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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

今日の驚き 4選

2021.1.21(木) 徒然 51

その1
朝の通勤時、キツネの交通事故死体を見つけた。
場所は時速70kmほどは出せる畑道。
キツネは久しぶりだったので、車を停めてスマホで写真を撮った。
【閲覧注意】

この時、「ピーッ、ピーッ」と、スマホから何か音がしたような気がした。
しかし、耳を澄ませると音はキツネの体の方からから聞こえてくるのだった。
どうも何らかの発信機が体に取り付けられているようだ。
というわけで、驚きその1は「発信機を付けたキツネ」だ。

その2
時々(月に一度ぐらい)、職場の個室トイレを使う。
今日、用を済ませて温水便座の「おしり」スイッチを押した。
しばらくすると、めちゃ勢い良く温水が局部に当たった。
レベルは「最強」であった。凄いの一言。
我が家の温水便座のパフォーマンスを最大限引き出せていない自分がなんか弱く感じる。
というわけで、驚きその2は「温水便座を最強で使う人の存在」である。

その3
夕方、近くの歯科医に歯のメンテナンスに行った。
駐車場の隣の車の中で若い男性が歯を磨いていた。
歯医者に行く前に歯を磨くのは最低限のマナーであるが、
車の中で磨くだろうか。
磨いた後の「唾液」はどうするのか?
首をかしげたまま待合室にいたら、くだんの若者が入ってきた。
大きなマスクをしているので頬の様子は分からない。
受付を済ませると洗面台のあるトイレにすぐ入って行った。
そして62秒後に出てきた。
というわけで、驚きその3は「車の中で歯磨きする男」だ。

その4
昨年、私は虫歯の治療や親知らずの抜歯を終えて、口腔内に全く不具合がない。
それなのに、単なるメンテと歯ブラシ1本で3,890円の請求だった。前回も高かった。
顔色一つ変えず、一万円札を出してお釣りを受け取る自分が相当見栄を張っているように感じた。
親知らず抜歯の前は3ヶ月に1回のメンテだったが、治療後は1ヶ月に1回となった。
おかげで、私は月2,400円のボルダリング・ジムの会員を辞めた。
というわけで、驚きその4は「歯のメンテでジムを辞めた男の存在」である。

ダム下で1テン極楽

2021.1.17(日) 岩場探索とダム下開拓  126

天気予報では最高気温5度。
昨日の疲労感もあって、こんな日は新しい岩場探索日とする。

岩場:A

以前はあまり見えなかったと思う。
まさしく安・近・短。

岩場:B

K1さんが見つけた岩場を紹介してもらった。
これは全く未開の地。
課題はアプローチか。
否、開拓者の年齢や体力・気力かな。
ボルダー好きな人なら下に大岩が転がっていた。

午後は日向神に寄ってみた。
道端エリアにはにっしーくんら。
バルコニーエリアにはタケシさんらがいた。
どちらも風があって寒そうだった。

「ダム下は風があたらない」ということで移動。
この日のダム下には合計10名が集まった。
私は「下の岩」の左端のプロジェクトにトライ。

昨年末にボルトを打って登れず、約一ヶ月ぶりのトライとなった。
一歩一歩が私にとっては相当難しい。
今日は何回トライしただろうか。
昔から「1テン地獄」という言葉がある。
ムーブはできているが、つなげて登るとどこかで1テンがかかる。
「惜しい! もう次こそ登れる」と誰もが思う。
しかし何度やっても1テンが続くと、疲れがたまって核心部以外でスベリ、身も心も落ち込む。

ところで、「1テン地獄」とはあまりにもネガティブな言葉ではないか。
「もう1テンだ、次こそ登れる!」という期待感を持つことこそクライミングの醍醐味だ。
日々のトレーニングにも気合が入る。
そこで「1テン極楽」という言葉が浮かんだ。
これから「初登」までの気持ちの高揚感がたまらない。

今日は寒い中にビレイヤーのゆきえさん、カメラマンの原口さんには大変お世話になった。

今年は八方ヶ岳かな?!

