「クライミング」カテゴリーアーカイブ

今日の岩友

2018.7.16 日向神クライミング

午前中は愛のエリア。
連休なのに愛のエリアは私以外誰もいない。
今日はスカイフックを持参したので掃除がよくできた。
前回マダニにやられたので薄手のジャケットを着用したので汗をかいた。
作業が終わると服を脱ぎ、ほぼ裸になってダニは付いていないか点検をした。
で、今日の岩友は「赤いカメムシ」くん。
幼生なので名前は不明だが、たぶん「ベニツチカメムシ」か。3匹見かけた。

午後は暑さを避けて道端エリアへ。
昨日の九州ブロック大会(鹿児島県)でも一緒に仕事をした鹿児島のIさんら4人が来られていたので一緒に登った。
妙齢のUさんビレイで①四郎(5.9)、②三郎(5.10b)、③シンシア(5.11a)、④春眠(5.10)を登った。
Uさんは初心者だが日向神にはよく来られる。
で、午後の岩友は鹿児島のUさん。
写真はない。

 

愛のエリアでダニにやられる!

2018.6.29 日向神クライミング

6月24日(日)
午前中、日向神愛のエリアでルート開拓。新ルートの開拓のため上部から下がって掃除をしようとしたが、意外にかぶっていて思ったように掃除や試登ができない。
降りてくると右手に1cmほどのマダニが付いていた。これはすぐに払い落として踏み潰した。
近くにいたジローさんが「ダニは自分の好きな所を探して、あのあたりで噛むんですよ」と彼一流のウンチクとも体験談ともとれる言葉を発した。
ちなみに、ジローさんに朝一で「義理チョコで勘ちがい」を登ってもらい、「5.11aでいいと思います」という意見をいただいた。
午後はタケシさんらとサンセットで登った。
ここでは、昨年拓いた「若い時のりりぃ 5.10c B11 22m」の終了点のチェーンが風でふらふらしてクリップがやりにくいことと、4ピン目(「八女茶のちゃちゃちゃ」との共用)に回収ロープがクイックドローに絡まりやすい事案の解消を図った。

終了点の2本垂らしのチェーンはステンレス針金で連結して改善をした。
4ピン目の件は、「りりぃ」のラインに沿って新しくボルトを打った。これで逆に「八女茶」ルートの方が「りりぃ」4ピン目から右上するようになるだろう。

6月25日(月)
夕方、お風呂に入ると股間が妙に痒い。触ってみると何か指先に当たるが全く痛みはない。鏡を使って見てみると何かが刺さっているようだ。すぐにダニだと思った。ネットで調べると、なるべく早いうちに除去した方がよいとあったので毛抜きを使って慎重にはずした。
体長約2mmのダニだった。ほとんど血はすっていないようだ。種類は不明(フタトゲチマダニの幼ダニか?)。気分が悪くなるのであまり調べる気がしない。
写真はダニをセロテープに貼って、解剖顕微鏡(×10)で見たものをカメラで接写。

6月26日(水)
またもや局所が痒い。今度はすぐに見えるところだった。う~ん、こいつはいままでどこに潜んだいたのだろう?
ネットで調べ、「ワセリン法」をとる。ダニの回りにワセリンを厚く塗るととれ易くなるらしい。ワセリンが効いた頃にまた毛抜きで取った。2匹目は微妙に大きい。

ダニというと感染症が怖い。しかし、幼虫なので他の動物の血を吸っていないはずだから少し安心している。感染症の潜伏期間が1~2週間あるのでまだまだどうなるか分からない。
当初はダニに噛まれたことをブログに書くことはやめようと思っていた。
しかし、もしかしてどうかなったらこのブログも書けなくなるのでやっぱり書いておこうと思った。
日向神でもダニ対策が必要であることも伝えたかった。やり方はネットに詳しいので参考にしてほしい。

 

 

 

