「ハートエリア」タグアーカイブ

今日も熱いハート!

2023.7.29(土) 日向神(ハート) 185

昨日の山歩きは相当疲れたが一晩で回復。
今日は日向神へ行った。
土曜日だが南面エリアは大賑わいだ。

午前中は南面でアップを2本登り、左の未開拓の壁にロープを下げて「キコリ」をした。

午後は実力者の楠田くんが来ていたのでハートエリアで登ってもらった。

     「十六夜の上」にトライする楠田くん

まずは「十六夜の上(5.11c)」だ。
流石に初見では登れなかった。
しかしムーブをばらした後は、2本目でRP!
たぶん第3登だと思われる。
私はプチトラバースで腰が壁から離れて1テンション。

次は「上弦の月(5.11b)」だ。
これはMOS!
相当右足でミシンを踏んでいたが、見事に登り切った。
ムーブがまた少し違っていたので、すぐコピーしてみた。
なるほど、どうして初見でこんな登り方が解かるのか不思議だがそれが実力者たる所以だろう。
個人的には先週の登り方が確実に感じた。

① 耳飾り(5.10bぐらい)   R
② サンフラワー(5.10aぐらい) R
③ 開拓
④ 十六夜の上(5.11c)    NG
⑤ メロディ(5.11b)     R
⑥ 上弦の月(5.11b)     R

今日もベッコウバチがクモを狩っていた。

「コカマキリ」からにらまれた。
動かなければ枯葉と見分けがつかない。

上弦の月、グレード改定

2023.7.23(日) 日向神 184

7月22日(土)
朝から庭の草刈り、そして畑道の草刈りを3時間。
畑道(生活道)は左右から草が伸びてきて車に当たりそうになってきたから。
草を土手に刈り上げる動作を相当続けたら背中の下部や腰が痛くなった。
夜は東側から雨がけっこう降った。
そして先週から左手中指第2関節が痛い。

7月23日(日)
いろいろな不安材料を抱えながら日向神へ向かう。
久しぶりに小原橋を渡る。

日向神:ハートエリアに着いてみると岩はよく乾いている。

① 十六夜(5.10c) R(リピート)

② ハーモニー(5.10d) R(リピート)
じつはこれ、2回目かも。

③ シン・パウダー(5.11b) R(リピート)
今日は核心部を左足のフラッギングで越えた。

          シン・パウダーの原口さん
       シン・パウダーをゆきえさんは遂にRP

④ 上弦の月(5.11c/d) NG
先日、YouTubuでこのルートを登られる方の動画を見た。

        上弦の月下部(5.10cぐらい)

その方はこの下部で相当苦労されていた。
スラブに足を乗せる技はあまり持たれていないようだ。
「核心部は絶対登れないだろう」と思った。

      上弦の月 核心部の辺り

ところが、その方はフェース系の核心部をすんなりと越えて行かれた。
動画をよく観ると、ムーブというか持つホールドがまったく違っていた。
そのムーブを今日、私もやってみた。

⑤ 上弦の月 R(リピート)
これはどうだ。
見え辛い足の踏みかえも遠いカチも全く気にならない。
目からウロコが剥がれ落ちたように無理なく登れた。
暫定的だった「上弦の月」のグレードは今日から(5.11b)で決定としたい。

⑥ 十六夜の上(5.11c/d) NG
初登いらい3ヵ月ぶりぐらいのトライで、アンダーガバの位置すらも間違えてフォール。

⑦  十六夜の上(5.11c/d) NG
ガバ取りは成功したがプチトラバースでテンション。
「次回は登れる!」という自信は付いた。

岩場に来てみると、不安材料はすべて払拭して今日も一日楽しく登ることができた。

            マドガ
         クモを狩るベッコウバチ
       ガードレールにはうナナフシ

今日も元気な虫たちに負けないように、トンネルやハートエリアからおじさんたちの大きな声がコダマしていた。

ゲルニカ:MOS

2023.7.17(海の日) 日向神 183

3連休も今日まで、平地での気温は36度。
日向神も暑いので、せめて「ビレイヤーは日陰」のハートエリアや南面エリアで登った。

白いロードスターで登場のロボコップ?
ブルーミラーの反射光がきれいだ。

① 十六夜(5.10c) R(リピート)