2021.1.16(土) 八方ヶ岳 2

八方ヶ岳:カニのハサミ岩 3回目。
やっと全容が見えてきた。

今日はSUNちゃんと二人で行った。
岩場には開拓者のSさん、Kさん。そしてゲストのYさん、Tさんがおられた。合計6名。
夜中に雨が降り、午前中は曇って岩の乾きが遅かった。
午前中は岩場の基部を右に回って、「蟹のハサミ岩:頂上」にまで登ってみた。

午後になってやっと明るい日差しが当たってきた。
1月4日にあと少しでMOSを逃したスラブ状カンテに取り付いた。
①「フェイク・スラブ 5.11a」 NG まだ乾いていなかった。
回りの木を切って岩場の整備。
右隣のRCCボルトルートにTRでトライ。

下部は面白いが、上部は難しすぎる。

②「フェイク・スラブ 5.11a」 NG ホールドが欠けてフォール。そして欠けた岩が頭に当たった。
グレードに大きな変化はないだろう。
③ 「フェイク・スラブ 5.11a」NG もう疲れた?
昨夜、県体壁で5本登った疲労が残っているようだ。

「フェイク・スラブ 5.11a B6」 RP。

このカンテ状スラブは、傾斜が緩く「5.10bぐらいかな?」と思わせるが、実際に取り付くとけっこう厳しい。
ボルトの間隔が狭いのは救いだ。

⑤「飯田丸 5.10a/b」 R(リピート)
前回これはMOSできた。
今のところ、このエリアで一番面白いルートだと思う。

まだ未開のエリアが多い八方ヶ岳:カニのハサミ岩であるが、ここはアプローチが長いために多くのクライマーが来ることはないだろう。
だからこそ、ルート開拓という至高の楽しみを満喫できそうなところでもある。

今年は八方ヶ岳:カニのハサミ岩かな?!

岩野山でボルダリング

2021.1.10(日) 岩野山 51

山には雪が積もりどうも日向神は行きにくい。
こんな時は地元の岩野山だろう。

今日は岩野山のボルダー課題を紹介しよう。
どれも高さがないので一人でもトライできる。

①正面壁カンテの下部

シットダウンスタートになる。
右手は尖ったカチで左手はピンチ、立ち上がりに腹筋を使う。
1ピン目ボルトの手前で左手ピンチを使うと充実する。

②奥の院トラバース

ロックタワーの北面を往復する。
手前の丸い岩から渡り込み戻るのも面白い。

③バック&フット

ロックタワーの真下の凹角部。

④ライター
ロックタワーから右へ12mほどの往復トラバース。
上のラインや下のラインがある。
「ライター」は一つのホールドで「マッチ」をしないトラバースのやり方。(造語です)

ところで、岩場の基部にある写真の板切れをご存じか?

もう字が読めなくなっているが、「岩洞峰」と書いてある。
「ロックタワー」の本名だろう。
知る人ぞ知る、この岩には2つの洞穴があるのだ。

【追記】
昨年から問題となっていた岩野山の大伐採をされた方が判明した。
「私が一人で切りました。のこを5本使いました。ゴルフ場から文句を言われたので、もう切りません」と、その方は言われた。
岩野山で何回か出会ったことのある方だった。
単にクライミングのゲレンデとしてのインフラ整備をしたつもりらしい。

凍てつく日

2021.1.9(土) 徒然 50

今年最強の寒波か。
降雪注意報が出て3連休だというのに諦めの境地になる。
今朝は道路まで白くなって車は乗りたくない。
37年前熊本にも大雪が降り、運転していた車が土手に向かって滑りだし、なんとかハンドルを切ったら側溝にタイヤが落ちて止まったことがある。
また同じころ、阿蘇仙酔峡からの雪の下り道で乗っていた軽ワゴン車がスリップして谷に向かって滑ったことがある。「もうダメか!」と思ったが谷の手前の小さな土手にぶつかり、車が横転して助かったことがある。

年賀状は歩いて出しに行った。


【途中にあった用水路の水門】

年末年始はTVアンテナが壊れてTV番組を観ることができなかったが、今日アンテナの交換工事が行われた。
6日の未明に市内で牛舎火災(夜中で気付かなかった)があって、乳牛15頭が被害に遭った新聞記事を見たが、アンテナ工事を頼んだ電気屋さんは偶然にもその牛舎の息子さんだった。

午後は歩いて図書館へ行った。
10冊近い本をミレーの赤いザックに入れて歩いたので、山に行っているようだった。
前回借りたある本の中に「図書館は税金で建てて運営しているのに、使っているのはほんの一部の人だけだ。税金の無駄遣いだ」という一文があった。
私はその一部の人だ。
10数年後、新型コロナ禍も収束し健康のためにと歩いて図書館に来た後期高齢者で、立って新聞や本を読んでいるのは私だろう。


【熊本市内で見つけた、首の長い狛犬】
本文とは何も関係ありません。

 

2021 今年の抱負

2021.1.5(火) 徒然 49

久しぶりに旭志の「くらだけカレー」を食べに行った。
オーナーの本業は隣接の自動車工場で、私の車を覚えておられたのが嬉しかった。
客はたった一人だったが、大きな手作りの薪ストーブに火を点けてくれた。
燃料は廃材で、私も何本か投げ込むとすぐに暖かくなった。

