愛のエリアでダニにやられる!

2018.6.29 日向神クライミング

6月24日(日)
午前中、日向神愛のエリアでルート開拓。新ルートの開拓のため上部から下がって掃除をしようとしたが、意外にかぶっていて思ったように掃除や試登ができない。
降りてくると右手に1cmほどのマダニが付いていた。これはすぐに払い落として踏み潰した。
近くにいたジローさんが「ダニは自分の好きな所を探して、あのあたりで噛むんですよ」と彼一流のウンチクとも体験談ともとれる言葉を発した。
ちなみに、ジローさんに朝一で「義理チョコで勘ちがい」を登ってもらい、「5.11aでいいと思います」という意見をいただいた。
午後はタケシさんらとサンセットで登った。
ここでは、昨年拓いた「若い時のりりぃ 5.10c B11 22m」の終了点のチェーンが風でふらふらしてクリップがやりにくいことと、4ピン目(「八女茶のちゃちゃちゃ」との共用)に回収ロープがクイックドローに絡まりやすい事案の解消を図った。

終了点の2本垂らしのチェーンはステンレス針金で連結して改善をした。
4ピン目の件は、「りりぃ」のラインに沿って新しくボルトを打った。これで逆に「八女茶」ルートの方が「りりぃ」4ピン目から右上するようになるだろう。

6月25日(月)
夕方、お風呂に入ると股間が妙に痒い。触ってみると何か指先に当たるが全く痛みはない。鏡を使って見てみると何かが刺さっているようだ。すぐにダニだと思った。ネットで調べると、なるべく早いうちに除去した方がよいとあったので毛抜きを使って慎重にはずした。
体長約2mmのダニだった。ほとんど血はすっていないようだ。種類は不明(フタトゲチマダニの幼ダニか?)。気分が悪くなるのであまり調べる気がしない。
写真はダニをセロテープに貼って、解剖顕微鏡(×10)で見たものをカメラで接写。

6月26日(水)
またもや局所が痒い。今度はすぐに見えるところだった。う~ん、こいつはいままでどこに潜んだいたのだろう?
ネットで調べ、「ワセリン法」をとる。ダニの回りにワセリンを厚く塗るととれ易くなるらしい。ワセリンが効いた頃にまた毛抜きで取った。2匹目は微妙に大きい。

ダニというと感染症が怖い。しかし、幼虫なので他の動物の血を吸っていないはずだから少し安心している。感染症の潜伏期間が1~2週間あるのでまだまだどうなるか分からない。
当初はダニに噛まれたことをブログに書くことはやめようと思っていた。
しかし、もしかしてどうかなったらこのブログも書けなくなるのでやっぱり書いておこうと思った。
日向神でもダニ対策が必要であることも伝えたかった。やり方はネットに詳しいので参考にしてほしい。

 

 

 

2018FIFA W杯ロシア大会によせて

2018.6.23 雨の日の雑感

19日に日本がコロンビアに歴史的勝利をあげてまだ興奮が冷め遣らない。
第2戦のセネガル戦も大いに期待ができる。
ところで、球技はからっきしダメな私がサッカーシューズを持っている。

そして昔から「生兵法は大怪我の基」と云うように、3年前の職場対抗のサッカーの試合中に女性とボールを蹴り合い左足首を捻挫した。幸いクライミングは出来たが半年間ほど走ることはできなかった。それ以来、サッカーはしないようにしている。
また、以前からボールをインステップで蹴ると、脛(すね)の筋肉が伸びた状態になりどうも私には合わないようだ。
だから相手とぶつかったり、数メートルも吹っ飛んだりしながらも走る続けるサッカー選手の体の強さにはいつも驚かされる。もうほとんど格闘技レベルだからサッカーはTVで観るに限る。

