MT車の残念なところ 3選

2021.3.24(水) ロードスター 28

年度末で仕事が長引いた。
水曜日なので遅くはなったが急いで県体壁を目指した。
暗くなって混雑する道路を走り、19時過ぎにやっと着くと「ヴォルターズの試合日」だという。
ここでスマホを開いてみると「本日の県体壁は中止」とメールが入っていた。
メールを見る習慣がほとんどないのでたまにこんなことがある。
残念なことである。

そこで、ロードスターの「残念なところ 3選」を思いついた。
ロードスターというより、6MT(6速マニュアル車)の残念な所である。

①右折時のハザードランプ(お礼)が出しにくい
横道から右折で入る時、右側に停まっていただいている場合、私は窓を開けておいて手を挙げてお礼の意を表す。左側の車は後ろになるので、ハザードを2回ほど点ける。
しかし、この時は1速から2速、3速と急いでシフトアップする時なのでマークを押すのがけっこう厳しい。

②紙のカップコーヒーが飲みにくい
山に行くときは昼食とカップコーヒーを買って、飲みながら行くのがプレマシー(AT車)の頃の常だった。
MT車は頻繁にシフトチェンジをする必要性からカップコーヒーが本当に飲みづらい。

③坂道発進で少し緊張する
AT車の場合、坂道発進はまったく楽である。
MT車の場合は逆行しないように細心の注意が要る。
もちろん、サイドブレーキを使ったり逆行防止機能も付いてはいるので実際は大丈夫なのだがやはり少しキンチョーする。

まあ、MT車の良い所は3つどころかたくさんある。
①居眠り運転はほとんどできない
②エンブレで減速しブレーキを踏まないでよい
③燃費が良い
④手と足のダブルタスクで認知症対策になる
⑤運転が楽しい                                                  etc


この部品数、製作時間、クオリティが110円で手に入るのは「すばらしい」の一言。(着色等は別)

岩野山のルート整理

2021.3.21(日) 岩野山 38

植木:岩野山のルートを幾つか整理した。

①「山の声 5.9 緒方」
夏季に登るルートとして北側に拓いたが誰も登らない。

②「体年齢35歳 5.11a   緒方」
初登以来、誰も登らない。

③「モンローウォーク 5.11a    緒方」
初登以来、誰も登らない。

④「ニッケ栗まんじゅう上部」既存ルート
上部壁の中央を既存のボルトで登っていたが、終了点の岩頭があまりにも危ない。(下記に写真あり)

⑤「上部壁 右ルート」既存ルート
これも危ない。

下の写真は2015年当時の上部壁からのラッペルである。

それが今や下のような状態である。


久しぶりに訪れた方は「ここはいったいどこだろう?」と思うほどの常軌を逸した伐採である。
そのために下のような看板が設置された。

これを見て、私は自分が設置した終了点とハンガーを全て撤去しようと思った。
しかし、木を切った熊本市のTさんと話す機会があり、Tさんは「ゴルフ場からも直接注意を受け、もう木は切らない」と明言され、ゴルフ場から岩場に行く場合に許可を取ることは以前と同じなので全てのハンガーを外すことは止めた。
とりあえず、誰も登らないルートと危ないルートを整理した。

今後は事故を起こさないことが第一なので、以前から危険視されている上部壁の終了点とハンガーは外した。

もうこの岩頭が落ちるのは時間の問題と思える。
地震や台風、大雨の後は特に注意が必要だ。
ハンガーも危ない。

これはアンカー部分が岩の中でクルクル回り、ナットが外せなかった。以前、ここの終了点の1本は手で抜けたことがある。

オールアンカーの浅打ちばかりである。

あらためて、クライミングは「Own  Risk(自己責任)」で行うことを確認したい。

ヤマザクラの頃

2021.3.20(土) カニのハサミ岩 16

朝から雨音がする。
昨夜「男の孤独死 長尾和宏」を読んだ。
その中に、「多動のススメ」があった。
雨だからと言って、家の中でうだうだしていては老け込むばかりだ。
というか、土日の二日とも山に行かないのは精神的に良くない。
雨でも「穴掘り」ぐらいなら出来るだろうと山へ行った。


カワズザクラとカニのハサミ岩。


枝垂れ桜とカニのハサミ岩。

なんと、岩場に来るとほとんど濡れていない。
残念ながらクライミング用具は持参していなかった。

長靴と刈り払い機用のサロペット。
この格好で奥の院チムニーからドロと岩をかき出し、階段を作った。
ブヨ(メチクリバエ)に襲われ苦労したが、奥の院に立ったまま入れるようになった。
また、「奥の院」ルートはチムニーの入り口からブリッジでスタートする設定にした。

