気分転換で買い物

2017.10.29 ボル天~好日山荘

10月28日(土)は野岳クライミングの予定だった。
①初歩の前傾(5.10b)をアップでMOS
②イカイカイルカ(5.11a)でイレブンの数稼ぎMOS
③赤い絨毯(5.11b)をRPして宿題終了
④⑤⑥春雷(5.12a)を一日3便でRPする
と、登るルートの順番から結果まで決めていたのに台風22号の接近で中止となった。
朝から外は雨で何もする気が起こらず、珍しく「ふて寝」をしてしまった。
しかし、そのおかげで午後は急に気力が快復した。

一緒に野岳に行く予定だった白ちゃんに電話して午後からのボル天を約束した。
その前に、西合志図書館へ寄った。
自分のモチベーションを上げるために「ボルダリング 基本ムーブと攻略法 野口啓代監修」など山の本を4冊借りた。
ところで、私は野口啓代さんそっくりの子どもがいることを知っている。(だからなんだ!?)

雨の土曜日の午後、ボル天に人は少なかったが若い女性の割合は高かった。
白ちゃんと私、後でかわこう君も来てゆっくりルートを楽しめた。
約1年ぶりのボル天であったが「黒囲い」も楽に登れて嬉しかった。
夕方、熊本市にも台風による大雨警報が出ていたがボル天の人は随分増えていた。

帰りに思い切って大型ザックを買いに好日山荘(パルコ店)へ行った。
ザックの種類はあまりなくて、店員さんのお勧めで「軽い・安い・多機能」な「Berghaus Wilderness 65+15L」23,760円(税込み)にした。
バーグハウスというイギリスのメーカーはあまりなじみがない。Berg(ベルグ)はドイツ語で山だから「山小屋」という意味か。
付属のタグにside pocketsを「再度ポケット」と誤字があったのには笑った。
ところで、この製品には約20%の還元セールがあり、購入後に4,000円分のチケットを頂いた。つまり実質19,760円であった。

さて、4000円分の使い道だがこれには大いに迷った。チケットの使用期限が12月までとなっており、めったに市内まで出てこないので即使わなければならない。
店内をぐるぐる回るが欲しい物はあまりない。良い品物がないのではなく、私に物欲がないのである。
やっと選んだ物は、
①CANP  HMSビレイロックカラビナ2800円
②roc’teryx ストレートカラビナ900円
③ガスボンベ IP-250T 420円
合計4120円だ。

雨の熊本市内であったが、アーケード街にはハローウィンの仮装をした人がたくさんいた。

久しぶりに車のパンク

2017.10.12 車のパンク

水曜日はいつも県体壁の日。
11日(水)は常連さんが2~3人いなくて、少な目の7人。
シーズンを迎えてそれぞれの課題にトライした。
私はといえば直前に食べた「おはぎ2個」で体が重くなったのか調子はよくなかった。
①中:オレンジホールド(5.10b) ヌンチャクがけ
②左:緑ホールド(5.11c) 敗退
③左:赤テープ(5.10d) リピート
④中:紫ホールド(5.11c) 敗退

午後9時過ぎ、西回りバイパスを走行中に車から異音がしたので路側帯に駐車すると、右側前輪がパンクしていた。
ここは慌てず騒がず山用ヘッドライトを付けてスペアタイヤと交換した。
タイヤは内側が片減りしてワイヤー部分が見えていた。
本当に久しぶりのタイヤ交換だったので約30分かかったが首尾よく完了。
写真はスペアタイヤに交換したところ。

 

それで今日の夕方、仕事が終わってタイヤ屋さんに向かっていると、またもや車から異音がしてきた。
すぐに近くの空き地に車を停めてみると、なんと今度は左側前輪がパンクしていた。
もちろんスペアタイヤはなく、すぐに保険会社に連絡した。
ほどなくレッカー車が来てくれて大津のタイヤ屋さんまで運んでくれた。
閉店ぎりぎりであったが電話をしていたので快く待っていてくれた。

今回のダブルパンクで学んだこと。
①タイヤの片減りに注意すること。
②レッカー車は保険会社を通して要請すること。以前、知り合いの自動車工場に直接頼んだら保険が適用されなかった。
③タイヤ屋さんには行く前に連絡を入れること。近所の小さなタイヤ屋さんには同サイズのタイヤの在庫がない場合がある。

今回の「ついてる」
①1回目のパンクは夜だったが、2回目は夕方であったこと。
②事故にならなかったこと。
③搬送費用は保険で済まされたこと。
④ヘッドライトを常備していたこと。

