秋のガーデニング

2017.9.23 秋のガーデニング

8:30より地区の「農家・道作り」
今は畑道もほとんど舗装されているので道端の草刈がメイン。
これまでは父の仕事だったがさすがに齢九十、私が代わりに行った。
10:30より花壇の草取りと庭の草刈り。
暇な休日はほとんど岩登りなので、今日だけは鬼のように働いた。
今年はヒガンバナが特にきれいである。
コスモスも彩りを加えて最高の秋分の日だ。
気温も低めで汗ばむことなく、蚊もほとんどいない。
気がつけば18:00、一輪車に山盛り7杯分の草を取った。

 

 

 

草取りの合間に珍しい虫を2匹見つけた。
カレハガである。
エアコンの室外機にとまっていたので見つけたが、木にとまっていたら全くわからないだろう。

 

 

 

ルリタテハの幼虫である。
すごい棘(とげ)だが毒はないようだ。
カサブランカの葉をかなりむさぼっていた。

本日のルート開拓は不発!

2017.9.23 日向神ルート開拓

サンセットエリアでルート開拓をした。
メンバーはフジミさん、ありきちさん、ユジンさん、新人の白さん、そして私の5人。
ルートはエルニーニョ(5.11a)から上部へつなぐライン。
以前からエルニーニョの上部にはK1さんが打ったラッペルポイントがあるのを見知っていたので、先日使用許可を得た。
作戦は右横にある「善秋君のおかげです3 5.11c」を登ってラッペルポイントまで左下降、トップロープにして掃除・試登、ボルトを4本打てば完了である。

前日までの雨で「善秋君~」の下部は湿っており、2ピン目までが核心であった。
写真は「善秋君のおかげです3 5.11c」

 

 

 

 

ラッペルポイントからトップロープにしてラインの上部から掃除を始めると、予想外に岩が脆いことが判った。
持ったホールドが次々に欠けて行く。
特に中間部の表面は触るたびにパリパリとはげるのだ。
写真では足の下にエルニーニョの終了点が見える。

左側の大きなフレークは木の根と土が入り込み、動いていたので迷わず落とした。
右側の大岩は動かないが浮岩であることは確実で、体重を預けるのはためらわれる。
最悪はルートの中間部がパリパリのカチで登れない!!

前夜、もうルートができたつもりになって名前を考えた。
エルニーニョの次だから「ラニーニャ」、または単純に「エルの上まで」
所謂、「とらぬ狸の皮算用」というやつだ。

最後にエルニーニョをまっすぐ下ったスラブの苔を落としてみたら意外に手がかりとなるホールドが現れた。
次回につながる作業だった。

台風一過

2017.9.19 台風18号

秋の3連休。
初日の昨日は部屋の掃除、小雨のうちに「田のくろ切り」、車のオイル交換、C.P.菊南でのボルダリング、読書など充実の一日だった。
2日目の今日は朝から台風18号の大雨で、私としては珍しくゴロ寝。
午後は多少持ち帰りの仕事と読書をしたがこんな休日の過ごし方は本当につまらない。

机の上にはサンセットエリアでの新しいプロジェクトの写真がある。
天気がよければすぐ拓ける。
みんなに登ってもらえる楽しいルートになるだろう。
来週は行けるかな。

台風一過、晴れ間が見えたので庭に出てみた。

今年のヒガンバナは台風が過ぎるのを待っているようだ。
満開は2、3日後だ。

ヤマボウシの実はかなり落ちた。

食べてもおいしい。

黄色いランタナはこの夏、一番元気が良かった。
この株は2年目になる。
挿し穂で増やしている。

もうコスモスが順番を待っている。
待ちきれずに咲いているものがある。

日向神:サンセットで初のルート開拓

2017.9.9~10  日向神ルート開拓

以前から気になっていたラインをサンセット下部「広場エリア」に引いた。
「若い時のりりぃ 5.10c B11 22m 緒方」である。
ルートは「八女茶のチャチャチャ 5.10a  B7 長友」の派生ルートになる。

下部の4ピン目までは共有で、そこから直上する。
スラブ、クラック、段差越え、カチと変化に富んで楽しめる。
「八女茶~」を登れた人が次に目指すルートになるだろう。
注意としては、岩の表面が少し柔らかくまだ欠け易いことと、ハングの上に土が残っていることである。
ビレイヤーはヘルメットを着用されたい。


