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快気祝い:トポ

2024.11.4(振替休日) 日向神 250

今朝の東の空は、雲一つない秋晴れ。
今日のめあては先月拓いた「快気祝い」の右側泥壁にある「ハゼの木の根株」を取り除くこと。
先月このハゼの木に右腕がかぶれたので少し緊張する。

日向神神社で安全祈願をした。
境内の銀杏がかなり色づいてきた。

サクラの木からロープを垂らして大掃除。
ハゼの木の根株の下は岩盤で思ったよりも簡単に取り除くことができた。
みなさんに手伝っていただき、この写真よりも更にきれいになった。

井ノ口さんが見事にオンサイトされた。

3~4ピン目の核心部のムーブが幾つか出てきたので試しに登っていろいろやってみた。

結局私が初登したムーブが一番難しく感じた。
グレードを下げようとも思ったが、28mと長く上部も面白いのでそのままにした。お買い得の1本ということで。

今日は私の白内障手術(10月23日)の快気祝いということで原口さんからケーキとコーヒーをご馳走になった。

①プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
作業の疲れで腕がつり始めた。

今日は絶好のクライミング日和。
道端エリアは30名ほどの賑わいをみせたらしい。

帰りにけほぎ橋からつる橋まで、ダム湖岸道路の草刈りをした。
草刈鎌を振るうと右上腕三頭筋がピクピクッとなった。

快気祝い(5.11a)初登

2024.10.20(日) 日向神 248

昨日はどこも雷雨に見舞われた。
しかし今朝は気温が下がり強い風が吹いていたので岩が乾くことを期待して日向神へ向かう。

小原橋にて、先週より発色がいい

先週、プロジェクトにボルトを打ったので今日は初登をめざす。

① マスターでトライ1  NG

ハンドホールドは小さく、フットホールドは不明瞭。
あえなくフォール。

② トライ2 【初登】

下部は「八女茶のチャチャチャ」の右側の壁を掘り出した。
写真の3~4ピン目が核心部。

上部は無名の既成ルートにつないだ。

「快気祝い(5.11a) B13 28m 緒方一成」の完成
サンセットの最長ショートルートか。
6ピン目はスリングドローを使った。

楠田くんは気合を入れてジョウラでトライ。
核心部はヒールを使ってクリアした。

10ピン目ぐらい、28mは長い。

原口さん持参のケーキとコーヒーで山崎さん、長友さんの快気祝い。広場は落とした泥でいいテラスになった。

今日はK1さんが「八女茶のチャチャチャ・おかわり(5.10ぐらい)」を拓いた。
「八女茶のチャチャチャ(5.10a)」から更に上へ5ピンほど登る。

③ 八女茶のチャチャチャ・おかわり(5.10ぐらい)OS

右は「快気祝い」を登るあおいさん。
左は「八女茶のチャチャチャ」を登る私。
終了点から先が「おかわり」になる。

「おかわり」は「若い時のりりい(5.10c)」と「快気祝い」の中間部を登る。
あおいさん、ハンガーを引っこ抜かないで!(笑)

ダム湖対岸の寿老人岩「SKルート」を長崎朝霧山の会のペアが登っていた。
さわやかな秋風が吹き、クライミングシーズン到来である。

帰り道、岳間集落でイノシシ2頭を見かけた。

開拓は楽し!

2024.10.14(スポーツの日) 日向神 246

あまり暑くもなく絶好のクライミング日和、いつものように日向神をめざす。

曇り空で発色が良くない。この位置からまたいつか撮り直そう。

橋の上に咲くヒガンバナも今日までだろう。

今日はK1さん、タケシさんと3人で色気がない。
① プリティウーマン(5.11a) NG
久しぶりに登れなかった。
② プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
その日の体調に合った登りが良い。

③ 善秋くんのおかげですⅢ(5.11c)R(リピート)

先日、常連のIさんがここに取りついて登れず、「ホールドが欠けている!!」と言われたとか。
真相確認のためにQD14本を下げて取りついた。
結果は「ノープロブレム」
私の核心部は最上部での疲労との戦いだ。

昼食後はK1さんの開拓のお手伝い。
タケシさんはFixロープの張替え作業。
私も久しぶりに開拓に着手。

場所は「八女茶」の右側の泥かべ。

K1さんは「りりいさん」の右側に拓こうとしている。
今日は開拓をするつもりはなかったが、人が少なく泥落としはやりやすかった。
ところが広場に置いていた自分のザックがもろに泥をかぶっていた。

