラサキさんからいただいたアリ〇ミンVが効いた!
昨日から通算5回目。ちょっと回数をかけ過ぎた。
おかげ様でトラバースはうまくなった。

⑦瞳(5.10a) R

みきちゃんはなんとオンサイト!

⑧ウェルカム・ベイビー(5.11) NG
ワンテンだったので明日(?)は登れるかもしれない。

連休の日向神①

2020.9.20(日) 日向神 107

4連休の二日目はいつもの日向神。
今年は本当に遠出をしない。これもコロナ禍の影響だろう。
国道3号から阿蘇へ向かう道はバイクツーリングが多い。
山鹿カルチャースポーツセンターの近くで大きな事故処理が行われていた。警察官に連休はあるのか?

ダム下エリアへ寄った。
今日も「桜のエリア」は濡れている。
せっかく来たので、下のスラブエリアでルートの掃除をした。
「フルグラ」と「アーモンド味」は思ったほど苔が生えていなかった。
八女津姫岩には5名。

道端エリアへ寄った。
ナカさんらが「二郎 5.11c」をやっていたので加えていただいた。

この中間部のトラバースは足が使えないと左腕が消耗する。


上部の核心部。
ホールドが下から見えないので厳しい。
疲れてくると飛びつく感じになり、フォールとなる。
今日は3回やって全部ワンテン。

気分転換に「シンシア5.11a」を登った。

ここは核心部で軽くキョンを当てて安定できる。

午後はタケシさんらも合流して道端は10名と賑わった。
「太郎 5.10c」は開拓者の新原さんの同意を得て、2ピン目が少し左側に移動された。これで核心部でフォールしても怪我をするリスクは軽減されるだろう。

今日は朝からBMIが20を切り、体は軽いが指や上腕二頭筋がつるようになった。ミネラル分が不足しているようだ。
いつもと違って見学時間の長い私を心配したウラサキさんから帰り際にエネルギーinゼリーやアリナミンVを頂いた。
有難いことである。

帰り道、黒木の「小原橋」を渡った。
眼鏡橋シリーズ第3弾である。

幅が狭いのでドアを開けるのに難儀した。


橋のたもとには白い彼岸花が咲いていた。

今日も日向神 4

2020.8.30(日) 日向神:ダム下~道端

さすがの8月も月末を迎えると幾分涼しくなる。
朝から気温26度、なんとかオープンドライブができた。
今日はあそ望女子3人と日向神へ。

まずはダム下:桜のエリアへ。
「象の目」の右側のスラブにトップロープを架けて、3人はトレーニング。

①ここはステミング(5.10b) NG
途中でワンテンが入った!
うっすらと青苔が生え、若干湿っているが言い訳はできない。
登っているのは外岩はほぼ初めてのバンちゃん。

②プロジェクトTR.トライ
出だしは一発でクリアー。なんとか上まで通す。

③プロジェクトTR.トライ
一応全てのムーブはできたが、指先の消耗が激しくムーブがつながらない。

正午のサイレンを聞いて場所移動。
駐車場に降りるとさんちゃんのクライミングパンツにマダニが食らいついていた。

マダニ対策を怠ってはならない。
私は白い靴下、白いクライミングパンツでマダニを見つけやすくしている。

午後からは道端エリアへ。
サンセットからタケシさんらも合流した。

④ひだまり(5.9) R(リピート)
最上部はホールドが遠い。
⑤だんだん(5.9) R
⑥ルネッサンス(5.10b) R
きみちゃんはここをマスターオンサイト!
私は初見の時、ここで相当緊張したことが忘れられない。
⑦シンシア(5.11a) R

最後に女子3人は「一子 5.10a」にトライ。

リゾート帽子のバンちゃんは「岩にへばりつく、足が高すぎる、ルートを外す」の三悪。次回が楽しみ!