② ゲルニカ(5.11c) MOS

約2ヵ月間日向神に来なかったら井ノ口さんが難しめのショートルート「ゲルニカ(5.11c)」を拓いていた。
まだ第2登が出ていないというからやってみた。
上の写真の体勢は左手が甘く、右手でクリップができない。
いったい何分間この態勢のままいただろうか。
ギャラリーからの「ガンバ!」と言いながら「もう落ちるかな」という目線を感じながらも、

マスターオンサイトしてしまった!

③ 耳かざり(5.10b) MOS
④ サンフラワー(5.10a) MOS
⑤ 上弦の月(5.11c) NG
今日は湿気が多いのか指先のフリクションが効き辛い。
凄まじい「せみ時雨」が30分に一回ほど襲ってくる。

     「シン・パウダー(5.11b)」をRPするあおいさん

みんな二連荘で指先の皮も薄くなっていたから早めの終了。

帰り道では「バードウォッチング」をした。

          ブッポウソウ(仏法僧)

帰り道に有名なブッポウソウ撮影地がある。
EOSKiss-Mの18~150㎜ズーム、手持ち撮影。

近くのダム湖にいた大型の鳥。
サギ? 傷ついたナベヅルではないか。

               母キジ

自宅近くの畑。
今年はうまく子キジが生まれて、3羽ほど引き連れている。

大雨後の日向神

2023.7.16(土) 日向神 182

つる橋を使って日向神ダム湖を渡る。
6月はカニのハサミ岩に行き、7月は梅雨末期の大雨もあって約2ヵ月ぶりの日向神峡となった。
昨日も夕立があったらしく、どこもコンディションは良くない。
特に「道端エリア」は全面濡れていた。
また、上流部での崩壊だろうかキャンプ場から先は車両通行止めになっている。
乾きの早そうなハートエリアで登った。

① リズム(5.10a) R(リピート)
② 十六夜(5.10c) R(リピート)
外岩は3週間ぶりなのでアップは大事。
どうも体がふわふわしている感じがして良くない。

③ シン・パウダー(5.11b) R(リピート)

      シン・パウダーにトライ中のあおいさん

④ メロディー(5.11b) R(リピート)

     メロディーを登るタケシさん

原口さんが「花鳥風月」をやるのでビレイをしに行ったら、すぐ交代させられた。

⑤ 花鳥風月(5.11a) NG

この辺りで力を使い過ぎて前腕がパンプ、あえなくテンション。

      足が長いゆきえさん

⑥ コスモス祭り(5.11b) R(リピート)
最後はきれいに登れるルートをチョイス。
気持ちよく終わった。

日向神峡はどこも「コオニユリ」が咲き乱れ、梅雨明けを待っている。

ハートエリアの最新ルート

2023.5.3(祝) 日向神:ハートエリア 179

4月の下旬、ちょっとハートエリアに行かない間に新ルートが5本もできていた。
場所はメインエリアから右へワイヤーを3カ所ぐらいくぐった、マルチの「SKルート」がある「南面エリア」。
今日は4本をOSできた。
「ど・S (5.11b)」もリピートしてみた。
その後はみんなで岩場の整備をした。

「三葉躑躅:エクステンション(5.11a) 長友」 OS
下部の5.10部分でラインどりを間違えて5.11クラスのムーブで登ってしまった。
美レイヤーはゆきえさん。カメラはK1さん。

「睡蓮 (5.11a) 井ノ口」 OS
本日完成した井ノ口さんの2本目のルート、第2登。
すぐ左の「春告鳥(5.10d) 井ノ口」も面白い。

半世紀ほどの時を経て灯った我が家のランタン2個。
ホームセンターで買ったパラフィンオイルは煤が全くでなくてすばらしい。

「ド・S(5.11a)」開拓・初登!