サンセット:実りの秋

2024.10.6(日) 日向神 244

7:00 東の空を窓から望む。 左の枝は伸び放題の百日紅。
今日は「日曜よりの使者」が登れると思うとワクワクが止まらない。

小原橋(石橋)の欄干のたもとにヒガンバナが咲いていた。
9:00 日向神駐車場。
この時間、まだ車は少なかったがこの後急増! 
今日は40台ぐらい停まっていたのではないか。
とにかくサンセットエリアへ向かう。
ここも久しぶりのk1さんをはじめ、20名ぐらいと賑わった。

① 八女茶のチャチャチャ(5.10a) R(リピート)
下部はすこし湿っていた。

② 日曜よりの使者(5.12a) R(リピート)

ルートの核心部手前。この後、薄い三角をつかむ。

核心部突破!
左のロープは「善秋くんのおかげですⅢ(5.11c)」の途中まで、右のロープは「若い時のりりい(5.10c)」

最上部の手前。リピートは7年ぶりだ。
夏場の登りこみが効いてきた。

③ 八重蔵(5.11c) NG

核心部手前で手順が読めず消耗。
(先週2回やった事を覚えとらんのかい!)

昼食

サンセットは上(八女茶)から見るとこんな感じ(さとちゃん提供)
④ 八重蔵(5.11c) R(リピート)

(写真提供はひろこさん)
下部はダイナミック、上部はスラブと内容豊富なルート。
10年前、1日に4便出してRPしている。
この間、あまり上達もしていないがそれほど落ちてもいない。

サンセットの主をついに発見。
「ヤマナメクジ」は日本原産らしい。
数年前に八方ヶ岳の水場で1匹見て以来だ。

⑤ チョックストーンのあったハング(5.10c) R
う~ん、これで5.10cか。これも10年ぶりぐらいでけっこう厳しいものがあった。

Tr.トライのかんすけさん。

⑥ チョックストーンのあったハング (Tr.)
もう一回登って復習&クールダウン。

今日は気温が30度近くあり、1本登ると汗をかいたが高曇りで夏場のような暑さはない。
10月になって夏場のトレーニングの成果が表れてきたようだ。
遅くまで付き合ってくださったみなさんに我が家の太秋柿を今日もプレゼント。

星原峠コースで帰る。

ツリフネソウの群落がどこもきれい。
あれ、峠に変なものが落ちているぞ。

なぜ峠の道路横にハマチの頭が落ちているのか?
そこに今年の夏は全く姿を見せなかったスズメバチが肉をついばんでいる。これで元気になっただろう。

最後はきれいな写真で締めよう。

サンセットにも秋が来た!

2024.9.29(日) 日向神 243

朝起きたら東の空に月がきれいだった。中秋の名月から12日目、下弦の三日月へと姿を変えていた。

日向神へ向かう前の1枚。我が家のヒガンバナがやっと咲き始めた。夏の猛暑のせいだろうか、昨年より開花が1週間ほど遅い。

大淵の手前でみすぼらしい生き物を見た。
多分、皮膚病を患ったハクビシンではないか。

気温25度、オープンで日向神キャンプ場につくとけっこう風があった。道端エリアでTさんのビレイをした。明日、赤ちゃんが生まれるそうでしばらくは山に来ることが難しいだろう。

①~③ 日曜よりの使者(5.12a) トライ
RPしたのはもう7年前でほぼOSトライと言ってよい、かな。
短いルートの2本分ぐらいあり、3回のトライで指皮が薄くなった。一応、次回はリピートできる自信を得た。

本日の昼食。
ウナギの巻きずし1切れ(ゆきえさんから戴く)、SOYJOY1本(さとちゃんから戴く)、コーヒー(原口さんから戴く)、バナナ2本(我が家の台所にあった)。
今日はコンビニにも寄っていない。「日向神の無課金おじさん」と呼ばれそうだ。

「ヒメホソアシナガバチ」の細長い巣を発見。
そういえば今夏は暑すぎてか、スズメバチを1匹も見ない。

④ プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
大谷翔平の盗塁連続36回成功には及ばないが、今年は成功率100パーセントだ。

