「ひかりもの」リフォーム

7:00  お寺の掃除(落ち葉が大変)
8:30  区民総出の井出さらえ
10:30 お寺ゴミ捨て場の廃土作業
午前中は区民人築(作業)を3本。
12:15 やっと秋晴れの日向神に到着。

「シン・パウダー」を登るナオミさん。
今日のハートエリアには日向神常連組が10名ほど集った。

昨日開拓・初登した「ひかりもの(5.11b)」を廣瀬さんに登ってもらった。
フレークが欠けてオンサイトはならず。
昨日のK1さん、今日の廣瀬さんの意見をきいて終了点の下にもう1本、ボルトを打つことにした。

ボルトの1本追加作業を終えた私。
この1本打がハングの下なので困難を極めた。
「ひかりもの 5.11b B6本」となった。

ハートエリアはスラブを主体にしてポケットを使うルートが多い中、このルートはフェイス系という特異さが面白い。
今日は多くの方に楽しんでいただいた。(写真は井ノ口さん)

これから寒い12月を迎えるが、南西向きのこのエリアはこれからがベストシーズンではないだろうか。
トポは「K1ヒュッテ エリア(ハートエリア)」に随時更新されている。

ひかりもの(5.11b)初登

2022.11.26(土) 日向神 161  ハートエリア 12

3週間ぶりの日向神通い。
やっと自分の日常が戻ってきた感じがする。

まずは朝の早いK1さんの初登トライをビレイする。
この頃の開拓ペースはとても早い。

残念ながら今日は数回のトライも実らなかった。

私は11月6日に掘り出した新岩頭にTr.トライして掃除。
活路が見えたのでシャントで登り返し、終了点とボルト5本を設置。
終了点が小ハングの上なのでけっこう体力を消費した。
ハンマーを振った右腕がつっていた。

今日は広瀬さんご夫婦が来岩。
「上弦の月」をオンサイトなど、華麗な登りを披露された。

西日がしっかり当たるころ、K1さんのビレイでリードトライ。
最上部のハングでホールド持てず、あやうく落ちそうになりながらも必死で登り切った。

「ひかりもの (5.11b) B5本 10m 緒方一成」の完成。

この写真は赤い「けほぎ橋」から見たところ。

帰りの星原峠の道で西日に光りかがやく紅葉を見つけた。

国東半島:津波戸山

2022.11.22(火) 国東半島 ハイキング 21

秋の国東半島で紅葉狩りを計画。
今回の山は「津波戸山」で、ある方のブログには「九州で3番目に厳しい岩稜歩き」と記されている。
う~ん、これは楽しみだ。

5:30 菊池の自宅
西の空にはオリオン座、東の空には三日月という贅沢な空の下、387号で東に向かう。
8:30 津波戸山登山口
ここまで130km、曇り、気温11度。

この後、しばらくは谷間を登り、左の岩稜にある6番石仏あたりから道は険しくなってくる。

振り返れば遠くに由布岳が見える。

石橋(右京の橋)を渡って石仏を拝みに行く。
石仏は88体あるらしい。

いたるところに鎖場がある。
登りならば鎖に頼らないようにしたい。
ゴム製の作業用手袋は必携だ。

約1時間30分で山頂着。
山頂は樹林帯で眺望はないので、少し手前の展望台で休もう。

これは下り道にある「弘法大師像」、元気が出るように御足を触らせていただいた。
ほかに夫婦岩、夫婦杉などもある。
谷間から左の道を登るとまた岩稜の下りになる。

薄曇りの空で由布岳がうっすらとしか見えないのは残念。
稜線の道は広く、他の耶馬の方が危ないのではないか。
谷間に下りたら小走りで駐車場へ。
約2時間30分で一周できた。

帰りに「鋸山駐車場」に寄った。
昨年は見事な「黄葉」だったが今年は「紅葉」が強い。
しかし曇り空で発色が良くないのでカメラの「油絵調」で撮ってみた。

するとこんな感じ。
帰り道の387号、院内~玖珠のワインディングロードがまた楽しみ。

復活!「山へ行って居ります」

2022.11.19(土) カニのハサミ岩、父の葬儀、PC修理

このブログは、約2週間ぶりの更新となる。
それはこのPCが11月6日(日)の夜に壊れたからである。
原因は不明で、いきなり画面が暗転し「再起動の準備中です」というメッセージが出たまま動かなくなった。
8日(火)には購入した電気店に持ち込んだが、「直ったとしてもデータの復旧は99%難しい」と脅された。
このNEC-LAVIEは3年前に購入し、性能が良かったのでWindows11にアップデートして快適に使っていた。
しかしその分、バックアップを疎かにしていた。

