30年ぶり, 水俣: 八ノ窪のボルダー

2017.3.27 水俣:八ノ窪のボルダー

3月25日~26日は熊本県の国体山岳競技選手予選会であった。
えがおスタジアムでボルダリング、県体壁でリードクライミングが行われた。
少年男女、成年男女の4種目に合計12名の参加があった。私は審判員として参加した。
私は30数年前に群馬と奈良国体に2回出場していい思い出が残っているので、国体に関しては応援したい気持ちがある。
競技が終わって登ったリードの少年女子課題はフラッシュできたが、少年男子の課題は3分の1程度までだった。
昔はクライミングに縦走や踏査競技もあり、7割がた体力勝負だった。

3月27日、急な水俣市への出張があった。
朝から冷たい小雨模様で、午前中で仕事も終わり、「南里」で昼食の貝汁とわっぱ飯定食を頂いているときは本降りであった。
完全に気持ちは温泉モードになっていたが店を出ると晴れ間も見えた。ころころと変わる天気である。
自家用車で水俣を訪れる機会はめったにないので「八ノ窪のボルダー」へ行ってみた。実に30年ぶりである。
【写真はフロッグダンスハング右(5.8)】

山の中のボルダーならば30年もすると周りの樹木が茂って在り処さえも分からなくなってしまうが、ここは「岩付け公園」という名前でよく整備されている。
名実共に理想的な「ボルダー公園」である。
どの岩も雨でしっとりと濡れていたが、メインの「フロッグダンスハング」にはチョークの跡があり、今でも登っている人がいると思うとうれしくなった。
今回、小雨でハングの2本しか登れなかったのは残念であった。

トポは昭和61年発行の「宮崎の岩場・フリールート」に収録されている。

国道3号の帰り道、これも以前から気になっていた「津奈木町の重盤岩」に寄ってみた。国道から見て、いつも国旗が翻っている岩場である。

美術館の対岸、神社の横から石作りの階段を登って行くと15分ぐらいで頂上までいける。
岩は脆くてクライミングの対象にはならない。
ここはモノレールで展望台まで行けるし、温泉に美術館、眼鏡橋、海に山となんでもありの観光地だった。