このエントランス広場には大きなヤマザクラがある。

今日は澤田、川津、緒方の3名。
雨が降り出す前に下山した。


これは泗水町の「不二の湯」温泉。
入湯料120円は破格だ。


山道で採取したタラの芽の天ぷら。
来週はもう少し大きいものが食べられるかなあ。

山里に春

2021.3.14(日) カニのハサミ岩 15

ついにこの日を迎えた。

満開の枝垂れ桜の後ろにカニ岩がそそり立つ。
実際は写真の5倍は美しい。

駐車ポイントから山道を歩くと、キツツキのドラミングが絶えず聞こえる。1秒間に10回ぐらいか。これも春。

前回大掃除をした赤壁のプロジェクトBに水が流れていた。
「これはいかん!」
と、さっそく終了点まで行って大きな草付きをはがした。
言うは簡単だが合計3時間近くかかった。

午後3時ぐらいからプロジェクトBの試登。
ビレイは澤田さん、カメラマンは川津さん。

出だしは「ミニミニ花鳥風月」という感じ。


ハイステップからアウトサイドフラッギングまできれいにつながる。
さながら、カーブで「ヒール&トゥ」がきまった時のようだ。
(やったこともないんですけど・・)

菊鹿の山里に春が来た。

只今、桃色の桜が満開だ。

今日、一番活躍したのは折りたたみノコ。
開拓の最強アイテムだ。

今回は「カーブ刃」を付けてみた。
これで草付きのドロでも木の根でも切りまくる。
木のヤニが付くとたちまち切れなくなるので、一緒に「ヤニクリーン」を買ってみた。


オープンカーの必須アイテムはサングラス。

2021 春のガーデニング

2021.3.13(土) ガーデニング 7

今年初めての草取り。
2月から休日はいつも山に行くことができたので、庭にはかなり草がはびこっていた。
午前中は手で草取り、腰が痛くなった。
午後は刈り払い機での草刈り、これは楽。

数年前から増やしているアジサイ。
枯葉を取り除いたら新芽がのぞいた。


アマガエルの見事なカモフラージュ。


ヒヤシンスは毎年咲く。
赤や紫がいつのまにか桃色になっている。


君はいつからそこで寝ていたの?


大輪の肥後椿。
幹は細いが樹齢30年以上だ。


ケヤキにはカラスの巣。
小枝が落ちてきて困る。


近くの土手から取ってきた土筆(つくし)
お昼の食卓にのぼったが、「うまい!」とは思えない。

二日前(3月11日、東日本大震災追悼の日)の朝日。

飛行機雲が二筋、いつまでも残っていた。

車の運転で気を付けていること

2021.3.8(月) ロードスター 27

日頃から車の運転で気を付けていることがある。
まあ、人によっては「当たり前」のことかもしれないが。

① 暖機運転をする
車に「チョーク」などという装置があったことをしっている人も少なくなった昨今だが、車はエンジン等をある程度暖めないと走り出すべきではない。エンジンとは優しく付き合いたい。

② 車間距離をとる
車間を詰めて走る人がたまにいるが、まったく意味がわからない。車間を開けると安全だしブレーキを踏む回数も減る。デメリットは何もない。

③ エンジンを時々は高回転まで回す
省エネ運転で2000回転以下で走る人もいると聞くが、低回転ばかりだとエンジン内にカスが溜まり「走れない車」になるらしい。
人も時々は走らないと「走れない体」になるのと同じ。

④ ドアパンチを避ける駐車をする
2ドア車はドアが長く、隣の車との間隔を余計にとる必要があるし気を使う。
そこで私はドアパンチを避ける意味も含めて、職場の駐車場の右端に停めている。

今日は「ハクモクレン」の花びらが右端の私の車にだけ降りかかっていた。

⑤ ボンネットに毛布と熊手を乗せる

納車した夜、我が家の愛猫が幌に乗って毛を残した。毛よりもボンネットに爪痕を残されては大変だと、すぐ「猫対策の薬」を2種類も買ってきた。1種類では猫がすぐに慣れるからだ。
ところがこの薬剤はまったく効かなかった。
そこで毛布を掛けた。
すると猫はエンジン熱で温められたホカホカの毛布の上でゆっくり休むようになった。
これはいかんと思い、近くにあった熊手を3本乗せたら遂に猫は乗らなくなった。
毛布は「ホコリ防止」の効果も大きい。

⑥ 雨の日は軽トラックで通勤する
冬場は軽トラックに乗る機会が少ない。
車は時々走らせないと錆びたりバッテリーが上がったりする。
また水温計のマークが消えない程度の「ちょい乗り」が車にはかなり悪いと云われている。
そこで雨の日はロードスターを濡らさないことと合わせて軽トラックで通勤している。
「光の森」への軽トラ通勤はちょっと勇気が要る。

キコリと相良観音

2021.3.6(土) カニのハサミ岩 14

前日の雨と八方ヶ岳にかかる雲で山はしっとりとしていた。

【エントランス広場の藪椿】

澤田・川津組はいつものようにマルチ開拓に行っているので、赤壁エリアを広げようとキコリに精を出した。

【チムニー内の雑木を伐採】

少し早めに下山。
種類は不明だが、満開の桜を見つけて花見。

【深瀬の桜】

久しぶりに「菊鹿の相良観音」を訪れた。

ここは県北の名刹で、ご本尊は千手観音様。
安産祈願でも有名で、我が家はいつもお世話になっている。
たぶん、64年前に私の母もお参りに来ている。


名物の「くりまんじゅう」を買った。
饅頭の下にニッケの葉が貼り付けてあり、いい香りがする。
「泗水から久しぶりに来ました」とばあちゃんに言うと、ここで食べるために1個サービスして戴いた。
2015年、孫の安産祈願に訪れた後、植木の岩野山に「ニッケくりまんじゅう 5.10a」というルートを拓いた。