日向神クライミングは1月1回、2月3回、3月4回、4月7回、5月3回、6月4回だ。例年の2倍ペースで、新ルートの開拓も愛のエリアで4本できた。
その代わり右ひじが痛み、気が付けば腕を曲げても右手の指先が肩につかなくなっている。トレーニングで体を痛めては元も子もないので、ジムや県体壁に行く回数は減っている。当然、県体壁などではパワーダウンしている。

体重はクライミングの度に0.5kgぐらい減るが3日間ほどでもどる。6月の体重は56kg辺りで安定している。もこれ以上減らないようにしたい。
例年梅雨時は疲労感がありタウリンが多く入ったドリンク剤を飲んでいたが、今年は「アミノ3200」というサプリを使っている。明らかに食欲は高くなる。

「義理チョコ」のグレード修正

2018.6.17 ルートグレードの修正

6月2日に日向神:愛のエリアで初登した「義理チョコで勘ちがい」のグレードを5.11bから5.11aとしたい。
それは、登っているとどうしてもすぐ左側の「本命チョコ」のホールドをつかんで休みたくなるし、休んでもいいからだ。(制限なし)
写真は「義理チョコ」が「本命チョコ」になりそうになり、下から何か言われそうでドキドキするするが、やっぱり「義理チョコ」に間違いないと心を新たにする辺り。
左のロープが垂れているラインは「夢中歩行」である。

愛のエリアは色々な意味でグレーディングが難しいのでまた修正するかもしれない。

愛のエリアで、旧ルートの発掘・再生

2018.6.16 日向神:ルート開拓「初歩のレイバックPLUS」

日向神:愛のエリア「右岸壁(上部から下を見て)」に「初歩のレイバック 5.10d B2 野下善秋」がある。
下部はレイバックが使えそうな薄かぶりで、ボルト2本でテラスに上がり終了点となる。
6月9日に上部の樹林帯からラッペルすると上部は厚い苔に覆われ、終了点のスリングはもちろん、リングボルトも完全に腐っていた。多分、20年間は誰も登っていないだろう。
この日は上部の苔を落としたが、全体的に湿っぽかったので試登もできなかった。

6月16日。午前3時からFIFAワールドカップロシア大会の「ポルトガルVSスペイン」でC.ロナウドのハットトリックを観た。
それで愛のエリアには6時30分に着いた。チェーン2本の終了点は以前の場所から4mほど上に設置した。鹿児島のTさんにビレイをしていただきTr.で試登すると、レイバックよりもその上のテラスに上がる所が難しい。上部にボルトを2本追加したころには愛のエリアもだいぶん人が増えていた。
佐賀のZさんのビレイで初登した。

ルート名は「初歩のレイバックPLUS 5.11a  B4  10m 野下・緒方」とした。
下部はレイバック気味に登る。鹿児島のIさんのトライ。

第2登は福岡のKさん。

父の入院

2018.6.10 父の入院

朝から彩香から電話があり、父が新聞を取りに外に出るとめまいがして倒れ、後頭部を打ったので頭を冷やす物を買ってきて欲しいというのだ。さっそくコンビニで「熱さまシート」を買い、父のおでこに貼って私は早朝のお宮掃除に行った。
掃除から帰ると颯人が興奮していた。なんと救急救命士の方が3人、父をシートに乗せて運び出そうとしていたのだ。そんなに悪かったのか!
救急車には勇一が同乗した。
病院は「再春荘」をお願いしたらその通りになって良かった。
検査が終わる頃には悠子や典子姉も来た。頭部に異常はなく、めまいは持病の高血圧からだろう。
なかなか起き上がれないので大事をとってしばらく入院することになった。
91歳にしてはとても元気な父だが、血管だけは年相応のようだ。
父の姿は30年後の私の姿でもある。