11月12日(土)
あそ望山岳会の例会山行で「カニのハサミ岩」で登ったがPCがないので当然ブログの更新ができなかった。
実はPCが壊れて一番ショックだったのはこのブログの「ダッシュボード」にアクセスできないことだった。
自分で言うのもなんだが、私は結構マメなので日々の記録は日記として大学ノートに書いている。
山や家族の重要な写真は印刷してアルバムに貼っている。
これまでの7年間の山の記録はこのブログ(WordPres)で、スマホからでも閲覧できる。
問題はPWを忘れてブログの更新ができないことなのだ!

11月17日(木)
午前4時30分、突然入院中だった父が亡くなった。
95歳の大往生だった。(死因は肺炎)
近くの葬儀場の方や納棺師、葬儀組合の皆様のお世話になりながらの通夜。
長男である私が初めて喪主を務めた。
通夜はコロナ禍もあり元々酒の飲めない一族なので早めのお開きとなったのは幸いだった。

11月18日(金)
午前中に出棺、火葬、収骨。
お斎(とき)をいただいて、午後は葬儀。
終わってすぐ自宅に祭壇作り。
だいたい喪主は遺族代表挨拶だけすれば良いと思われがちだが、実は一番動き回らなければならない。
全体のスケジュール調整から始まり、お寺さんとの連絡はもちろん供花の手配、通夜ぶるまいの人数把握、人数制限された火葬場に行く人選、お斎(とき)の世話、目覚まし・香典の鍵番、過去帳記入のお願いなどなど。
コロナ禍で最後まで会葬される方が少なく生花が余ったので、ご近所に軽トラックで配って回ったらもう暗くなっていた。
疲れて香典袋を開ける気力がない。

11月19日(土)
朝から子どもと香典の開封作業。
10時から寺参り。6年前の熊本地震で傾いた本堂の大規模修理がやっと始まったばかりである。持参したお布施がいくらかのお役に立つだろう。
昼食は近くのレストランで「精進上げ」。
帰りに納骨堂に寄って過去帳を収めた。
まさしく怒涛の3日間だった。

更に「目覚」の開封作業をしていると電気屋さんからパソコンが戻ってきたという連絡があったので取りに行った。
久しぶりに運転するロードスターが新鮮だ。
戻ってきたパソコンは綺麗にされて新品みたいだった。
実際ハードディスクが交換されて画面も中身もまっさらで、デスクトップに「ちり箱」などアイコンが3つしかない。(涙)
セットアップはされていたが、自宅のネット接続、メール設定やOffice(word、Excel等)のインストールからしなければならない。
OSがWindows10に戻って画面の発色も良くない。
なんか昔の彼女が戻ってきたようで気分が高揚しない。

ん? ネットの「お気に入り」を開いてびっくり!
先日まで入れていたサイトがそっくりそのまま残っているではないか!!
これは如何なることだろう?
もちろん、このブログの「ダッシュボード」もそっくりそのまま残っていた。
それで今、こうしてブログを更新している。
近年のパソコンはHDDを交換しても「お気に入り」の記録は残るのか。
それとも亡き父が浄土から助けの手を差し伸べてくれたのか。

2022.11.12  カニのハサミ岩「サウスライン」を登るヤムさん


サウスラインは変化に富んだ、高度感のあるルートで大変おすすめである。
各ピッチの終了点がきちんと整備されていてシングルロープとQDがあれば手軽に楽しめる好ルートだった。
私たちはシューズを持ち上げ、歩いて基部を巻いて下り、エントランス広場でショートを楽しんだ。
私自身、久しぶりに「宇土櫓」「プロローグ」などの5.11aを3本登り大満足の一日となった。

あそ望山岳会は若いメンバーも多い

新岩頭の発掘

2022.11.6(日) 日向神 160 ハートエリア(11)

今季一番の冷え込みで気温6度。

星原峠と飛行機雲。

愛のエリア入口の階段と手すり。
先日「はしごの横に手すりがあればいいなあ」と独り言を言ったら、今日は手すりが出来ていた。(タケシさんの労作)
今日はK1さん、タケシさん、ゆきえさん、原口さん、あそ望のナオさんと私。