「義理チョコ」のグレード修正

2018.6.17 ルートグレードの修正

6月2日に日向神:愛のエリアで初登した「義理チョコで勘ちがい」のグレードを5.11bから5.11aとしたい。
それは、登っているとどうしてもすぐ左側の「本命チョコ」のホールドをつかんで休みたくなるし、休んでもいいからだ。(制限なし)
写真は「義理チョコ」が「本命チョコ」になりそうになり、下から何か言われそうでドキドキするするが、やっぱり「義理チョコ」に間違いないと心を新たにする辺り。
左のロープが垂れているラインは「夢中歩行」である。

愛のエリアは色々な意味でグレーディングが難しいのでまた修正するかもしれない。

愛のエリアで、旧ルートの発掘・再生

2018.6.16 日向神:ルート開拓「初歩のレイバックPLUS」

日向神:愛のエリア「右岸壁(上部から下を見て)」に「初歩のレイバック 5.10d B2 野下善秋」がある。
下部はレイバックが使えそうな薄かぶりで、ボルト2本でテラスに上がり終了点となる。
6月9日に上部の樹林帯からラッペルすると上部は厚い苔に覆われ、終了点のスリングはもちろん、リングボルトも完全に腐っていた。多分、20年間は誰も登っていないだろう。
この日は上部の苔を落としたが、全体的に湿っぽかったので試登もできなかった。

6月16日。午前3時からFIFAワールドカップロシア大会の「ポルトガルVSスペイン」でC.ロナウドのハットトリックを観た。
それで愛のエリアには6時30分に着いた。チェーン2本の終了点は以前の場所から4mほど上に設置した。鹿児島のTさんにビレイをしていただきTr.で試登すると、レイバックよりもその上のテラスに上がる所が難しい。上部にボルトを2本追加したころには愛のエリアもだいぶん人が増えていた。
佐賀のZさんのビレイで初登した。

ルート名は「初歩のレイバックPLUS 5.11a  B4  10m 野下・緒方」とした。
下部はレイバック気味に登る。鹿児島のIさんのトライ。

第2登は福岡のKさん。

ワイヤード(5.11b)のリピート

2018.6.3 日向神:サンセットエリア 

昨日は愛のエリアでの「義理チョコで勘ちがい 5.11b」の開拓で心身ともに大満足の一日。
今日はサンセットエリアでのエンジョイクライミングにした。
同行は山崎夫婦、原口さん、カオリさん、浦崎さんなど。
サンセットの「広場」に遅めに着くともう座る場所もないぐらいだったので、「新緑のテラス」へ移動。
①青葉若葉(5.10a)R(リピート)
②新茶(5.11b)NG 1T
③庭園散策(5.10c)R
午後は更に「最上部」へ移動。
④ワイヤード(5.11b)4便目でR
最後は広場へ。
⑤日曜よりの使者(5.12a)敗退

ワイヤードは2016年8月6日(リオ・オリンピック開催日)にRPしているので、約2年ぶりのリピートだ。

2年前の記録を見ると3日間8便出してのRPで、薄ポケットで酷使した左手中指が夜中に痛んでいる。また、フィニッシュの仕方が違っていた。
今日の右足をカンテに乗せるムーブが初期設定だろう。

珍しいカミキリ虫を見つけた。触覚が非常に長い。
ヒメヒゲナガカミキリである。

愛のエリアに「5.11aルート」開拓

2018.6.2 日向神クライミング:愛のエリア

5月24日、「本命チョコ」を登る岩本さんをビレイしながら、すぐ横にラインが引けはしないかと思った。さっそく試登してみると一部「本命チョコ」とホールドを共有するがいい手ごたえを感じた。

6月2日、同行はタケシさんとK1さんである。
今日は人が多かったので朝一で「本命チョコはあなたに 5.10b/c B7」を登り、右横1mぐらいに終了点を設置した。慣れない大きめのチェーン2本直付けで多少手間取った。
まずはラッペルしながらの苔落し作業。上部のセッコクランはできるだけ残した。
浮石はないと思っていたが、念のためにと取り付きの右上の岩を落としたが、使わないホールドで少し見苦しくなった。
午後はTr.でボルト位置を決め、上からボルトを7本打ちながら降りてきた。

