川の名前にこだわる!

2019.12.22(日) 徒然

月に2~3回は八女市の日向神峡へ行って岩登りを楽しんでいる。
自宅から北上して山鹿市の国道3号に出ると右側を「岩野川」が流れている。鹿北を過ぎると岩野川の支流、「男岳川」に沿って北上する。
しばらく行くと信号機のある弁天交差点から右に曲がり、県道13号となって男岳川に沿って八女市の大淵へと向かう。

その弁天交差点のたもとにある橋名(地図A地点)は「中の川内橋」で、
川名は「中津川川」とあり、男岳川の支流である。

ちょっと変わった名前なので興味がわく。
「ふ~ん、この辺りに中津川という地名があるのだろう」と思い、近くの自販機に寄られていた方に訊くと、「向こうに中津川という集落がある」とのことだった。なるほど、と思った。

この後、何かが気になって国道のもう一つ上流にある橋(B地点)を歩いて見に行った。すると、「弁天橋」「小栗川」とある。

「えっ? たった50mで川の名前が変わるのか!」と驚いた。この間、川は絶対分かれてはいない。いったいこの川の名前は「中津川川」なのか「小栗川」なのか。

この川の近くの家に猫がたくさんいたので見ていると住人の方がごみ出しに出てこられた。

どう見てもこの辺りに50年近く住まわれている風貌である。思い切って挨拶をして、家の前を流れている川の名前を尋ねてみた。すると、
「川の名前? なんだろう。」という返事。驚いた。
川は川、名前なんかどうでもいいじゃないか。という感じなのだろう。
そう言えば、山の近くに住んでいる人に山の名前を訊いてもあまり知らないのと同じか。
川の名前が気になって眠れないということは全くないが、毎週この弁天の交差点を通るたびに心が少しざわつく。