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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

思い出の写真 (大学1~3年)

2020.5.4(月) 思い出の写真 No2

高校~浪人中に九州の主な山は登った。
九重山、霧島連山、祖母・傾、市房山、根子岳等に登り一端の「単独行者」の自信を持っていた。しかし、近道と思った岩場で落ちそうになったり雪の大崩山でビバークしたりと危ない経験もして単独の限界を感じていた。また、小説「単独行」や北杜夫の「ドクトルマンボウ青春記」を読んで北アルプスに行く夢を持っていた。

1978(昭和53)年4月、宮崎大学教育学部入学。
ちょっと怖い「山岳部」を覗くと暗い部屋に部員は2~3名だった。
ちょっとチャラい「ワンダーフォーゲル部」は生協の前でたくさんの男女が新人勧誘のダンスを踊っていた。そして「夏は北アルプスに行きますよ~」という先輩女子の言葉を聞いて即ワンゲル部に入部した。
ここから私の楽しすぎる学生生活は始まった。
だいたいチャラいと思われたワンゲル部だが、普段はどんな活動をしているのだろうか。
ずばり、「トレーニング」である。
部室のある農学部から平和台公園まで駆け上がり、腹筋、背筋、腕立て、スクワット、階段ダッシュなどなど。初めての部活の翌日は起き上がれないほどの筋肉痛に襲われた。おかげで20数名いた新人はあっという間に半分に減った。
夏や冬の合宿前は鰐塚山で40㎏のボッカトレーニングも行った。
大学の1年間の充実度は社会人になってからの10年間分に匹敵するほどだ。

学生時代の「思い出の写真」はたくさんありすぎて選ぶのに困った。

南アルプスでの合宿(大学1年)
特大キスリングの上に鎮座しているのは「羽釜」だ。
南アルプス南部の縦走~高ボッチ高原~後立山連峰縦走、最後は一人で憧れの徳本峠から上高地へ入った。


1年の春休みには台湾一周の一人旅。
みんな本当に親日的で、現地で知り合った方の家に何回も泊めていただいた。
これもワンゲル活動の一環。


北アルプス:槍・穂高縦走(大学2年)
撮影場所は云わずと知れた大キレットの手前。この山行は初のリーダーを務め、「お山の大将」的な一番のお気に入りの写真だ。
この夏は、南アルプス北部縦走~槍・穂高縦走、最後は一人で青木ヶ原樹海から富士山頂を目指したが悪天候で断念、富士急ハイランドに転進した。


九重:大船山(大学3年)
「九州合同ワンデリング」という九州中の各大学ワンダーフォーゲル部員が一堂に集まる催し物がある。筑紫女学院、尚絅短大など女子だけの部もあり心がときめいた。(後列左から4人目が私) 夜はテントで山の歌を歌い、集いのゲームをした。ゲームに負けるとロウソクのススを顔に塗られ、朝になるとみんな真っ黒の顔でテントから這い出してきた。


北海道:十勝・大雪縦走 (大学3年)
夏合宿を北ア:針の木大雪渓・槍縦走で行い、その後美ヶ原に部員全員集合、メンバーを組み替えて北海道にフェリーで渡り、最後は一人で知床:羅臼岳にも登った。楽しい1ヶ月だった。

冬山は宮大ワンゲル部としてはまだ黎明期であり、四国:石鎚山(1年)、木曽:御嶽山(2年)、南ア:鳳凰三山(3年)と徐々にレベルアップしていった。

思い出の写真(十代の頃)

2020.5.3(日) 思い出の写真 No1

初めての登山は中学生の時。
小学校時代の同級生・担任の先生と鞍岳に登った。
高校生になり、卓球部を辞めた後は時々地元の鞍岳や八方ヶ岳に一人で登った。
高校2年生の時、父が中古のカメラ(ヤシカ:エレクトロ35)をもらってきて、私にくれた。
それ以来、カメラは私の山行に欠かせないものになった。

鞍岳山頂にて(高校2年) モノクロ写真が泣かせる。
鞍岳は我が家の窓からも望める故郷の山。


九重山:白口岳山頂(高校2年)
なんと自転車で牧ノ戸峠まで行った。


熊本と大分の県境:兵戸峠(浪人中)
自転車で万年山をめざす2泊3日の山旅。


大分県:万年山山頂 後ろは九重連山
靴はキャラバンシューズ。ズボンは父のスラックスを改良した私の手縫いニッカーボッカー。


九州横断道路:三股山の近くにて
キャリーボーンを背負い単車に乗って、由布岳と鶴見岳に登った。


祖母・傾山の縦走(2泊3日)
一人で傾山の避難小屋に泊まるのはちょっと怖かった。

当時の愛用ガイドブックはこれ。

しんつくし山岳会:立石敏雄著「九州の山」である。
表紙裏にある高度別山の絵を登るたびに塗っていくのが楽しみだった。
本がきれいなのは2冊目だから。
下は同じしんつくし山岳会が出した「写真で見る 九州の山」3500部限定本。