帰り道で「六地蔵」を見つけた。

六人の地蔵様は新しく、大切にされている。

赤壁エリアに進出

2021.2.28(日) カニのハサミ岩 13

今日は八方ヶ岳俱楽部にす~さんが参加。
澤田・川津ペアは第2ルンゼにマルチルートの開拓に行ったので、す∼さんと二人で赤壁エリアに行った。
途中で錆びたハーケンを見つけた。

至る所に先人の足跡がある。

赤壁の岩頭に立つと、背後に広がる「カニのハサミ岩」全体の大きさに目が眩みそうになる。
比較的新しい(30数年前)アルミハンガールートの終了点をチェーンで補強してラッペルした。ちょうど20m。

①赤壁:Tr.試登
下部のホールドは大きいが、中間部は細かい。
2ヶ所ほどハングがあり、登れない所が1ヶ所あった。

②赤壁:Tr.試登

休み休みながら上まで通すことができた。
20mは長い。

③フェイクスラブ(5.11a) R(リピート)
す~さんのスラブトレーニング。

④プロローグ(5.11a) R(リピート)

これを初登したのがまだ今月の2月6日だった。
この岩場にも慣れて、相当易しく感じた。

下界は風の強い一日だったらしいが、この岩場は別天地で心地よい春風が吹いていた。

チムニールート「奥の院 Ⅳ+」完成

2021.2.27(土) カニのハサミ岩 12

昨日は雨だったが夜中のうちから風が吹き、岩場はよく乾いていた。一日中曇り空ではあったが、エントランス広場は風が当たらず登るのには何も支障がない。
メンバーは八方ヶ岳倶楽部の澤田、川津、そして私の3人。

①チムニーに終了点を設置
②奥の院の参道に足場を設置

写真は奥の院から外を見たところ。
ずっと頭上までクラックは伸びている。

③チムニールートを初登

この辺りからチムニーに入る。

入ってしまえば落ちることはない。
が、上がることも難しい。
奥の院 Ⅳ+ B3 10m 緒方」初登できた。

この後、澤田さんが第2登、川津さんが第3登された。

「これはもう、笑いながら登るしかない!」という感想をいただいた。
ロワーダウン時、外に出過ぎると中に向かって振られる。

④広場の右側にあるチムニーをTr.で試登

⑤「春風に吹かれて 5.11b」 リピート
2回目、いい感じで登れた。

⑥「remember  5.11a 」リピート
2回目、ちょっと難しく感じた。
グレードを上げてもいいぐらい。

⑦「宇土櫓 5.11b」 リピート
2回目、ムーブが面白い。

 

チムニー掃除3日目

2021.2.23(祝) 八方ヶ岳:カニのハサミ岩 11

今日は疲れた。
要因①
2月20日~21日の山行の疲れが残っていた。
特に、右肩の三角筋が筋肉痛になっていた。
要因②
ハサミ岩の北面周辺の岩場探索、約1時間の山歩き。
行ってみて「ここは以前にも来たことがあったな」と思った。
要因③
チムニーの大掃除と困難を極めたボルト打ち。
チムニーというか巨大なクラックなのだが、幅が平均30cmぐらいしかない。
一度入ると落ちる気はしないが、上がることも難しい。

メンバーは澤田さん、角町さん、スーさん、そして私。

①チムニーの掃除(3日目)
前後の壁には有史以来のカビやホコリがこびりついている。
今回はホコリ対策として「花粉対策メガネ」を準備した。

メガネ、帽子、フード付き上着、ヘルメットでいざ出陣。

これで110円はお得過ぎる。(№14)
チムニールート開拓者は絶対買うべき一品。


チムニーの内部にて。
ぶら下げているのは三角スコップ、ヨセミテハンマー、100均ワイヤーブラシ。これに膝ガードがあれば完璧か。

②チムニーをTr.で試登
グレードは5.7ぐらいか。
太っている方、脚が長い方には厳しくなるかも。

③フェイクスラブ(5.11a) リピート
飛び入り参加のスーさんと登った。

④飯田丸(5.10b) リピート
なかなか楽しめるおススメのルート。

⑤チムニーにボルト打ち
終了点と内部に3本打。
とにかくドリルとビットを壁に対して垂直にできる所が少なく、ハンマーも満足に振れず困難を極めた。

私自身チムニーといえば、双石山の象の墓場にあるチムニー、大観峰Ⅰエリアの「カイトが舞うチムニー」以外、登った覚えがない。
今、5.7と初心者でも楽しめる10m以上のチムニーなんて九州にあるのだろうか。
なんとか明るいうちに下山できた。

いっせいのクライミングや日々の日記です