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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

国東半島・院内の旅(1日目)

2023.3.29(水)~30(木) 国東半島 山歩き

「春休みになったら桜を眺めながら国東半島ドライブへ。山はどこを登ろうか?」
年度末の仕事をしながらずっと考えていた。

3月29日(水)~1日目
早朝から起きてはいたが、日の出前から走り始めては近場の桜が楽しめない。
6:30 出発

幸先よく、自宅近くの畑でキジのつがいを発見。
今年はヒナの姿が見たい。

名勝:菊池公園の桜。
まだ光は当たっていないが満開の桜は見事だ。
国道387号で大分県津江に入ると気温2度、オープン走行で心身共に爽快。

小国~玖珠~院内へ。
ソメイヨシノはどこも満開で見飽きない。
珍しい赤い花の下で1枚。

10:00 並石ダム:こっとん村

1年ぶりの並石耶馬、右のピークが鬼城。

10:30 スタート
今年は「YAMAP」を発動!
ダム堰堤を渡り、谷間から左の尾根にとりつく。
足元には真新しいシカの糞がいたるところに落ちている。

「鬼城クライミングコース」というだけあってなかなかの岩稜帯だ。

12:00 岩頭を右に巻いて去年も訪れた大きな穴。
ところがこの後、尾根に上る道を見失いずっと樹林帯を巻くことになった。

12:50 尾根

やっと岩稜に上がったらもう鬼城は目の前だった。

せっかく50mロープを持ってきたので1回懸垂下降に使った。

1年ぶり2回目の鬼城山頂。
この後、昨年は南東の谷を下ったが、今年は南西の谷を下った。

14:40 こっとん村着
全行程4時間15分、約5kmの山歩きで右太ももがつった。
山歩きには不向きで弱い体だ。
早く温泉に入ろう!

16:00 無動寺耶馬
「仙人湯」を目指していたら「無動寺耶馬」の下に来た。

こんな岸壁はめったにない。
並石耶馬で岩稜を巻いてしまい消化不良だったのでもう1本登ることにした。

登山口にある無動寺の羅漢像群。どの姿もユニークだ。

向こうの稜線はさっきまで歩いていた並石耶馬。(左のピークが鬼城)
また足をがくがくさせながら急坂を下りきると椿堂「遍照院」だった。

国東半島に弘法大師(空海)の像は多い。
椿堂の軒下には祈願成就した女性の長い黒髪がたくさん奉納されている。

「くにさき六郷温泉」の一つ、仙人湯。
入湯料400円、露天風呂にゆっくり浸かった。

温泉の外に出ると薄暮の中、裏山から音がする。

3頭のシカが人を恐れず下りてきた。
今日一日でロードスターと3台すれ違ったが、シカとも3回、計5頭を見た。
この日は鋸山登山口でロドキャン。

ロクパ、2回目!

2023.3.25(土) ロックパーティー 2

この週末は会で比叡山に行く予定だったが数日来の雨で山行が中止になり、大牟田のロックパーティーに行くことにした。
今朝起きて、「1回目の日記を見ておこう」と思った。
そこで卓上カレンダーを1月までめくった。
「記録がない!?」
「そうだ、確か去年だったよな」と思い直して去年のカレンダーを引っ張り出した。
「あれ、12月にも11月にもない!」
あせった私は10月、9月と遡り、ついに8月13日で記録を見つけた。
なんとかその日の日記を読み直すことができた。
岩は毎週のように行くので、半年前のことは3年前のように感じることが多いのに、滅多にいかないジムは半年前を2カ月前ぐらいに感じてしまうようだ。

ジムの営業は午後からなので午前中は読書やナンプレ、庭の花を愛でた。

早くもチューリップが咲きそろった。
後ろのケヤキも芽吹いてきた。

ビオラには今春お初のベニシジミがとまっていた。

ロクパは我が家から片道45kmぐらい。
会員カード(1100円)があれば1day2000円。
右側にリード壁、左側にボルダー壁がある。
ジム内には洋楽が流れ、垢ぬけている。

