「クライミング」カテゴリーアーカイブ

ダム下:イマカラダ(5.12a)開拓・初登!

2025.5.13(火) 日向神280 ダム下39

五月晴れの下、日向神:ダム下に向かいProject5の初登を目指す。
しかし、ロードスター(6速MT)のシフトチェンジをする度に左わき腹がズキンと痛む。どうもPro.5の核心部でトライを繰り返すうちに痛めたようだ。こんな状態で初登できるか不安が先立つ。

最初に3FでタケシさんのProject試登のビレイ。

① Pro.5にトライ(数回)

今日は「ミウラ-2013」をチョイス。

2ピン目で不動の4点支持。動けば落ちるの繰り返し!
山で拾った「液体チョーク」が私には合わなかった、ということにしよう。
下部は繊細な足置き、スムーズな体重移動、強い指力が必要だ。

② Pro.5をRP (初登)

中間部の絶妙なトラバースから上部のフェースは自分でも驚くほどうまく登れた。

「イマカラダ (5.12a) B5 10m 緒方一成 」の完成

シャクガの幼虫が今日もいた。

③ 春リンドウ(5.10b) リピート

登っているのはタケシさん。
みなさん慣れているので「カンテを使わない(5.11a)」バージョンでトライする。

④ アンダーリンク(5.11c) NG

4月27日の初登以来、16日ぶりだと1テンション。

登っているのは井ノ口さん。

タケシさんがチェーンソーで何か作り始めた。

隧道エリアにぴったりの「ベンチ」が完成。
日向神を訪れたカップルが木陰のベンチでクライミングを見学できる、そんな素敵な場所になりそうだ。

今日は私の体の周りでダニが何匹も見つかった。

隧道エリアはずいぶんと明るくなったが、2月までは「やぼくら」だったのでダニが多数孵化した可能性がある。または3Fから付いてきたのか。
生まれたてでも全長1~3ミリと目視で確認できるので十分な対策をとってほしい。
私がダニの好きなフェロモンを出しているという噂もあった(笑)

次回ダム下に行ったらトポと一緒に「交流ノート」を置いておくので活用してほしい。
防水ノートはDanさんからの寄贈。

project5にトライ1日目

2025.5.11(日) 日向神279 ダム下38 生物21

二日前、金曜日の雨は山でも相当降ったようで、ダム下「蘭夢庵」の小川も勢いよく流れていた。小径も土砂が流され、照葉樹林の枯葉が層をなして重なっていた。
岩場のしみ出しはいたるところに見られたが、流石はダム下、2Fや3Fの一部では十分登れた。クライマーは合計8名。

① Project5にトライ(2回) NG

岩肌は湿っぽく、上部ではバンダナで水気を拭き取りながら登った。しかも朝イチで体は硬い。
こんな感じで完登できるほどやさしくはない。

3Fの自分の課題で「シャワークライム」をするK1さん。
ここで私は池田さんから高級チョークを分けてもらった。
こんな日はチョークを余分に持っておかねばならない。

日当たりの良い3Fに咲くツツジ。ヤマツツジか?

面白い形の葉もあった。ヒルガオ科のつる性植物だろう。

② Project5にトライ(3回) NG

上部のハング越えで最善のムーブが見つかった。
当初はこの辺りが核心部と思われたが、今日は2~3ピン目と中間部のトラバースで苦労した。

ゆきえさんも下部やトラバースで苦労した。

そうこうしている内にタケシさんが「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をRP(第2登)された。
はにかんだ顔がいい。

【今日の生物】
① ジュウジナガカメムシの幼虫

3Fへの木はしごにいつもいる。

② ヒロオビトンボエダシャクの幼虫

隧道エリアの白い壁を直登中!

③ アオダイショウの抜け殻

ほぼ完全な姿で岩場の帰り道に見つかった。往路では見なかったので、私たちが帰るまでの間に脱皮したのだろう。
「行くときは岩しか見ていないので気付かなかったのだろう」という意見もあったが、私がこれを見逃す訳がない!

