「弁天山」タグアーカイブ

弁天山で春探し

2023.3.18(土) カメラ散歩 14

雨上がりの土曜日、散髪の帰りに弁天山を歩いた。

まずは、スミレ(菫)

山頂付近は計画的な伐採で明るくなっている。

熊本の桜開花予想は21日(火)だが、ここではもうチラホラ。
ある種類の桜は昨夜の雨で桜吹雪となっていた。

昨年の夏からしぶとく頑張る抜け殻。

南向きの花壇ではハナニラが満開。

アミガサユリは一輪だけ。

肥後椿はもう終わりがけ。

バラみたいな赤い肥後椿。ちょっとやり過ぎ感がある。

ムラサキケマンも満開。

ヨコズナサシガメの幼虫。
雨上がりの風は冷たいので、昆虫はあまり見ない。

弁天山で春さがし

2022.3.6(日) カメラ散歩 8

休日なのに家で自主的に仕事。
年に何回かはこんな日もある。
体も首回りや左腕が痛くて休養日に丁度いい。

午後は用事で外に出て、そのまま合志市:弁天山へ。
春の陽気に誘われて、車は停めるところがないぐらい賑わっている。

向こうがのぞけるクヌギ。


古い木製ベンチに生えたドングリ。


コゲラの羽か。


2月に見つけたアブラゼミの骸。
まだ頑張ってとまっている。


山頂展望台から阿蘇(俵山方面)を見ると、野焼きが行われていた。拡大すると炎も見える。
この光景は以前にも撮ったことがある。


突然旧西合志庁舎の近くで竜巻が起こった。


タンポポの綿毛が絡まっていた。


まだ風が冷たい。咲いているのはオオイヌノフグリぐらい。


小鳥の名前はよくわからない。

天気の良い休日、山に行かないと一日が長いなあ。
それだけに今日はいろいろなことができた。
山に行くと充実はしているが一日が本当に短い。
朝から1本でも岩の苔落としをしていると、気づけばもう午後になっている。
山に行くのはなんか大切な時間を無駄に使っているようにも思えた。

小雪舞う土曜日

2022.2.5(土) 徒然 78

今日の新型コロナ新規感染者921名。
それでなくとも最高気温5度、全国的に大雪警報がでて今日の「五色岩」は中止。
朝から庭先にも断続的に雪が降って納得の休養日。

午前中は読書。
「常識は凡人のもの ~管見妄語~」藤原正彦
軽妙洒脱で時事問題への視点が面白い。
そして、どこかで聞いた著者名と思っていたら、読み進めるうちに新田次郎の息子であることが分かった。

新田次郎と言えば、26年前にスイスの登山鉄道クライネ・シャイデック駅の近くをハイキングしていた時に偶然「新田次郎の墓標」を見つけた。
そこはアイガーやユングフラウが眼前にあって、遠くから氷河の崩れる音がこだまする絶景地だった。

さっき調べてみたら、新田次郎はこの地を3回も訪れ、「ここに記念碑を残してくれ」と遺言したらしい。

午後は外に出た。
①図書館
②老人介護施設(父の服を交換)
③ボルダー天国(「ミウラ2012」のリソール)
④西合志:弁天山(ハイキング)

植木の岩野山を望む。
山頂付近の高木が切られ、見晴らしが良くなっていた。
阿蘇や熊本市方面は雪が降っている。


アブラゼミの屍を見つけた。
少しカビは生えているが、約6か月間も雨や風に耐えている。
半年間も落ちないなんて、「受験のお守り」にならないか。

弁天山 逍遥

2020.4.18(土) ロードスター No8

快晴の朝を迎えたが夜中の雨で土は濡れている。
さて、今日はあまり用事がない。
鯉幟を揚げて、車庫の掃除をして、洗濯、ピアノの練習など。
フェイスブックで「C.P.菊南が20日から休業」と知らせてきた。
まだ今月は1回も行っていないのに来月まで休業されてはたまらない。
11:30ごろ菊南に着くとお客さんは5~6人。
5級から始めて4級までと今は体調維持に努める。
午後の部のキッズが入ってきたのを機に終了。

