今日は休山日

2017.5.14 休山日

今日は快晴。みなさん、おおいに山を楽しんでおられることだろう。
私は休山日。というより地域の行事日であった。

①堤防美化作業
朝から地域住民総出で合志川堤防の草刈などを行った。これは年に3回ある。

②塩水選(えんすいせん)
田植えの準備の一つ。種籾(たねもみ)を塩水に浸けて浮いた軽い籾を取り除く作業だ。こんな丁寧な作業をしている農家はもう少ない。

 

 

③塩水選の打ち上げ
今回は我が家でBBQを行った。先月、我が家であそ望山岳会の総会を行い、その際に木炭が残りキャンプ用ベンチ等が我が家に集まったものを活用させていただいたのだ。
しかし残念ながらBBQは受けなかったようだ。だいたい70~90歳の農家の人はビールをあまり呑まないし自分で肉を焼くなんてこともしない。漬物に塩の効いたおにぎりがあればよしか。
今年も庭に鯉幟を上げて5月らしさを演出。道行く人の目を楽しませる。

④片付け
先月の総会後にかなちんが、「BBQの道具は2~3年で終わり」としたり顔で言っていたが、ちゃんと掃除しておけば相当使える。これはステンレス製で、ダンボールの収納箱は劣化してきたが本体は全く問題ない。このセットはお勧めである。

初の5.12aは「日曜よりの使者」

2017.5.4 日向神クライミング (サンセット・道端エリア)

本匠でGW合宿の予定であったが向こうは雨模様だったので日向神に来た。急な変更であったがメンバーはヒロ、ヒロジー、キーボウ、福島さん、大輔くん、ヒロ弟さん、私の7人集まった。サンセットでは山崎夫婦もご一緒した。

①八女茶のチャチャチャ(5.10a  土村) リピート
②日曜よりの使者(5.12a  山崎) ヌンチャクかけ
③日曜よりの使者(5.12a  山崎) RP
④星に願いを (5.11a/b 西郷) NG
星に願いを (5.11a/b 西郷) NG
⑥愛のウカイライン(5.10c 長友) リピート
⑦梅雨のあとさき(5.10a  長友) リピート
⑧春の光   (5.11d) NG 道端エリア

「日曜~」は4月23日に続き、2日間5便目でのRPである。最上部を少し左から回ったのが心に引っかかったが、隣で登っておられた開拓者の山崎さんから「限定はありません」という言葉をいただいた。いつの日か納得の行く登りをしたい。
とりあえずは、私自身初の5.12である。素直にうれしい。
【写真の右が「日曜~」の私。左は「善秋くん~」を登る山崎さん。ビレイヤーはキーボウさん」

しかし遂に5.12の扉を開けることができた。この調子でじっくり登っていれば「5.12を5本ぐらいいけるかもしれない」とも思う。もうすぐ齢(よわい)60にならんとするが、このまま「欲張り爺さん」と呼ばれるまで登り続けたい。
プロジェクト「100イレブン」も75まで来た。

 

高校生の大輔くんが「日曜~」を続けてRPした。彼の足さばきやカチ持ちはうますぎて参考にならない。

 

八面山探訪の二日間

2017.4.29~30   八面山クライミング

初めて八面山で登った。
初めてだけに楽しいことも困ったこともあって面白かった。

4月29日(土)
5:50 泗水の自宅を出発。菊池~兵戸峠~日田市~青の洞門~八面山のコースで114km、ナビで3時間半の予定。
早朝でもあり、あまり早く着きそうだったので、日田市の咸宜園や豆田の街並みを車窓見学。咸宜園は広瀬淡窓の私塾で熊本の鹿本町出身の総理大臣「清浦奎吾」が学んだことでも有名。青の洞門も15年ぶりぐらいで見逃せず寄ってみた。そして夜は行こうと思っている「金色温泉」も偵察。それでも9:00には野外音楽堂に着き、ヒロさん・福島さんと合流した。たぶんまっすぐ来れば2時間半程度であろう。