思い出の写真(30歳の頃)

2020.4.30(木) 山へ行って居りません No2

約30年前の私は何をしていたのか。
1988(昭和63)年の正月を、30歳の私は伊豆:城ケ崎で迎えた。
メンバーは福岡のM氏、宮崎のT氏、熊本から私の3人だった。ついでに東京にも遊びに行くなど若い時はやっぱり元気があったのものだと感心する。

ファーザークラック(5.10)をリード。


パープルチャイルド(5.11-)はTr.で。
正月から城ケ崎は上半身裸があたりまえ。


宇土の赤瀬海岸でルート開拓。この頃は宇土に住んでいた。
赤いパンツが岩場に映える。


比叡山:ひむかのくろうま(5.10c)をリード。
虹色のぴったりタイツにノースリーブのシャツ。
時代の最先端をいくコスチュームだ。

で、そのころの私の自画像がこれ。

カメラ散歩とノラ猫

2020.4.26(日) ロードスター No9

昨日の夕方、合志川沿いを散歩した。


実家の屋根にいたノラ猫。
先日、赤いゴミ袋を破った犯人。


アオサギの飛翔。
細身の体に大きな羽を持つ。


捕食中のカワセミ。
自分の体ぐらいある大きさの魚をくわえ、ブルンブルンと木に打ち付け、弱らせて運んで行った。


朝陽に輝くロードスター。

ちょっと疲れていた今日の夕方、車の近くに例のノラ猫がいた。
「幌の上に乗られたら嫌だなあ」と思い、石を持って近づくと車の下にもぐった。
石を投げるのは躊躇されたので、近くにあったおもちゃのバットを拾ってそれを車の下に投げた。
「ガチャ!」と、大きな音。
おもちゃのバットを投げた瞬間、なんと同じ右手に持っていた石も飛んで車体にもろ当たってしまったのだ。(涙)

トレーニング・グッズ

2020.4.23(木) 山へ行って居りません No1

「山へ行って居りません」は今日設定した新しいカテゴリーだ。
この頃山に行き辛くなってきたので、体がなまらないようにトレーニングをする機会が増えるだろう。
そこで、日ごろ使っているトレーニング・グッズを紹介しよう。

①室内用

・プッシュアップバー(約1000円)
これを使い始めて上半身が大きくなり、若い時にしつらえた礼服が着れなくなってきた。クライミングに効果的かは疑問。
・ゴムバンド(1本110円×2)
まだあまり使えていないがコスパは絶大だ。ダイ〇ーで買った。
・腹筋ローラー(約1000円)
腹筋よりも肩、上腕二頭筋に効くように思う。
・ヨガマット(安いもの)
この上で軽いストレッチや自重トレを行う。実は2枚使っている。

②道具小屋

・メトリウスのトレーニングボード(7000円)
14年前の2006年に設置している。2005年に膝を故障してまったく走れなかった翌年に買った。その5年後、2011年からクライミングを再開した。一生涯使えそう。

③ランニング

・アシックスのターサーJapan(12000円)
クライミングシューズはミウラ、ランニングシューズはこれしか買わない。
走る場所はもうあまり遠くへは行かない。

これは我が家の門の前の道。
約800mの直線路で前半は約5%の上り坂だ。坂道は上りも下りもいいトレーニングになる。都会では「社会的距離」を保って走ることが推奨されているが、私はたまには誰かと一緒に走りたい。
先日、走りながら「10万円」の使い道を考えたが、まずは新しいランニングシューズを買おうと思う。そして、礼服かな。

今日はついていたなあ

2020.4.22(水) 徒然 No38

今日は12:30からご近所(葬式組)の葬儀の手伝いがあった。
午後から有給休暇を申請しようとしたら、来週の在宅勤務の日に出張が入ったので振替ができた。大して変わらないが気持ち的にもうけた気分。
午前中の仕事を終えて車を飛ばして帰り、礼服に着替えて昼飯抜きで祭場に着いた。
すると、午後からの集合なのに「お斎(とき)」が用意されていた。他の方は昼食を食べて来られていたので、これまた何かもうけた気分。その後、受付係をした。
コロナ禍の中での葬儀参列とはいかなるものか。
簡単に言えば、受付(目覚・香典)を済ませたら会場で焼香・簡単に遺族への挨拶をしてそのまま退場という流れであった。導師の読経(普通の内容)が終わった時に残っていたのはほぼ親戚筋と葬式組だけだった。

