「クライミング」カテゴリーアーカイブ

2019夏の本匠、一泊二日

2019.8.3~4 本匠:切り株エリア~遊歩道エリア

3日(土)
7:00 泗水の我が家発。同行はミズキさん。
10:00 本匠:切り株エリア
簡易の橋がなくなっていたので素足になり渡渉。男の方が引っかけ針を使って魚を捕っていた。岩登りよりも面白そうだ。
ここでキーボウさん、白ちゃん、ヒョーゴくんと合流。

①ミラクルガール(5.10a) リピート
②草木も枯れる県民性(5.11b) NG
前回からの宿題である。左側の薄い縦コルネが真っ白に粉をふいていた。
③草木も枯れる県民性(5.11b) NG
上部は直登してみた。
草木も枯れる県民性(5.11b) RP

一足先にこのルートをRPしたミズキさんが上部を左から行ったのを見て、同じようにやってみたら成功した。
⑤大分元気風(5.11b) NG
このエリアで一番かぶっているルート。その分、ガバが多く登りやすいと言われているそうだ。二つ星のルート。
大分元気風(5.11b) RP

またもやこのルートをOSしたミズキさんのホールドの持ち方を参考にしたらうまくいった。
私だけは十分満足の一日。他の皆さんは宿題を残して終了。

帰りも素足で渡渉していたら事件が起こった。
なんと左足のかかとに4本の針がついた「引っかけ針」がぶすっと刺さったのだ。慌てて抜くと、片方の針がまた軽く刺さった。血がジワーとにじんでくるのでテープでふさいだ。

こんな針が誰もが素足で歩く所(一番川幅が狭い所)に上を向いて落ちていることがあるだろうか。疑いたくもないがこれは誰かが故意に置いたとしか考えられない。

キーボウさんらは日帰りなので、ミズキさんと「弥生の湯」に入り、深川茶屋で夕食、買い出しも行った。
「お茶の間サロン」に投宿。男二人、夜は「五目並べ」で時間をつぶした。エアコン、電子レンジ、IHヒーター付きで一泊1000円。次回は卓球をしたい。

4日(日) 本匠:遊歩道エリア
6時起床、8時には現地着。実はこのエリア、敷居が高くてまだ2回目である。
①ハエハエイダイダ(5.10a) MOS
②JTライン(5.11a) NG
JTライン(5.11a) RP

④バットマン(5.11c) 敗退 小指が痛い!
⑤バットマン(5.11c) NG 持ち方を工夫して痛みを軽減、なんとか上まで。
⑥バットマン(5.11c) 敗退 もうパワーが出ない。
後はビレイに専念。ミズキさんは4便目で見事にRP。

他のエリアは暑いこともあってほとんどクライマーはいない。ここだけは別格でたくさんのクライマーがいた。川で泳ぐ人たちも上を見ると「わー!」と叫んで裸の男が落ちてくるので面白いだろう。

16:00 本匠発。産山~菊池阿蘇スカイライン経由
18:40 泗水着。
手指皮と左かかとの痛みが残る、満足の二日間だった。

ユリ咲く日向神にて

2019.7.27(土) 日向神:道端エリア

朝の体重が今年一番の低さだった。例年この時期は体重が減る。
7月7日以来、3週間ぶりの日向神である。
空は台風6号の影響で少し不安定ではあった。
キャンピングカー(レンタル)に泊まられていたスイス人の方が「昨日は濡れて登れなかった」と片言のイングリッシュで話された。

今日はヒロセさん、ナカさん、ヒロジーさん、ズシさんらと道端で登った。まだスラブ壁の左側は水が流れている。
①四郎(5.10a) リピート
②三郎(5.10b) リピート
③ウェルカムベイビー(5.11) NG 上部で指が安定しない。「やはりこの時期は無理か」と思ったが再トライ。
ウェルカムベイビー(5.11) リピート
開拓者の前で登るのは気持ちがいい。
⑤次郎(5.11c) NG
3週間前の登り方を忘れている。こんな時はいつも終了点に着くと「今日はここで止めようかな・・・」と3割ぐらい思う。本当に意志が弱い。