きみちゃんは最後に嬉しいRP。

今日も日向神 2

2020.8.16(日) 日向神:サンセット

今日はロードスターで日向神を目指す。

のんびりドライブにはUruさんのアルバム「オリオンブルー」がよく合う。何回繰り返して聴いても飽きが来ない。

一人で夏草を刈りながら「愛のエリア」に向かった。
久しぶりの愛のエリアは静かだった。
しかし「本命チョコ」の下部などには見苦しいほどにチョーク跡がついていた。昨日は何人か来たのだろう。
右壁末端の「シャガの花の咲く頃」にロープを垂らした。
上部はからからに乾いて良い状態だったが、思った通り下部の2ピン目までは青苔がこびりついていた。
なんとか登れる程度には掃除をした。
歯と同様にたまにはメンテナンスが大切だ。

今日も駐車場で「日向神 Climber’s  club」の受付をされていたタケシさんらとサンセットへ。
午前中は地元の方の接待クライミングがあったので日陰で日和った。
①赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

自分にとって最善のムーブを会得したのでかなり余裕があった。

②善秋くんのおかげです(5.11c) R(リピート)

タケシさんが大粒の汗を滴らせながら登った後を、涼風に吹かれながら登った。有難いことです。

③プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
ここに来たら必ず登る1本。
私がこのルートを日本で一番たくさん登った男だろう。

④エルニーニョ(5.11a) R(リピート)
西日を浴びて触れる岩肌が熱い。
さらに連日のクライミングで指先が柔くなって薄いカチでかかりが悪い。

酷暑列島の日本。
浜松市では40.9度を記録したとか。
今日は少し早めにお開きとなった。

今日も日向神

2020.8.9(日) 日向神:道端 101

この頃は日輪寺から3号線を使うノーマルルートで日向神を目指す。気温30度も慣れてきたのでもちろんオープン。

午前9時30分、駐車場には誰もいない。
否、サワガニがいた。

トカゲもいた。左後足を怪我している。
何者かに噛まれたのだろう。

これは何だろう?

動かなければただのコケなのに。
何かの幼虫だろうか。

昨日は雨が少し降ったようだ。
4人そろったので道端エリアへ行く。
スラブ壁はしっとりしている。

①三四郎(5.10cぐらい?) NG
3回目で初めてのNG。登るたびに難しくなってくる。
アップには向かない。
②シンシア(5.11a) R(リピート)
③太郎(5.10d/5.11a) R(リピート)
このあたりはいつも乾いている。

太郎を登るゆきえさん。

④トラ子(5.11b) 敗退

下の写真、このホールドは右手が良い。
体も伸び切って、この後フォール。
悪い見本で載せてみた。

⑤トラ子(5.11b) R(リピート)
登った時の写真はない。
湿度が高く、汗が半端ない。
3~4ピン目のカチもこの時期に登れると自信になる。

スラブ壁も乾いてきた。
⑥瞳(5.10a) R
⑦だんだん(5.9) R
⑧ルネッサンス(5.10b) R

今日の日向神は本当にクライマーが少なかった。
川遊び、釣り、バイクは多かったのに・・・。
午後4時過ぎ、小雨を機に撤収。

豪雨後の日向神:サンセット

2020.8.2(日) 日向神:サンセット 100

今日も山友が集まる少し前に生き物探しをした。


「シーボルトミミズ」である。
いわゆる「ヤマミミズ」で、30㎝ぐらいある。
「これはカンタロウと言って、おしっこをかけるとちんちんが腫れるぞ」と教えてくれたのは父親だったかなあ。

時々見かける「ミスジチョウ」


これは「ゴマダラチョウ」


道路端に「ウバユリ」の群生があった。

7月豪雨後、初めてのサンセットエリアだ。
「新緑のテラス」の「青葉若葉」ルートの左側が崩壊したので整備を行った。
① 新茶(5.11b) R(リピート)
アップもなしに「新茶」を登り、左へ振り子トラバース。
岩場に逆さ宙釣りになっていた松の木を鋸で切り落とした。

他にも30㎏ぐらいの落石がいくつもあったので下に落とした。
「青葉若葉」の左側にあった松の大木も落石に当たって倒れていた。

これはタケシさんのチェーンソーでベンチに変身。
下の写真の右奥。

②庭園散策(5.10c) R(リピート)
昼食
③赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
少し重心を左にやって楽に登るムーブを会得。
④赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

