「開拓」タグアーカイブ

節分の日も開拓

2024.2.3(土) 日向神:ダム下 212

2月2日(金)の夕焼け。
カメラの露出を太陽に合わせているのでえらく濃いが、明日はまずまずの気配だ。

車を明日のために洗った。
ナンバープレートの左側のグリルに夕陽が反射している。

2月3日(土) 節分
子どもじゃあるまいし、山行の朝は早い。

まだ薄暗いうちから日向神峡を目指す。
彼方の山は故郷の名峰、鞍岳(1119m)
どうも午後からは雨の予報だ。

今日の目標は「ダム下2F:パチンコホールのバリエーション」だ。(上は掃除前の写真)

左上するクラックから直上クラックに入り小ハングを越えるライン。
本当はクラックを利用したトラッドルートを作りたかったが、上部ではどうしてもボルトが必要で、フェースとしても5.11bぐらいはある。
次回、初登を目指す。

「トライアングル」の右側にも1本引けそうである。
登っているのはK1さん、ビレイヤーはタケシさん。

最後に「必殺仕事人(5.11b)」に取りついたら、久しぶりにハンマーを掃除やボルト打ちで振り回したので右前腕がつってNG。

午後は予報通り小雨が降り出した。

今日は写真が少ないので「昼食の残り」を載せよう。
ギンビスのアスパラガスは食べ出したら止まらない。

今日は節分。
我が家に現れた鬼はこれ!

明日は立春。
節分は豆まきや恵方巻などいまや大イベント化したが、立春はいたって静かだ。
主役が慌てず騒がず、どっしりと構えているのがいい。

「ド・S(5.11a)」開拓・初登!

2023.4.9(日) 日向神:ハートエリア 177

「菊鹿 みんなの森」キャンプ場でさわやかな朝を迎え、おいしい朝ごはんを戴いていざ今日も日向神:ハートエリアへ。

立待月(5.9)でアップした後、お目当てのprojectにトライ!

結果は本日1便目で初登に成功。
「ド・S (5.11a) B7 18m 緒方一成」とした。
その後すぐにゆきえさんが第2登された。
これからは「スラブの美魔女」と呼びたい。

写真は第3登されたナカさん。
この3ピン目からの左トラバースが一番緊張するところだ。
今日のハートエリアは10名と賑わった。

道路に下りると正面壁には西日が映えていた。

岸壁の二人は「ベルグスピンネ・フリーライン」リボルト後の初登をして(たぶん)下りてきているタケシさんと福原さん。
福原さんは約40年前の開拓者の一人だ。

帰り道はいつもの峠越え。
山里のネコは道路を自分の庭と思っている。

クラウンが来てもビクともしない。

昨夜一緒に焚火を囲んだゼルプスさんから「開拓用」にとカラビナを8枚戴いた。

同じくミー子さんからはロープを戴いた。
有り難いことである。

春休み最後の開拓

2023.4.3(月) 日向神:ハートエリア 175

4月になると鯉のぼりを立てるのが恒例行事。
吹き流しは相当すれているがもう少し頑張っていただこう。

肥後椿の花が下の植物に乗って咲いていた。

春休みも最後の日。
次のprojectが待つ日向神:ハートエリアへ行く。

月曜日とあって、久しぶりのぼっち飯。
もう20度以上あるので飲み物はポカリの季節になった。

「立待月(5.9)」の右側の壁にラインを引いた。
ボルト7本、ラインが湾曲しているので20mぐらいある。
かなり頭を使う、面白いルートになりそうだ。

ハートエリア:開拓&掃除

2023.3.5(日) 日向神 170 

3週間ぶりの日向神(ハートエリア)である。
この間、「十六夜(5.10c)」から上のラインをずっと考えていた。

① 立待月(5.9)  リピート
② 座待月(5.10a) リピート
③ project 1 Tr.
苦労しながらもムーブがつながった。
④ リズム(5.10b) リピート
⑤ project 1 Tr.
ボルト位置決めと古ボルトの撤去。

左から普通のリングボルト。3~4回たたくと取れる。
次はダブルリングボルト。珍しい。
3つ目はRCCボルトではない ハーケン型のボルト 。ハンガー部分が回らない。
4つ目は径8mmのオールアンカーでハンガー部分が貧弱。ボルトはステンレスであるが、手打ちで穴を穿ったらしく全く深さが足りずに4cmほど頭が岩から飛び出して危険であった。

午後から「満月(5.12b)」を3便で登った楠田くんが来た。
今日は「スリッピーパズル(5.12a)」を登りに来たという。

結果は見事なオンサイト!
私は相当教えてもらって10便目に登れたルートだ。
見ていて、一挙手一投足がすべてベストな動きで、ルービックキューブを5秒で解くようなものだった。

⑥ 立待月~右側の壁の掃除

ざっと掃除をして試登してみた。
ラインが「よごへち曲がり」で相当厳しい。


今日の美レイヤーは天音さん。
1年ぶりのクライミングだったそうだが、練習して「リズム(5.10b)」をゲット。

2022 秋の日向神 6

2022.10.1(土) 日向神 151

今日はK1さんと新しい岩場の開拓に行った。

まずは、既成ルートを登った。(厳しい!)
2ピッチ目の3ピン目まで登り、下がって左へトラバース。

終了点を設置した。
後は二人「並んで」開拓作業を行った。
K1さんはいつものように使うホールドだけ掃除して、パパッと登ってボルト位置を決め、ドリュリュリュ、シュシュッ、カンカンカンで出来上がり。
私はと言えば、上から下がってガシュガシュガシュガシュガシュガシュ・・・。
30度近い気温と真夏並みの日差しでミウラのゴムは熱く、足指の先は我慢ならないくらいに痛かった。