車道の終点に車を停める。「100岩」には数台駐車可能と記されているが、道幅があるのでたくさん停められる。ガイドブックに従って岩場に着くも、どうもルートがよく分からない。しばらく迷っていると、フィックスロープの終わりから左に行ったのが間違いで右に行かなければならないことに気づいた。
やっと岩場に着くと先客は一人だった。あとで北九州のグループが来られた。

①カプチーノ(5.9) MOS アップに良い。
②フレンド(5.10b) MOS クラックもあって久しぶりのジャム。
③ほうき星(5.11a/b) NG ほとんど登られていない。右のクラックで上まで。
④シティライン(5.10c) MOS このエリアの看板らしく、目立つフレークを豪快に登れる好ルート。
⑤烏天狗(5.11a) NG 下部はうまく抜けたが、ガバを取りに行く姿勢が安定せずテンション。上部はガバが続く。
⑥烏天狗(5.11a) RP (2便目) こんな見事なガバはめったにない。つかんだ瞬間嬉しくなる。
⑦姫(5.11a) NG 中間部でテンションがかかる。核心部は左に手を伸ばして越えた。

【写真は烏天狗(5.11a)の下部
ヒロさん撮影】

日帰りの二人と別れ、時間つぶしに「中部エリア」の偵察に行った。
ガイドブックに従い、岩場まで降りた。しかし岩はあるがルートが見当たらない。どこまでも続く岩場の基部をさらに西に進むと帰りがけのクライマーに会い、ルートを教えていただいた。どれも5.11~12でなんとなく登る気持ちがわかない雰囲気のエリアだ。
この後、不覚にも岩場に下りてきた道を見過ごしてしまった。気づくとどの岩も同じように見えて絶壁がどこまでも続き上に登れるところがない。時々ボルトラインが現れ踏み跡もあるので更に進むと、何か見覚えのあるの岩場に達した。「あっ」と叫ぶとそこはさっきまでいた「上部エリア」だった。中部と上部は何百メートルも続く岩場のほんの一部だったのである。

金色温泉は山間(やまあい)のひなびた温泉宿と思いきや、夕方行くと駐車場に車が停められないほどの賑わいをみせる立派な温泉だった。入湯料も600円と少し高い。
露天風呂で疲れを取るためのストレッチをしていると18歳ぐらいの女性従業員の方が近くで検温や掃除を始めたので何故か疲れが吹き飛んだ。
風呂上りの夕食は「ふるさと三昧定食 1280円」を奮発。指先の皮が薄くなっていて熱いだんご汁のどんぶりが持てなかった。

 

午後9時にヤマアキさんが到着。テントの中で忘年会から残っていた梅酒をやっと飲み干して午前0時に就寝。

4月30日(日)
快晴。朝食はサトウのご飯にレトルトカレー、それに生卵をかけてかきこんだ。
午前9時にフジミさんが到着。3人でまた「上部エリア」に下りた。

①カプチーノ(5.9) リピート
②姫(5.11a) RP (2便目) 朝から体が動いた。岩に体を近づける技を学んだ。
③大内ライン(5.11b) NG フォールの嵐で上までなんとか抜ける。「テクニカルなルート」とコメントが付いている。4ピン目下の縦ガバ取りはまさにそれ。何回も落ちてやっと見つけたムーブはうれしい。
④登ってドッコイ(5.10b) 敗退 最強の5.10bだ!!
⑤大内ライン(5.11b) NG(1T) 中間部の縦ガバ取りはムーブに磨きがかかりびしっと決まったのにその上部の微妙な立ちこみで体が岩から離れてしまった。「登ってドッコイ」で指先を消耗したからという言い訳をしたい。このルートには二つ★をあげたい。
⑥フレンド(5.10b) リピート クールダウンにヌンチャク回収。

今日の上部エリアは貸切りだった。暑くなる前にまたこの岩場を訪れたい。
帰りは玖珠経由で小国のゆうステーションに寄ってお土産を買った。以前小国にいたフジミさんのお勧めは「阿蘇小国ジャージー 飲むヨーグルト」である。

 

 

遂に日向神の5.12にトライ!

