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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

雨の休養日

2022.1.23(日) 徒然 77

雨の日曜日。
雨天故の休養日ではなく、体に無理が来ていての積極的休養日だ。
朝から腰やら肩やらが痛み、下半身もぎくしゃくする。
昨日、3時間近くもトップロープに下がって壁の掃除をしていたのが要因で、正月からの疲労が溜まっていたのも大きいだろう。

元日~10日は合計6日も山に行き、山友から「他にすることはないのか?」とまで言われた。
私から言わせれば「山以外に何をそんなにすることがあるのか?」だが。
とにかく、休養や養生は大事だ。

それで今日は「休養」以外に何をしたかな。
午前中は孫と将棋。
そして昨年8月から12月までのアルバム作り。
撮りためた写真データの中から厳選してL版に25枚プリント。
昼食後は、銀行と図書館。
帰ってアルバムの日付と簡単なコメントを印刷。
これらを貼るのには結構時間がかかった。
半年間の思い出がアルバム5枚に集約された。

お風呂、ピアノの練習、夕食。
また孫と将棋。
2枚落ちだと負けそうになる。
図書館から借りてきた「子供に教える将棋入門」で、孫の得意な棒銀戦法の対応策を勉強した。

熊本県の新規コロナ感染者は毎日700名を越えている。
明日の月曜日は私の職場も臨時休業日となった。
「オミクロン株はたいしたことがない・・」とTVのコメンテーターは言っているが、この先どうなるかは分からない。

新展開の五色岩

2022.1.22 日向神:五色岩 14

自宅を出て10キロぐらいで「またノコを忘れた」ことに気付いた。
いっそのこと岩場で気付けばいいものを運転の途中で思い出すのは良くない。
9:15 駐車場はまだ誰もいない。
9:30 五色岩

①右の樹林帯から右壁の上部に行き、ボルト2本打ってFixロープを張る。
八方ヶ岳倶楽部の澤田・川津さんが来られたのでノコを借りる。

②右樹林帯の探索

③右壁上部からラッペルして壁の掃除
約3時間、一心不乱の楽しいアルバイト(作業)だった。

約25m、きれいなスラブを掘り出した。
この辺りは昔のピンが全くない。

この間、澤田さんらは「私がセンター」の上部にロープを伸ばして終了点を設置してリボルト。

下から見るとこんな感じ。

上部壁までの45mスラブをまっすぐ登るルートがお目見えした。

なお、八方ヶ岳倶楽部からスラブルートのグレード改定が提起された。
左の「ゆずレモン」5.8
中央の「私がセンター」5.9
右の「光の森ブレンド」5.8 としたい。

帰り道は小雨に遭った。
七城の台(うてな)交差点を元気よく右折したら後輪が少しすべった。
対向車線に停まっていた白い車から「おうっ!」という声が聞こえた。
納車して2年を迎えても、まだ一度も替えていないスポーツタイヤはスリップサインが見え始めている。
そろそろ潮時だろう。

 

モズのハヤニエ

2022.1.16(日) 生物 7

年末に借りた本を図書館に返しに行った。
ついでに年末に見つけた図書館の前庭の木にある「モズのハヤニエ」を写真に撮った。

獲物はトカゲである。
1眼レフで熱心に写真を撮る私を訝しく思った旧知の職員の方が見に来られた。
そこでハヤニエを見せると、
「モズのハヤニエって言うのですか? 初めて知りました」
とびっくりされていた。
博学とおぼしき図書館職員の方も、女性はこんなものに今まで関心がなかったのだろう。
「みんなにも教えます!」
と言われて、館内の職員の方がみんな出て来られて、
「初めて見ました!」
「すご~い!」
「写真に撮って、広報誌に載せます」
なんか、大変なことになってきた。

調子に乗って、
「こっちにもありますよ」
と私が別の木に刺さっているさっき見つけたカエルも紹介した。

う~ん、こちらは時間が経って形が崩れている。
しかしなんとも言えない形。

かなり期限を過ぎて本を返しに来た私をなんかちょっと気持ちだけ許していただけたかも。

ついでにこれまで庭先や近所で見つけた「モズのハヤニエ」を載せよう。

「私がセンター」リボルト後の初完登

2022.1.15(土) 日向神:五色岩 13

曇り時々晴れ、予想最高気温8度ではやる気がもう一つ。
自宅を出て5キロぐらいで「ノコを忘れた」ことに気付き、もうオープンにする気力もない。

9:30 駐車場に先客は1台。
10:00 五色岩

①岩場の右側から岩頭に登る
上から下がって偵察するが60mロープ1本では心もとなく撤退。

②スラブ中央に下がってリボルト
掃除しながらボルト3本打。
先人に敬意を払ってボルトの追加はなし。

③ロープソロでリボルト後の完登を目指す
22mにボルト3本では下まで滑り落ちる可能性大のプレッシャーあり。
上部で一番易しそうなラインをとったら左ルートの5ピン目が目の前に現れたが、心を強く持って8mのランナウト。
「私がセンター 5.8 B3 22m」完登。