日向神「赤い実のエルニーニョ?」

2017.10.8 日向神:サンセット

今日はアポなしで日向神に出向いたのでたくさんの方にお世話になった。
山崎組、ボル天組、E村スクール、ジャングルジム組、たけちゃん親子、みなさん有難うございます。
サンセットエリアは二日前の雨が乾かずにしっとりしていた。
しかたなく最初は「中央エリア」へ行った。
左側のやさしいスラブ帯は上部が濡れていたので、右側の「ピッチング・エッジ 5.10c」を登った。ここは雨の影響が少なく、快適に登れた。
3回目にしてやっとルート名の由来が判った。

サンセットにもどり、「トパーズの風 5.11a」に取り付いた。
ここは3年前にオンサイトして以来である。
下部の湿ったコケ帯をぬけたら快適かと思いきや、2~3ピン目で行き詰まった。
生乾きの岩になかなか使えるホールドが見つからず9割方フォールを覚悟したが奇跡的に「手に足」で立ち上がれた。今年一番の緊張感だった。
上部のハングは易しく、核心は下部のスラブだった。
「トパーズの風」とは開拓者のK1さんもしゃれた名前をつけたものだと思っていた。惜しむらくは我々市井のモンにはトパーズがイメージできないことである。
そこでスマホ検索をしてみると、トパーズには黄玉という宝石の他に、ギリシャ語で「探し求める」という意味があった。
下部のスラブで必死に使えるホールドを探し求める、「あれがトパーズか!」と、一人納得した。

午後になると「広場」は多くの人で賑わった。
E村さんが生乾きの「赤い実のヤマボウシ 5.11a」をオンサイトされた。
そしてまたもや新しいムーブが出現した。
彼が登ると、彼のムーブこそが最善と思われた。
そこでさっそく真似してみようと私も「赤い実の~」に取り付いてみた。
結果は核心部で足がホールドに乗らない。
あわててチョークボールを落とすへままでしてしまった。
これではいかんと思い、自分のムーブ(これが意外と人には難しく見えるらしい)で登った。
実は、私には別のねらいがあって、終了点からそのまま「エルニーニョ 5.11a」を登った。(写真)
この仮称「赤い実のエルニーニョ」は5.11aが2本分だから5.11bぐらいにはならないだろうか。

 

 

 

 

今日は生乾きの岩に連休で人も多くあまり登れていない。
①ピッチング・エッジ(5.10c) リピート
②トパーズの風(5.11a) リピート
③若い時のりりぃ(5.10c) リピート
④赤い実のエルニーニョ(仮称 5.11b?) 初登
⑤物見遊山(5.10d) NG ※ホールドが欠けてフォールした。

私のことを「おじさん」でも「じいちゃん」でもなく、「いっせいさん」と呼ぶたけちゃん。もう一人のたけちゃんが岩に穴をあけたので、葉っぱを挿して一緒に遊んだ。

 

 

 

 

最後の写真は、秋の夕日がさすサンセットエリアで「りりぃさん」を登るかおりん。

岩野山の珍種

2017.10.7 岩野山 岩場の整備

3連休の初日。
これからのクライミングシーズンに向けて岩野山の整備に行った。

8月以来、ちょうど2ヶ月ぶりなので駐車場の草もかなりしこっていた。
刈り払い機もナイロンカッターでは歯が立たない。
岩場には市内の学生さんが3人いたが午前中に帰っていった。
自転車利用のために荷物を軽量化するあまり、ハーネスを忘れたと言っていた。

まず「ぺったんこスラブ」中段のハゼのひこばえを切った。毎年よく伸びる。
雑草としてはイネ科のメガルカヤだろうか、岩場の下部や棚にもはびこっていた。
気づきとしてはスラブ終了点の残置カラビナが2枚ともなくなっていた。

さて、珍しい生物としては「サツマニシキ」が2頭いた。蛾の中でも最美麗種に数えられるらしいが、あまりに色がきつくてちょっと引く。

帰りの道で「アカダマキヌガサダケ」を見つけた。
往路では見なかったので陽気に誘われて短時間のうちに傘が開いたのだろう。

日向神:サンセットに5.11aの新ルート誕生

2017.10.1 日向神ルート開拓

先週、サンセットエリアの「エルニーニョ 5.11a」上部に新ルートを拓こうと試みたが失敗。
その際に下りながら下部の苔を落として登れそうなラインを物色した。
そして本日、ボルト4本と短いながらも結構楽しいルートが完成した。

場所は「ひまわり 5.10a」と「エルニーニョ 5.11a」の間になり、サンセットでよく登る人なら「こんな所、あったかな?」と思うであろう。
まさに「掘り出し物」である。

 

 

 

 

写真はルートの全景である。
登っているのはトップロープで試登中の浦崎さん。

 

