秋旅:島根県まで

2025.10.23(木)  ぶらり旅

6:30 熊本の自宅を出発。今回は最初から九州道を利用した。

172km走って「めかりパーキング」まで。平均燃費は22.3㎞/ℓ、気温19度、秋晴れである。

山口市瑠璃光寺五重の塔(国宝)。
30年ほど前に萩往還140キロを走るために3回来ているが、観光をする余裕はなかった。うぐいす張りの石畳は覚えていた。

境内にはサルスベリの幹の中から松の木が生えている合体木がある。その下で観光客が「本当にすごいね、サルスベリの枝に松ぼっくりがなっている!」と騒いでいる。
そこで私が「上の松の木から落ちた松ぼっくりがサルスベリの枝にひっかかっているだけですよ」と全く夢をぶち壊す解説をしてしまった。

増田~浜田~大田と日本海を左に見てひたすら走る。日差しが強く気温23度と暑くてオープンにできない。
当初予定していた「石見銀山」はやめて初めての三瓶山をめざす。

途中で「三瓶小豆原埋没林ミュージアム」に寄った。
山間の田んぼの地下に巨大な地下施設がある。高校の先生が田んぼの中に突き出た杉丸太を切る1枚の写真に着目したことからこの埋没林が発見されたという。

三瓶山北の原キャンプ場に行くと「予約なし」で断られた。西の原登山口に行くと広大な駐車場に新しいトイレ施設があった。三瓶山は全体が公園化されてきれい。
風が強く、トイレの横に幕営。(車中泊は4台)

秋旅の前日

2025.10.22(水) ぶらり旅21 リフレス大牟田8

明日(23日)から秋の西日本を回る旅に出る。
主なる目的は日本山岳・スポーツクライミング協会主催の「第61回全日本登山大会:兵庫大会」への参加である。その大会前後に車で各地の紅葉を楽しもうというゆるい旅だ。

23日(島根県:三瓶山)、24日(鳥取県:大山)、25~26日(兵庫県:六甲山)、27日(高知県:室戸岬)、28日(UFOライン)、29日(愛媛県:石鎚山)、30日(道後温泉~帰宅)の予定。

当初23日は「石見銀山」で泊まる予定だったが、図書館で本を借りて事前勉強をしている内にもう「行ってしまった」気分になってしまいやめた。あまり事前に調べるのは性に合わないようだ。

今日は日向神サンセットエリアに易しいルートを拓く予定だった。(事前の掃除は19日に終了)
このルートが出来たら超初心者Sachikoさんのリード練習用、病み上がりSさんのリハビリ用、後期高齢者Hさんのアップ用、肩を痛めたTさんのノーハンドトレーニング用などに活用されることだろう。
ところが今日は一日中雨が降った。
しかたがないのでSachikoさんと「リフレス大牟田」の人工壁で登った。するとSachikoさんが5.7~5.8をRPしてしまったので、サンセットの易しいルート開拓はどうしようかと思案中である。

旅の様子はスマホからこのブログにアップする。

パピコ(5.11b)開拓・初登

2025.10.19(日) 日向神310 ダム下67

2日前にボルトを打ったダム下:対岸エリアのラインを登りに行った。1本目でうまく登ることができた。
「パピコ(5.11b) B5 8m 緒方一成」の完成。ビレイヤーはゆきえさん。
壁は橋の手前駐車場真上の樹林帯の中にある。登る場合は落石なども考えられるので、真下には停めない方が良いだろう。杉林に入ると3分で着く。
残念ながらカメラを忘れて私の初登時の写真がない。
カメラを取りに行って、ゆきえさんにTr.で登ってもらった。

横から見ると壁が意外に立っている。奥には5.12のルートが2本ある。カメラマンはタケシさん。

4ピン目、けっこうバランシー。このあと左にトラバースする辺りが核心部。短いけれどクライミングの面白みが凝縮されている好ルート、近くていつでも取り付けるのが売り。

この後はサンセットへ。
天気予報があまり芳しくないので車は少な目の10台ぐらい。

「八女茶のチャチャチャ(5.10a)」のコケ落としと、手前の緩傾斜の大掃除。(写真提供はK1さん)
ここに初心者のリードやビレイの練習に使えるルートを拓く予定。

先日配った栗がゆきえさんによって「渋皮煮」となり戻ってきた。
今日は早仕舞い。

帰り道、アオダイショウを見かけた。

ダム湖をまたぐ「つる橋」を渡って星原峠から帰る。

岳間地区のJA店でアイスを買った。
ロド乗り御用達の「パピコ(205円) 2本セット」である。
6速MT車に棒アイスやチョコモナカは危ない。

時間があったので山鹿市鹿本地区「御宇田井出:円形分水路」を見に行った。

なかなか大きい分水路で、水が1:3にうまく分けられている。
数年前にこの施設を探したが見つけることができなかった。
先日、山友のスミさんから「グーグルマップに載っています」と教えて戴いた。
ところで、ここは約40年前に私が勤めていた小学校の校区内だった。当時はまったく知らなかった。