かなり疲労していたが、ワンデイアッセントをねらいマスターで取り付いた。
核心部を越え、上部で右腕や指がつったがなんとか登り切ることができた。
写真は3ピン目からの核心部。

降りるとビレイヤーのタケシさんと喜びの握手。
今日は4人取り付き、日向神開拓団からは5.11ノーマルという評価を得たが、最後に登ったコガさんがあっさりとフラッシュして「5.11a/b」という評価。
だいたい愛のエリアのグレードは日本標準とは随分違うように感じている。
どなたかに適正なグレードを各ルートに付けなおして欲しい。
そこで、今回のルートがこれからの試金石になればと願い、
「義理チョコで勘ちがい 5.11b   B7 約20m 緒方一成 2018.6.2 」とした。
追記(6月16日)
グレードはいろいろな方の意見を総合して、ホールド制限なしで「登って楽しい5.11a」にしたい。

満開のセッコクラン

2018.5.24 日向神クライミング

平日ながら、岩本さんと「愛のエリア」へ。
目的は4月28日に拓いた「愛なか 5.10b 22m」の浮石撤去だ。
開拓後3回も愛のエリアには通ったが、いつも休日は人がいて石を落とすことができなかった。
前日が雨だった割に岩はどこも乾いていた。
水の通り道といわれる「愛なか」でさえも朝から乾いている。
すばらしい。
まず、岩本さんにマスターで登ってもらった。下はbefor図。

その後、Trにして私が登りハンマーを使って板状の岩を落とした。
さらに上部のチョックストーンも落とすことにしたが、こちらはがっちり挟まれていて、かなり時間がかかった。
下の写真はちょうど一人で来られた高田さんによるafter図である。
違いはすぐに分かるだろう。

その後「毘沙門天 5.10d 22m」を登った。
「愛なか」のついでに苔落しをしてきれいにしたので登り易くなったと思っていた。ところが、以前は苔の中にホールド部分だけが掘り出されていたので迷うことはなかったのに、今はすべてきれいになってどれが使えるホールドか分かりにくくなっていて、けっこう難しく感じた。
写真は「毘沙門天」撮影者は岩本さん。

今、日向神は「セッコクラン」が満開である。

オオホシオナガバチ(尾長蜂)を久しぶりに4匹も見つけた。

 

待たせて「ごめんねムササビ君 5.11a」RP

2018.5.12 日向神クライミング

5月の連休前、愛のエリアでタケシさんに登らせてもらった「ごめんねムササビ君 5.11a」をRPしに行った。
とにかくRPするために下部核心のQDは「夢中歩行」からプリセットした。
1便目、ハングの下で手が滑り見事なフォール。
こんな時に新しいロープはやっぱり安心だ。
上まで行って、ハングの抜け方をしっかり確認した。
2便目、手順通りに登りきって余裕のRP。

下の写真は同ルートの上部ハングをうかがうHさん。

先週は岡山県備中に行って登ってきた。
「備中まで行く人がどうして日向神の『ごめんねムササビ君』を登っていないの?」という声が聞こえてきそうである。
正直なところ、墜落距離が他より長そうな「新原ルート」は無意識的に避けてきたのだろう。登ってみたらお気に入りのルートになった。
このルートを登った人はたくさんいるだろうが、60歳を超えて初めて登った人は少ないのではないか。
今後も精進して新しいルートを登りたい。

愛のエリアへの山道で「マムシ」を見つけた。
マムシはいつも悠々として他のヘビみたいにすぐ逃げないので危ない。

2018・GWの備中 2日目

2018.5.5 備中クライミング 2日目

午前6時半、帰りがあるので早めに宿を出発、外気温度は6度と寒い。
「羽山渓谷(トンネルサイド)」
ここは全体が切り立った石灰岩の壁で頭上はルーフになっている。5.14のルートが4本あり平均が5.13か。またもや最低の5.11aは1本しかない。