昼食を軽く済ませて花を見つけに行った。

ウバユリである。
以前、菊池水源で大きいものをよく見かけた。今、水源はどんな具合だろう。

コオニユリである。今が盛りと咲いている。
⑥次郎(5.11c) NG
おっと、核心部をうまく越えたが登りが雑になりフォール。
これは惜しかったので当然もう一度。
次郎(5.11c) リピート
下部で相当疲れを感じていたがパワーは落ちなかった。
体重の減少が功を奏したと思う。

「ウェルカムベイビー」などの難しいスラブの課題は乾いた冬季にトライするものと勝手に思い込んでいた。夏にやっても楽しいし、登れたら自信になる。
最後にカメラを頼んだナカさん渾身の一枚。(トリミングなし)

 

日向神に合歓木咲いて

2019.7.7(日) 日向神:サンセット~道端エリア

同行は外岩2回目のミズキさん。
今日はサンセットエリアと道端エリアを案内した。
①八女茶のチャチャチャ(5.10a) リピート
②赤い実のヤマボウシ(5.11a)    NG
③エルニーニョ(5.11a)               リピート
④星に願いを(5.11a/b)                リピート
⑤瞳(5.10a)                    リピート
⑥ウェルカムベイビー (5.11) NG
⑦ウェルカムベイビー (5.11) NG
⑧次郎(5.11c)          NG
⑨次郎(5.11c)          NG

ミズキさんは「星に願いを 5.11a/b」を2便、「ウェルカムベイビー 5.11」を3便でRP。素晴らしい登攀センスの持ち主である。
今日は高曇りながら、1本攀じる度に汗を拭き拭き楽しく登れた。基本二人だったのでクライミング中の写真はあまりないのが残念。
下の写真は「星に願いを」である。

せっかく1眼レフ(ミラーレス)を買ったので自撮り写真を。

道端エリアに先週からハーネス(CANP)が残置されている。

雨ざらしだったのでビニール袋を2重にして入れ、木にぶら下げた。
「次郎」は久しぶりだった。終了点カラビナの片方が開かなかったので新しいものと交換した。この終了点は未だにスリングなのが気にかかる。
道端エリアの対岸には合歓木が花を咲かせていた。

この花は昔何回も走った「佐賀:父の日マラソン」の沿道によく咲いていたのを思い出す。
帰りがけにタケシさんから手作りジャムを頂いた。

有難いことである。

雨のC.P.菊南 Ⅱ

2019.7.3(水) クライミングパーク菊南

大雨で仕事がなくなり(?)午後は菊南ジムへ。
4Q(級)から3Qを中心にトライした。
エアコンが効いて、大好きなあいみょんの曲も頻繁にかかって気持ちよく登れた。
3日前1回だけトライした130度壁の目立つ課題。
三角のボテがきれいに並んでいる。

横から見るとこんな感じ。

見た目は圧倒されるが意外と登りやすかった。

この頃の人は難しく持ちにくいホールドを「わるい・わりー」と表現する。若者が使う「ヤバい」と同じ類だろう。
私は「厳しい・面白い」という。この辺りが自分でも若くないと思う。

雨のクライミングパーク菊南

2019.6.30(日) クライミングパーク菊南

28日(金) 雨のち曇り
仕事で水俣市へ。ボトルに氷を入れて冷たい飲み物を持っていったら翌日は下痢症状になった。この日、ある懸案が解決したので夜は久しぶりにコーヒーを淹れたらもう眠れない。冷たい水やコーヒーにも過剰に反応する繊細な体質になってきた。
29日(土) 曇り時々雨
草刈り、孫の相手などしてゆっくり過ごす。
夕方から元気が出て、坂道ランなど。
30日(日) 大雨
クライミングパーク菊南へ。月2回の会員なのに今月1回目。
昨日コンペが行われ、全面ホールドチェンジされていた。
雨の休日で人は多いが気にはならない。
5Q(級)から始めて3Qまでトライ。
4Qの両手ランジ課題が一番てこずった。(A→B)

最初は全くダメだった。6回目で登り切り、インストラクターのMさんとグータッチ。
これが3Q課題だったらすぐに諦めたろうが、4Qだったので粘ることができた。グレーディングの妙だろう。
新しい課題にいろいろ考えてトライするのはとても楽しい。

