「クライミング」カテゴリーアーカイブ

五色岩、遠望

2022.1.30 日向神:五色岩 17

昨日の作業疲れがあまり体に残っていないのでまた行った。

①Pro.6にボルト5本打と掃除
②Pro.5にボルト1本打
ところが「もう1本」というところでバッテリーが終わった。
あっさりと買い替えが決った。
K1さんによると「新型は30本打てる」そうである。

予定していたFixロープ張りもドリルがなくては始まらない。
キーボウさん、アリキチさん、す~さんがいるバルコニーエリアへ転進。

③大蛇山(5.10c) リピート
次は「未知との遭遇」だと、ロープを結んだところでシューズに穴が開いているのを発見して断念。
④テラノ(5.10c) リピート

久しぶりのリードクライミングは楽しい。

す~さんが「ウェルカム・ベイビー」をやるというので道端エリアへ。

今年中には登れるだろう。

道端エリアの先に小用で行くと、五色岩の右端が見えた。

右下に今日ボルトを打ったラインが見えた。


3日間の掃除の成果できれいな岩肌が見える。
穴を開けたときの白い粉がまだはっきり見て取れる。
左がPro.5で右がPro.6


冬季の岩場の新アイテム。


ミウラ(2012)の穴。左だけ酷使していたようだ。

寒空の五色岩:Pro.5~6

2022.1.29(土) 五色岩 15

曇りで気温2度、寒くはないがオープンにする気持ちになれない。
8:45 日向神駐車場
この時間では当たり前だが誰もいない。

今日のめあてはプロジェクト5の終了点設置、Pro.6の掃除、Pro.5のボルト打ち、取り付きまでのFixロープ張りだ。

①Pro.5に終了点設置
ボルトを打ってチェーンを追加、熊本県山岳連盟から寄付していただいたカラビナを2枚残置。
②Tr.でPro.5とPro.6の掃除

【写真のラインはPro.6】

③第一テラスから岩場基部までFixロープ張り
④Tr.で試登
掃除中は易しく感じていたスラブだが、いざ登ってみるとかなり厳しい。5.10c/dぐらいか。
15:00
遅い昼食。岩場では腹が減らない。

久しぶりに「カレー味」を食べた。
コーヒーに「ブラックサンダー」はベストマッチ。

⑤Pro.5にボルト打
これがなんと上から4本でバッテリーが切れた。
そろそろ替え時か。(7年目?)

今回のルートはまだ取り付き地点が決っていない。
ゆっくり進めよう。

ダ〇ソーのワイヤーブラシを下部スラブの木にぶら下げたので、持っていない方は自由に使って欲しい。
17:00

昼間は気合の入った声が谷間にこだましていたが、この時間ではもう1台も車がなかった。

久しぶりだよ、県体壁

2022.1.26(水) 県体壁 17

今年初めての熊本:県体壁。
5.10台を3本トライしたが非常に厳しかった。
やはり、県体壁には県体壁(人工壁)の登り方がある。

「昨年の暮れから・・・、2ヶ月ぶりかな」
と思っていたら、帰ってカレンダーをみると昨年の8月以来、5ヶ月ぶりであった。

なぜ、約半年も県体壁で登らなかったのか。
①忙しくて来る暇がなかった
②人工壁登りに価値を見い出せなくなった
③会いたくない人がいる
④人工壁は疲れる
⑤寒かった                   etc

実は上記のどれでもない。
答えは「疲れていた」からである。

昨年の秋は「八方ヶ岳:カニのハサミ岩」のルート開拓に精一杯取り組んだ。冬になると「日向神:五色岩」に通うようになった。
それでも夏前は、週末は外岩で登り水曜日は県体壁で登るパターンができていた。
それが週末の外岩開拓で疲れ、水曜日になっても疲れが取れず、とても人工壁でトレーニングする余力がなかった。
疲れの原因は「加齢」か。
開拓は面白いので、つい体力の限度を超えることがあるようだ。
それは腰や肩や背中の痛みとして出てくる。

今年は「スロークライミング」をやってみようと考えている。

新展開の五色岩

2022.1.22 日向神:五色岩 14

自宅を出て10キロぐらいで「またノコを忘れた」ことに気付いた。
いっそのこと岩場で気付けばいいものを運転の途中で思い出すのは良くない。
9:15 駐車場はまだ誰もいない。
9:30 五色岩