アフターコーヒーをサービスして頂いた。
また、教えて頂いたコーヒー豆の仕入れ先が意外にも職場のすぐ近くだったので、今度行ってみようと思う。

午後2時からマツダでロードスターの定期点検を受けた。
約1年間で14.000kmほど走った。
調子は良い。
点検が終わって「福袋」を戴いた。

山での食料にちょうどいい。

点検を待つ間に「今年の抱負」を考えた。
また、具体的な方策も考えた。

1 健康的にくらす
・走れる体に戻すために月間30kmは走ろう。走り過ぎるのは体に悪いと分かっているが、まったく走らないのはもっと悪いだろう。
・自重トレを継続しよう。
2 交通安全に留意する
・他車と張り合わないようにしよう。
・YouTubeのドラレコ映像を観て、危険回避力を養おう。
3 クライミングを楽しむ
・愛のエリア「飛行機雲 5.12a」をRPしよう。
・ルート開拓を継続しよう。
4 家族
・現状を維持しよう。
5 仕事
・現状を維持しよう。
6 恋愛
・期待感だけで十分としよう。

まあ、どれもこれも大した抱負ではない。
〇〇を登るために最強のトレーニングを積むとか、最強のサプリメントを摂るとか積極的なものではなく、ケガをせず体の為には悪いものを排除するような少しネガティブな方向性が感じられる。
一言で言えば「現状維持」か。
しかし、視力、走力、顔のしわの数などの現状を維持するのは難しいだろうなあ。

登り始めは岩野山

2021.1.3(日) 岩野山    37

明けましておめでとうございます
今年も楽しく山を登りましょう

山には雪が積もり、晴れながら最高気温は9度の予報。
こんな日は「岩野山」でしょう。
岩野山は小さいけれど、内容は濃いクライミングができる。


「サニーサイドカンテ」を登るナオさん。
本日3回目のトライで見事にRP。


「ニッケ栗饅頭」を登るカズさん。
このエリアの最長ルート。


「ヤモリの卵 5.11a」を登る私、NG。
今日は調子がもうひとつ上がらない。
今年は体を鍛えなおそうと正月からチンニングなどやって肩が疲労気味。


新年早々から集まったメンバー。
今年も事故なくお互いに気を付けて登りましょう。


帰ったらケーキが待っていた。
63年なんてあっという間だった。
しかし、クライミングを再開してちょうど10年。
この10年間はとても楽しく長かった。
「正しい道より楽しい道」をこれからも歩んでいこう。

2021年 元日のカメラ散歩

2021.1.1(金) カメラ散歩(元日) 7

明けましておめでとうございます
今年も充実した一年にしていきましょう

穏やかな元日を迎えた。
曇っていて、初日を拝むことはできなかった。

初詣は地元の八幡宮。
昨年度は地区の役員を務めていたので大晦日から元日までここで祭りが続いた。
今年度は役も外れ、コロナの影響で直会(なおらい)もなかったそうである。

明治37年、日露戦争に海軍兵として出征された方の記念碑がある。
この後、納骨堂、お寺と回るのがいつものコース。

午後、年賀状の返信を書いて出しに行った。

近所ではロウバイが咲き始めていた。


数年前から放置されている単車。
ハーレーではなくHONDA。


町内唯一の名所、「孔子公園」


田んぼの向こうに植木:岩野山が見える。
1月3日の誕生日にはあそこで初登りを楽しむ予定だ。

【別件】
例年、元日は「旭志元旦マラソン大会」に参加していたが今年は新型コロナの影響で中止になった。
では、「ニューイヤー駅伝」を観ていたかというとそれができなかった。
暮れの30日、紅白歌合戦の裏番組「RIZIN」を録画するためにブルーレイレコーダーを買い、夜に取り付けた。
しかし「電波の受信強度が低い」ということで映らない。
31日、アンテナを見に屋根に登ると接続部分のパックが無くなって配線がむき出しになっていて、八木アンテナは何本か折れている。それもかなり以前からのようだ。
よく今まで映っていたものだと感心するぐらい。
電気屋さんに電話するも大晦日の雪が積もった屋根に登るところはない。同級生の電気屋は「アンテナが今はない」ともいう。

しかたなく、夜はテレビなしで過ごそうと思ったが、紅白ぐらい見ないと一年が終わりそうにない。
そこで、パソコンで調べたら「NHKプラス」で生配信が見られることが分かった。
すぐに会員登録してパソコンとTVをHDMI接続すると、果たして紅白歌合戦をライブで観ることができた。