昼間の県体壁

2025.5.10(土) 県体壁 37  生物 20

昨日が大雨だったので、外岩は濡れているだろうと思い、会友4人が県体壁に集った。
昼間の県体壁は記憶にないぐらい久しぶり。

① 右赤(5.10b) リピート
② 中黄(5.11a) オンサイト
③ 左紫(5.11b)OSトライ、NG、1テン

左が私、いい筋トレになった。

④ 右青(5.9) クールダウン

午後は13年間使った洗濯機から水が少し漏れるようになったので新しく買いに行った。
その後はヒマワリ苗の移植や花壇の草取り。

今年もアマリリスがきれい。

キンモクセイに大きな幼虫がいた。
「イボタガ」である。
イボタガの成虫はこのブログ「2023.3.19 ワクワクが止まらない」に登場する。やはり我が家の庭でくらしていたのか。
この幼虫1匹ならキンモクセイを食べ尽くすことはないので放っておいたが、探すと合計3匹もいたので・・・・。

GW~いつもの山へ

2025.5.5(こどもの日) 日向神278 ダム下37

6日が雨予報で、カニ岩でのマルチが中止になった。
そこでいつもの日向神:ダム下の隧道エリアへ行った。

① Project5の試登(Tr.)
タケシさん、K1さんのアドバイスを受けてボルト位置を修正。

② Project5に終了点設置、ボルト5本打

右下に「隧道」が見える。
お気楽に作業をしていたら1本打ち忘れるという痛恨のミス!

大苦労の図。
今度からはシャントを常にぶら下げておこう。
初登は次回までおあずけ。

今日はアキモトさんの接待登山の日なので、みんなで南面エリアに移動。

③ 真珠の首飾り(5.10d?) リピート

登っているのはK1さん

④ ゲルニカ(5.11c) リピート

登っているのはウラサキさん

この頃体のどこそこに痛みが出ているが、私にとってのテストピースを今日も登れて一安心。
2~3年前、ここに持って来ていた鍬(くわ)がオブジェ(ゴミ)になっていたので回収した。


南面エリアの上空で小枝を運ぶ大型の鳥。
尾の形からしてトビか。

久しぶりに「つる橋」を渡って帰る。

ダム湖の上を舞い、魚をねらうのはミサゴか?

峠越えの山間道でホウチャクソウを撮っていたら面白い植物を見つけた。

シクラメンの葉のように見えるが「タイリンアオイ」である。
少し持って帰ろうと件の鍬を使った。

一撃で折れた。

根の上に付いているものが花。ちょっとキモい。

五月五日、夕食のしめは「ちまき」

今年のGWは4月26日に長崎:野岳に行ったぐらいで大きなイベントはなかった。
それでも親戚の葬儀や畑仕事を挟みながら楽しく山に行けた。

隧道エリアのトポ公開

2025.4.30(水) 日向神277 ダム下36

今日の日の出前

29日(昭和の日)は野岳の予定だったが左ひじを痛めて休養日にした。
それで今日は「きこりぐらいはできるだろう」とソロで開拓へ。
着いてみると欲が出て、project5を初めて試登した。

① Project5をTr.ソロで試登

上部はかぶり気味で休めないので12の匂いがする。

今日のボッチ飯。
ムーミン・ビスケットは香典返しの品物。
飲み物はポカリではなく、スカイウォーターに食塩を配合したもの。羊かんは大きいサイズ、これで体重が減らなかった。

② Project6の掘り出し


110度ほどの前傾壁に走るシンクラック。
クラック内部のつるが枯れるまでしばらくかかりそう。登り切るには5年ぐらいかかりそう。

「隧道エリア」へのアプローチ

さくらエリア入口の分岐を右に行き、左側にある階段を上ると目の前に隧道エリアが現れる。
午前中は日陰で、午後も3時を過ぎると樹木の木陰になる。大きな隧道からは涼しい風が吹き抜け、意外に夏向きのエリアかも。

各ルートにネームプレートが付けてある。

【追記】
5月13日、Project5を初登して「イマカラダ(5.12a)」とした。

アンダーリンク(5.11c)初登!

2025.4.27(日) 日向神276 ダム下35

早めに来て、隧道エリアに向かうと大きなヘビがいた。

4月9日のブログ「日向神生き物図鑑」でも紹介した「ジムグリ」である。漢字で書くと「地潜」で、いつもは地面に潜っているため見かけることは珍しいと云われる。こんな大きな成体に出会えるのはラッキーだ。
今日のダム下は他県の方も含め10名と賑わった。
南向きの3階などはとても暑くなるので、朝の涼しいうちにProject4(4月16日にボルトを打った)にトライしたい。

① 春リンドウ(5.11b) リピート →5.10bへ

今日登ってみて(5.11b)はないな、と思った。
そして最上部で左のカンテを制限していたが、このエリアのアップ課題にしたいので制限をなくして(5.10b)とした。
また、スタートからコーナーを直上して最上部でもカンテを使わないならば(直登5.11a)の参考グレードを付けた。

② Project4(トライ4) NG

まだ体が硬く、1テンション。

③ project4(トライ5) RP(初登)