①右の樹林帯から右壁の上部に行き、ボルト2本打ってFixロープを張る。
八方ヶ岳倶楽部の澤田・川津さんが来られたのでノコを借りる。

②右樹林帯の探索

③右壁上部からラッペルして壁の掃除
約3時間、一心不乱の楽しいアルバイト(作業)だった。

約25m、きれいなスラブを掘り出した。
この辺りは昔のピンが全くない。

この間、澤田さんらは「私がセンター」の上部にロープを伸ばして終了点を設置してリボルト。

下から見るとこんな感じ。

上部壁までの45mスラブをまっすぐ登るルートがお目見えした。

なお、八方ヶ岳倶楽部からスラブルートのグレード改定が提起された。
左の「ゆずレモン」5.8
中央の「私がセンター」5.9
右の「光の森ブレンド」5.8 としたい。

帰り道は小雨に遭った。
七城の台(うてな)交差点を元気よく右折したら後輪が少しすべった。
対向車線に停まっていた白い車から「おうっ!」という声が聞こえた。
納車して2年を迎えても、まだ一度も替えていないスポーツタイヤはスリップサインが見え始めている。
そろそろ潮時だろう。

 

「私がセンター」リボルト後の初完登

2022.1.15(土) 日向神:五色岩 13

曇り時々晴れ、予想最高気温8度ではやる気がもう一つ。
自宅を出て5キロぐらいで「ノコを忘れた」ことに気付き、もうオープンにする気力もない。

9:30 駐車場に先客は1台。
10:00 五色岩

①岩場の右側から岩頭に登る
上から下がって偵察するが60mロープ1本では心もとなく撤退。

②スラブ中央に下がってリボルト
掃除しながらボルト3本打。
先人に敬意を払ってボルトの追加はなし。

③ロープソロでリボルト後の完登を目指す
22mにボルト3本では下まで滑り落ちる可能性大のプレッシャーあり。
上部で一番易しそうなラインをとったら左ルートの5ピン目が目の前に現れたが、心を強く持って8mのランナウト。
「私がセンター 5.8 B3 22m」完登。


こんな格好で登った。


このスラブの左側が「ゆずレモン」
中央が今日の「私がセンター」
右側が「光の森ブレンド」

帰り道、バルコニーエリアに寄ると、ナカさんらが登っていた。
④未知との遭遇(5.11b) トップロープでやらせていただいた。

開拓(主に掃除)は面白いので、丸一日岩場にいてまったく登らないという日もある。
それはそれでやることがあるので充実はしているが、クライミング技術の進歩はない。
今年は「開拓の日」でも、少し早目に切り上げてどこかで1本でも登っておきたい。
夕方、一人で所在なくうろうろしている私を見かけられたら、
どうですイッセーさん、1回やりませんか?
と優しい言葉をかけていただきたい。

八方ヶ岳 生き物図鑑

2022.1.9(日) カニのハサミ岩 55

2021(令和3)年は八方ヶ岳:カニのハサミ岩に54回足を運んだ。
その途中で多くの生き物と出会うことができた。
用心深い哺乳類はフィールドサインだけだが、八方ヶ岳の森の豊かさを感じた。
今回は「昆虫以外」でまとめてみた。

①オタマジャクシ

砂防ダムの上に数百匹いた。
結局、大きくなった姿を見ていないので種類は不明。
右の方に1匹、柄違いのものがいる。

②イモリ

同じ水たまりに数匹いた。オタマジャクシとは共存している感じだった。

③ジムグリ

このヘビには違う場所で3回ほど出会った。
すぐ地面にもぐるので見つけにくい。

④ヤマカガシ

これは小さくてかわいい。
一応、毒を持っているらしい。

⑤タヌキ

一人で静かに歩くとこんな出会いもある。

⑥ウサギの糞

⑦イノシシの足跡

この足跡は新しい。
廃道の脇はいつもイノシシに掘り返されている。

⑧ヤマナメクジ

ペットボトルのキャップより相当大きい。

⑨ダニ

ダニは節足動物である。
1匹だけいた。

⑩スズメバチの巣

ハチは昆虫だが、これは特別収録。
砂防ダム登山口の近くにある。
岩場では見つかっていない。

光の森ブレンド(5.9)開拓・初登

2022.1.8(土) 日向神:五色岩 12

今日も快晴の五色岩。
①奥壁のFixロープ、スリング、環付きカラビナの回収。
しばらく奥壁での開拓はお休みとしよう。

10時すぎ、会友のキーボウさんとアリキチさん到着。
二人は上部の「サンダンサー5.10c」にトライ。

②「サンダンサー」の2つ目のスラブ帯にボルトを1本追加。
これでまた安心して登れるだろう。

③下部スラブの右側ラインにボルト4本設置。

④さっそく初登トライ。

左側の「ゆずレモン 5.9」に比べると穴が小さい。

上部に行くほど易しくなる。
光の森ブレンド 5.9 B4 20m 緒方」初登。

アリキチさん、キーボウさんもすぐに登った。

⑤スラブの2ピッチ目を偵察
RCCボルトやリングボルトが点在する広大なスラブを「びっくりフェイス」基部まで偵察。

古いリングボルトの終了点を見つけて斜めに登るとちょうど30mだった。フリークライミングの対象としては易し過ぎるが、それなりに面白いところ。
切り立つ壁は黒、白、赤、緑、青(?)と五色に彩られている。