画像は「裸の心」を歌うあいみょんさん。

元日の「ニューイヤー駅伝」は残念ながら民放なので観られなかった。明日の「箱根駅伝」も観られない。
暇なので年賀状を書いて、散歩して、ブログを書いて元日は終わり。

 

2020年 今年の振り返り

2020.12.30(水) 徒然 48

今年を振り返るために、私はいつも「10大ニュース」をまとめる。
世界の1位は、「アメリカの新大統領にバイデン氏」(読売新聞ニュース)
国内の1位は、「新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言」だった。
我が家の1位は、「1月、ロードスター(ND)納車」だ。

数年前に熟年離婚をした後、初めて会った女性クライマーから「山に人生を捧げた方ですね」と言われたことがある。
「お~、世間はそんな風に俺を見ているのか!」と少しショックだった。
この頃会う人は「ロードスターの調子はどうですか?」と言われる。世間の目もだいぶん変わってきたと思う。
第2位は「娘や孫との同居」
第3位は「急な転勤」
第4位は「日向神:ダム下での開拓・初登」
第5位は「愛のエリア:エレキバン(5.12a)のRP」
・・以下続く。
今年も多くの出来事があり、とても老け込む暇がない。

今年のルート開拓は日向神:ダム下エリアに集中した。
特に「素敵なロドライフ」は初めて5.12aを付けた。
来年は多くの方に登っていただき、評価を仰ぎたい。
日向神には合計60回通った。
昨年(2019)は36回だからほぼ2倍だ。
日向神は自宅から片道45kmと近いのが良い。
しかしコロナ禍や豪雨の影響で本匠が1回、野岳と八面山は0回であった。

さて、2021年はどんな年になるのだろうか。
今、ダム下エリアに3本の開拓中のラインがある。
「明日はあそこでヒールを使ってみよう」とか前の晩に考えるのが好きだ。
大きな夢や長期的な計画を立てるより、目の前のなんとかなりそうな小さな希望を一つずつ掴んでいくのが性に合っているようだ。
最強寒波の襲来で窓の外にはうっすらと雪が積んでいる。
暇つぶしに来年のカレンダーを作り始めた。

よいお年をお迎えください。

八方ヶ岳:カニのハサミ岩でクライミング

2020.12.26(土) 八方ヶ岳:カニのハサミ岩 1

放射冷却で凍てつく朝。
昨日やっと植えたビオラの花びらも霜に覆われている。

こんな日はもちろん快晴。
風もなく最高のクライミング日和だ。

先日より山友の澤田さんから「ハサミ岩のルートがある程度まとまったので、あそ望山岳会で登りに来てほしい」との連絡を受けていたので、わくわくして八方ヶ岳に向かって軽トラックを走らせた。
カニのハサミ岩まではキャンプ場からの林道は通行止めになっているが、山の神釣り堀方面からは車で行ける。
車を降りて谷を20分ほど登るとこれも通行止めになっている上の林道に出る。
参加者はキーボウさん、マスモ夫婦、白ちゃん、いっせいの5人。開拓者の澤田さんと川津さんは先に岩場で待っておられた。

この岩場は、リングボルトからぺツルのアルミハンガー全盛の40年前ぐらいまでは登られていたらしい。
この1年間ほどは澤田さんを中心にフリークライミングの岩場として再開拓されている。
ショートはもちろん、6ピッチほどのマルチルートも開拓中で、熊本の岩場としては大きな可能性を秘めている。

①お茶会ルート・スーパー(3ピッチ 5.10c) OS
キーボウ・いっせい

3ピッチ登ると「お茶会テラス」という広い岩頭に出る。
ヘルメットが似合わないのが私。右側が澤田さん。
シングルロープ2回のラッペルで基部へ。

②ジョンソン・エンド・ジョンソン(5.10c) OS

登っているのは白ちゃん。

③山岳部門成年登攀男子(直登 5.10a)OS
2ピン目が若干遠く、5.10aにしては難しく感じた。

登っているのは私。

④山岳部門成年登攀男子(右 5.10a)OS

⑤西稜第2ルート1Pのみ(5.10b) OS

登っているのはキーボウさん。

今日登ったのは「西稜エリア:上部壁」である。
マルチルートが6本もあり、1ピッチのみのショートルートとしても登れるように整備してある。
5.7~5.9のルートも多く、初心者でも楽しめるエリアになっている。南面なので秋~春がシーズンだろう。

今日からこのブログに「八方ヶ岳」というカテゴリーを追加した。また行こうと思う。