「アンダーリンク(5.11c) B5 10m 緒方一成」

アンダーホールドが多く、慣れないと力を使う。
ビレイヤーはゆきえさん。

④ project6の掃除2回目
チムニールートになりそうで、coming soon。

3階で昼食。

井ノ口さんから佐渡金山のお土産(金箔付き)を戴いた。
タケシさんからは大輪ヒマワリの種を戴いた。
アンダーリンクを初登したときに振りかけてもらいたかったな。

午後はみんなで隧道エリアに移動。

さっそく井ノ口さんが「アンダーリンク」にトライ。

Kcoさんのトップロープ・トライ。

ゆきえさんの「下手なヒールも数うちゃかかる」トライ。
長い足がうまく使えていないように見える(笑)

⑤ 下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b) リピート

みんなからの「お手本を見せろ!」というプレッシャーに見事応えることができてほっと一息、お通夜参列のために早めの下山となった。

野岳で腰痛改善

2025.4.25(金) 長崎野岳 14

21日(月) 
フィットネスジムでバーベルを使ったパワー系プログラム。
裏庭の草取りで、ん?
22日(火)
ダム下(隧道エリア)の新しいラインの掃除で1時間以上壁にぶら下がって、ん・ん?
23日(水)
腰が痛いのでフィットネスジムでピラティスプログラムを選択、庭の草刈りと草取り。
24日(木)
腰(背中の下部)が痛いのでK整骨院へ行って安静に過ごす。
若者との「26日(土)野岳に行く」という口約束を反故(ほご)にされたが、長崎のタカさんが「25日(金)に行く」と言われた。
25日(金)
腰痛を押して長崎・野岳に向かう。
ロードスターで野岳まで約3時間のドライブ。
意外に腰痛がおさまっているぞ。車のシートが私の腰にフィットしている。
野岳は平日にも関わらず、クライマー5名、ボルダラー1名、ハイカー2名もいた。

① 禁じられた遊び(5.10c) リピート

② 魔の終着駅(5.11b)   リピート

私もヒールを使うようになってきた。

みなさんは「郷の者」「パワフル魂」などに取りついておられる。

③ ヘールボップすい星(5.11d) NG

スタートからして落ちる。
私にとって10ヵ月ぶりではオンサイトトライに等しい。

核心部で何回も落ちる。
しかし、手ごたえがあってなんとか終点まで行った。
足の置き方がポイントだ。

④ ヘールボップすい星 2回目 NG

1テンションで上まで、惜しかった。

⑤ ヘールボップすい星 3回目 NG

スタートの所作も身についた。

核心部でまた大苦労、QD回収に必死で登った。
自分の学習能力の低さを痛感した。
しかし、10ヵ月前は核心部で敗退していたので、今日は3回とも終了点まで達し成長がみえた。
足さばきを覚えているうちにまた登りたい。

今日は久しぶりの野岳で、新しいものを幾つも見た。

1)携帯用電動肩たたき機
フジワラさん所有。特に肩甲骨周りのマッサージに良い。

2)スマホ用ジンバルスタビライザー
なんと、スマホで動画を撮るときにクライマーを自動追尾する優れもの。かぼさん所有で、今日私が完登していたらネットにアップしてもらえたかもしれない。

3)キセキレイ

Uruさんに「ハクセキレイ」という素敵な曲がある。
見た目が麗しい鳥である。

4) きんに君の筋肉

ダボパンツ、ジョーラ、ヘルメットとは斬新なスタイルだ。

【追記】
野岳に行く萱瀬ダム方面からの道路が数年ぶりに開通しています。これで30分ぐらいは早くなりました。

ダム下から図書館へ

2025.4.22(火) 日向神275 ダム下34 徒然145

午後から雨の予報だが、午前中に新しいラインの掃除だけでもやろうとダム下へ向かった。

①Project5の掃除
上から下がってブッシュを払い、斜めに生えたスギを切り落としたらねらっていたラインから1m以上ずれていた。
掃除の効率が悪く、小雨も降ってきたので早めの撤収。

②Project6の取り付きまでFixロープ張り
雨が思ったより降らないので別のエリアに転進。
GWはここで楽しめそうだ。

午前11時、ダム施設の軒下で早めのボッチ飯。
これでカップ麺の在庫が尽きた。

午後の予定はないのでキクロス(図書館)へ。
大きなサッシの外には白いテーブルとイスが置かれた広いデッキが見える机で座り読み。
うとうとしていると、職員の人がカメラを持って現れ、サッシを開けて雨上がりのデッキに出た。図書館の若い職員だから女性だろうと思ったが髪は短くメガネをかけて大きな白いマスクもをしていて男っぽく見えた。 服装も体型も中性的だ。
カメラは黒い一眼レフ(たぶんEOS:kissX)なので男が持つイメージが先行する。カメラを構える動きもキビキビして「男かな?」と迷う。
被写体は白いテーブル。
上から横からと画角や構図を変えて何枚も撮っている。雨上がりのこの時をずっと待っていて、前回の失敗を糧にして、時間も気にするようなその所作、よく分かる。