⑥岩場の整備
Fixロープを張り直したり、泥を落としたりして環境整備。
スラブ帯は南面・無風で春の陽気だ。

⑦「有明の月 5.10c」 R(リピート)
2021年、チームアースによって拓かれた「広場」周辺のルート。
昨日、クライミングシューズを履いて長く掃除をしていたので左足の指を痛めていた。
この辺りは南面とはいえ風が少しあたって今が1月であることを思い出させてくれる。

今日は会友の協力を得て、予定していた活動が全てできた。

一日中スラブ掃除

2022.1.7(金) 日向神:五色岩 11

快晴の平日、五色岩で一日過ごした。

今日の予定は、下部スラブの右側を掃除してボルトを4~5本打、ロープソロで初登する。
余裕があれば中央のリングボルトラインをリボルトする。

なかなか予定通りにはいかないものだ。
とにかくこのスラブはしぶとい苔と砂ゴミが多い。
それでもワイヤーブラシと三角草取り鎌を丸一日振り回してボルト位置を決めるところまでは来た。

広いスラブが現れてきた。


いつかある日 山をやめたら
古い山の友よ 伝えてくれ

息子たちに 俺のブラシの跡が
五色の岩山に残っていると

友よ山に 小さなケルンを
積んで記念にしてくれ ワイヤーブラシ立てて

友に贈る 俺のブラシ
聞かせてくれ、岩をみがく音を


開拓三種の神器(ブラシ、のこ、三角草取り鎌)

サンダンサー(5.10c)開拓・初登

2022.1.4(火) 日向神:五色岩 10

快晴ながら仕事始めの方も多いのだろう、今日の日向神は2パーティーだった。
連日の五色岩にす~さん、Aumさんと向かう。

①昨日終了点を設置したルートをTr.で登り、ボルト位置を決めた。
②上から下がってボルト5本打。苔掃除。

③初登トライ

出だしのスラブはノーピン。


1つ目の段差越えは容易(たやす)い。


近くにリングボルトがあったので長いスリングを使った。
近いうちにもう一本打ちたす予定。
※1月8日、1本追加した。


2つ目の段差が行く手を塞ぐ。


ここがルートの核心部で、ホールド選択の力が試される。


3つ目の上部に終了点がある。


下から見るとこんな感じ。
登っているのはAumさん。

「サンダンサー 5.10c B6 25m (緒方一成)」初登。

ルート名は昨日お世話になった美レイヤーさんが「3だん腹みたい・・」と口走った言葉が頭を離れず、「3だん腹」ではちょっと品がないので、3つのスラブや段差をダンサーのごとく駆け上がることから「サンダンサー」と名付けた。

なお、
12月28日に初登したスラブの「ゆずレモン」のグレードは5.10aから「5.9」に訂正する。

④道端エリアの「瞳 5.10a」 R(リピート)

⑤ウェルカム・ベイビー(5.11) 敗退

Birthday Climbing in 五色岩

2022.1.3(月) 五色岩 9

1月3日、今日は私の誕生日。
以前よりこの日だけは山に行くようにしている。
(ん、この日だけ?)

日向神:五色岩にす~さん、若竹屋さん、さとさんの4人で向かった。

まずは暮れに拓いた「ゆずレモン 5.10a 22m」を登っていただく。第2登はす~さん、MOS。


びっくりフェイス下部スラブを既成ルートを使って右上、苦労して終了点を設置。
美レイヤーはさとさん。

終了点から大黒岩(日向神タワー)を望む。

午後は五色岩左壁で登った。
①かすみ(5.10a) R(リピート)

②そら(5.10c) R(リピート)

このルートは2013年に3回目で登れた。
当時、5.11を10本ぐらい登っていたが、これは相当難しく感じた。
写真のクライマーはす~さんでOS。

帰りの道端エリアでクールダウン。
③太郎(5.10c) R(リピート)

④三郎(5.10b) R(リピート)


若竹屋さんから生の原酒「柴刈」を誕生日祝いとしていただいた。


家では孫からケーキと服をいただいた。
ローソクの数は103本。
孫には「103歳の割には元気だろう!」といつも言っている。

今日、偶然にも自分のクリスマスプレゼント用に買ったものがオランダからやっと届いた。

ぺツルのハンガー40枚である。
いい誕生日となった。