① 立待月(5.9) リピート

立待月をTr.で登るなおさん。このエリアは暖かい。

② ブッシュを2ピッチ登る
ナオさんとのマルチクライミング。

③ 新岩頭の掘り出し

レイバック、フェース、ハングと登れたら楽しいルートになりそう。
初日のTr.トライでは部分的に登れない所があった。

今日は私のクライミングシーンがない。

「鼻から牛乳(5.11a)」を登るゆきえさんはOS。
核心部はものすごく緊張するルートだ。

④ シンパウダー(5.11b) リピート
帰りがけになって、「今日はイレブンを登っていない」ことに気付いたので、初登以来の「シンパウダー」を登った。
1ヶ月ぶりなので登れるかちょっと心配だったが、核心のガバは余裕を持ってつかむことができた。

「シンパウダー」にトライするナオさん。
このルートは5.11bとしてはお買い得で、ムーブも大変楽しめる。

[前略・岩の上より」第2登

2022.11.3(文化の日) 日向神 159 ハートエリア(10)

11月になっても穏やかなクライミング日和は続く。

朝陽を浴びながら、オープンで日向神峡をめざす。
今朝のダム湖沿岸の気温は12度ぐらい。

今日のメンバーはK1さん、タケシさんと私。
① project5のTr.試登
垂壁のぬけ口でストップ。
② project5のTr.試登
ボルト位置を決めた。しかし、左右のルートに近すぎることが気になって断念。
③ 「スリッピーパズル(5.11b)B4 長友」NG
本日初登されたルート。2~3ピン目が極度に難しい。
④ 「前略・岩の上から(5.11b)」 NG
午前4時に目覚めたせいか体がシャキッとしない。
1本目はQD掛けと割り切って登った。

昼食時にサンセットからゆきえさんと原口さんがやってきた。

⑤  「前略・岩の上から(5.11b) B7 長友」 第2登

下部の垂壁部分はパワフル。

中間部のトラバース、このクラックからの直上がけっこうきつい。
先週から3便目でのRP。
パワフル&テクニカルで面白いルートだ。

今日できた2本目の新しいルートをみんなで登った。

「居待月 (5.10a) B4 山崎武」を登るゆきえさん。
後方の紅葉がきれいだ。

⑥ 「居待月」 FR

この頃は「ワークマン」のクライミングパンツを愛用している。

秋の日向神 開拓日和!

2022.10.30(日) 日向神 158 ハートエリア(9)

朝の気温は10度前後、菊池川沿いをオープンで走る。

はるか頭上をツルの大群が飛んでいた。
たぶん、鹿児島の出水市を目指すナベヅルだろう。

根引峠近くの林道にて。
杉林の木漏れ日が正面から当たりとてもまぶしい。

8:30、駐車場に着くと愛のエリアはもう車が3台停まっている。
今日のメンバーはK1さん、タケシさん、ゆきえさん、原口さん、そして私。

① 左側のproject4の掃除
ツナハンガールートのリボルトを目論んでいたが、とてもフリーで登れるラインではない。あっさり諦めた。

② 古賀ルート(仮称)1ピッチ  RP

グレードは5.10dらしいが核心部の数mは厳しい。
特に核心部を越えてクリップするところは緊張した。

ドヤ顔でのロワーダウン。
秋色のロケーションは抜群だ。(撮影はK1さん)
【追記】
このルートは「鼻から牛乳 (5.11a) B10 25m 古賀孝志」となる予定。
グレードは暫定。

③ 上弦の月(5.11c/d)  リピート
10月2日の初登以来2回目だが、ホールドを知っているから登れた。

④ project5の掃除
「上弦の月」のすぐ左の古いボルトライン。

私が掃除をしている間にK1さんが新しいルートを拓いた。

「前略、岩の上から (5.11b) B7 長友敬一」である。

初登者の頭上をノスリが舞う。

⑤ 「前略、岩の上から(5.11b)」 NG 
第2登をねらってトライした。

下部垂直壁のムーブはうまくできたが、中間部のトラバースでテンション。
その後もルートファインディング力が試される。

まだまだ楽しい日々は続く。

コスモス祭り(5.11b)初登!

2022.10.23(日) 日向神 157 ハートエリア(8)

秋晴れの日向神、最高のクライミング日和である。
今日は昨日ボルトを打ったルートの初登を目指した。

①リズム(5.10a) OS

写真は「リズム(5.10a)」を登る原口さん。
日向神クライマーの最高齢か?

