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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

弁財天岩:東稜ルート

2023.4.2(日) 日向神 174

総会の翌日、女性に人気の「マルチ」を選択した。
初めての「弁財天岩:東稜ルート」である。
3パーティー9人で取りついた。

1ピッチ目をリードするキーボウさん。
非常にコケっているので、私たちのパーティーは右側のはしごを登って尾根にとりついた。
すると結構立った壁にぶつかった。
どうもここにフリーのショートエリアがあるのだ。
適当に真ん中のラインに取りついたが、5.11は十分にあり、ほぼA0で終了点に達した。しかしその上のスラブはコケが分厚く生えて久々に緊張したクライミングだった。

ビレー点に左下からキーボウさんが上がって来られた。

後方にはダム湖が見える。

ハナタテ岩方面は色とりどりの山桜がきれいだ。

岩稜の岩がとてももろい。
右下はサンセットエリアなので石を落とさないように慎重に登る。

対岸の正面壁では、タケシさんが「スピンネ・フリーライン」のリボルトに孤軍奮闘している。

最後は約30mの懸垂でサンセットエリアの上部に下りた。
久しぶりのマルチはなかなか面白かった。
稜線部では強風に吹かれたが、花びらを舞い上げる春風で心地よい暖かさだった。

午後は道端エリアへ。
①シンシア(5.11a) リピート
②新ルート(5.9) MOS

真っ黒く濡れているところを避けながら登る。
見た目よりホールドが大きく登りやすい。
③三四郎(5.10b?) リピート
ここはヒールフックが使える稀なルートだ。

十六夜の上(5.11c/d)初登

2023.4.1(土) 日向神:ハートエリア 173

日向神に向かう途中にある木彫りの像。
今まで馬と思っていたが、車を降りて近寄って見たら「カピパラ」だった。

3月にボルト打ちも含めて3日間トライしたprojectにさっそく取りつく。

何回も何回もイメトレした成果、本日は1便目で登れた。
「十六夜の上 5.11c/d B6 12m 緒方一成」の完成。
下部の3ピンは「十六夜(5.10c)」を使う。

第2登をねらうニッシーさん。
この写真の後、核心部を左からランジで攻めた。

外岩は久しぶりというユジンさん。
核心部で華麗な足さばきを見せていただいた。

今日はグリーンパル日向神のロッジで「あそ望山岳会」の総会が開かれるので、ハートエリアは会員でにぎわった。
午後は新しいプロジェクトの掃除をした。

今年度も開拓費用の一部を会から支給してもらえることになった。
ありがたいことである。

国東半島・院内の旅(2日目)

2023.3.29(水)~30(木) 国東半島 山歩き

旅の二日目は鋸山駐車場から始まる。

このエアーテントマットは昨年8月に購入し始めて使った。
車への収納時非常にコンパクトになるので今回はパッキングに余裕があった。

2021年11月、鋸山(田原山)に登った時、ここから熊野磨崖仏までわずかな距離であることを知ったので、本日は熊野磨崖仏を目指す。
8:30 出発
見返り岩までは急登が続く。
尾根からの景色は春がすみで絵にならない。
見返り岩~熊野磨崖仏は下り440m。

熊野磨崖仏は国指定重要文化財で拝観料は300円。
今日は裏から来たし、山なので持ち合わせがない。

笑い顔の不動明王様に髪の毛が生えたように見える。

今年初めてのハルリンドウ。

これも初めてのマムシグサ。
もう山歩きは十分なので、次は院内の石橋を目指す。

道の駅「いんない」から歩いてすぐにある「荒瀬橋」
長い橋脚と美しい2連アーチ、橋高は18.3mもある。

荒瀬橋から下流を望む。
こんな深い谷川なので石橋が発達したらしい。
河岸には横穴がいくつも掘られている。(墳墓跡?)

御沓(みくつ)橋
橋の長さが59mの3連アーチ橋。大正14年に架設と新しい。

「石橋の貴婦人」と呼ばれる鳥居橋。

美しい5連アーチ。
名工:松田新之助のセンスの良さと情熱を感じる。

帰りも387号線で桜を愛でながら走る。
Uruさんの「コントラスト」は何回聴いても飽きない。

旅の最後に、地元の桜を見に行った。
もう夕方で桜も散り始めていたがこれも良い。

2日間で321km、山道は多かったがAv. 18.0km/ℓは優秀。

国東半島・院内の旅(1日目)