 

 

 

 

トップロープで登った感じでは核心でかなりバランスを要するが思い切りがよければ5.10cか。お手ごろで人気ルートになると確信した。
終了点はテラスに上がるとエルニーニョのルートに合するので、「ひまわり」等と同じ高さに設定した。
ここから更にエルニーニョを登れば充実度は増す。
下がりながらボルトを4本埋めた。
後はさらっと登って完成としたかったが・・・。

 

さて、マスターでリードしてみると、意外に3ピン目が左に遠い。
じたばたしていると右前腕がつってきた!
合計6本のボルト設置作業が前腕に効いてきた。
なんと非力な腕だ。
そして浦崎さんのムーブを真似したらあえなくフォール。
どうも5.10cでは収まらないようだ。
初登は自分のムーブでいった。

第2登は山崎たけしさん。
核心部の越え方が私とは違った。
足の使い方がうまい。

 

 

 

第3登は清川さん。
核心部の越え方が更に違ってダイナミックだった。
さりげなくヒールをかけるところは真似してみたい。

 

核心部の越え方がそれぞれに違う、面白いルートになった。
ルート名は山崎ゆきえさんの「秋の香りがするもの」というご期待に応えて、
「赤い実のヤマボウシ 5.11a  B4  10m 緒方一成」とした。

ところで、9月9日に開拓した「若いころのりりぃ 5.10c」は人気ルートになりつつあるが、依然として小さな落石があり十分注意してほしい。
また、このルートではなぜかロープ回収時に下から4ピン目のヌンチャクに「ロープが結ばれる」事案が3件も発生している。
4ピン目がボルトラインから少し右に寄っているのが原因らしい。カラビナのゲートを反対向きにしてもからまった。
結局対応としては、ロワーダウン時に4ピン目のヌンチャクからロープを外すのが良いようだ。

秋のガーデニング

2017.9.23 秋のガーデニング

8:30より地区の「農家・道作り」
今は畑道もほとんど舗装されているので道端の草刈がメイン。
これまでは父の仕事だったがさすがに齢九十、私が代わりに行った。
10:30より花壇の草取りと庭の草刈り。
暇な休日はほとんど岩登りなので、今日だけは鬼のように働いた。
今年はヒガンバナが特にきれいである。
コスモスも彩りを加えて最高の秋分の日だ。
気温も低めで汗ばむことなく、蚊もほとんどいない。
気がつけば18:00、一輪車に山盛り7杯分の草を取った。

 

 

 

草取りの合間に珍しい虫を2匹見つけた。
カレハガである。
エアコンの室外機にとまっていたので見つけたが、木にとまっていたら全くわからないだろう。

 

 

 

ルリタテハの幼虫である。
すごい棘(とげ)だが毒はないようだ。
カサブランカの葉をかなりむさぼっていた。

本日のルート開拓は不発!

2017.9.23 日向神ルート開拓

サンセットエリアでルート開拓をした。
メンバーはフジミさん、ありきちさん、ユジンさん、新人の白さん、そして私の5人。
ルートはエルニーニョ(5.11a)から上部へつなぐライン。
以前からエルニーニョの上部にはK1さんが打ったラッペルポイントがあるのを見知っていたので、先日使用許可を得た。
作戦は右横にある「善秋君のおかげです3 5.11c」を登ってラッペルポイントまで左下降、トップロープにして掃除・試登、ボルトを4本打てば完了である。

前日までの雨で「善秋君~」の下部は湿っており、2ピン目までが核心であった。
写真は「善秋君のおかげです3 5.11c」

 

 

 

 

ラッペルポイントからトップロープにしてラインの上部から掃除を始めると、予想外に岩が脆いことが判った。
持ったホールドが次々に欠けて行く。
特に中間部の表面は触るたびにパリパリとはげるのだ。
写真では足の下にエルニーニョの終了点が見える。

左側の大きなフレークは木の根と土が入り込み、動いていたので迷わず落とした。
右側の大岩は動かないが浮岩であることは確実で、体重を預けるのはためらわれる。
最悪はルートの中間部がパリパリのカチで登れない!!