写真は「緑ホールド 5.11a」を登る私。
今日は5.10cから始めて5.11cまでトライしてみた。
後半は5.11aから最後は5.9まで落としてオールアウト。

写真は「青 5.11b」にトライ中のミカさん。
ジムでは先生と呼ぼうかな。

雨の「春分の日」

2023.3.21(火) 徒然 107

せっかくの祝日だが、朝から雨。
しかも梅雨みたく今週いっぱい降り続くという。
梅雨とは梅の実がなるころ降り続く雨だが、まだ梅は花が咲いている。

鳥たちも暇なのだろう。
ハトが雨の中で水浴びをしている。

これはツグミ。
にぎやかになってきた庭の花を撮りたいが雨では・・・。
図書館へ行こう。

あいみょん「おいしいパスタがあると聞いて」
このCDがあったので来て良かったと思った。
借りた本は伊藤比呂美「切腹考」、大岡玲「永遠の夏休み」など6冊。

草花には旬がある。
今しかないと思い、傘をさして花の写真を撮った。

ヒヤシンス。

ニワウメ。

地面から1本だけ出て咲いている、これもニワウメ。

今が盛りのムスカリと奥には一輪咲いたアネモネ。

正午ごろ、家に入ってTVを付けると「WBC準決勝 日本対メキシコ戦は村神様のヒットでサヨナラ逆転勝ち!」と。
え~、そんなの聞いてないよ。試合は明日の朝8時からじゃないの?
それ、決勝の時間?
雨の春分の日、TVの前でいいからみんなと感動を分かち合いたかったなあ。

ワクワクが止まらない!

2023.3.19(日) 日向神 172 (ハートエリア)

3月11日の指ケガも癒えて、「今日こそ初登!」とワクワクしながら日向神を目指す。
2日前の雨で岩場が濡れていると思った人が多いのか、クライマーの数は少ない。それでも今が旬のハートエリアには7人。

① リズム(5.10b) リピート
微妙に湿っぽい感じはするが全く問題なし。
日当たりが良いのですぐに壁は乾いてきた。

② プロジェクト(十六夜の上) NG
実は1本目に賭けていたのだが人生そんなに甘くはない。
まあ、1便目は「QD掛け」と思う。

③~⑤ プロジェクト NG

今日の美レイヤーはゆきえさん。
トップロープなら私より上手い。カメラマンは天音さん。

下部は「十六夜(5.10c)」を登る。
初見だとなかなか手ごたえがあるだろう。

うまく登れているように見えるが、もっと良いムーブが見つかった。

核心部は越えたがまだまだ油断はできないところ。
結局今日は4便ほどトライして、指先が薄くなっても1テンまで来た。
スラブ系なのでトライする度に良いムーブが見つかる。
次回のハートエリアまで、ワクワクが止まらない。

このブログの読者にはクライミング好き、ロードスター好きの他に「昆虫好き」の方もおられよう。
今年の初レアものを紹介しよう。

3月12日、我が家の網戸にいた「イボタガ」である。
大きな動物の顔に見える。

弁天山で春探し

2023.3.18(土) カメラ散歩 14

雨上がりの土曜日、散髪の帰りに弁天山を歩いた。

まずは、スミレ(菫)

山頂付近は計画的な伐採で明るくなっている。

熊本の桜開花予想は21日(火)だが、ここではもうチラホラ。
ある種類の桜は昨夜の雨で桜吹雪となっていた。

昨年の夏からしぶとく頑張る抜け殻。

南向きの花壇ではハナニラが満開。

アミガサユリは一輪だけ。

肥後椿はもう終わりがけ。

バラみたいな赤い肥後椿。ちょっとやり過ぎ感がある。

ムラサキケマンも満開。

ヨコズナサシガメの幼虫。
雨上がりの風は冷たいので、昆虫はあまり見ない。

我が老春の大観峰

2023.3.12(日) ロードスター 59

昨日は指をケガしたので、今日は大事をとってタケシさんの白いロードスターと一緒に「おはくま」に参加した。
月に1回、大観峰で開催される「おはよう熊本、オープンカーミーティング」である。