2023.4.9(日) 日向神:ハートエリア 177

「菊鹿 みんなの森」キャンプ場でさわやかな朝を迎え、おいしい朝ごはんを戴いていざ今日も日向神:ハートエリアへ。

立待月(5.9)でアップした後、お目当てのprojectにトライ!

結果は本日1便目で初登に成功。
「ド・S (5.11a) B7 18m 緒方一成」とした。
その後すぐにゆきえさんが第2登された。
これからは「スラブの美魔女」と呼びたい。

写真は第3登されたナカさん。
この3ピン目からの左トラバースが一番緊張するところだ。
今日のハートエリアは10名と賑わった。

道路に下りると正面壁には西日が映えていた。

岸壁の二人は「ベルグスピンネ・フリーライン」リボルト後の初登をして(たぶん)下りてきているタケシさんと福原さん。
福原さんは約40年前の開拓者の一人だ。

帰り道はいつもの峠越え。
山里のネコは道路を自分の庭と思っている。

クラウンが来てもビクともしない。

昨夜一緒に焚火を囲んだゼルプスさんから「開拓用」にとカラビナを8枚戴いた。

同じくミー子さんからはロープを戴いた。
有り難いことである。

日向神~春キャンプ

2023.4.8(土) 日向神:ハートエリア 176

今日も自宅近くでキジを見た。
番(つがい)のショットは初めてだろう。
キジほど雌雄のちがいが分かる鳥は珍しい。
カラスやハトではどちらがオスかまったく分からない。

前日の朝まで雨が降っていたので、日向神峡の岩は濡れているところがある。
あわよくばハートエリアに誰かいて、projectの初登ビレイをお願いしようと思っていたが・・・、誰もいない。
日向神全体でも車はたったの3台。

projectへのアプローチが少し歩きにくかったので階段を設置した。

そして一人でも出来るのはトラバース。
写真右側の「ハーモニー」から左奥の「シンパウダー」まで約7mのトラバースルートを設定した。
意外に上りは一撃できたが、戻りの下りは2回落ちた。
今日はキャンプの予定なので早めに終了。

日向神の道端には「シャガ」が咲き始めている。

星原峠を越えると、真正面からタヌキが車に向かってきた。
慌ててカメラを探しているうちに車の横をすり抜けていった。
写真は「タヌキのおしり」だ。

今日のキャンプ場は「菊鹿 みんなの森」である。

NPO法人の管理で、大型のファミリーテント1張り1000円、私の山岳用テント(2人用)なら500円とリーズナブル。
広大な敷地に15張限定なのでまったくお隣のテントが気にならない。
オーナーと話ていたら私の小・中学校の先輩と分かり、薪ストーブが赤々と燃える部屋でおいしいコーヒーまでいただいた。(外は風が冷たかった)

今日の「焚火会」はマミリン、ミー子、ゼルプス、そして私の4人。
夕暮れ前から「居酒屋ミー子」が開店。

これは「しいたけとほお葉の豚バラ肉つつみ」、他にタラの芽やわらびの天ぷら、宮崎の「はまゆうポーク」などなど。
空にはだんだんと星が増え、北斗七星が大きく見える。
そして北極星を中心にして徐々に反時計回りに動いていく。
東のくぬぎ林からは満月が上り、静かなキャンプ場の夜は更けていった。

十六夜の上(5.11c/d)初登

2023.4.1(土) 日向神:ハートエリア 173

日向神に向かう途中にある木彫りの像。
今まで馬と思っていたが、車を降りて近寄って見たら「カピパラ」だった。

3月にボルト打ちも含めて3日間トライしたprojectにさっそく取りつく。

何回も何回もイメトレした成果、本日は1便目で登れた。
「十六夜の上 5.11c/d B6 12m 緒方一成」の完成。
下部の3ピンは「十六夜(5.10c)」を使う。