写真はルート開拓中。
段差の上はこんな感じである。
右手に「八女茶~」の終了点が見える。


「広場」の全景写真。
左を登っているのが「エルニーニョ 5.11a」
中央が「善秋君のおかげです3 5.11c」
そして右が「若い時のりりぃ 5.10c」
この写真は翌日撮ったもの。

「りりぃ」とはあそ望山岳会の女性会員である。
今月末には関東の故郷に帰られることになったので、この夜はグリーンパル日向神で送別会が行われた。
つまり、このルートはあそ望山岳会の発展に大きく寄与されたりりぃさんへのメモリアルルートになったのである。
ルート名は酒の席で本人や周りが「キューティー・りりぃ」「りりぃ・フォーエバー」「りりぃの○○」「○○なりりぃ」とかいろいろ言っていた。
夜も更けたロッジでは、グラビア・アイドルと見まがうばかりの若い時の写真を見せられた。(写真掲載は不可)
娘さんは本物のレースクィーンをされていたそうなので、お母さんのスタイルも相当なものであったろう。

ここは一つ、「若い時のりりぃの姿」を目に焼き付けてしばしのお別れとしたい。

9月10日(日)
さっそく新ルート(まだ名前は未発表)を登ってもらった。
①キーボウさん MOS
②ユジンさん  OS
③たけしさん  MOS
④ゆきえさん  OS
⑤コガさん   MOS
いずれも実力者なので誰も落ちない。
みなさんの評価でグレードは(5.10c)に決定。
一雨降ればきれいなルートになるだろう。

この日は人の登りばかり見ていたのであまり登らなかった。
①エルニーニョ(5.11a) リピート
②セッコクランを盗らないで(5.11c) リピート
③プリティウーマン(5.11a) NG
④善秋君のおかげです3 (5.11c) リピート

 

火の国カップ (ボルダリングコンペ)

2017.9.3 火の国カップ

県山岳連盟とガンマウォールジムとの共催でボルダリングコンペが開かれたので参加してみた。
会場はえがおスタジアムの地下ボルダリング場。
参加費は1500円。
ボルダリングは体調維持のために月2回ほど「クライミングパーク菊南」でやっているだけなので、まあコンペとはどんなものか知りたいという興味本位の参加である。
ルートセッターは徳永一也氏など一流の方なのも楽しみの一つではあった。
18歳以上の一般の部は男女合わせて32名の参加。
6級から2段までの16課題のセッション方式。
時間はたっぷりあって登りたいだけ登れ、結果は完登6本で24位。
遠いホールドへのデッドやランジはほとんどできなかった。
午後は中学生の部や小学生の部の審判を手伝った。
福岡や宮崎からも多くの子どもたちが参加しているのでこの競技も各県で広がりを見せているようだ。
外岩でのレベルアップのためにボルダリングの技術は欠かせないものだと思う。

写真2は、最初に登った一番易しい課題。
シューズはシニアの外岩派ご用達「ミウラ」
Tシャツは「Aso-bow Alpine  Club」オリジナル。

 

八面山:ウキウキ通り(5.12a)RP

2017.9.2 八面山クライミング

メンバーはキーボウさん、コガさん、ミヤシタさんと私。
6:00 泗水の自宅を出発。(日田市経由ルート、111km)
8:30 八面山下部エリアに到着。北九州や大分の先客3名。
気温は24度ぐらい、岩はぱりぱりに乾いている。

①ストレッチ(5.10b) リピート。意外に難しい。
②浜田ライン(5.9)   OS これがアップに良い。
③ウキウキ通り(5.12a) さっそく大本命にヌン架け。
④ウキウキ通り(5.12a) NG 上部でホールドの選択を誤る。
⑤ウキウキ通り(5.12a) NG 上部で手順に迷う。
⑥ウキウキ通り(5.12a) NG 最終ポケットで力尽きる。疲労感あり。
ウキウキ通り(5.12a) RP(レッドポイント)達成!
⑧スーパーハード(5.11a) NG なんと取り付きのはしご登りで二頭筋がつった。
⑨ルナ・エクスプレス(5.10b)OS クールダウン。

本日3本目は「ウキウキ通り」にヌンチャク架けに向かう。
あわよくば、MRP(マスターレッドポイント)などという思いもあったが人生はそんなに甘くはない。とにかくヌンチャクを架けることに専念する。

 

ルートの上部はこんな感じ。
カメラが広角で私の足がとても長く見える。(実物は短い)
ファーストトライから約1ヶ月。
まだまだホールドをよく覚えていたのが良かった。
やはり自分にとっての限界グレードは集中して取り組むことが必要だ。
今回の八面山につきあっていただいたキーボウさんには感謝している。