春の野焼きで真っ黒の外輪山をバックにロードスターが並ぶ。

車の話で盛り上がるおじさん達。

車の話に乗り切れない私は懐かしい「大観峰の岩場」を見に行った。

7年前の「熊本地震」の影響もだいぶん収まったようだ。
しかし以前はなかった「大ハング帯」が現れたようにも見える。

ところで、我が青春は大観峰の岩場と共にあった。

1983年5月22日、上裸のヨセミテスタイルで大観峰のクラックを登る私。

2023年3月12日、大観峰Pで「ホンダ・S800」に乗る私。
我が老春は大観峰のオープンカーと共にある。

今日の大観峰は風が吹くと野焼き後の黒い灰が舞った。
気が付くとオープンカーの車内は黒い灰だらけ。
不便な車ではある。

ハートで指ケガ

2023.3.11(土) 日向神 171 (ハートエリア)

朝、日向神に行く途中で「カニのハサミ岩」に向かう澤田さんの車と手を挙げて挨拶。

快晴の日向神だが土曜日とあってクライマーの数は少ない。
今日のハートエリアはそれでも5人。
私の目標は2月12日に試登した「十六夜(5.10c)」の上にボルトを打って、初登すること。
まずはTr.で登るとなんとかなった。
さっそく道具を吊り上げて終了点を設置。
下りながらボルトを埋めた。
そして、ファースト・トライ。

う~ん、この右手アンダーは安定して取れるようになったが、その後は体が上がらない。
2回目も登れない。
今日は岩場の整備も頑張ったので明るい岩場になってきた。

ゆきえさんにTr.で登ってもらうと、新しいムーブが見えてきた。
左のルートは「シンパウダー」
3回目のトライではもう腕がつっていた。
新しいムーブを試していたら核心部でスリップ、右手中指がケガをした。
すぐに下りてキズパワーパッドを貼ったが、今でもズキズキする。
疲れた時は無理をすべきではない。

ちょっと失意の中、自宅近くまで帰ると畑の中にキジの頭が見えた。

これはオスだが、昨年はこの近くでメスが卵を産み、夏休みの間中観察を続けた。

少し早めに帰宅すると、春の陽気で草花が咲き始めていた。

植えっぱなしのヒヤシンスは小さな小株となってかわいい花を咲かせている。

昨秋に職場から持ち帰ったムスカリもたくさん咲いている。

昨年の7月に挿し木したアジサイが一冬を越して新芽を出していた。
さあ、どんな色の花が咲くのか楽しみ。

壁掛けの原画を発見!

2023.3.9(木) 徒然 106

この頃、日向神正面壁の初フリーライン「奥日向神岩スピンネ・フリーライン」が話題になっていたので、手持ちの「岩と雪」を引っ張り出して調べてみた。
すると「岩と雪 92号 1982」に載っていた。

その作業の途中で、懐かしい表紙を見つけた。
「岩と雪 101号 1984」である。
それはアメリカ:スミスロックの5.12aを登る堀地清次氏の写真であった。
上裸の肩に下げたギヤラックには棒フレンズ、靴はEBシューズという当時の最先端を行くスタイルである。
これにいたく感動した私は写真を板に写し、糸鋸で切り、彫刻刀で彫って壁掛けの作品にした。

この板は40年間もの間、我が家のどこかにあって私のモチベーションを高めてくれた。しかし、モデルが堀地清次氏であることは覚えていたが、原画が何であったかは全く忘れていた。
今回、古い「岩と雪」を引っ張り出すことによって久しぶりに原画と再会できた。