午後1時を回っていたのでコンビニ弁当を弁天山公園で食べることにした。
コロナ禍の中、みんな同じ考えで郊外の自然公園である弁天山は車が駐車場からあふれていた。(ざっと数えて50台以上)
普段の山ではほとんど使ったことがないガスストーブを使ってお湯を沸かしてみた。

揚げナスの味噌汁はうまかった。
草がきれいに刈られていてきれいな公園だが、よく見ると草の中に「アメリカトキンソウ」がはびこっている。

花が咲き実がなると鋭い棘ができる。
新型コロナウイルス並みに厄介な外来種だ。
食後の腹ごなしに山頂まで歩いてみた。
以前この近くの職場に7年間いたので思い出は多い山だ。
山頂から北西を望むと「岩野山」が巨大なオームのように見えた。

今日あたり近くの岩場が賑わっているのかもしれない。
遠方はどこも黄砂で霞んでいる。これも春らしい。
下りはあまり人が通らない径を選んだ。
当たり前だが人がいない所に動植物は姿を見せる。
さっそくニホントカゲを見つけた。

次はクロヒカゲが1匹。

上から羽を広げている姿を見ると本当に真っ黒だった。
ブロックの下には得体の知れないものがぶら下がっていた。

小さな土塊を集めて糸で下げている。クモの仕業か?
ギンリョウソウ(銀竜草)は小さいものをたくさん見つけた。

明るい所に行くとサシガメが3匹いた。

これは生態も見た目も怖い。
名前は不明だが鳥も多い。(追記:ツグミ科のシロハラか?)

小1時間ほどうろうろして駐車場にもどると・・・・。

愛しのロードスターが鳥の糞爆弾を浴びていた。
10発までは数えたがそれ以上はもう数えることもできなかった。

日向神:愛のエリアに新ルート!

2019.3.24(日) 日向神:愛のエリア 右壁復活プロジェクト7

今日のねらいは先週ボルトを打ったルートの初登だ。
愛のエリア:右壁の一番左側に位置する。
快晴ながら気温は低く、アップで登った「夢中歩行」はかなり冷たかった。
それに対して右壁は朝の陽光がしっかり当たって見るからに暖かそうだ。
今日の岩友は福岡の古賀さん。

結果は、あっさりとマスターで初登できた。

2月17日の「弁天山 5.11a」のRPの時もそうだが掃除、試登、ボルト打ちの後、間を置かずにトライするとやっぱり楽だ。試登の時の苦労が嘘のようだ。

病み上がりなので古賀さんはトップロープで登られた。

写真は2ピン目のスラブ。
傾斜がきつく、意外と苦労する所だ。写真がちょっと経ち過ぎたか。

3ピン目のフェース
ここはヒールフックががっちり決まる。ここからが核心。

5ピン目の上部スラブ
まだまだ気は抜けないところだ。

ルート名は「平成最後のヒールフック 5.11a B6 緒方一成」としたい。
グレードに関しては多くの人に登ってもらって確定したい。
ちなみに、この後「弁天山 5.11a B5 野下」を一ヶ月ぶりに登ったが非常に難しくて怖くもありリピートできなかった。5.11aを何本か登ったぐらいの方にはお勧めできないルートだ。

難し過ぎてリボルトする気にならない「猪鹿蝶 5.11c 野下」を除いて、右壁には5本のルートがある。できるだけ多くの人に登ってもらい、率直な意見を伺いたい。

午後は道端エリアでタケシさん、K1さんらと合流。いつも貸し切りの愛のエリアに比べてここは20名以上の人がいたようだ。
開拓者の前で「メトドス 5.11a  B9 長友」をリピート。こんな、みんなが楽しんでトライするルートを拓きたい。

 

愛エリ:「弁天山 5.11a」やっとRP!