帰り道、七城の秋のヒマワリが満開だった。夕方で発色は良くないが花の開花は一期一会、車を停めた。

七城といえば「コスモス(秋桜)」も外せない。ここは県道からは見えない秘密の畑。

平日:ソロで開拓作業

2025.10.17(金) 日向神309 ダム下66

平日ということで久しぶりにソロでの開拓。
ダム下対岸エリア(仮称)で、10月12日にトップロープを仕掛けておいたラインだ。

グリグリを使ってのトップロープ・ソロで試登。
この壁の右の方に「ジャイアントコーン(5.12a)」などのルートを拓いた古賀さんらが「見限った」ラインだが何とかモノにしたい。
しかし右手指が痛い、右腰も痛い、足は短いではどうも左へのトラバースがうまくできない。
それでもなんとか午後には終了点を設置してボルトも5本埋めた。

今日は2回危ない目にあった。

①昼食時、カセットコンロにCB缶をセットしようとしたらうまく入らず、ガスが「シューッ」ともれた。まあ、なんとかセットできたのでダイヤルを回し「カチッ」と音がした瞬間、「ボワ~!」と真っ赤な炎が上がり、右手が一瞬炎に包まれた。
まあ、火傷はしなかったが右手の指の毛が全部燃えて無くなった。
②ボルトを打ち終わったので、もう一度グリグリのトップロープで登り、壁上の大木にセットしていたスリングとカラビナを回収しようとした。2ピン目まで登り、グリグリのロープを手繰ろうとしたら「あれ? ロープがない!」
なんとグリグリにロープをセットせずに、フリーソロで登っていた。

午後5時、NDロードスターが私の帰りを静かに待っていてくれた。

2025 ボルダリング教室

2025.10.13(祝) ボルダリング 4

スポーツの日に熊本県山岳・スポーツクライミング連盟の主催で上記の教室が「えがお健康スタジアム」の地下ボルダリング場で行われた。私は準備や補助係で参加した。

午前の部30名、午後の部30名と定員一杯で盛況だった。
ここは数年ぶりに訪れたが、ボードやホールドが新しくなっていた。室内ジムのように圧迫感がなく広々としているのがいい。
疲れを知らない子どもたちは汗をかきながら登っていた。

私は連日のクライミングで疲れていたのに補助の合間にちょこちょこ登っていたら腰が痛くなった。人工ホールドは手にも痛く、私には向いていないと思う。

本日、一番うまい登り方を見せたハラビロカマキリくん。
腰がしっかり入っているな。

今が旬の「秋休み」

2025.10.12(日) 日向神308 ダム下65

昨日サンセットエリアで登り今日は休養しようとも思ったが、池田さんらが「今が旬の秋休み(5.11a)」を登ると言うので見届けに行った。

さっそく井ノ口さんが「秋休み」をRP。

池田さんも気合でRP。

藤井さんはMOS。(マスターオンサイト)

今日は県外のリピーターを含めて7人。
八女津姫岩にも車が4台ほどあって、スポーツの秋である。

秋といっても気温は30度超え。
気合を入れたジョーラで「夏休み(5.11c)」をリピートする私。
前回はデッド気味(一か八か)に取った最上部のホールドをスタティックに取ることができた。

この後、ダム下対岸エリアで開拓に着手した。

【新 隧道エリア トポ2】

サンセットでコケ落とし

2025.10.11(土) 日向神309 サンセットエリア

ダム下隧道エリアでの開拓は一応の区切りがついたので、サンセットエリアの岩場整備に行った。

けほぎ橋から見る正面壁(ハート岩)
何回見てもハートではなく「源氏パイ」に見える。
クライミングシーズン到来、キャンプ場の駐車場は一杯で私は橋手前の道路に停めた。

サンセットエリア広場のルートの下部は傾斜が緩く樹林帯で日陰、岩質も柔らかいので定期的にコケをこそぎ落とさないと登れなくなってしまう。
もちろん掃除ができたら登ってみる。

「赤い実のヤマボウシ(5.11a)」を登るゆきえさん。

同じく、池田さんは初トライ。

久しぶりに「プリティウーマン(5.11a)」を登る私。
「日本一プリティウーマンを触った男」の称号は伊達じゃなく、うまくリピートできた。

同じく、井ノ口さんのトライ。この左足がスメアでなかなか難しい。

「物見遊山(5.10d)」を登る原口さん。
気温は30度ぐらいだが、直射日光が当たってもやわらかく感じる。

「快気祝い(5.11a) B13 28m」を登る私。
昨年の10月20日に開拓・初登したルート。これだけ長いと汗をかく。

久しぶりのサンセットでみなさん調子は今一つ。

秋田のあご天や太秋柿がうまい。

夕方から「菊池の白竜祭り・花火大会」に行った。小・中学校は今日から「秋休み」で、けっこうな賑わいだった。初めて出店の「佐世保バーガー」800円を食べてみると旨かった。
秋の花火大会は夜風も涼しく非常に良かった。

「秋休み(5.11a)」開拓・初登

2025.10.9(木) 日向神308 ダム下64

昨日は前泊。

朝の隧道キャンプ場(フリーサイト)の様子。
よく「坊がつる」などでテント泊をする方がおられるが、今のままでは到底まねができない。(荷物が減らない!)