⑤ 八重蔵(5.11c) NG
これも相当久しぶりだったが1テンションで抜けた。次回が楽しみとなった。

今日のサンセットは九州外からのビジターさんもいて10名以上と賑わった。岩場は秋のベストシーズンに入ろうとしている。

帰り道は星原峠へ。

錦の衣をまとったロードスター。
ツリフネソウもたくさん咲いてきれいだったが割愛。

「ジョロウグモ(女郎蜘蛛)のメス」
ちなみにクモは交尾ではなく交接をする。
交接とは、オスが事前に触肢と呼ばれる手みたいなものに精子を収納してメスの生殖器に挿入することである。メスに比べて体がとても小さいオスが不用意に交尾なんかしようとするとすぐ食べられてしまうからだろう。

上内田川沿いの最高のヒガンバナ撮影地に寄った。
残念ながらまだ1分咲きだった。
かと言って、来週の日曜日ではもう遅すぎる。
花との出会いは一期一会だなぁ。

最後に我が家の白いヒガンバナ。

山紫水明、いいね!

2024.9.15(日) 日向神 241

シルバーウイーク2日目、今日も日向神になった。

鹿北から大淵への街道沿いにはキバナコスモスが咲き始めていた。

以前から気になっていた石仏。
なかなかニヒルな笑みをたたえておられる。

今日は野岳でお世話になったTAKAOさんが来られたので、日向神の各エリアの案内をした。まずはサンセットへ。

① 若い時のりりい(5.10c) R(リピート)

「若い時のりりい(5.10c)」をOSされるTAKAOさん。写真はゆきえさん。

まずはアップ、危なげない登りだ。

② 「山紫水明(5.11a)B11 18m 山崎武」 R(リピート)

TAKAOさんはここを見事にMOS。
このルート、10年前に私もMOSしているが、その後は何故かほとんど登っていなかった。改めて今日登ってみて厳しく感じた。

開拓者のタケシさんから北アルプスのお土産「雷鳥の日曜日」というお菓子をいただいた。
露天に入る雷鳥がなんともシュールだ。

③ テラスへアップ(5.11a) R(リピート)

黄色系のシャツは岩場に映える。

TAKAOさん、ここもMOS!

④ プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
ここが本日のメインであったが、さすがのTAKAOさんも疲れが出たのかテンションがかかり、次回の宿題となった。
日差しが強くなったので次のエリアへ。

〇ハートエリア
⑤コスモス祭り(5.11a) R(リピート)

2年前の秋、私が拓いたルートであるが出だしのムーブを忘れていた。改めて登ってみて変化に富み良いルートだった。
小雨が落ちてきたので1本で切り上げ、次のエリアへ。

〇道端エリア
雷鳴が聞こえていたので廣瀬さん、井ノ口さんらも帰り支度をされていた。ここは今日も大勢のクライマーで賑わったそうだ。

〇五色岩エリア
ここは3年前の冬場に私が拓いたエリア。残念ながら雨が降ってきたので案内は出来なかったが、冬季に適したエリアなのでぜひ訪れてほしい。

昨日見た大型の鳥は、カメラマンさとちゃんによって「ミサゴ」と判明した。(本人曰く、ブレブレですみません😢)

今日も充実の一日だった。

やえぴん、トライ!

2024.9.8(日) 日向神 239

今日は久しぶりに大輔さんと一緒になったので、「やえぴん(5.12b)」にトライする機会を得た。

① プリティウーマン(5.11a)R(リピート)

「プリティウーマン」を登る大輔さん。
まずはここを登って今日の調子をつかむ。

② やえぴん(5.12b) 敗退
6年ぶりのマスタートライはあえなく敗退。

大輔さんがなんとかトップアウト。

③ やえぴん(5.12b)Tr.
これも敗退。あと10年ぐらい修業が足りない。

④ 善秋くんのおかげですⅢ(5.11c) NG 

最上部で惜しくも1テン。
炎天下のトライで汗びっしょりの自分をほめたい。

⑤ 山紫水明(5.10d) R

山紫水明のゆきえさん。

同じく原口さん。

同じく、私。

汗を止める黄色いバンダナとジョーラ。
東のユージ、西のイッセイと呼ばれたい。

⑥ 赤い実のヤマボウシ(5.11a) R
ここはもう完全に日陰となり、クールダウンに良い。


車に張り付いていたカジカガエル(たぶん)

珍しいチョウと思いきや「ウラギン」だった。
表は結構派手な色。

サンセット広場のギボウシがやっと開花。
岩場だから小さいのかな。

今日の下界は気温37度。山も残暑が厳しい。

ここでお知らせ。
9月9日(月) 午後6時15分~
熊本県民テレビ(KKT)「エブリイくまもと」で、8月25日に実施された「国宝:通潤橋の草取り」の模様が15分程度のビデオとなって放送される。一応私が主役を務めているはずなので、興味関心のある方はご覧になってほしい。

森秋彩ちゃんナイス!