2023.3.29(水)~30(木) 国東半島 山歩き

「春休みになったら桜を眺めながら国東半島ドライブへ。山はどこを登ろうか?」
年度末の仕事をしながらずっと考えていた。

3月29日(水)~1日目
早朝から起きてはいたが、日の出前から走り始めては近場の桜が楽しめない。
6:30 出発

幸先よく、自宅近くの畑でキジのつがいを発見。
今年はヒナの姿が見たい。

名勝:菊池公園の桜。
まだ光は当たっていないが満開の桜は見事だ。
国道387号で大分県津江に入ると気温2度、オープン走行で心身共に爽快。

小国~玖珠~院内へ。
ソメイヨシノはどこも満開で見飽きない。
珍しい赤い花の下で1枚。

10:00 並石ダム:こっとん村

1年ぶりの並石耶馬、右のピークが鬼城。

10:30 スタート
今年は「YAMAP」を発動!
ダム堰堤を渡り、谷間から左の尾根にとりつく。
足元には真新しいシカの糞がいたるところに落ちている。

「鬼城クライミングコース」というだけあってなかなかの岩稜帯だ。

12:00 岩頭を右に巻いて去年も訪れた大きな穴。
ところがこの後、尾根に上る道を見失いずっと樹林帯を巻くことになった。

12:50 尾根

やっと岩稜に上がったらもう鬼城は目の前だった。

せっかく50mロープを持ってきたので1回懸垂下降に使った。

1年ぶり2回目の鬼城山頂。
この後、昨年は南東の谷を下ったが、今年は南西の谷を下った。

14:40 こっとん村着
全行程4時間15分、約5kmの山歩きで右太ももがつった。
山歩きには不向きで弱い体だ。
早く温泉に入ろう!

16:00 無動寺耶馬
「仙人湯」を目指していたら「無動寺耶馬」の下に来た。

こんな岸壁はめったにない。
並石耶馬で岩稜を巻いてしまい消化不良だったのでもう1本登ることにした。

登山口にある無動寺の羅漢像群。どの姿もユニークだ。

向こうの稜線はさっきまで歩いていた並石耶馬。(左のピークが鬼城)
また足をがくがくさせながら急坂を下りきると椿堂「遍照院」だった。

国東半島に弘法大師(空海)の像は多い。
椿堂の軒下には祈願成就した女性の長い黒髪がたくさん奉納されている。

「くにさき六郷温泉」の一つ、仙人湯。
入湯料400円、露天風呂にゆっくり浸かった。

温泉の外に出ると薄暮の中、裏山から音がする。

3頭のシカが人を恐れず下りてきた。
今日一日でロードスターと3台すれ違ったが、シカとも3回、計5頭を見た。
この日は鋸山登山口でロドキャン。

ロクパ、2回目!

2023.3.25(土) ロックパーティー 2

この週末は会で比叡山に行く予定だったが数日来の雨で山行が中止になり、大牟田のロックパーティーに行くことにした。
今朝起きて、「1回目の日記を見ておこう」と思った。
そこで卓上カレンダーを1月までめくった。
「記録がない!?」
「そうだ、確か去年だったよな」と思い直して去年のカレンダーを引っ張り出した。
「あれ、12月にも11月にもない!」
あせった私は10月、9月と遡り、ついに8月13日で記録を見つけた。
なんとかその日の日記を読み直すことができた。
岩は毎週のように行くので、半年前のことは3年前のように感じることが多いのに、滅多にいかないジムは半年前を2カ月前ぐらいに感じてしまうようだ。

ジムの営業は午後からなので午前中は読書やナンプレ、庭の花を愛でた。

早くもチューリップが咲きそろった。
後ろのケヤキも芽吹いてきた。

ビオラには今春お初のベニシジミがとまっていた。

ロクパは我が家から片道45kmぐらい。
会員カード(1100円)があれば1day2000円。
右側にリード壁、左側にボルダー壁がある。
ジム内には洋楽が流れ、垢ぬけている。

写真は「緑ホールド 5.11a」を登る私。
今日は5.10cから始めて5.11cまでトライしてみた。
後半は5.11aから最後は5.9まで落としてオールアウト。

写真は「青 5.11b」にトライ中のミカさん。
ジムでは先生と呼ぼうかな。

雨の「春分の日」

2023.3.21(火) 徒然 107

せっかくの祝日だが、朝から雨。
しかも梅雨みたく今週いっぱい降り続くという。
梅雨とは梅の実がなるころ降り続く雨だが、まだ梅は花が咲いている。

鳥たちも暇なのだろう。
ハトが雨の中で水浴びをしている。

これはツグミ。
にぎやかになってきた庭の花を撮りたいが雨では・・・。
図書館へ行こう。

あいみょん「おいしいパスタがあると聞いて」
このCDがあったので来て良かったと思った。
借りた本は伊藤比呂美「切腹考」、大岡玲「永遠の夏休み」など6冊。

草花には旬がある。
今しかないと思い、傘をさして花の写真を撮った。

ヒヤシンス。

ニワウメ。

地面から1本だけ出て咲いている、これもニワウメ。

今が盛りのムスカリと奥には一輪咲いたアネモネ。

正午ごろ、家に入ってTVを付けると「WBC準決勝 日本対メキシコ戦は村神様のヒットでサヨナラ逆転勝ち!」と。
え~、そんなの聞いてないよ。試合は明日の朝8時からじゃないの?
それ、決勝の時間?
雨の春分の日、TVの前でいいからみんなと感動を分かち合いたかったなあ。

ワクワクが止まらない!