2017.4.23  日向神クライミング

新緑の候、とにかく日向神で登りたかった。
早く着いたので別グループで来られていた久留米のミスター松村さんと道端の「四郎 5.9」でウォーミングアップ。
10時から常連の山崎夫婦、原口さん、熊本の長友さんらと合流してサンセットエリアへ。すぐ松村さんらのグループ5人もサンセットに来られて賑やかだった。

今日は遂に日向神の5.12aルート、「日曜よりの使者」に初めて取り付いた。しかも開拓者山崎さんのビレイとあっては光栄の至りである。ロープは9.8mm、60mを使用。
①日曜よりの使者(5.12a  B13 25m) NG
なんとか上までヌンチャクをかけることができた。2箇所難しいところがある。最上部は左からまわった。
②日曜よりの使者 NG
中間部のムーブは固まったが、最上部で直登を試みるも力なく敗退。

【写真は「善秋君のおかげです 5.11c」を登る山崎さん。右側のヌンチャクが「日曜よりの使者」のライン】

 

③プリティーウーマン(5.11a  B4 ) リピート
あわてず騒がずリピートできて自分の力が付いたことを実感。

【写真は「プリティーウーマン」にトライする松村さん】

④日曜よりの使者 NG
もう指先が痛くてカチ持ちができず、スリングを使って上まで行き回収。

4月下旬のサンセットエリアは新緑のやわらかい光に包まれていた。さわやかな風が吹き渡り、ウグイスの鳴き声も聞こえた。駐車場では今年初めてのイトトンボにも出会えた。
今日は完登できなかったけれども、5.12のルートに取り付くようになったことだけでも嬉しい。
開拓者の皆さんに感謝の意を表すのは、とにかくルートを登ることだと思う。

 

30年ぶりのファイナルスラブin比叡山

2017.4.15 比叡山南面スラブ

一日の山行を終えて、さあブログを更新しようと椅子に座ったら突然右太ももがつった。これにはどう対処したらよいのか分からず、ただ痛みに耐えて倒れていた。今日の厳しいスラブでの奮闘がこんな形で表れるとは・・・。

4月のあそ望山岳会の例会山行で宮崎の比叡山へ行った。メンバーはキーボウ、りりぃ、かんすけ、あり吉、かわこう、私、会員外Fさんの7人。
キーボウチームは左方カンテ、あり吉チームはニードル左岩稜からAピーク、私と若いかわこうくんはロックタワーから第1スラブをめざした。

ロックタワーから1スラは昔から私のお気に入りで、南面では一番変化に富んだ好ルートだと思う。比叡山は2回目だというかわこうくんにはお勧めである。
さて、二人で水場の裏から取り付こうとするとどうもルートがよく分からない。岩全体が苔むしていてほとんど登られていないようだ。見つけたボルトも昔のRCCのままである。確かに最後に登ったのは約30年前だが、ここは人気ルートだと思っていたので大変残念であった。

今日はちょうど「労山 クライミングフェスタ」が開かれていて、朝からどのルートもたくさんのクライマーで賑わっていた。やっと見つけた誰も取り付いていないルートが「みつばツツジの道 Ⅵ」であった。このルートはちょうど「みつばツツジ」がピンクの花をつけ、花見気分のつるべ登攀で快適に登れた。右側のTA、3KN、ナックル辺りはたくさんの人だった。ここは庵「鹿川」のIさんやKさんが遠来の方々の案内をされていた。稜線で昼食をとった。
【写真は、最終ピッチのかわこうくん」

下りは南側の径をとり、南面スラブの最上部に着いた。
南面スラブの最上部には約30年前に私と久留米のMさんでボルトを打ったルートがある。「スーパーファイナル Ⅶ-」である。下から見るとリングボルトやアルミハンガーが何も手がかりがないようなスラブに点々と見える。
当時、開拓はグランドアップが標準のこの地で、「難度の高いルートは下からは拓けない!」という思いで上から下がって試登をしながらボルトを打った。

30年前、私はどんな登りをしていたのだろう。自問しながら「スーパーファイナル」に取り付いた。
出だしからルートを読む目が要求される。足はまったくフリクション頼りだ。ボルトはリングとアルミが交互に現れる。どうしてこうなったかなどまったく思い出せない。残置の敗退ビナを越えて遂にテンションが入った。20mぐらい登った所で2回目のテンション。どこも核心でどこもピン間隔が遠い。次のボルトまで4~5mあり、どうみても5.11台のムーブが要求される。そしてプロテクションは楕円に伸びたリングボルトである。これでつっこむのは勇気ではなく無謀であろう。敗退。
【写真はスーパーファイナル】