2019.2.17(日) 日向神:道端エリア・愛のエリア

今日はクレッテルカメラードの横山さんから「初心者を連れてくるので教えて欲しい」と頼まれ、6名で道端エリアへ行って登った。
午前9時の気温は2度。道端エリアの壁はまだ先日の雨で湿っぽい。それでも徐々に壁の状態はよくなり、山崎、原口、浦崎、松本などいつものメンバーが集って賑やかになった。
初心者の指導に関しては一昨年「公認スポーツクライミング指導員」の資格をとったので少し大きな顔ができる。

午後からお目当ての愛のエリアへ澤田さんと行った。先週リボルトした右壁の「弁天山 5.11a  B5 野下」を遂に登る日が来た。

取り付きは左のカンテから入った。ホールドが覚えていたものより小さく感じられ、体の動きも悪い。
2ピン目をとってやっと一息つけた。
3ピン目を慎重に登ると指先が寒さでかじかんできた。
そして4ピン目は左側のホールドが濡れていた。この時期にトライしたことを少し悔やんだがもう上しか見えない。
5ピン目をとると最後はスラブ帯となり先週チェーンを追加した終了点に達した。
マスターリード1本目でRPできた。素直にうれしい。

これまでの経緯。
1月19日(土) 「十日恵比寿」の終了点に穴を2つ穿つ。(ハンマー忘れ!)
「猪鹿蝶」「弁天山」の掃除。
1月27日(日)「十日恵比寿」の終了点にチェーンを設置。「弁天山」の掃除。単独。
2月2日(土) 「弁天山」にトップロープでトライ。同行はキーボウさん。
2月11日(月) 「弁天山」のリボルト作業。終了点にチェーン、アルミハンガー撤去、ボルト(ペツル・グージョン)5本打。濡れていて登れない。同行はナオさん。
2月17日(日) 「弁天山 5.11a」をマスターリード1本目でRP。同行は澤田さん。
下の写真は「夢中歩行」を登る澤田さん。
服が岩に同化しているので次回はもう少し目立つ服色をお勧めしたい。

ルート名について
「弁天山」を私は「べんてんさん」と呼んでいた。それは熊本県合志市に「弁天山 145.7m」があり、「べんてんさん」と呼ぶからだ。弁天とは「弁財天」のことでご存知のごとく七福神の一員でもある女神だ。また、立石敏男著の「九州の山」によると、信仰に関する山は「さん・たけ」と呼ぶのが習わしであるという。
ところで、このルート「弁天山」を私と定年ブラザーズのタケシさんは若いころ(30年ほど前)にオンサイトしたという。若いころは近寄り難いほど強かったようだ。
そのタケシさんが、「このルート名を野下さんは『べんてんやま』と呼んでいた」と言われる。
う~ん、ここはやはり初登者を尊重して「べんてんやま」と呼ぶことにしたい。

このルートは、ボルト間隔は少し遠いが多彩な動きが楽しめる面白いルートだ。
しかし、最上部がスラブ帯になっているため、登らないと落ち葉が積もったり苔が生えやすいようだ。ぜひたくさんの人に登っていただきたい。

愛エリ:右壁復活プロジェクト 4

2019.2.11(月) 日向神:愛のエリア ルート整備

朝から熊本は雨。天気予報では昼から晴れとなっていることを信じる。
しかし何より、3連休なのに山に行けるのは今日しかない。
10時に集った岩友は山崎夫婦、K1さん、原口さん、そしてナオさん。
岩はどこも濡れているのでなんとかなりそうなトンネルエリアへ行く。
風はないが岩は冷たいのでやさしいルートを2本登って昼食。
午後はナオさんと愛のエリアへ行く。

右壁は濡れていたが目的は「弁天山 5.11a」のリボルトだ。
すぐに上部からぶら下がった。
終了点はRCCボルトが2本抜けそうになかったので10mmボルトとチェーン1本を追加して補強した。