第2登をねらうニッシーさん。
この写真の後、核心部を左からランジで攻めた。

外岩は久しぶりというユジンさん。
核心部で華麗な足さばきを見せていただいた。

今日はグリーンパル日向神のロッジで「あそ望山岳会」の総会が開かれるので、ハートエリアは会員でにぎわった。
午後は新しいプロジェクトの掃除をした。

今年度も開拓費用の一部を会から支給してもらえることになった。
ありがたいことである。

ワクワクが止まらない!

2023.3.19(日) 日向神 172 (ハートエリア)

3月11日の指ケガも癒えて、「今日こそ初登!」とワクワクしながら日向神を目指す。
2日前の雨で岩場が濡れていると思った人が多いのか、クライマーの数は少ない。それでも今が旬のハートエリアには7人。

① リズム(5.10b) リピート
微妙に湿っぽい感じはするが全く問題なし。
日当たりが良いのですぐに壁は乾いてきた。

② プロジェクト(十六夜の上) NG
実は1本目に賭けていたのだが人生そんなに甘くはない。
まあ、1便目は「QD掛け」と思う。

③~⑤ プロジェクト NG

今日の美レイヤーはゆきえさん。
トップロープなら私より上手い。カメラマンは天音さん。

下部は「十六夜(5.10c)」を登る。
初見だとなかなか手ごたえがあるだろう。

うまく登れているように見えるが、もっと良いムーブが見つかった。

核心部は越えたがまだまだ油断はできないところ。
結局今日は4便ほどトライして、指先が薄くなっても1テンまで来た。
スラブ系なのでトライする度に良いムーブが見つかる。
次回のハートエリアまで、ワクワクが止まらない。

このブログの読者にはクライミング好き、ロードスター好きの他に「昆虫好き」の方もおられよう。
今年の初レアものを紹介しよう。

3月12日、我が家の網戸にいた「イボタガ」である。
大きな動物の顔に見える。

ハートで指ケガ

2023.3.11(土) 日向神 171 (ハートエリア)

朝、日向神に行く途中で「カニのハサミ岩」に向かう澤田さんの車と手を挙げて挨拶。

快晴の日向神だが土曜日とあってクライマーの数は少ない。
今日のハートエリアはそれでも5人。
私の目標は2月12日に試登した「十六夜(5.10c)」の上にボルトを打って、初登すること。
まずはTr.で登るとなんとかなった。
さっそく道具を吊り上げて終了点を設置。
下りながらボルトを埋めた。
そして、ファースト・トライ。

う~ん、この右手アンダーは安定して取れるようになったが、その後は体が上がらない。
2回目も登れない。
今日は岩場の整備も頑張ったので明るい岩場になってきた。

ゆきえさんにTr.で登ってもらうと、新しいムーブが見えてきた。
左のルートは「シンパウダー」
3回目のトライではもう腕がつっていた。
新しいムーブを試していたら核心部でスリップ、右手中指がケガをした。
すぐに下りてキズパワーパッドを貼ったが、今でもズキズキする。
疲れた時は無理をすべきではない。

ちょっと失意の中、自宅近くまで帰ると畑の中にキジの頭が見えた。

これはオスだが、昨年はこの近くでメスが卵を産み、夏休みの間中観察を続けた。

少し早めに帰宅すると、春の陽気で草花が咲き始めていた。

植えっぱなしのヒヤシンスは小さな小株となってかわいい花を咲かせている。

昨秋に職場から持ち帰ったムスカリもたくさん咲いている。

昨年の7月に挿し木したアジサイが一冬を越して新芽を出していた。
さあ、どんな色の花が咲くのか楽しみ。