夕方、暇にしている孫(4歳)と散歩に出かけた。

我が家のケヤキの落ち枝を勝手に持って行ったカラス。


これはカササギ。以前は佐賀が南限と云われていたが、もう熊本にもたくさんいる。
電信柱に大きな巣を作るので九電関係の方は困っている。


これは放し飼いのチャボのケンカ。
飼い主とチャボ談義をしていたら、卵を5個と「塩分チャージ・タブレット」を2袋もいただいた。
お寺の近くの古いロードスター(NC)のある家を訪ねたら、車が白いアウディに代わっていた。ちょっと残念。クルマ談義をしていたら奥さんから「ラムネ菓子」をいただいた。

今日もダム下でガッツリ登る

2020.4.19(日) 日向神:ダム下 No20

天気予報は曇りのち雨、少しヒンヤリした一日だった。
それでも登る時は半そでがちょうど良い。
① 新ルート(5.11ぐらいか) NG
先日HさんとTさんが拓いたルート。名前はもう付けられたのだろうか。ルートの半分から上は風化が激しく、ホールドがぱりぱりと剥がれるなどまだ安定していない。
② 新ルート(5.11ぐらいか) Tr.でトライ。
写真はTr.で登るゆきえさん。けっこう壁が立っている。

③桜のエリア:プロジェクト3にTr.でトライ

「素敵なロドライフ」の右にあるコーナーをまず登る。そしてコーナーが終わるころ、右のスラブに抜けるラインだ。前回は右に出ることができなかったが今日はなんとか写真の位置までは行けた。この後が続かないので下部のコーナーだけのルート(5.10aぐらいのステミング登り)にしようか思案中。右側の草付きをはがせばトラバース気味に面白くなりそうな気配もする。
今日は先日拓いた「粉吹き爺さん 5.11b」に3人取り付かれた。

登っているのはタケシさん。
もう粉を吹く姿はあまり見られなかった。
④マハラ(5.10d) NG
下部の体重移動が難しい。半分から上は日向神最強の5.10c「パチンコホール」と合する。
マハラ(5.10d) RP
上部はけっこうパワーを使う。ホールドが見つけにくいことも難しさを増す要因か。登っているのはタケシさん。

登った本数は少ないがどれも厳しく十分満足の一日だった。

今日一緒に登ったベテランのSさんは火傷で足を腫らしていた。そこで古いクライミングシューズの横を切り裂いて履けるようにして、左右違うシューズで登っておられた。もう、気合の入り方が違う。

16時に撤収。車に乗ったら小雨が降り出した。
走りながらロードスターの幌を閉めた。
今日の音楽は「平原綾香のアルバム Dear  Jupiter」
歌詞に「あいみょん」みたいなメッセージ性はないが大人の雰囲気が漂うので安全運転・省エネ運転につながった。
日向神往復90.3km、平均燃費は驚異の19.5km/ℓだった。

弁天山 逍遥

2020.4.18(土) ロードスター No8

快晴の朝を迎えたが夜中の雨で土は濡れている。
さて、今日はあまり用事がない。
鯉幟を揚げて、車庫の掃除をして、洗濯、ピアノの練習など。
フェイスブックで「C.P.菊南が20日から休業」と知らせてきた。
まだ今月は1回も行っていないのに来月まで休業されてはたまらない。
11:30ごろ菊南に着くとお客さんは5~6人。
5級から始めて4級までと今は体調維持に努める。
午後の部のキッズが入ってきたのを機に終了。

午後1時を回っていたのでコンビニ弁当を弁天山公園で食べることにした。
コロナ禍の中、みんな同じ考えで郊外の自然公園である弁天山は車が駐車場からあふれていた。(ざっと数えて50台以上)
普段の山ではほとんど使ったことがないガスストーブを使ってお湯を沸かしてみた。

揚げナスの味噌汁はうまかった。
草がきれいに刈られていてきれいな公園だが、よく見ると草の中に「アメリカトキンソウ」がはびこっている。

花が咲き実がなると鋭い棘ができる。
新型コロナウイルス並みに厄介な外来種だ。
食後の腹ごなしに山頂まで歩いてみた。
以前この近くの職場に7年間いたので思い出は多い山だ。
山頂から北西を望むと「岩野山」が巨大なオームのように見えた。