ハートエリア:開拓&掃除

2023.3.5(日) 日向神 170 

3週間ぶりの日向神(ハートエリア)である。
この間、「十六夜(5.10c)」から上のラインをずっと考えていた。

① 立待月(5.9)  リピート
② 座待月(5.10a) リピート
③ project 1 Tr.
苦労しながらもムーブがつながった。
④ リズム(5.10b) リピート
⑤ project 1 Tr.
ボルト位置決めと古ボルトの撤去。

左から普通のリングボルト。3~4回たたくと取れる。
次はダブルリングボルト。珍しい。
3つ目はRCCボルトではない ハーケン型のボルト 。ハンガー部分が回らない。
4つ目は径8mmのオールアンカーでハンガー部分が貧弱。ボルトはステンレスであるが、手打ちで穴を穿ったらしく全く深さが足りずに4cmほど頭が岩から飛び出して危険であった。

午後から「満月(5.12b)」を3便で登った楠田くんが来た。
今日は「スリッピーパズル(5.12a)」を登りに来たという。

結果は見事なオンサイト!
私は相当教えてもらって10便目に登れたルートだ。
見ていて、一挙手一投足がすべてベストな動きで、ルービックキューブを5秒で解くようなものだった。

⑥ 立待月~右側の壁の掃除

ざっと掃除をして試登してみた。
ラインが「よごへち曲がり」で相当厳しい。


今日の美レイヤーは天音さん。
1年ぶりのクライミングだったそうだが、練習して「リズム(5.10b)」をゲット。

ハサミ岩と北帰行

2023.2.26(日) カニのハサミ岩 60

日向神は湿っぽいらしいので先週に引き続きカニのハサミ岩へ。
山友は澤田さん、サトさん、土橋さん、ミツルさん。
マルチルートには会友のす~さん、みっつーさん。

朝の気温は3度、山の中ではまだツララが見られた。
晴れの予報ではあったが、山の雲はすっきりとはとれず、時折岩肌に陽が差す程度で少し寒い。

① ガバたちのさえずり(5.10b) リピート
なかなか変化に富んだ好ルート。

② 夕陽のフレアー(5.10b) オンサイト
登っているのは土橋さん。
クラック主体のルートで、カムの練習もできる。(クラックグレード5.9)

③ 試登ライン (Tr.) 1回目
最上部に厳しいムーブがあり、5.11a/bぐらいか。
この後土橋さんが登り、最上部でホールドが2カ所ほど欠けた。

④ 試登ライン(Tr.) 2回目
そこでもう一回登ってみた。
すると、「ギャッ!」

中間部のクラックを登っている時、左壁のホールドが欠けて落ち、なんと右壁と中指を挟むチョックストーンになったのである。
体も落ちて全体重が乗ったら大惨事になるところだったが、結果的に軽い擦過傷で済んだ。
ルートはかなり難しくなってはいたがなんとか登れた。

⑤ 秋岩の右カンテにトライ~敗退
もうこの岩の開拓はやめようと思う。

【 ムベ(5.10b) B3 8m 】
5.10bと言ってもあなどるなかれ。
いまだ「オンサイト」を許していないと思われる。
みなさんがムベを楽しく登られていると、なぜか私のお腹がシクシクと痛み出した。「顔色が悪いですよ」も言われた。私自身、山でこんな腹痛は思い当たらない。大事をとって澤田さんと下山した。

自宅近くの合志川堤防を車で帰っていると、阿蘇高岳の雪景色が見えた。
来週からはもう春の陽気になるらしい。
そこへ鳥の編隊が飛んできた。

数カ月前に鹿児島県の出水に向かって南に飛ぶナベヅルの群れを撮った。
(熱心な読者の方は覚えておられよう)
2月も下旬、今日は「北帰行」であろう。

家に帰っても腹痛は治まらない。
ネコのように丸くなって毛布をかぶって寝た。
目が覚めたら何事もなかったように痛みは消えていた。