春の太陽は高く、ヌンチャク回収のためにも「ファイナルスラブ Ⅵ」を登ることにした。これまた「熊本クレッテルカメラード」の開拓時以来30年ぶりであるが、こちらはステンレスボルトに打ち替えてあるので大安心である。
しかし昔からそうだったがボルトの間隔がかなり遠い。トポ図には(Ⅵ- 5.8)とあるが、今のグレードでは5.10台には十分感じる。これでは人気が出ないだろう。1ピッチ目(45m)の終了点のスリングが腐っていたので新しく替え、集めた敗退ビナを2枚セットした。これでラッペル(懸垂下降)も楽になる。
このルートは3ピッチ目の小ハングも面白く、空荷で登って3ピッチのラッペルで戻ってくる、午後からの1本に最適であろう。

ちなみに、「宮崎の岩場 クライミングガイド」p50に記載されている「ファイナルスラブ「と「スーパーファイナル」のルートグレードは逆であり、11行目の「左側」は「右側」の間違いである。
また、前述したように「スーパーファイナル」は核心部がリングボルトなので、リボルトされるまでは登らない方がよいと思う。

 

本匠は雨に強い

2017.4.2 本匠クライミング(今年2回目)

熊本からりりぃ、かなちん、Fさんと私の4人で乗り合わせる。
ヒロ、ヒロジー、ジュンの3人は都合により単独での参加となった。
前日の天気予報は晴れだったのに朝から小雨が降り二重の峠からはガス、北外輪山では雪まで降ってきた。
「もう、本匠ドライブか温泉でもいいや」という気分だったが竹田市まで来ると晴れ間も見えてきた。
午前中は井ノ上タワー。
①みつまたの花(5.11-) NG
前回は途中敗退だったがなんとかトップアウトできた。
前傾壁でのステミング技術を磨かねばならない。
②なめくじら(5.10) リピート
③よし!登ろう(5.11-) リピート
3本ともジローさんがクイックドローを架けられた。
午後の本番に向けて私は体力を温存させていただいた。

ところで、ジローさんが「なめくじら」を登っているとき、突然「ばっ」と服を捨てられたと思ったら、なんと大きなムササビが穴から飛び出してきた。
あまり遠くまでは飛ばずに、近くの杉の木につかまり、大きな二股で動かなくなった。
【写真は木の二股で休むムササビ】
今日は少し寒いのでまだ目が覚めないようだ。
突然起こしてごめんなさい、という感じだ。

昼になると突然暗雲が立ち込め、すぐに傘が飛ばされるぐらいの風雨となり急いで撤収となった。
前高神社で休んでいるとすぐに晴れ間が見えてきた。
さあ、これからが本番だ。
今回のトライのために、取って置きのドリンクを1本飲む。
④銀杏の小径から「げんこつ」にヌンチャク架け。
今回のトライのためにカラビナを買い、長ヌンを作ってきた。
マスターにもこだわらない。(ジャック中根の「クライミング道場」を参考にした)
【この写真、格好は決まっているがこの後左手のホールドが持てなくなった。実力者はこのホールドを持って上のガバに手が伸びる。ジュンさん撮影】
⑤げんこつ(5.11+) NG
今回のトライのためにネット動画を参考にしたが、そのムーブでは合わなかった。

げんこつ(5.11+)RP

【写真はヒロジーさん撮影、RP時のもの】

昨年度から三日間、7便目でのRPである。
「げんこつ」は上部につなげると「シュライン 5.12-」になる。
今の腕の調子ではまだ
難しいと思い、今回の目標は下部だけにした。
お楽しみは5月の連休か夏までとっておこう。