「ウキウキ通り 5.12a」は下部エリアの三ツ星ルートで、多彩なホールドが出てくるところが楽しい。短いので何回もトライできるのも嬉しい。
下部のカチでは一度も失敗しなかったのでカチ持ちの自信につながった。
写真のように上半身裸になると気合が入る。
この頃は「裸にならないと気合が入らない」という変な癖が付きそうだ。
7月30日に2便出したので、合計7便目でのRPである。
私自身、5.12aは2本目。

その後に登った「スーパーハード 5.11a」はもう腕が終わっていて、下部のはしご登りで両腕がつっていた。快適なガバルートなのに惜しいことをした。
写真は「スーパーハード」を登るキーボウさん。
このルート名は「超難しい」ではなく、脆そうにみえるホールドが「超硬い」という意味のようだ。
オンサイトにはお勧めの1本。

帰りは深耶馬渓~玖珠~小国の387号線を使った。
周りの風景が良く、道も広いので疲れた体にはやさしいドライブとなる。
夕方6時前に帰宅してまだ明るかったので八面山まで行ったのが夢のようだった。
八面山はやっぱり少し遠いので、金山温泉に入る1泊2日の計画で次回は行きたい。

 

八方ヶ岳 ヘビ図鑑

2017.8.24 八方ヶ岳ハイク・生物

久しぶりに八方ヶ岳に登ってきた。
矢谷コースはほとんど日陰で真夏には最適の登山道である。
今日もウスイロトラカミキリやミヤマウズラなど初めての虫や植物との出会いがあった。
その中でも、今日はヘビによく出会った。

①アオダイショウ
山道の側壁に私が「ヘビ穴」と呼んでいる水抜きの穴がある。必ずと言ってよいほどトカゲやヘビが顔を出している。
今日いたのはまだかわいいアオダイショウだった。

②ジムグリ
漢字で「地潜」と書く。
いつも地面に潜っているのか姿を見ることはまれだという。
7年前に九重:男池の近くで初めて写真に撮った。
日本で一番美しいヘビということで心にも焼きついた。
それ以来、九重に行かなければ会えないと思っていた。
光を浴びると赤や黄色の光沢が見事である。
写真の固体はまだ小さく、おとなしかった。

③ヤマカガシ
全国版で小学生がこのヘビに噛まれたニュースが流れて有名になった。
私たちは「アズキヘビ」と呼んでいた。
この固体は動きが速かった。

④ヒバカリ
茶色の地味なヘビである。
我が実家の裏山でもよく見かける。
これも動きが速かった。
薄暗い山の中ではカメラの感度を上げておかなければならない。

⑤マムシ
今日はマムシに出くわさなかった。
この写真は数年前に例の「ヘビ穴」で撮ったものである。

日向神:生き物図鑑

2017.8.13 日向神クライミング 

11日の鞍岳、12日の根子岳と山歩きが続き、今日はまったりクライミング。
同行は原口さんと山崎さん。
午前中はサンセット、午後は道端エリアで登った。
集合時間が遅かったので草むらで久しぶりに虫たちを探した。

 

 

 

 

①アカメリサシガメの幼虫?
サシガメの仲間だが同定は出来なかった。

②スケバハゴロモ
葉の下によくいる.

③シオヤアブ
クモを捕食している。アブは怖い。

④エダナナフシ
ナナフシはよくみる。
これは体側に赤い線があるタイプ。

⑤アシグロツユムシの幼虫
こんなに足が長い意味は何だろう。

⑥トックリバチの一種
初めは交尾をしているのかと思ったが、
同性みたいなので「縄張り争い」か。
駐車場にたくさん飛んでいた。

 

⑦スジブトハシリグモ
珍しくはない。

⑧オオシロカネグモ
これは初めて見たような気がする。

⑨カワガラス
「渓流の素潜り名人」と云われているらしい。

⑩キイロスズメバチ
前回から10日たって巣はまた一回り大きくなった。
道端エリア「トラ子」の上部にある。

⑩ヒト
クライマー種は日向神によくいる。

⑪ギンツバメ
いつもじっとしている。

⑫キタキチョウ
いつもせわしなく飛び回っている。

⑬デーニッツハエトリ
スケバハゴロモを狙っている。
ハエトリグモも種類が多い。

熊本地震後、初の根子岳

2017.8.12 根子岳バリエーション

前日から根子岳山荘に泊まっていた横山、沢井、松村の3氏と共に熊本地震後初の根子岳を目指した。
8:00 ヤカタガウド駐車場出発。
大きな堰堤がもうすでに土砂で埋まっている。
大量の岩石でうずもれたヤカタガウドを慎重に、そしてため息をつきながら登る。