まだちょっと、開拓の時期ではないのかもしれない。
帰りにもっと元気が出るように「総合ビタミン剤」を買った。

夜は月齢5.2の月がきれいだった。



今日はキコリ

2022.6.12(日) 五色岩 25

6月11日(土) ボル天
雨の土曜日、す~さんに誘われて久しぶりにボル天へ。

「黒ヒラメ」は一発で決めたが、「黒囲い」は大苦戦。
ホールドの印が見えないよ~。

6月12日(日) 五色岩(ソロ)
菊池は前夜まで雨が降っていたので「岩は濡れているだろう」とゆっくり来たら日向神はそれほど降っていない。

道端はもう満員御礼。
五色岩もKさんのグループが6人。

私は右岩稜の上部からラッペルして、3ピッチ目を掃除。

【稜線からハナタテ岩を望む】
易しい稜線だが、こんな所がまったく人跡未踏とは信じられないぐらいの幸運だ。

午後はショートエリアになりそうな所を1本掃除した。

開拓にはいろいろなプロセスがあるが、最初の仕事「キコリ」が一番たのしいかな~。


【義理チョコで勘違い(5.11a)のメタル類】
愛のエリアでリボルト作業が行われ、その一環で「義理チョコ」のルートは消滅した。
タケシさんが回収されたメタル類を持って来てくださった。
有難いことである。
いずれどこかで使うことになるだろう。


【山里に咲くアジサイ】
帰り道、道路端に咲くアジサイの枝を何本かいただいた。
帰ってすぐ「挿し木」にした。

 

一日中スラブ掃除

2022.1.7(金) 日向神:五色岩 11

快晴の平日、五色岩で一日過ごした。

今日の予定は、下部スラブの右側を掃除してボルトを4~5本打、ロープソロで初登する。
余裕があれば中央のリングボルトラインをリボルトする。

なかなか予定通りにはいかないものだ。
とにかくこのスラブはしぶとい苔と砂ゴミが多い。
それでもワイヤーブラシと三角草取り鎌を丸一日振り回してボルト位置を決めるところまでは来た。

広いスラブが現れてきた。


いつかある日 山をやめたら
古い山の友よ 伝えてくれ

息子たちに 俺のブラシの跡が
五色の岩山に残っていると

友よ山に 小さなケルンを
積んで記念にしてくれ ワイヤーブラシ立てて

友に贈る 俺のブラシ
聞かせてくれ、岩をみがく音を


開拓三種の神器(ブラシ、のこ、三角草取り鎌)

暖かいぞ、五色岩

2021.12.5(日) 日向神:五色岩 135

昨日の八面山クライムは心身ともに満足の極み。
今日はゆったりと日向神を目指した。
駐車場で久しぶりに「白いロードスター」と会った。

一人で五色岩に向かい、タケシさんから預かった「びっくりフェイスと日向神タワー分岐」の道標を木に結んだ。

今日から本格的に開拓を始めた。

こんな訳の分からない壁も・・・。


Fixを張って掃除をするときれいになる。


今日の昼食。
いつもの「FD揚げなす・梅おかかのおにぎり・バナナ」
今日から冬季定番の「おしるこ」が入った。


しかし、何という暖かさだろう。
小春日和と北風がまったく吹かない地形のおかげか。

帰りは星原峠から岳間へ下る。

去年もサザンカの花びらの上で写真を撮ったな。

愛のエリアに新ルート開拓

2018.7.22   日向神:愛のエリア ルート開拓

朝から小雨が降った跡があったり、孫との約束で虫捕りに奔走したりして出発が遅くなった。
12:00 愛のエリアに到着。先客は4名で、雨の影響はない。
さっそく昨日も掃除したラインにTrをしかけてボルトを4本打つ。
ところが終了点用に昨日買ったチェーンを車に忘れて来ていた。
一旦車まで取りに帰るという不用なアルバイトを強いられた。
なんとか終了点を設置して降りてくると結構疲労していた。
湿度が高く、あまり汗をかかない私のハーネスまでがじっとりしていた。

とにかくファーストトライだ。
ビレイは佐賀のZさん、カメラはIさんにお願いした。
下部は左へトラバース気味に登る。

中間部で「ん?」となるもホールド知っているので思い切りよく手を伸ばす。
上部ではきわどいバランスを要した。
こんなムーブ、試登の時は出なかったのに!?

なんとか1回目、マスターで初登できた。
「今日もing   5.11a   B4   10m 緒方一成」の完成である。
Zさんには、6月16日の「初歩のレイバックPLUS 5.11a 」の開拓・初登の時もビレイをしていただいた。
Iさんの撮った写真は全くトリミング不要。クライミング同様カメラの腕も相当なものだ。Iさんが第2登。
その後、熊本のGさんが第3登。「愛のエリアのグレーディングでは5.10dでしょう」と辛口の感想。確かに他の5.11aルートに比べれば大甘だが、多くのクライマーに意欲を持たせる意味もありここは敢えて「5.11a」としたい。
夏場、愛のエリアの左壁上部は陽が当たって汗が止まらない。しかし右壁は日陰となって登りやすいのもこのルートの魅力だろう。