こんな格好で登った。


このスラブの左側が「ゆずレモン」
中央が今日の「私がセンター」
右側が「光の森ブレンド」

帰り道、バルコニーエリアに寄ると、ナカさんらが登っていた。
④未知との遭遇(5.11b) トップロープでやらせていただいた。

開拓(主に掃除)は面白いので、丸一日岩場にいてまったく登らないという日もある。
それはそれでやることがあるので充実はしているが、クライミング技術の進歩はない。
今年は「開拓の日」でも、少し早目に切り上げてどこかで1本でも登っておきたい。
夕方、一人で所在なくうろうろしている私を見かけられたら、
どうですイッセーさん、1回やりませんか?
と優しい言葉をかけていただきたい。

八方ヶ岳 生き物図鑑

2022.1.9(日) カニのハサミ岩 55

2021(令和3)年は八方ヶ岳:カニのハサミ岩に54回足を運んだ。
その途中で多くの生き物と出会うことができた。
用心深い哺乳類はフィールドサインだけだが、八方ヶ岳の森の豊かさを感じた。
今回は「昆虫以外」でまとめてみた。

①オタマジャクシ

砂防ダムの上に数百匹いた。
結局、大きくなった姿を見ていないので種類は不明。
右の方に1匹、柄違いのものがいる。

②イモリ

同じ水たまりに数匹いた。オタマジャクシとは共存している感じだった。

③ジムグリ

このヘビには違う場所で3回ほど出会った。
すぐ地面にもぐるので見つけにくい。

④ヤマカガシ

これは小さくてかわいい。
一応、毒を持っているらしい。

⑤タヌキ

一人で静かに歩くとこんな出会いもある。

⑥ウサギの糞

⑦イノシシの足跡

この足跡は新しい。
廃道の脇はいつもイノシシに掘り返されている。

⑧ヤマナメクジ

ペットボトルのキャップより相当大きい。

⑨ダニ

ダニは節足動物である。
1匹だけいた。

⑩スズメバチの巣

ハチは昆虫だが、これは特別収録。
砂防ダム登山口の近くにある。
岩場では見つかっていない。

光の森ブレンド(5.9)開拓・初登

2022.1.8(土) 日向神:五色岩 12

今日も快晴の五色岩。
①奥壁のFixロープ、スリング、環付きカラビナの回収。
しばらく奥壁での開拓はお休みとしよう。

10時すぎ、会友のキーボウさんとアリキチさん到着。
二人は上部の「サンダンサー5.10c」にトライ。

②「サンダンサー」の2つ目のスラブ帯にボルトを1本追加。
これでまた安心して登れるだろう。

③下部スラブの右側ラインにボルト4本設置。

④さっそく初登トライ。

左側の「ゆずレモン 5.9」に比べると穴が小さい。

上部に行くほど易しくなる。
光の森ブレンド 5.9 B4 20m 緒方」初登。

アリキチさん、キーボウさんもすぐに登った。

⑤スラブの2ピッチ目を偵察
RCCボルトやリングボルトが点在する広大なスラブを「びっくりフェイス」基部まで偵察。

古いリングボルトの終了点を見つけて斜めに登るとちょうど30mだった。フリークライミングの対象としては易し過ぎるが、それなりに面白いところ。
切り立つ壁は黒、白、赤、緑、青(?)と五色に彩られている。

⑥岩場の整備
Fixロープを張り直したり、泥を落としたりして環境整備。
スラブ帯は南面・無風で春の陽気だ。

⑦「有明の月 5.10c」 R(リピート)
2021年、チームアースによって拓かれた「広場」周辺のルート。
昨日、クライミングシューズを履いて長く掃除をしていたので左足の指を痛めていた。
この辺りは南面とはいえ風が少しあたって今が1月であることを思い出させてくれる。

今日は会友の協力を得て、予定していた活動が全てできた。

一日中スラブ掃除

2022.1.7(金) 日向神:五色岩 11

快晴の平日、五色岩で一日過ごした。

今日の予定は、下部スラブの右側を掃除してボルトを4~5本打、ロープソロで初登する。
余裕があれば中央のリングボルトラインをリボルトする。

なかなか予定通りにはいかないものだ。
とにかくこのスラブはしぶとい苔と砂ゴミが多い。
それでもワイヤーブラシと三角草取り鎌を丸一日振り回してボルト位置を決めるところまでは来た。