(このマムシグサを撮るときも画角や光線の具合、被写界深度など考えることは多い。4月10日撮影)

よく見るとカメラを持つ指が細くてきれいなことでやっと女性と断定した。
女性が去ってから「テーブルの何を撮っていたのか」とても気になったので私も外に出てみた。
白い丸テーブル。
う~ん、どの角度から見てもただのテーブルだ。 雨が降って濡れてはいたが周りの景色が写りこんでいる訳でもなく、私には何の写欲もわかない。かなり寄って撮っていたので抽象的な画像をねらっていたようだ。人の感性の違いがよく分かった。
帰り際にカウンターを見ると、件(くだん)の女性がまっすぐ前を向いて座っておられた。

県体壁:利用者講習会

2025.4.20(日) 県体壁 36

2025年度の熊本県体壁利用者講習会に参加した。
今年は久しぶりに「安全管理者」となって柵の鍵をもらい、平日の昼間から登ろうという目論見だ。
「オールサンデー・クライマーズクラブ」の賛同者も増えている。

ところで今日指導されたビレイ方法は、近年は国スポ(旧国体)に関係しないせいか外岩メインの私には随分違和感があった。

そのビレイ方法を簡単に言えば、「ビレイデバイスはグリグリ等の自動ブレーキ付きは使わずにチューブ式やATC等を使って、流して止める」やり方である。
確かにこれには色々理由があって以前からそう言われてはいたが、「流して止める」やり方がこれまで私には分からなかった。
それを今日、目の前で実演してもらい「なるほど! そうやっていたのか」と目からウロコであった。(あえてやり方は記述しない)
しかし外岩でリードが落ちた時、5mほども流して止めたのでは緩傾斜ならば体はキズだらけ、被っていたら元にもどれないことになりかねない。
また、「流して止める」やり方の大前提として、ビレイヤーは練習をしっかり積んだ心身ともに健康な大人でなければならない。
例えば私がいつも外岩でご一緒する「還暦を過ぎて肩や腰、歯が痛いけれどビレイは出来ますよ」とか言われる方々にはやってもらえないだろう。
とにかくリードが落ちた時はグリグリ等でロープを しっかり止め、後はロープの伸びで衝撃を吸収してもらいたい。

「外岩のやり方と人工壁のやり方は違う」と言われればそうかもしれないが、「人工壁は外岩を登るためのトレーニング場」と捉えている私には「流して止める」やり方はどうも納得できない止め方であった。

オールサンデー・クライマーズクラブ(ASCC)参加の条件に「グリグリやネオックスを持っている」ことが加わりそうである。

帰り道に寄った「弁天山」で見つけた生まれたてのナナフシ。
大谷翔平の娘さんと生年月日が一緒かも。

我が家の網戸にいた「ウンモンスズメガ」
何時間もここにじっとしていて、これで雌雄の出会いがあるのか心配になる。

ミツバツツジの頃

2025.4.16(水) 日向神 274  ダム下 33

4月15日(火)
まだ寒い一日。前日の阿蘇ではアラレが降ったそうな。

東方の阿蘇を望むと、高岳や鷲ヶ峰には積雪が見えた。

我が家では恒例の「鯉幟」を揚げた。
吹き流しは去年ケヤキに巻き付いて破れなくなった。

4月16日(水)
日向神:ダム下へ行った。同行は原口さん、ゆきえさん。

① Project4をTr.で登り、ボルト位置を決めた

試登は2回目、まだまだ手探り状態だがなんとかなりそう。
この後、終了点(2本)とボルトを5本打った。
  ※3階で昼食
② ミラージュ(5.11a) R(リピート)

本来はカンテの左から登るが、「カンテ直上ライン」を試したらいい感じ。グレードは同じぐらい。

3階では「ミツバツツジ」が見頃を迎えていた。

③ Project4にトライ(1) NG

このルートはアンダーホールドが多い。
スタートから「変な」アンダーで上腕二頭筋を酷使した。
結果、右腕が持てなくなってテンション。

この後、ゆきえさんがTr.でトライ。
変なアンダーを使わない、省エネムーブを発見された。

④ Project4にトライ(2) NG

核心部で手順足順を間違えてテンション。

⑤ Project4にトライ(3) NG

往生際が悪いとはこのことか。
もうぜんぜん体が上がらない。

後は「ダム下隧道」
オールサンデークラブ員、募集中。