 

 

9:00 ウグイス谷出合
本谷よりウグイス谷の岩石が多いように感じられる。
それもそのはず、多くの岩肌が削り取られ右俣には壮大な岸壁が出現している。
ウグイス谷を下降したことはあるが登るのは初めてで、最上部は迷い気味になるも浅いガリーにフィックスロープを見つけることができた。

10:30 縦走路・大下り取り付き
クライミングシューズに履き替え、私がリード。
上部の左に回りこむ所がまた崩れている。
4人にロープが2本なので、セカンドはユマールを使用した。
久しぶりの頂上(天狗)ではゆっくり過ごした。
南郷谷には陽が当たってとても鮮やかだ。
そして、頂上の北面はどんどん崩壊が進み足元も危ない。
もう来ることはないだろうと、ビデオで360度の風景を撮った。
頂上の看板は以前のものがまだあった。

大下りの懸垂下降は上の支点から約30mある。
以前、「50mロープ1本で足りる」と聞き、ダブルにして下降したらあと5mが足らずに若干こわい目に遭ったことがある。

 

 

 

13:00 ウグイス谷を下降開始
合計3回懸垂して、谷に降りらず右の潅木帯の踏み分け道を下った。
途中新しいフィックスロープが数ヶ所あった。
ここは谷のガラ場を下った方が時間的に早いようだ。

 

15:30 岩を落とさないように慎重にヤカタガウドを下り、駐車場に無事着いた。
振り返ると根子岳の空はきれいに晴れ渡っていた。

自分の近年の記録を見直してみた。
2016.4月  (熊本地震で天狗のコル等崩壊)
2014.11. 3 見晴らし新道~天狗~西峰へ縦走
2012.7月  (九州豪雨災害でヤカタガウドコース消滅)
2010. 9. 4 ヤカタガウド~コル~東峰へピストン
2009.12.13 ヤカタガウド~天狗~ウグイス谷下降

日記を読み直して気づいたことがある。
2009年12月13日は根子岳山荘でK山岳会の忘年会を行った翌日である。忘年会にはOBのTさんも来られていた。(面識がなかったので覚えていない)
そのTさんが数年前に根子岳で亡くなられているようだ。

いつも根子岳は登った後に「今日を最後にしよう」と思う。

 

山の日イベント 鞍岳ハイク

2017.8.11 山の日イベント「鞍岳ハイク」

山の日イベント「鞍岳登山」にスタッフで参加。
第2回目の今回は約200名の参加者だった。
計画書を見ると、突然ながらAコース(女岳~山頂~パノラマ)の先頭を行く高校山岳部員の更に先導者に抜擢されていた。
何度も登ったルートだし地図も渡されたので気楽に引き受けた。

ところがルートは「新女岳ルート」というほとんど初めてのルートであり、とりわけ頼りになるはずの地図がGPSを利用してつくったという割りに間違いだらけで2回も道を間違えてしまった。
まあ、たいした間違いではなかったが誰も文句を言わず素直について来てくれたのでその後も気持ちよく先導はできた。
このルートは「女岳直上ルート」に比べて歩きやすく、これからのメインルートになるだろう。
大汗をかきながら高校生を振り落としつつ女岳頂上へ。
霧で展望はないが汗をかいても寒くなく、ゆっくり過ごせた。
鞍部では山の日のセレモニーやテレビ撮影等が行われた。

 

 

頂上から四季の里までパノラマコースで1時間20分だった。
写真は背中に丸い「クマムート」がいるタイプのあそ望Tシャツ。

 

 

鞍岳は私が中1の時、初めて登ったふるさとの山である。
四季を通じて何度も登りたくさんの思い出がある。
頂上から西方を眺めると、地球の丸さが感じられる。
写真は15歳の私。
初めてカメラを手にして登った山も鞍岳だった。

 

 

山を下り、お店によるとサイフがどこにもない。
どこかで落としたのか?
ここでもしやと思い、早朝寄った旭志のコンビニに電話をすると「財布は預かっています」という返事があった。
コーヒーを淹れる時にどうも置き忘れたらしい。
すぐ取りに伺ったが、日本に生まれて良かったと思った。

いっせいのクライミングや日々の日記です