広いスラブが現れてきた。


いつかある日 山をやめたら
古い山の友よ 伝えてくれ

息子たちに 俺のブラシの跡が
五色の岩山に残っていると

友よ山に 小さなケルンを
積んで記念にしてくれ ワイヤーブラシ立てて

友に贈る 俺のブラシ
聞かせてくれ、岩をみがく音を


開拓三種の神器(ブラシ、のこ、三角草取り鎌)

サンダンサー(5.10c)開拓・初登

2022.1.4(火) 日向神:五色岩 10

快晴ながら仕事始めの方も多いのだろう、今日の日向神は2パーティーだった。
連日の五色岩にす~さん、Aumさんと向かう。

①昨日終了点を設置したルートをTr.で登り、ボルト位置を決めた。
②上から下がってボルト5本打。苔掃除。

③初登トライ

出だしのスラブはノーピン。


1つ目の段差越えは容易(たやす)い。


近くにリングボルトがあったので長いスリングを使った。
近いうちにもう一本打ちたす予定。
※1月8日、1本追加した。


2つ目の段差が行く手を塞ぐ。


ここがルートの核心部で、ホールド選択の力が試される。


3つ目の上部に終了点がある。


下から見るとこんな感じ。
登っているのはAumさん。

「サンダンサー 5.10c B6 25m (緒方一成)」初登。

ルート名は昨日お世話になった美レイヤーさんが「3だん腹みたい・・」と口走った言葉が頭を離れず、「3だん腹」ではちょっと品がないので、3つのスラブや段差をダンサーのごとく駆け上がることから「サンダンサー」と名付けた。

なお、
12月28日に初登したスラブの「ゆずレモン」のグレードは5.10aから「5.9」に訂正する。

④道端エリアの「瞳 5.10a」 R(リピート)

⑤ウェルカム・ベイビー(5.11) 敗退

Birthday Climbing in 五色岩

2022.1.3(月) 五色岩 9

1月3日、今日は私の誕生日。
以前よりこの日だけは山に行くようにしている。
(ん、この日だけ?)

日向神:五色岩にす~さん、若竹屋さん、さとさんの4人で向かった。

まずは暮れに拓いた「ゆずレモン 5.10a 22m」を登っていただく。第2登はす~さん、MOS。


びっくりフェイス下部スラブを既成ルートを使って右上、苦労して終了点を設置。
美レイヤーはさとさん。

終了点から大黒岩(日向神タワー)を望む。

午後は五色岩左壁で登った。
①かすみ(5.10a) R(リピート)

②そら(5.10c) R(リピート)

このルートは2013年に3回目で登れた。
当時、5.11を10本ぐらい登っていたが、これは相当難しく感じた。
写真のクライマーはす~さんでOS。

帰りの道端エリアでクールダウン。
③太郎(5.10c) R(リピート)

④三郎(5.10b) R(リピート)


若竹屋さんから生の原酒「柴刈」を誕生日祝いとしていただいた。


家では孫からケーキと服をいただいた。
ローソクの数は103本。
孫には「103歳の割には元気だろう!」といつも言っている。

今日、偶然にも自分のクリスマスプレゼント用に買ったものがオランダからやっと届いた。

ぺツルのハンガー40枚である。
いい誕生日となった。

ハサミ岩から新年のご挨拶

2022.1.1(土) カニのハサミ岩 54

新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

午前0時、TVでは長野:善光寺で氷点下の凍てつく中でも熱心にお参りする人々が映し出されていた。
それをレポートする人、カメラで撮る人、そして見る人。
いろいろな人々がいて、いつもの日本のお正月が戻りつつあることを感じた。
私はといえば、ストレッチをしながら新年を迎えた。

例年の元日は「旭志元旦マラソン大会」を走って、家族の年始なのだが、父が介護施設に入所したりコロナ禍で大会が中止になったりしてぽっかりと暇になった。
そこに女性2人が元日から「カニのハサミ岩」で登るというので、案内がてら出かけてみた。

山に行く前に、地元の八幡宮と納骨堂、お寺でお参りを済ませた。
昨年は実に平和であったが、今年はいろいろと神様・仏さま・ご先祖様にお願いすることが多い。

今日の「カニのハサミ岩」でのお目当ては、12月19日に澤田さんが開拓・初登された「ガバたちのさえずり 5.10b」を登ることである。

実は開拓時にTr.で試登していたのでOSにはならないが、1回で登ることができた。変化に富んで面白いルートだった。

女性陣も奮闘、出だしのクラックがけっこう難しい。


午前中にはあったツララも午後にはすっかり無くなった。
岩場は南面で無風、とても登りやすい。


私はTr.で「宇土櫓 5.11a」にトライしたが今の実力ではとても登れそうになかった。


盛り塩で安全祈願。
今年もハサミ岩で事故が起こりませんように。


帰りの林道でセルフポートレート。


上内田神社にて。
尾根の上に「カニのハサミ岩」が見える。
近くにある「相良観音」への道は初詣の車がたくさん行き交っていた。