前夜、もうルートができたつもりになって名前を考えた。
エルニーニョの次だから「ラニーニャ」、または単純に「エルの上まで」
所謂、「とらぬ狸の皮算用」というやつだ。

最後にエルニーニョをまっすぐ下ったスラブの苔を落としてみたら意外に手がかりとなるホールドが現れた。
次回につながる作業だった。

台風一過

2017.9.19 台風18号

秋の3連休。
初日の昨日は部屋の掃除、小雨のうちに「田のくろ切り」、車のオイル交換、C.P.菊南でのボルダリング、読書など充実の一日だった。
2日目の今日は朝から台風18号の大雨で、私としては珍しくゴロ寝。
午後は多少持ち帰りの仕事と読書をしたがこんな休日の過ごし方は本当につまらない。

机の上にはサンセットエリアでの新しいプロジェクトの写真がある。
天気がよければすぐ拓ける。
みんなに登ってもらえる楽しいルートになるだろう。
来週は行けるかな。

台風一過、晴れ間が見えたので庭に出てみた。

今年のヒガンバナは台風が過ぎるのを待っているようだ。
満開は2、3日後だ。

ヤマボウシの実はかなり落ちた。

食べてもおいしい。

黄色いランタナはこの夏、一番元気が良かった。
この株は2年目になる。
挿し穂で増やしている。

もうコスモスが順番を待っている。
待ちきれずに咲いているものがある。

日向神:サンセットで初のルート開拓

2017.9.9~10  日向神ルート開拓

以前から気になっていたラインをサンセット下部「広場エリア」に引いた。
「若い時のりりぃ 5.10c B11 22m 緒方」である。
ルートは「八女茶のチャチャチャ 5.10a  B7 長友」の派生ルートになる。

下部の4ピン目までは共有で、そこから直上する。
スラブ、クラック、段差越え、カチと変化に富んで楽しめる。
「八女茶~」を登れた人が次に目指すルートになるだろう。
注意としては、岩の表面が少し柔らかくまだ欠け易いことと、ハングの上に土が残っていることである。
ビレイヤーはヘルメットを着用されたい。


写真はルート開拓中。
段差の上はこんな感じである。
右手に「八女茶~」の終了点が見える。


「広場」の全景写真。
左を登っているのが「エルニーニョ 5.11a」
中央が「善秋君のおかげです3 5.11c」
そして右が「若い時のりりぃ 5.10c」
この写真は翌日撮ったもの。

「りりぃ」とはあそ望山岳会の女性会員である。
今月末には関東の故郷に帰られることになったので、この夜はグリーンパル日向神で送別会が行われた。
つまり、このルートはあそ望山岳会の発展に大きく寄与されたりりぃさんへのメモリアルルートになったのである。
ルート名は酒の席で本人や周りが「キューティー・りりぃ」「りりぃ・フォーエバー」「りりぃの○○」「○○なりりぃ」とかいろいろ言っていた。
夜も更けたロッジでは、グラビア・アイドルと見まがうばかりの若い時の写真を見せられた。(写真掲載は不可)
娘さんは本物のレースクィーンをされていたそうなので、お母さんのスタイルも相当なものであったろう。

ここは一つ、「若い時のりりぃの姿」を目に焼き付けてしばしのお別れとしたい。

9月10日(日)
さっそく新ルート(まだ名前は未発表)を登ってもらった。
①キーボウさん MOS
②ユジンさん  OS
③たけしさん  MOS
④ゆきえさん  OS
⑤コガさん   MOS
いずれも実力者なので誰も落ちない。
みなさんの評価でグレードは(5.10c)に決定。
一雨降ればきれいなルートになるだろう。

この日は人の登りばかり見ていたのであまり登らなかった。
①エルニーニョ(5.11a) リピート
②セッコクランを盗らないで(5.11c) リピート
③プリティウーマン(5.11a) NG
④善秋君のおかげです3 (5.11c) リピート

 

火の国カップ (ボルダリングコンペ)

2017.9.3 火の国カップ

県山岳連盟とガンマウォールジムとの共催でボルダリングコンペが開かれたので参加してみた。
会場はえがおスタジアムの地下ボルダリング場。
参加費は1500円。
ボルダリングは体調維持のために月2回ほど「クライミングパーク菊南」でやっているだけなので、まあコンペとはどんなものか知りたいという興味本位の参加である。
ルートセッターは徳永一也氏など一流の方なのも楽しみの一つではあった。
18歳以上の一般の部は男女合わせて32名の参加。
6級から2段までの16課題のセッション方式。
時間はたっぷりあって登りたいだけ登れ、結果は完登6本で24位。
遠いホールドへのデッドやランジはほとんどできなかった。
午後は中学生の部や小学生の部の審判を手伝った。
福岡や宮崎からも多くの子どもたちが参加しているのでこの競技も各県で広がりを見せているようだ。
外岩でのレベルアップのためにボルダリングの技術は欠かせないものだと思う。

写真2は、最初に登った一番易しい課題。
シューズはシニアの外岩派ご用達「ミウラ」
Tシャツは「Aso-bow Alpine  Club」オリジナル。

 

いっせいのクライミングや日々の日記です