Welcome boardにヤモリかサラマンダーの絵があった。

我が家のヤモリとそっくり。

愛のエリアにTr.課題「右往左往」設置

2019.6.23(日) 日向神:愛のエリア

今日の岩友は外岩デビューの県体壁仲間、ミズキさん。週5のジム通いで実力は相当なものだ。
本日のめあては新ルートの開拓・初登だった。
しかし、「初夢」と「毘沙門天」に挟まれた狭いところだったのでどうしても隣のルートのホールドを使うことになり、「それは愛のエリアには馴染まない」という意見が多かった。
そこで、せっかく綺麗に掃除もしてムーブも面白いのでTr.(トップロープ課題)とした。「初夢 5.10a」の終了点から左1mの所にチェーン2本の終了点を設置した。ルート名は「右往左往」。持てるホールドを求めて右往左往するからで、限定なし。どれが使えるホールドかを見極める力をつける楽しいルートだと思う。グレードは使うホールドで違うので各自の体感に任せたい。

①初夢(5.10a)   R(リピート)
※終了点設置作業
②右往左往(Tr.) NG(1T)
③毘沙門天(5.10d) R(リピート)
④愛なか(5.10b)  R(リピート)
⑤シャガの花が咲く頃(5.11a) NG
右往左往(Tr.) 初登

今日は岳団彩雲の皆さんにビレイなどで大変お世話になった。

「今日もing」を登るTさん。


「初歩のレイバックPLUS]を登るKさん。


「シャガの花が咲く頃」を登るIさん。


外岩デビューのミズキさんは「花鳥風月」を2便目でRP。


「右往左往」のスタート地点は分かりやすい。「初夢」の左2mあたり。

本日の愛のエリアは10名。
日向神駐車場も車が停めれないほど多かった。

 

 

愛エリのプロジェクトルート復活!

2019.6.16(日) 日向神:愛のエリア

休みの日には早く目が覚める。
峠を越えて八女市に入ると雲行きが怪しい。時々小雨に遭う。
最初に「ダム下エリア」の偵察に行く。
対岸から見ても蔦が下から繁茂しているのが分かる。

とりあえず壁の基部まで行ってみた。
部分的に復活させるのはそれほど難しくはないように思えた。
崩落したという場所は藪の中でよく分からない。

道端エリアは湿っぽいので雨に強い愛のエリアに会友のユジンさんご夫婦と向かった。
①夢中歩行(5.9) R(リピート)
②初夢(5.10a)  R
③プロジェクト(Tr.)

愛のエリアで愛のビレイ。
下部は楽しいが、途中から劇悪に変身する。
一週間前はこのプロジェクトのルート化を諦めたが、今日のトップロープトライで「なんとかなる!」と思った。
下の写真で私がいる所が終了点の予定地点。「初夢」の1m左側。

④ごめんねムササビ君(5.11a) NG
ハング越えでワンテンが入った。
写真は新婦がセットしたクイックドローで必死に登る、幸せ太りの新郎。

月下の県体壁で

2019.6.12(水) 熊本県体壁クライミング

①中:緑(5.11c) NG
中:緑(5.11c) RP
③右:黒(5.11a) R(リピート)
④右:橙(5.11d) NG

中央:緑(5.11c)をRPできた。5日間、10便目である。

5.11cは私の県体壁での最高グレードである。
2017年7月に中央:紫(5.11c)を登って以来で、その時は6日間、7便目であった。
今夜のために一週間のプチダイエットをして体重を1㎏落とした。
限界グレードでのクライミングは本当に勉強になる。

今夜の県体壁も常連で賑わった。
涼しい風があり、湿度も低めで汗をあまりかかなかった。

本日の愛エリ開拓は不発

2019.6.9(日) 日向神:愛のエリア

8:00 愛のエリア着
山自体は湿っぽいが、岩は乾いている。
本日の目標は新しいルートの掃除と試登である。
事がうまく運んだらボルトも打とうと車には道具を積んできた。
場所は愛エリ上部の「毘沙門天」と「初夢」の間である。
5月11日にルート下部4mほどは掃除をして手ごたえを得ている。