みなさんは外岩が久しぶりなので、長めのルート「若い時のりりぃ 5.10c」で調子を上げようとしていた。

二日連続の私は「プリティウーマン 5.11a」に打ち込む。
⑤プリティウーマン(5.11a) NG
⑥プリティウーマン(5.11a) NG
⑦プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
5月24日は1回で登っているので、かなり残念。

午後からのサンセットエリアはかなり暑かったがビレイヤーは日陰で、時折涼風が吹き抜けた。
ここはスズメバチもマダニも蚊もヘビもおらず快適だった。

日向神も梅雨明け

2020.8.1(土) 日向神:ダム下 99

やっと梅雨明けした。
朝から気温は30度、日差しも厳しい。
ロードスターはもちろんクローズで日向神へ。
農免道から県道に出る所で目の前をオープンのコペンが横切った。
「負けた!」
直ぐにサングラスをかけ幌をオープンにして追うが、コペンは遥か先をさっそうと走っていく。

ダム下の壁はまだ半乾きだった。
セミの声が「ミーンミーン」とやけにやかましい。

「ミンミンゼミ」である。
カメラに収めたのは初めてかもしれない。
カメムシの大群もいた。

「ジュウジナガカメムシ」だろうか。

まだこれから脱皮を繰り返すのだろう。

今日のお目当てのラインはカラカラだった。
トップロープを下げて大掃除をした。かなり厳しい。

このダム下:桜のエリアは真夏でも木陰が多くて涼しい。
しかし、全体的には冬場がベストだ。
冬場は広葉樹の葉が落ちて岩場が明るく、もちろんよく乾いているからだ。

せわしなく飛び回る「アオスジアゲハ」に見送られながら早めに終了した。

1ヶ月ぶりの日向神

2020.7.18(土) 日向神クライミング 98

朝から庭でステキなガを見つけた。
キイロスズメである。

梅雨明けはまだまだ先だが、明日の日曜日は雨の予報なので岩のコンディションは良くないのは分かっているが日向神に行ってみた。
ほぼ1ヶ月ぶりの「中の川内」にて。

【1】ダム下エリアの草刈り
いつの間にかダム下に行かなくなって2ヶ月が経つ。
ここは上部に樹林帯があるので乾きが遅い。
伸びてきたイバラを鎌で切って歩いた。
少し盛りを過ぎた合歓木があった。

アプローチの車道も左右からの草丈の長いものが覆いかぶさってきていたが、今日は市による草刈り作業が行われていた。
山はどこもコオニユリが満開である。

【2】 道端エリア
会友のかんすけさんと道端は貸し切りだった。
① 一子(5.10aぐらい) R(リピート)
② 太郎(5.10c) R
前回ホールドがぬめって途中で止めたリベンジができた。
③ 三四郎(5.10bぐらい) R
今日はヒールフックでうまく体が上がらず、危なかった。
写真は三四郎にトライするかんすけさん。

④ シンシア(5.11a) R
最上部は水が流れていたがここに来たら登らねばならない。
⑤ だんだん(5.9) R
⑥ 瞳(5.10b) R
⑦ 木の芽起こし(5.10b) R
⑧ ルネッサンス(5.10b) R

けっこう大きめのカメムシを見つけた。
名前はオオヘリカメムシ。

ミスジチョウもいた。

【3】 トンネルエリア
帰りに寄ってみたら、明美さんがうし子(5.11b)を登られていた。相変わらず華麗なムーブ、真似してみたい。

ここでは、佐賀のTeamフランベの方々がコブラやサクラなどの高難度のルートをトライされていた。
⑨うし子(5.11b) R
うし子もここに来たら登らねばならない。

今日の日向神は車が5台と少なかった。
長崎の野岳、熊本の山江などは「令和2年7月豪雨」で相当の被害が出たらしい。
ここ日向神はほとんど影響がなかったのは幸いである。