①「半日仕事 5.11a」 NG もう少しだった。
②同上 NG あと一手だった。
③同上 NG もう疲れて意気消沈。ヌンチャク回収。
他のは登れそうにもないので、「鍾乳洞」に入ってみた。2年前に買ったヘッドランプが初めて活躍した。外気温が低いのであまり涼しくもなかったが、夏ならば快適であろう。
④「半日仕事 5.11a」NG ヌンチャク架け
⑤「半日仕事 5.11a」RP 我ながらよくねばった。うれしいイレブン100本目。

他の3人は「もう秋だ 5.12c」にトライ。まっすぐ登れば「成羽のユージ 5.13b」という平山ユージのルートになる。登っているのはコガさんで、かっこいい。

午後からは「長屋坂エリア」に移動した。
ここは前回(2017.11月)にも訪れた老若男女に人気のエリアだ。
ところがこの日は「ハンノキムシ」の黒い幼虫が大量発生してエリアの左半分を占領していたのである。ビレイ中の女性の胸や肩に10匹以上も上から下がってきていても、このご時勢では手で払ってあげることはできない。当然ルートにも大量にへばりついているのでやる気が萎えてしまった。(午前中で満足?)
⑥無名ルート(一番右端) MOS
「壁の散歩道 5.10c」と思って取り付いたが違っていたようだ。
⑦TTハイスクール(5.10d)NG
二つ星のスラブ。ホールドがつるつるに磨きこまれて実質は5.11だろう。右側がTTハイスクールにトライ中のタカタさん。

他の3人はMorisama(5.12a/b)などに何回もトライしていた。すばらしい体力と気力である。
集合写真は左から私(いっせい)、タカタさん、顔出しNG・匿名希望のHさん、コガさんである。

午後3時30分に撤収。
広島まではGWお決まりの大渋滞、午後7時ごろ宮島SAで「広島お好み焼き800円」を買い車中で食べた。
午後11時30分には自宅に着いた。
1泊2日の総経費が11,000円ではまた行かねばならないだろう。

2018・GWの備中クライミング 1日目

2018.5.4~5 岡山県:備中クライミング 

5月4日
午前5時、コガさんと私の車で熊本(自宅)を出発。
午前6時、広川SAでタカタさんと合流。
午前7時半、小倉駅でHさんと合流。
山陽道は広島を過ぎた辺りで10数キロの自然渋滞、さすがGWである。
午後1時過ぎには備中町に着いた。約520kmの長旅であった。
今回私は2回目なので、経験者のHさんが言う「面白いところ」へ行くことになった。
「面白いところ」と「難しいところ」とは同意義語であるらしい。
「権現谷」は結構遠かった。スケールも大きい。

①トメ吉(5.11a)MOS
このエリアの最低グレードがこの1本。石灰岩で足元がえぐれているので足が切れないように慎重に取り付く。長旅で体は慣れていないが幸先良く登ることができた。
これが「100イレブン・プロジェクト」の99本目になった。

②五右衛門(5.11b/c) 敗退
見た目よりホールドが滑らかで2ピン目も架けられない。全員敗退。
③もも (5.12a ) 敗退
三ツ星の超人気ルートで、架けてあるヌンチャクをお借りした。
4ピン目までは行けたが、その後はハングドッグ。ほとんどガバホールドなだけに回数をこなせば行けそうである。全員敗退。

足元がえぐれている石灰岩では1ピン目が遠いのでプリクリップは普通である。
ここで、「輪投げ」や「チョンボ棒」の作り方を学んだ。

このエリアはほとんどが5.12のルート。女性クライマーも多く、みなさん粘り強くトライしていた。
夕方、成羽町のスーパーで買い物をして、備中町長屋の「杉田ハウス」に投宿。
素泊まり1500円、相変わらず満室であった。
明日はどこのエリアに行くか?
私は「登れる5.11のあるエリア」を希望したが、他の3人は「登れない5.13に触る」方を希望したので「羽山」になった。
私は持参した飲み残しの梅酒がバッグの中でこぼれて着替えを濡らしていた。
色気もなく、酒もあまり呑まない男4人では早めの就寝となった。