⑦ダンボ(5.10n) リピート
長いかぶりだが、ガバを使ってぐいぐい登れる。

帰りの北外輪山では季節はずれの吹雪になった。
外気温0度。
観光客は少なく、前回のような渋滞もなく本匠~大津は2時間30分だった。

鉄棒トレ2

2017.4.1 堤防ジョギングと鉄棒トレ

春の陽気に誘われて合志川の堤防を走った。
菜の花が目に潤いを与えてくれる。
川面に出ているブロックの上ではカメが甲羅干しをしている。
10匹近くはいる。たぶんアカミミガメだろう。

コースの途中にある小学校の高鉄棒で久しぶりに遊ぶ。
懸垂逆上がりの後、蹴上がりは1回目でできた。
次はエビ上がりだが、これが何回やっても出来ない。
以前は無意識に出来ていた何かが今日は出来ていないのだろう。
いろいろ考えて「あごが上がっているのではないか」と思いついた。
7回目、鉄棒にお尻が乗ったときに、あごを引いてみたら難なくエビ上がりができた。

こんな場面がこの前の本匠クライミングであった。
本匠の「シュライン」で、どうしても体が安定せず力を使い切ってしまうところで、ユジンさんから「ヒールをつかったら」とアドバイスを受けた。
そこでぶらぶらしていたらしい左足でちょっとヒールを当てると体が安定して、腕がすっと上に出て次のホールドをつかむことができた。
この「ちょっとヒールを」の発想が出来るか出来ないかなのだ。

さて、明日の本匠で「ちょっとヒール」をさりげなく使って、難なく核心を越えたいものである。

30年ぶり, 水俣: 八ノ窪のボルダー

2017.3.27 水俣:八ノ窪のボルダー

3月25日~26日は熊本県の国体山岳競技選手予選会であった。
えがおスタジアムでボルダリング、県体壁でリードクライミングが行われた。
少年男女、成年男女の4種目に合計12名の参加があった。私は審判員として参加した。
私は30数年前に群馬と奈良国体に2回出場していい思い出が残っているので、国体に関しては応援したい気持ちがある。
競技が終わって登ったリードの少年女子課題はフラッシュできたが、少年男子の課題は3分の1程度までだった。
昔はクライミングに縦走や踏査競技もあり、7割がた体力勝負だった。

3月27日、急な水俣市への出張があった。
朝から冷たい小雨模様で、午前中で仕事も終わり、「南里」で昼食の貝汁とわっぱ飯定食を頂いているときは本降りであった。
完全に気持ちは温泉モードになっていたが店を出ると晴れ間も見えた。ころころと変わる天気である。
自家用車で水俣を訪れる機会はめったにないので「八ノ窪のボルダー」へ行ってみた。実に30年ぶりである。
【写真はフロッグダンスハング右(5.8)】

山の中のボルダーならば30年もすると周りの樹木が茂って在り処さえも分からなくなってしまうが、ここは「岩付け公園」という名前でよく整備されている。
名実共に理想的な「ボルダー公園」である。
どの岩も雨でしっとりと濡れていたが、メインの「フロッグダンスハング」にはチョークの跡があり、今でも登っている人がいると思うとうれしくなった。
今回、小雨でハングの2本しか登れなかったのは残念であった。

トポは昭和61年発行の「宮崎の岩場・フリールート」に収録されている。

国道3号の帰り道、これも以前から気になっていた「津奈木町の重盤岩」に寄ってみた。国道から見て、いつも国旗が翻っている岩場である。

美術館の対岸、神社の横から石作りの階段を登って行くと15分ぐらいで頂上までいける。
岩は脆くてクライミングの対象にはならない。
ここはモノレールで展望台まで行けるし、温泉に美術館、眼鏡橋、海に山となんでもありの観光地だった。

 

