小雨の日向神:ダム下

2024.1.21(日) 日向神 210

昨夜来の雨は残っていたが、休日に山へ行かず無聊をかこつのは非常なストレスになるのでゆっくり出かけた。

途中の鹿北町:岳間で田中橋を眺めた。(ブログ登場2回目)
この橋は別名「化巌こう」「車橋」ともいう。「こう」は「石遍に工」と書くが漢字表に見当たらない。
記念碑に「藤からむ巌(いわお)と化せよ車橋」とある。
鹿北町では安政5年完成と石橋としては一番古く、写真をよく見ると輪石が二重になっている珍しい造りだ。

山道でヤマドリのオスを見つけた。
「あしびきの山どりの尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む」(柿本人麻呂)
調べたら、ヤマドリはつがいになっても夜は谷を隔てて別々に寝ると言われているそうである。
孤独の良さ、愉しみを知っているのかもしれない。
このヤマドリを見たことだけで、「今日山に来た甲斐があった」と思った。

岩場はどこも濡れている。
ダム下2FでK1さん、タケシさん、井ノ口さんご夫婦と古いルートのリボルトを行った。

カットアンカーから外した「ツナハンガー」
リボルト用メタル類の代金は「日向神クライマーズ・クラブ」から支給される。

左端のルートを掃除しながらリードした。
細いクラックが走っているので、次週は「トラッドルート」として再生される予定だ。

岩の基部に「ツチグリ」があった。

自宅近くの牧場の溜池で「コガモ」の群れを見た。
カメラを向ける私を見つけて一斉に飛び立った。

コガモの着水シーン。
この外部者は安全であると確認できるとすぐに戻った来た。