伯耆大山~山陰の旅 2 

2022.8.7~9 ロードスター 54

8月8日(月) 
大山~出雲大社~石見銀山~角島

鳥取の大山から島根の石見銀山に行く山陰ドライブで出雲大社は外せない。
今年になって「古事記」を読んだので大国主命が何者なのかが少し分かっていたのは良かった。

しかし、ここは鳥居も敷地も社もしめ縄も、何もかも大きすぎてなにか私の心に響かない。
俗に「縁結びの神様」ともいうので恋人同士や少し冷めてきた夫婦でお参りするのは愛情が深まって良さそうだ。

途中の道の駅で、サギを見つけた。カエルを上手に捕まえていた。

さて、午後4時になってようやく島根県太田市の「石見銀山」に到着。

【羅漢寺】
まずは堂内の「胎内めぐり」へ。上の写真はお堂の裏山に置かれた仏像群。
小さな池では「銭洗い」などもできる。
泳いでいるオタマジャクシはモリアオガエルらしい。
なにか、お祭りの出店を眺めている気分になってこれは楽しい。

「五百羅漢」はこの岩山をくりぬいたお堂の中に安置されている。
堂内は撮影禁止なので羅漢像の写真はないが、お堂の中なので保存状態は極めて良い。
このてのものはどんどん写真を発表して、「私も写真に撮りたい」と思わせた方が入場者も増えるだろうに。

鉱山とともに発展したという「陣屋町」の街並みを歩く。
世界遺産に登録されて早15年。
若い人に人気があるとはあまり思えない(実際、ある30歳ぐらいの山友さんは石見銀山のことを全く知らなかった)この世界遺産にも陰りが見えてきて、私にはなんともたまらない風情を感じた。

町の中心部にある「観世音寺」に登ると、赤い石州瓦の街並みが一望できる。
今回は着いたのが遅く、銀山の中枢である「間歩(まぶ)」と呼ばれる鉱山跡を見ることができなかった。
とても一日では見つくせない広さと内容がある。
また来なければならないだろう。

まだ明るいうちに山口の「角島」をめざして走り出した。

道の駅【ゆうひパーク浜田】
ここでちょうど「夕日」を見た。
ロードスターのボンネットに夕焼けが映える。
フードコートではもうご飯ものが終わっていて、モスバーガーのセット(900円)での夕食となった。

更に約150km(3時間)走り、長門市を過ぎて夜遅く「角島大橋」に着いた。