今年の初本匠はプチ合宿

2017.3.18~19 本匠クライミング

3月のあそ望山岳会の例会山行が本匠であった。今回は遂に5.12のルートをねらった。
3月18日(土) 曇り時々晴れ、夜は小雨。
7:00 大津に集合、熊本組は8名である。
9:30 本匠・井ノ上タワー着。
16:30 終了。弥生の湯、「深川」で夕食、「お茶の間サロン」に投宿。
最初からアップなしでお目当ての「三四郎 5.12-」にヌンチャクかけをした。核心部が登れずに右から回って抜け、更に上部で左の「よし登ろう」に入ってしまった。
結局、三四郎には2回トライして何回も落ち、気持ちが折れてしまった。
気分転換に下部壁の「みつまたの花 5.11-」に取り付いたらこちらも敗退。
川面を飛び交うカワセミを撮ろうと試みたがこれも失敗。
「三四郎」はその後、ユジンさんや同行のIさんがRP。
私の成果は5.12のルートにヌンチャクかけが出来た事である。
本匠 会山行
この日の井ノ上タワーにはあそ望からキーボウ、ヒロ、あり吉、りりぃ、ジュン、ユジン、蒼子、ヤマアキ、バイクで駆けつけたヒロジー、そして私の10名が集った。

宿泊は初めての「お茶の間サロン」で、あり吉、ジュン、ユジン、私、そして福岡から同行のIさんとKさんの6名。
2Fは貸切りであった。1泊1000円である。
夜は持ち込みのホットプレートで焼いた餃子で腹いっぱいになった。

3月19日(日) 晴れ
7:00 起床、朝食(残りの餃子、サトウのご飯、サバ缶、スムージー)
9:00 「遊歩道エリア」の見学。さっそく長崎のチームが登っていた。
9:30 「神社エリア」でクライミング。
15:30 終了。
18:00 大津着、解散。
「弥生・ひとやすみ 5.10-」でアップ。さて、今回の最大の目標である「シュライン 5.12-」にマスターで取り付くも3ピン目で敗退。
ユジンさんに上部までヌンチャクをかけていただく。
IMG_8453
このルートは下部が「げんこつ 5.11+」で上部までつなげると「シュライン 5.12-」となる。ちなみにシュラインとは「神社」のことである。
この後、上部までテンションをかけながらも行くことができ、核心部のムーブも組み立てられたが腕がよれてしまった。楽しみは次回に持ち越しとなった。
ユジンさんはシュラインも2便目でRP。さすがである。【写真はRPするユジンさん】

昨年、非常に相性良く感じた本匠であったが、今年の初本匠は難しかった。
原因は、
①今年初めてで、4ヶ月ぶりの本匠であった。
②右腕がまだ不調。
③体重が昨年より多い。
シュライン いっせい
【写真は核心部越えたところ。この後、左のカンテは使わずに目の前の細いクラックを使って直上する】

対策は、
①何回も行くことで解決。
昨年、暑くなってもすべることは感じなかった。
②ボルダリングジムは控える。
③今年増えたのではなく、昨年が減っていたのである。
多分、夏に向けて減っていくだろう。

日向神、新エリアの見学

2017.3.11 日向神クライミング

午前中は道端エリアで登った。同行はタンクトップの似合うSさんと玉名のFさん。
ファミリー壁の四郎(5.9)、太郎(5.10c)、シンシア(5.11a)をリピートした。ロープが新品なので気持ちも乗る。
この後、Sさんが濡れたグリコのおまけ(5.12a)に取り付き、時間がかかりそうだったので、Kさんらがルート開拓中の新エリアに行ってみた。
2017-03-12 13.55.51【写真はルート開拓中のKさんら】

新エリアは開拓中のKさんら5人と常連のYさんら3人がいた。
登れるルートはまだ1本(3ピッチのマルチ)らしく岩場は渋滞していたので木漏れ日の中で昼寝となった。
その後、1ピッチ目をリードした。
他のエリアに比べて軟らかい岩質で、スプーンカットのホールドが点在する。
傾斜はゆるく階段状で次のボルトが見えないところもあった。
2ピッチが核心部らしい。
2本目のルート開拓は5人の協力で順調に進んでいた。
次に訪れるときが楽しみである。

今日の日向神は暖かく、15度を越えていただろう。
今年初めて半袖で登った。
2017-03-11 13.18.28しかし昼食には冬場に買い置きしていた「おしるこ」を食べた。私の定番で、温かくて甘いものが午後からのクライミングの大きな力になる。
ところで、この手の甘いものは「井村屋」製に限る。
来週の本匠にも当然持って行く。

※追記
このエリアは「日向神タワー」である。

いっせいのクライミングや日々の日記です