寿老人エリアから「毘沙門天」の終了点に降り、そこからトップロープをかけて掃除をした。ここの苔はなかなかしぶとく、しっかり根が入っている。一ヶ所だけ横に走るクラックがあり、草を剥いだら大きなムカデが出てきた。いつからこんな所に住んでいるのだろう。
とにかく、2種類のワイヤーブラシで乾いた苔をガシガシ落とすも、なかなか理想的な(?)ホールドが出現しない。2時間かけてきれいにしたが見ただけで難しそうである。

ユマールで試登開始。出だしから5.11aぐらいか。
5mぐらいから右へ行ってテンション。左へ行ってまたテンションの繰り返し。大きいホールドをねらうとどうしても左右のルートに入ってしまう。
なんとか「初夢」の終了点横までは登ってみたが、今の私の実力ではルートにできない。
せっかくきれいにしたので、「初夢」を登った後にトップロープ課題として練習したら良いだろう。もちろん、ボルトを打たれたい方はご自由にどうぞ。
※追記:6月16日 このプロジェクトは復活しました!

久しぶりに福岡のSさんが来られていたので、3月24日に開拓した「平成最後のヒールフック 5.11a」を紹介した。女性ながら初見でリードされるあたりは流石である。2回トライされてRPは次回に持ち越しとなった。
写真はロワーダウンされているSさん。

そして、「これで5.11aは辛い。ヒールフックでのクリップは女子には届かない!」という感想を言われたので私も登ってみることにした。
実際私も試登で1回、ボルトを打っての初登が2回目。今回が3回目になる。
いざ登ってみると、下部のスラブ帯でなかなか一歩が踏み出せない。
写真はヒールをかける前。

ヒールはうまくかけたが、テラスに上がってからのバランシーな部分で際どい態勢になり、更にかぶっていたヘルメットのストラップがはずれるというアクシデントにまで見舞われもう大変だったがなんとかリピートできた。
大汗をかきながら、すてきなSさんの前で開拓者の面目は保てた。

愛のエリアはたった3人だったが、日向神駐車場は車が停められないぐらいだった。
岩場にはもう白いセッコクランが咲いている。

岩野山、大伐採!

2019.6.8(土) 岩野山草刈り

早朝まで小雨。
岩は諦め、農作業をした。
そして午前11時から何を思ったか、10㎞jog。なんと半年ぶりである。
昨年より体重が1㎏増えているし、何より走り方を思い出したかったからである。

午後から植木:岩野山の草刈り作業。
先日、県体壁仲間のFさんが岩野山で登り、県外からもクライマーが来ているとの由。ならば夏草がはびこる前に草刈りをしなければならない。
ここも昨年12月以来、半年ぶりである。
車道や駐車場は思ったほど草が伸びてはおらず、約1時間ほどできれいになった。

その後、鎌を1本だけ持って岩場へと進んだ。
山道になると何か妙に明るい。
見渡すと、山道の周りの灌木がかなり始末されている。
岩場に着くと更に驚いた。
これまで岩場を覆っていた木々が見事に伐採されているのだ。
Fさんが「日影がなくなるぐらい岩野山の木を切ったのはイッセイさんかい?」と言った言葉を思い出す。その時は、正面壁近くの憩いの場にある木が1~2本誰かに切られたぐらいに思っていたが、これは違う。
チェーンソーを使って直径30㎝級の松もバッサリ切られ、しかもきれいに片づけてある。特に下部は岩場がよく見えるように枝だけ落としてある。プロの仕業だ。
いろいろ心配になって上部壁に行ってみると、まったくクライミングの対象にならない小さな岩場も見事に露出している。そしてボルトはもちろん、古いフィックスロープや残置カラビナも以前のままであった。思わず笑いが込み上げてくる。

よく見ると、移動のための草付きを守る灌木はうまく残されている。いかにも、「さあ、岩場がきれいになりました。これからクライミングのゲレンデとして大いに使ってください。」と言わんばかりの伐採法である。

多分、これは実質的な山の持ち主であるゴルフ場が行った伐採であろう。
ゴルフ場から岩場をきれいに見せるための措置とも考えられる。しかし、アプローチの登山道も整備されている。
これまで岩野山でのクライミングは「黙認」して戴いていたが、これからどうなるのか、しばらくは様子を見るしかない。
写真は国道3号線から見た岩野山全景である。上部の岩場まできれいに露出している。