昨日、愛のエリアで「初歩のレイバック 5.10d」を掘り出したので、開拓者の野下善秋さんについて調べた。blogもしっかり残っていて、「登るプログラマ」として九州全域で活躍されていたが、10年前の2008年に若くして亡くなられている。
ところで、無料ブログだといつまでも残るのだろうか。有料なら本人が亡くなると消されるのだろうか。
それは少し寂しいので、この「山へ行って居ります」がしばらくは残るように引き落とし口座にいくらかのお金は入れておこう。
同ルートは終了点のリングボルトの腐れ具合から20年間ぐらいは誰も登っていないようだった。「愛なか」も10年ぐらいで苔に覆われるかもしれないが、きっと誰かが掘り出してくれるだろう。
もちろん私が元気であれば時々はメンテナンスのために登ろう。

ワイヤード(5.11b)のリピート

2018.6.3 日向神:サンセットエリア 

昨日は愛のエリアでの「義理チョコで勘ちがい 5.11b」の開拓で心身ともに大満足の一日。
今日はサンセットエリアでのエンジョイクライミングにした。
同行は山崎夫婦、原口さん、カオリさん、浦崎さんなど。
サンセットの「広場」に遅めに着くともう座る場所もないぐらいだったので、「新緑のテラス」へ移動。
①青葉若葉(5.10a)R(リピート)
②新茶(5.11b)NG 1T
③庭園散策(5.10c)R
午後は更に「最上部」へ移動。
④ワイヤード(5.11b)4便目でR
最後は広場へ。
⑤日曜よりの使者(5.12a)敗退

ワイヤードは2016年8月6日(リオ・オリンピック開催日)にRPしているので、約2年ぶりのリピートだ。

2年前の記録を見ると3日間8便出してのRPで、薄ポケットで酷使した左手中指が夜中に痛んでいる。また、フィニッシュの仕方が違っていた。
今日の右足をカンテに乗せるムーブが初期設定だろう。

珍しいカミキリ虫を見つけた。触覚が非常に長い。
ヒメヒゲナガカミキリである。

愛のエリアに「5.11aルート」開拓

2018.6.2 日向神クライミング:愛のエリア

5月24日、「本命チョコ」を登る岩本さんをビレイしながら、すぐ横にラインが引けはしないかと思った。さっそく試登してみると一部「本命チョコ」とホールドを共有するがいい手ごたえを感じた。

6月2日、同行はタケシさんとK1さんである。
今日は人が多かったので朝一で「本命チョコはあなたに 5.10b/c B7」を登り、右横1mぐらいに終了点を設置した。慣れない大きめのチェーン2本直付けで多少手間取った。
まずはラッペルしながらの苔落し作業。上部のセッコクランはできるだけ残した。
浮石はないと思っていたが、念のためにと取り付きの右上の岩を落としたが、使わないホールドで少し見苦しくなった。
午後はTr.でボルト位置を決め、上からボルトを7本打ちながら降りてきた。

かなり疲労していたが、ワンデイアッセントをねらいマスターで取り付いた。
核心部を越え、上部で右腕や指がつったがなんとか登り切ることができた。
写真は3ピン目からの核心部。

降りるとビレイヤーのタケシさんと喜びの握手。
今日は4人取り付き、日向神開拓団からは5.11ノーマルという評価を得たが、最後に登ったコガさんがあっさりとフラッシュして「5.11a/b」という評価。
だいたい愛のエリアのグレードは日本標準とは随分違うように感じている。
どなたかに適正なグレードを各ルートに付けなおして欲しい。
そこで、今回のルートがこれからの試金石になればと願い、
「義理チョコで勘ちがい 5.11b   B7 約20m 緒方一成 2018.6.2 」とした。
追記(6月16日)
グレードはいろいろな方の意見を総合して、ホールド制限なしで「登って楽しい5.11a」にしたい。

ピストルの分解掃除

2018.5.27 運動会

この日の私は違っていた。
球技はからっきしダメな私がドッジボールをやっているのだ。
相手の投げたボールを「バシッ!」と捕ると、すかさず右に走って剛速球を投げようとした。
次の瞬間、「ドン」という腰骨への衝撃に見舞われた。
高さ45cmのベッドから見事に落ちて目が覚めた。
午前4時。
痛みに耐え、しばらくベッドにもどって横になっていたが、もう眠れないので起きてしまった。