②project3にトライ 初登

1ピン目から全開ムーブ!

クラックに沿って右上する。
体の軸を活かして登る。

4ピン目あたりはガバがある。
ジムで鍛えている方は得意なムーブかも。

うれしい完登。

「コスモス祭り 5.11b B7 12m 緒方一成」とした。

③メロディ(5.11b) NG
④「メロディ(5.11b)B6 長友敬一」 RP

「手に足」ムーブで絶妙に立ち上がる。核心部はもっと上。
右下は開拓中のタケシさん。

⑥「立待月 5.10a   B5   山崎武」 OS

写真は「立待月」をOSして降りて来るゆきえさん。

今日もハートエリア(寿老人岩の末端壁)で秋のクライミングを満喫することができた。

秋の日向神 11

2022.10.22(土) 日向神 156 ハートエリア(7)

今日は土曜日でもあり、projectの終了点とボルト打ちだけの予定だったのでソロになった。
作業は順調に進み、ラインの右側にあった昔のステンレスボルトは撤去した。

いわゆる8mm穴のツナハンガーである。アンカーとボルトは鉄。
1個だけ10mm穴やステンのボルトがあった。

スタートからフルパワーの面白いルートだ。
明日は初登を目指す。

ここから徒然・・・。

昨日の夕方は久しぶりにボルト(ヒルティ)を買いに熊本市内へ出かけた。
日赤病院の辺りから渋滞になり、マニュアル車には辛かった。
市内では夕方毎日渋滞するのだろう。
つくづく市内には住めないと思った。
ところで、ボルトが半年前から約10%も値上がりしていた。
1箱(50本)で22,330円なり。
他に趣味もないので高くなっても買うことに躊躇はしない。

今週半ば、パソコンが不調だった。
再起動したら真っ暗になり「自動修復できません」などというメッセージまで現れた。どうも悪いウィルスらしい。
しかし一晩ほったらかしにして再起動をかけたらなんとか元に戻った。
その前後から「○○ウィルス対策ソフト」をインストールするように勧めてきた。
もともとパソコン購入時から対策ソフトは入れている。
どうも「ウィルス対策ソフト」を買わせるウィルスに感染したらしい。

ウィルス対策ソフトと言えば、かなり以前のパソコンの時、「ノートン」を入れていた。その後、そのパソコンは買い替えた。
新しいパソコンには新しい対策ソフトを入れた。
ところが、「ノートンストア.JP」との契約は生きているらしく、毎年「自動更新」されている。
解約しようとネットで検索するも契約時の登録番号などを入力しないと先に進めない。(何故か変更されてもう分からない!)
「面倒だなあ」と思いながら放置しているものだから毎年1万円ほどの請求が来て自動的に引き落とされている。
「消費者センター」とかに相談すればよいのだろうか。
どなたかこの問題に詳しい方がおられたら、山で会った時にでも教えて頂きたい。

宮崎:青島で同窓会

2022.10.16(日) 徒然 97

昨日の日向神で、ある山友さんから
「頑張っていますね・・・。他にやることはないんですか?」
う~ん確かに、今月だけでも月半ばにして6回も来ている。

「いや、あるぞ。16日はワンゲル同窓会だ」
といわけで、宮崎に日帰りで行ってきた。

高速道もえびのから宮崎道に入ると霧島山が見え、道の両脇も小奇麗になる。
車も少なく、パーキングエリアは閑散としている。
そして暖かい。
約束の地、青島に割と早く着きそうだったので、「我が青春の双石山」登山口まで行ってみた。(元々天気が良かったら山小屋まで登る予定だった)

2年生の秋、山岳部に誘われて「ルンゼルート」を登った。
帰りの展望所から見た宮崎市の景色がいつもと違っていた。
私が岩登りに向き合う契機になった日だ。

ワンゲル部の仲間とは双石山でボッカ訓練をよくやった。
今でも山小屋の近くには丸くて大きい石がゴロゴロと転がっているだろう。

40数年前の写真。これは今日初めて見た。(前列左端が私)
次回会うときは「秘蔵の写真」を持ち寄りたい。

昭和の頃、新婚旅行のメッカだったという宮崎:青島も平成、令和となってまた新しいリゾート地として生まれ変わろうとしている。

青島をバックに、今日の仲間。
見た目はずいぶん変わったが、しゃべり方や気持ちはあまり変わらない。

いっせいのクライミングや日々の日記です