2024.8.10(土) 日向神 234

パリ五輪スポーツクライミング女子、森秋彩ちゃんは4位。
リードは96.1点で最高得点だった。大学行って勉強して、パン屋さんでバイトして、よく頑張ったと思う。
体は小さいけれど大人だね。

小原橋の近くで見た水鳥。コガモかな。

①善秋君のおかげですⅢ(5.11c) NG


1本目からこれかい! 汗ばむ手で1Tは良しとしよう。
右のロープは時々このルート「りりいさん」で出現するロープのからまり。ロープを落とすときは、ゆっくり引くのが良いようだ。

② 若い時のりりい(5.10c) R

③ プリティウーマン(5.11a) R

今日は岩がカラカラでいつもより易しく感じた。

④ 赤い実のヤマボウシ(5.11a) R

Tr.でトライする川津さん。

⑤ 坊ちゃん泳ぐべからず(5.10c) R

下部の核心部(スラブ)を登る澤田さん。

上部のフェースは快適そう。

一日二善~日向神へ

2024.7.7(日) 日向神 230

日向神へ向かう途中、大淵の辺りで雨が降ったので諦め心になったが岩場が近づくと全く降っていなかった。
今日はサンセットエリアへ。

① プリティウーマン(5.11a) R(リピート)

写真はプリティウーマンを登る楠田くん。
私は39回目。もうアップ課題になった。

② 赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

赤い実のヤマボウシを登るK1さん

昼食後、新しく開拓予定の岩場を偵察。

③ 物見遊山(5.10d) R(リピート)

物見遊山の隣、テラスへアップ(5.11a)を登るす~さん

④ 若い日のりりぃ(5.10c) R(リピート)

りりぃの隣、八女茶のチャチャチャを登山靴でボッカトレする楠田くん

⑤ 乾期の歌(5.11a) R(リピート)

乾期の歌を登るオカピー
やっと私の写真を撮ってもらった

実にこのルート、2017年と2019年に登っているのだが、当時は5.10dだった。一応これが201本目のイレブンRPになった。

今日も「NEOX」が話題になった。
これはK1さんのネオックスで、実に使いやすい。

これは私が愛用するグリグリ、信頼がおける。

これはゆきえさん愛用の初代グリグリ、もちろん現役。

エリアのクラックに住む「ヤマアカガエル」

帰り道、山鹿市の県道で竹が道路に倒れて危ない状況だった。
リュックに鋸(のこ)が入っていたので、切って撤去した。
「一日一善」

菊池市の坂道でまた同じように竹が道路に倒れかかっていた。
「一日二善」もしてしまった。

プリティウーマンを日本一触った男

2024.6.23(日) クライミング 12

私は自称「プリティウーマンを日本一触った男」である。

※日向神:サンセットエリア下部(広場)
「プリティウーマン(5.11a)B4(北原慎治)」

しかしある時、
「イッセイさん、私の方がたくさん登っていますよ! 今日で20回目、失敗したのは2~3回ですかね」
という輩(やから)が目の前に現れたらどうしようと思った。
このマウント合戦を征するにはやはり正しい記録しかないと思った。
ちょうど「200イレブン」の記録整理のために日記等を出していたので調べてみた。

2012年10月20日 初トライ時

記録【 西暦 日数 成功数/トライ数 】
2012年 1日 0/2
2013年 1日 1/3 RP(5回目)
2014年 1日 0/4
2015年 ー
2016年 1日 0/1
2017年 3日 1/3 R(リピート)
2018年 5日 4/8
2019年 ー
2020年 ー
2021年 2日 1/5
2022年 4日 4/5
2023年 ー
2024年 5日 5/7

合計 13年間で23日、16/38(成功率42%)
直近の3年間では9/12(成功率75%)である。 

2024年5月19日 35回目 (ミウラは12年前と同じもの)
左手ピンチで、次の右手がガバを取るまで。足置きがポイント。

一つのルートに38回。
もう目をつぶってでも登れそうだがそうも行かない。
2021年など2年間のブランクがあったのでリピートするのに5回もかかった。

とりあえず、トライ数38回で「プリティウーマンを日本一触った男」宣言をして挑戦者を待とう。