昨日は運動会だった。
小中高と学生時代の「50m走のタイム」がクラスで下から2番目に遅かった私は子どもの頃の運動会の思い出がほとんどない。
ところが大人になって走るのが速くなった。
というか、大人になって「走り方」がやっと少し解ってきた。
昨日の運動会では最後のリレーで走った。
走り終わると「そんなに速いと、走っていて気持ちがいいでしょうね」と、同僚の女性から言われた。
そう、気持ちがいい。
年に1回、運動会だけがヒーローになる子どもの気持ちがわかる。
私は70歳になったらマスターズ陸上に登録してトラックレースに挑戦しようと思っている。陸上競技は遅く始めると長く続けられそうだ。それまで、走れる素地だけは作っておきたい。

運動会の話にもどると、帰宅すると体重が随分減っていた。
軽い頭痛は水分不足だろう。
けっこう疲れていたので打ち上げには参加しなかった。
やはり総合的な体力は年相応に落ちている。
また、疲れるとベッドの上で夢をみながらじたばたすることも分かって来た。今後はベッドから転倒して骨折しないように注意しなければならない。

私の好きなことの一つが運動会後の「ピストルの分解掃除」だ。
こんなことは若い人に任せればいいのに、好きだからやってしまう。

 

満開のセッコクラン

2018.5.24 日向神クライミング

平日ながら、岩本さんと「愛のエリア」へ。
目的は4月28日に拓いた「愛なか 5.10b 22m」の浮石撤去だ。
開拓後3回も愛のエリアには通ったが、いつも休日は人がいて石を落とすことができなかった。
前日が雨だった割に岩はどこも乾いていた。
水の通り道といわれる「愛なか」でさえも朝から乾いている。
すばらしい。
まず、岩本さんにマスターで登ってもらった。下はbefor図。

その後、Trにして私が登りハンマーを使って板状の岩を落とした。
さらに上部のチョックストーンも落とすことにしたが、こちらはがっちり挟まれていて、かなり時間がかかった。
下の写真はちょうど一人で来られた高田さんによるafter図である。
違いはすぐに分かるだろう。

その後「毘沙門天 5.10d 22m」を登った。
「愛なか」のついでに苔落しをしてきれいにしたので登り易くなったと思っていた。ところが、以前は苔の中にホールド部分だけが掘り出されていたので迷うことはなかったのに、今はすべてきれいになってどれが使えるホールドか分かりにくくなっていて、けっこう難しく感じた。
写真は「毘沙門天」撮影者は岩本さん。

今、日向神は「セッコクラン」が満開である。

オオホシオナガバチ(尾長蜂)を久しぶりに4匹も見つけた。

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し

2018.5.17 体の不調

5月14日(月)に発熱して、15日は仕事を休んだ。
背中の下部に相当のストレスがあり、「ぎっくり腰」の一歩手前という感じだった。
当初は季節はずれの風邪かと思ったが、たぶん積もりに積もった疲労だろう。
右ひじの痛みもなかなかとれない。

今年は1月後半にインフルエンザBに罹患し体重が最大で2kgほど減った。
2月にたぶん2回目のインフルエンザに罹患して体重が乱高下した。
3~4月は反動で毎週末には日向神詣でをして、ルート開拓を2本行った。
調子に乗ってランニングでインターバルトレーニングも再開。
5月になって備中へ行き、ついに「100イレブン」を達成した。
そして101本目、日向神の「ごめんねムササビ君」を登ったところで腰の痛みと熱が出た。
「クライミングはしばらくお休みなさい」という体からの信号だろう。
人より若く見られる私だが、60歳という年齢を自覚しなければならない。
「毎月必ず5.11aを1本は登る」というノルマ的目標も見直そう。
好きなクライミングを続けるために、無理をして事故や怪我を起こしては元も子もない。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」である。
まあ、何事も「細く長く」が私の信条だから・・・。

いっせいのクライミングや日々の日記です