2023.3.19(日) 日向神 172 (ハートエリア)

3月11日の指ケガも癒えて、「今日こそ初登!」とワクワクしながら日向神を目指す。
2日前の雨で岩場が濡れていると思った人が多いのか、クライマーの数は少ない。それでも今が旬のハートエリアには7人。

① リズム(5.10b) リピート
微妙に湿っぽい感じはするが全く問題なし。
日当たりが良いのですぐに壁は乾いてきた。

② プロジェクト(十六夜の上) NG
実は1本目に賭けていたのだが人生そんなに甘くはない。
まあ、1便目は「QD掛け」と思う。

③~⑤ プロジェクト NG

今日の美レイヤーはゆきえさん。
トップロープなら私より上手い。カメラマンは天音さん。

下部は「十六夜(5.10c)」を登る。
初見だとなかなか手ごたえがあるだろう。

うまく登れているように見えるが、もっと良いムーブが見つかった。

核心部は越えたがまだまだ油断はできないところ。
結局今日は4便ほどトライして、指先が薄くなっても1テンまで来た。
スラブ系なのでトライする度に良いムーブが見つかる。
次回のハートエリアまで、ワクワクが止まらない。

このブログの読者にはクライミング好き、ロードスター好きの他に「昆虫好き」の方もおられよう。
今年の初レアものを紹介しよう。

3月12日、我が家の網戸にいた「イボタガ」である。
大きな動物の顔に見える。

弁天山で春探し

2023.3.18(土) カメラ散歩 14

雨上がりの土曜日、散髪の帰りに弁天山を歩いた。

まずは、スミレ(菫)

山頂付近は計画的な伐採で明るくなっている。

熊本の桜開花予想は21日(火)だが、ここではもうチラホラ。
ある種類の桜は昨夜の雨で桜吹雪となっていた。

昨年の夏からしぶとく頑張る抜け殻。

南向きの花壇ではハナニラが満開。

アミガサユリは一輪だけ。

肥後椿はもう終わりがけ。

バラみたいな赤い肥後椿。ちょっとやり過ぎ感がある。

ムラサキケマンも満開。

ヨコズナサシガメの幼虫。
雨上がりの風は冷たいので、昆虫はあまり見ない。

我が老春の大観峰

2023.3.12(日) ロードスター 59

昨日は指をケガしたので、今日は大事をとってタケシさんの白いロードスターと一緒に「おはくま」に参加した。
月に1回、大観峰で開催される「おはよう熊本、オープンカーミーティング」である。

春の野焼きで真っ黒の外輪山をバックにロードスターが並ぶ。

車の話で盛り上がるおじさん達。

車の話に乗り切れない私は懐かしい「大観峰の岩場」を見に行った。

7年前の「熊本地震」の影響もだいぶん収まったようだ。
しかし以前はなかった「大ハング帯」が現れたようにも見える。

ところで、我が青春は大観峰の岩場と共にあった。

1983年5月22日、上裸のヨセミテスタイルで大観峰のクラックを登る私。

2023年3月12日、大観峰Pで「ホンダ・S800」に乗る私。
我が老春は大観峰のオープンカーと共にある。

今日の大観峰は風が吹くと野焼き後の黒い灰が舞った。
気が付くとオープンカーの車内は黒い灰だらけ。
不便な車ではある。

ハートで指ケガ

2023.3.11(土) 日向神 171 (ハートエリア)

朝、日向神に行く途中で「カニのハサミ岩」に向かう澤田さんの車と手を挙げて挨拶。

快晴の日向神だが土曜日とあってクライマーの数は少ない。
今日のハートエリアはそれでも5人。
私の目標は2月12日に試登した「十六夜(5.10c)」の上にボルトを打って、初登すること。
まずはTr.で登るとなんとかなった。
さっそく道具を吊り上げて終了点を設置。
下りながらボルトを埋めた。
そして、ファースト・トライ。

う~ん、この右手アンダーは安定して取れるようになったが、その後は体が上がらない。
2回目も登れない。
今日は岩場の整備も頑張ったので明るい岩場になってきた。

ゆきえさんにTr.で登ってもらうと、新しいムーブが見えてきた。
左のルートは「シンパウダー」
3回目のトライではもう腕がつっていた。
新しいムーブを試していたら核心部でスリップ、右手中指がケガをした。
すぐに下りてキズパワーパッドを貼ったが、今でもズキズキする。
疲れた時は無理をすべきではない。

ちょっと失意の中、自宅近くまで帰ると畑の中にキジの頭が見えた。

これはオスだが、昨年はこの近くでメスが卵を産み、夏休みの間中観察を続けた。

少し早めに帰宅すると、春の陽気で草花が咲き始めていた。

植えっぱなしのヒヤシンスは小さな小株となってかわいい花を咲かせている。

昨秋に職場から持ち帰ったムスカリもたくさん咲いている。

昨年の7月に挿し木したアジサイが一冬を越して新芽を出していた。
さあ、どんな色の花が咲くのか楽しみ。