朝食はご覧の通り。バナナも1本食べた。

この後、井ノ口さんご夫婦、ゆきえさん、原口さんが来られた。

平日(木曜日)だというのに、顔だけ出された方も入れれば11名いた。メジャーな岩場になった。
爽やかな風が吹き、クライミングはこれからがシーズン。

9月23日以来、ボルトのストックがなくなり手を付けていなかったラインが完成した。

岩場はカラカラに乾いて最高のコンディション。

「秋休み(5.11a) B7 12m 緒方一成」
井ノ口さんから譲ってもらったソリューションのヒールが効く。
(ヒールを掛けなくても登れます!)
他のルートに比べてホールドが大きいのでダイナミックに登れる。5.11aの入門ルートになるだろう。
第2登 高田さん
第3登 ゆきえさん
第4登 中里さん
ルート名は左隣が「夏休み(5.11c)」だから。

今日も山のお土産をいただいた。有難うございます。

午後は高田さんと「ダム下対岸エリア(仮称)」で登った。

「ジャイアントコーン(5.12a) 古賀」である。
高田さんは「面白い!」と言いながら何回もトライしていたが、わたしは面白いと思える所までも行けなかった。

ダム湖沿岸道の草刈りが行われていた。

突然のソロキャンプ

2025.10.8(水) 日向神307 ダム下63

明日が隧道クライムなので前泊。

夕方雨が降ったが、この日のために隧道内に枯れ木をストックしておいた。
夕食のメニューは牛ステーキ、カタクチイワシの丸干し。
ステーキはモモ肉でちょっと硬かった。

突然、かまどの裏からカエルが跳び出てきた。
写真ではサイズ感が分かりにくいが、相当大きかった。
「カジカガエル」である。シーズンになると「キロキロキロ」と素敵な鳴き声を披露する。

隧道にはコウモリがいた。
他はゲジも蚊もダニもクマもいなかった。
気温は22度、 外では秋の虫が鳴き、 中では私の唄声だけが響いていた。
♪「一人の山」
1 山にあこがれ山に行き 言葉少なに ただ歩む
2 一人さびしくたたずめば、タバコの煙 ただひとすじ
3 恋に破れて夢も破れ 夕日静かに 山に沈む
4 雪渓すべりて岩場を登り ふれる岩肌の冷たさよ

高校卒業アルバム:驚愕の事実

2025.10.3(金) 徒然 154

先日、高校時代の男友達6人でミニ同窓会を開いた。その席で、「伊藤(仮名)は可愛いかった!」という話題で盛り上がった。ところが、私はその伊藤さんについてまったく見覚えがなかった。(高校時代は教室の隅っこで暮らしていたからなぁ) 
伊藤さんを知らない高校時代とは、何か損をしたような気持になった。そこで今さらだが少しでも青春を取り戻そうと家に帰って「卒業アルバム」を取り出した。
クラスごとの顔写真では伊藤さんが分からない。それではと巻末の住所録から探すことにした。それでも伊藤さんは見つからない。軽く酔っていたので名前の聞き間違いかとも思った。

なかなか賢そうに見える18歳の私

その時、驚愕の事実に気付いた。
私の氏名の漢字と住所が違っていたのである。
緒方一成が「一誠」、住所が「泗水町○○」になっていた。他のみんなの住所は正式に大字の後に正しく番地が記されている。私のだけ大字抜きで小字の○○、番地なしだった。
担任が原本を作製したのであれば氏名や住所を間違うことはない。たぶん、生徒に紙切れを渡して「氏名と卒業後の連絡先」を書かせたのだろう。その日、私は欠席でもしていたのだろうか。

では誰が代わりに書いたのか。私の小字を知っている者は同じ中学校出身者だ。同じクラスで近所のAは大字から書いているので書き様が違う。隣のクラスまで見てみると、これも近所のBが「泗水町○○123」と大字抜きで小字に番地を書いている。小学校からずっと一緒だがBならば私の名前の漢字を間違うこともある。「こいつだ!」と確信した。

更にアルバムを眺めていたら「奥村村」という苗字を見つけた。これはもう完全に奥村の誤植である。また、住所の番地が12345と5桁のものがあり、これはあり得ない。50年ほども昔のことだから印刷会社のミスはよくあった。

今回の卒業アルバムの間違いは、
①私が自分で書いていない (欠席していた?)
②近所のBが頼まれてうろ覚えで書いた(しかたない)
③担任が確認していない(無関心?) 
④印刷会社のミス(担任に原稿の確認を怠った!)
こうして起こったのだろうが50年間実害はなかった、と思う。
氏名や住所が不明瞭では届くべき連絡や郵便物が届かなかった可能性もあるが、それは最初からなかったと同じだから。

あとは「伊藤さん」が誰のことだったのかが謎として残った。
次回の同窓会で確かめてみよう。

いっせいのクライミングや日々の日記です