今日あたり近くの岩場が賑わっているのかもしれない。
遠方はどこも黄砂で霞んでいる。これも春らしい。
下りはあまり人が通らない径を選んだ。
当たり前だが人がいない所に動植物は姿を見せる。
さっそくニホントカゲを見つけた。

次はクロヒカゲが1匹。

上から羽を広げている姿を見ると本当に真っ黒だった。
ブロックの下には得体の知れないものがぶら下がっていた。

小さな土塊を集めて糸で下げている。クモの仕業か?
ギンリョウソウ(銀竜草)は小さいものをたくさん見つけた。

明るい所に行くとサシガメが3匹いた。

これは生態も見た目も怖い。
名前は不明だが鳥も多い。(追記:ツグミ科のシロハラか?)

小1時間ほどうろうろして駐車場にもどると・・・・。

愛しのロードスターが鳥の糞爆弾を浴びていた。
10発までは数えたがそれ以上はもう数えることもできなかった。

峠ツーリングⅡ 星原~竹原~穴川

2020.4.17(金) ロードスター No7

今週末は雨の予報でぽっかり空いた金曜日。これはもう走らねばならない。

泗水∼来民~荒平峠
七城には途中で打ち切れた道路がある。

近所の方は自分ちの庭として利用できる。

鹿本の道沿いでサルを見つけた。

「天上天下唯我独尊」のポーズである。左わきにタケノコが見える。

荒平峠~星原峠
前回は行けなかった「山鹿市立岳間小跡」へ寄った。
今は「ほっと岳間」という地域おこしの拠点になっているようだ。
鉄筋3階建ての立派な校舎である。

昭和53年には27名いた卒業生。
廃校になった平成20年には10名に減っている。

来館帳を見ると、私が久しぶりのお客さんだったようだ。
2階の図書館はまた訪れてみたい。

星原峠の辺りは立派に整備されていて走りやすい。

東側に星原山(ほしわらやま 793m)がある。
この辺りが鹿北茶発祥の地らしい。

星原峠~日向神~竹原峠
旧矢部村に下ると手作りの道標があった。

大淵の辺りにも面白い道標は多い。矢部の素敵な文化だ。

平日の日向神は静かだった。愛のエリアに車が1台のみ。
道端エリアでトラバースを2往復。
駐車場で昆虫を1匹見つけた。

タケノホソクロバだろう。4月に羽化してはちょっと寒そうだ。

日向神ダム湖の右岸を遡って鬼塚へ。
河原に降りてみると、水量の少ない矢部川を跳んで対岸に渡れた。

八重桜が見事だった。

ついでに「八女津姫神社」に寄ってパワーを浴びてみようと思ったが、残念ながら道路工事中で行けなかった。次回ツーリングの楽しみとなった。

竹原峠~穴川峠~泗水
当たり前だが下りは速い。もっとゆっくり走れば良かったと後から思う。
走行距離92km。峠を4つ越えて平均燃費は16.7km/ℓ。

サンセット、半年ぶりだよ!

2020.4.11(土) 日向神:サンセットエリア

星原峠越で日向神入り。
いつものダム下でタケシさん、ゆきえさんと登ろうとしたら小雨がぱらついてきた。
そこで「今日は久しぶりにトンネルエリアか・・・。」と移動した。
八女津姫岩には5人ほど登られていた。
愛のエリアには車が1台。奥壁の近くに3台。そして橋の手前には駐車場に入り切れない車が5台ほど停まっていた。こんなに車が多いのは見たことがない。
ちょっと気になって道端エリアに行くと、熊本の下通りみたいに人がいた。
新型コロナウイルスの3密を避けるためにみんな山に来たのだろうが、これはどうみても「密集」だろう。
トンネルエリアに行くとここも5人いる。中央エリアからも数名の声が聞こえる。
サンセットは、誰もいない。(?)
まだサンセットの季節ではないのだろう。広場のルートはホールドに松葉が積もり、壁には薄緑のコケが生えていた。岩場にスミレも可憐に咲いていた。

①エルニーニョ(5.11a) リピート
下りながら「赤い実のヤマボウシ」を掃除した。

②若い時のりりぃ(5.10c) リピート
ハングの上の泥や石を掃除した。登っているのはゆきえさん。

③プリティウーマン(5.11a) NG
④プリティウーマン(5.11a) NG
写真は軽くヒールを当てている私。

⑤赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
⑥赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート
丁寧に足を使うゆきえさん。

下は「善秋君のおかげです3 5.11c」を登るタケシさん。

調べてみたらサンセットは実に半年ぶりだった。
自分の「加齢度」を調べるのにはいい所だ。