途中のプロテクション(5本)はアルミハンガーだったのですべてペツル:クールに打ち換えた。先週、ボルトのネジを緩めていたので撤去作業は早かった。

さあ、リボルト作業は終わり。
あとは登るだけだ。

愛エリ右壁 復活プロジェクト3

2019.2.2(土) 日向神:愛のエリア ルート整備

やっと「弁天山 5.11a  」にTr.トライする日だ。これまで掃除だけで2日間を要した。天候は晴れ、気温は10時で4度。
今日の岩友はキーボウさん。

まだ終了点がそのままなので、上部の木立からTr.を下ろす。
①弁天山(5.11a)  Tr.トライ1回目
まず取り付きが右か左か、真ん中かで迷う。
真ん中を選んでなんと1mでずっこけた。
その後も何度となくテンションをかけながらやっと上まで行った。
最上部のスラブはボルト沿いにあがった。
写真は左から取り付いたキーボウさん。

②弁天山(5.11a)  Tr.トライ2回目
下部はうまく登ることができてきた。最上部のスラブは右からヒールを使ったが、かなり厳しい。
【昼食】
キーボウさんも「井村屋 お汁粉」を持ってきていた。私の冬の定番だ。
③十日恵比寿(5.11a) NG
意外にも大きなホールドを使って大胆に登るルートだ。
④弁天山(5.11a)  Tr.トライ3回目
最上部は右にランナウトして抜けた。ルート全体でボルトがあと3本欲しい。
腐食の激しいアルミボルトを撤去した。
⑤今日もing(5.11a) R(リピート)
これが日本標準の5.11aだと思う。
私の体感的には「十日恵比寿」が5.11b、「弁天山」は5.11cだ。

写真の右は撤去したアルミハンガーと鉄のボルト。ゴム輪は生きていた。左はまだ私が持っている未使用のアルミハンガーと近年購入したステンのボルト。ネジの径は8mm、長さは10mm。ハンガーはペツルで、静加重なら18KNだ。

 

愛エリ 復活プロジェクト 2

2019.1.27(日) 日向神:愛のエリア ルート整備

26日(土)
午前中は仕事。今期最大の寒波で午後からは平地でも雪。夕方は小雨になったが、山は雪だろう。
27日(日)
凍てつく朝。しかし昼間は晴れの予報だ。
天気が良いのに何もせず家にいることは精神衛生上、非常によろしくない。
また、肩も少し痛いのでジムに行く気はしない。
先週遣り残した作業があるので誰も誘わず一人で日向神を目指した。

鹿北から福岡県に入ると周りの杉山が白くなっている。道路の雪はほぼ融けているがけっこう緊張する。
日向神の岩山も北側は真っ白だ。

道端エリアをのぞくと、会友のNさんが登っていた。
「こんな日に来るなんてどうかしている!」とはお互い様である。
「次郎 5.11c」にQDがかかっていた。たぶん昨日、突然の大雪に見舞われて回収できずに帰ったのだろう。

愛のエリアの岩壁はきれいに乾いていた。特に上部の「愛なか 5.10b」などは日当たりもよく登ったら気持ち良さそうである。
早めの昼食を少し食べて、とりあえず右壁の「十日恵比寿 5.11a」の終了点打ち換えを行う。先週、ハンマーを忘れてきたが穴だけは穿っていたので作業は早かった。

更に、次の目標である「弁天山 5.11a」のリニューアルにとりかかった。
下の写真は先週掘り出した終了点。

上のほうから分厚いコケをはがしていくとスラブの端にアルミハンガーがあった。
約30年前の物であろうが、取り外そうとすると意外に堅牢で難しい。

終了点のRCCボルトもドリルを使って打たれたものらしく、なかなか撤去できない。
掃除に思いのほか時間がかかり、ソロでトップロープの試登をする気力は起きなかった。
それにしてもルートはけっこうかぶっているので「弁天山」が並の5.11aでないことは明らかだ。
リボルトは次回以降、「トップロープで登れたら」となる。