「クライミング」カテゴリーアーカイブ

奥壁:アッポロ11号をRP

2018.10.20(土) 日向神:奥壁クライミング

午前4時に目が覚めた。
コーヒー、フルグラ、ストレッチ、事務仕事など。
出掛けにYouTubeで「Jupiter 平原綾香」を聴いた。
もし今日、「アッポロ11号(5.11b)」が登れたらラッキーソングとしてこれからRPを目指すような時には必ず聴こうと思った。
実は「アッポロ」にはこれまで5回もトライしているが、使うホールドやムーブが定まっていない。
写真は8月12日のトライ時のもので、この後フォール。

かすかな自信の裏づけはこの夏に3回トライしてランナウトに慣れたことと秋空の下の乾燥した岩肌だ。

午前9時には日向神に着いたが、今日の岩友であるタケシさんが来るのは11時過ぎなので、アケビ採りに精を出す。
アケビを求めて日向神タワーや未発表の岩場などを巡った。

足軽(5.9)でアップ後、本命の「アッポロ11号」にQDを架けた。
そして核心部のムーブを探ると、なんとかスタティックに手を出すことが出来るようになった。
昨年の夏、初めてトライした時は「指先のパワーがあれば登れる」と思ったが、今年の夏は「力では登れない」と思った。やはりポイントは足を使った体重移動にあった。
合計4日間、7便目でのRPだった。

秋の本匠:井上タワー

2018.10.14 本匠クライミング

6:00
大津に集合。気温10度。まだ薄暗いが早く出れば早く着く。7時出発だと前回は3時間かかった。S山岳会もここを集合地にしているようだ。たぶん祖母山系か。
8:30
本匠:井上タワー着。
①なめくじら(5.10)R(リピート)
②みつまたの花(5.11-)NG
みつまたの花(5.11-)RP

④三四郎(5.12-)敗退
猿田彦(5.11-)OS

⑥ストレートティー(5.11-)R
⑦さざれ石(5.10+)NG

川面下部壁は人工壁みたいにかぶっている。お目当ては「みつまたの花」、今日で3日目になる。QD掛けで登るともうだいぶん慣れてホールドがよく見えたのでRPトライは予想以上に楽だった。
「猿田彦」もかぶった壁を豪快に登る1本。ホールドが大きいので迷い様がない。
「ストレートティー」は核心部で何度も行き来した。疲れて上部では飛びついてホールドを取るなど実に危なかった。ここの核心部のホールドは分かりにくいので忘れないようにしたい。
「さざれ石」で力を出し切った。

井上タワーは私たちを含めて9名。クライミングのベストシーズンだというのに、魚道や宮前に人影はなかった。

15:30 早目の撤収。
18:20 阿蘇道は混雑していると思い産山経由ミルクロードで帰った。
往復で235km、秋の夕暮れは早くすでに真っ暗だった。

台風一過、「うし子」をリピート

2018.10.7(日) 日向神クライミング

3連休初日は台風25号の影響で強風が吹きけっこうな雨となった。
2日目の今日は台風一過の秋晴れとはいかず温かい曇り。
岩は濡れているだろうが、明日はJr.ボルダリング教室なので「今日しかない」という気持ちで山に向かう。
日向神の岩は予想以上に濡れていた。
もう諦めて帰路につく山友もいた。

こんな日でも少しは登れるトンネルエリアへ行く。
山友はタケシさん、浦崎さん、カオリン。
①けほぎトンネル右ルート(5.11a)R(リピート)
②うし子(5.11b)NG QD架け
うし子(5.11b)R
④けほぎトンネル右ルート(5.11a)R

「うし子」は2015年9月に7便かけてRPした。
トンネル内からスタートしてハングを越えフェースを登る。

途中で電話線をかわすのも特徴的だ。
フェースは足をうまく使うのがポイントで、登れないうちは過呼吸になりそうなくらいパワーを使っていた。

トンネルエリアの上部にはスズメバチの丸い巣が3個も見える。
タケシさんが時々偵察に来るハチをスプレーで撃墜していたら7匹を数えた。

帰りにはカオリンがアケビの熟れた実を採ってくれた。
岩登りより木登りがうまい。

若いころ歌っていた「アルプス一万尺」の替え歌にこんなのがあったなあ。
♪山のアケビは何見てひ~らく
下のマツタケ、見てひらく ランラ ランラ ランラ ランラ~

秋の日向神で復活宣言!

2018.9.23 日向神:サンセット クライミング

「左腕の調子を外岩で確かめたい」
そんな気持ちが高ぶって日向神に8:30頃着いてしまった。
駐車場の草刈を少し行い、久しぶりに上流部へのカメラ散歩をした。
9月下旬、もう飛び交う昆虫は少ない。立派な蜘蛛の巣を張った女郎蜘蛛たちも手持ち無沙汰な感じだった。
車道沿いに山野草はあまりないが、この時期ならではの花に出会った。

ツリフネソウは多かった。舟というより魚に見える。


ヤマジノホトトギスは少ない。
コンデジなので背景をぼかした写真は撮りにくい。

K1さん、タケシさんらとサンセットエリアへ行く。2日前の雨で岩場下部のコケの部分は少し湿っている。
①梅雨のあとさき  (5.10a) リピート
②岩ひばハング左  (5.10d)リピート   下部が核心。
③イーグルアタック (5.11a) リピート 持久系。
④満開のセッコクラン(5.10b)リピート 10bとしては難しい。遠い。
⑤麦わら帽子    (5.11a) NG      短くて内容がある。下部は苔々。
⑥麦わら帽子    (5.11a) リピート
⑦赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート

タケシさん、ゆきえさん、K1さんなどこのエリア開拓者の面々も自分が拓いたルートをすんなりと登ることがだんだん難しくなってきた。原因は筋力や瞬発力の低下、体重の増加、体の節々の痛みなどいろいろあるが、一言で言えば「加齢」か。・・・この話題はまた後日にしよう。
とにかく、昨日の県体壁と今日は5.11aのルートを3本リピートできたことで、左腕の「ケイワン障害」からの復活を宣言したい。
薄暗くなっても最後まで付き合っていただいたAoiさんの写真で今日は締めたい。

赤い実のヤマボウシ(5.11a)

贅沢な時間~復活は近い~

2018.9.22 県体壁クライミング

三連休の初日、未明までの雨で山は諦める。
雨上がりは土が軟らかいので草取りの好機。
夏に取り残した根の張った草もよく抜ける。
そして、庭先は一斉に咲き始めた彼岸花で豪華な装いだ。

今日は主な会友が脊梁トレランに出場したりスタッフとして参加するので、県体壁にはフジミさんが一人来られた。
①中:オレンジホールド(5.10b)リピート QD架け
②右:オレンジ・赤テープ(5.10)NG
③右:オレンジ・赤テープ(5.10)RP(2便目)
④中:ピンクテープ(5.10d)RP(3便目)
さわやかな風が県体壁の駐車場にも吹いてきた。
もう登っても汗が滴ることはない。
こんな立派な壁をたった二人で使うなんて、本当に贅沢なことだ。

ちなみに夏の終わりからの左腕不調で登れなかったピンクテープが若干疲れた4本目でもあっさり登れた。
復活は近い。

午後は「あんずの丘」でパトレンジャーVSルパンレンジャーVS怪獣ショーを観た。カッコつけてランシャツ(県体壁の写真参照)姿だったのでまた日焼けをしてしまった。

今回は三つ巴の戦いだったので、たった一人の怪獣くんをみんなで寄ってたかっていじめているようには見えなかったのが良かった。

秋晴れの日向神で日焼け!

2018.9.16(日) 日向神:道端 クライミング

左腕の調子がどうも上がらないのでリハビリクライミングを行った。
ちょうどあそ望山岳会に入られた2名の方がクライミングを希望されたので一緒に登った。お二人には登る技術より、確保(ビレイ)技術をしっかり学んでいただいた。
私もあそ望に入っての最初のクライミングは道端エリアで、寒い1月だったことを思い出す。その時は冬にクライミングをすること自体がカルチャーショックだった。

6本登って、スラブにおおきな影響は感じなかった。シンシア(5.11a)もまずまずといったところだ。
秋晴れの下、道端エリアで一日を過ごすとノースリーブの肩が日焼けをしていた。7月は愛のエリア、8月は奥壁に通っていたが共に日陰なので日焼けは初めてだった。
道端に行く途中にあった大きなスズメバチの巣は撤去されていた。たぶん八女市役所の方が動かれたと思う。

日向神にシーズン到来

2018.9.2 日向神:奥壁 クライミング

左腕に7割程度の力しか入らなくなって約3週間。更に昨夜まで雨だったので日向神は止めようかとも思った。しかし、岩友が何人か行っており台風がまた来ているので「登れる日は登っておこう」と思って出かけた。
日向神ダムを渡り下を見るとまた貯水量が減っていた。

しっとりした山径をたどり奥壁に近づくと右手の壁が滝のようになっていた。上の方から「おねがいしま~す」というクライマーの声が響いてきた。
岩場は全体的に濡れているが、いくつかは登ることが可能だった。
クライマーの数も10名は下らない。
①つくつくほうし(5.8)リピート
②かかってきなさい(5.11a)NG
③サイドワインダー(5.11c)Tr. 敗退

左腕に力が入らないので登るのは全くおもしろくない。
しかし、10代から60代までのいろいろな方々と同じ岩場の空気を吸うことは、もうそれだけで楽しい。
今日は我が家の庭の草刈も予定していたので早目に帰ろうとすると、「忍びの者 5.12c/d」を登るしのぶさんから写真を頼まれた。こんな日はカメラマンの仕事もやぶさかではない。
写真① 取り付き

写真② 下部 余裕の開脚

写真③ ガンバ!

写真④ 上部 そろそろ限界

フォールした時の動画もあるが、これは私が一人で楽しもう。

追記
道端エリアに行く途中の左のえぐれた壁にスズメバチが巣をかけている。かなり大きくて動きも活発だ。道を歩くと至近距離なので非常にあぶなく感じる。

2018.9.3 追記
本日、八女市役所黒木支所にハチの巣の件を連絡しました。
「調査して対処します。ただし、今は防護服がないんですよね・・・。」という返事でした。市職員の方の行動力に期待したい・

 

リハビリクライムin日向神

2018.8.25 日向神クライミング

前夜は我が家であそ望山岳会の8月例会とBBQ(新人歓迎会)だった。
宿泊されたみなさんは早朝から沢登りや仕事に行かれた。
私はいつもの日向神へと向かった。
まだ左腕が8割ぐらいのパワーしか出ないので、ユジンさんが奥壁にいるのは知っていたがK1さんらとサンセットで登った。午後は道端へ移動した。

【サンセットエリア】
①八女茶のチャチャチャ(5.10a) リピート
②赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
③テラスへアップ(5.11a) NG
④物見遊山(5.10d) リピート
⑤赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート
⑥プリティウーマン(5.11a) リピート
だんだん腕を使わずに足で登るクライミングが出来るようになった。
プリティウーマンを今日の1便でリピート出来たのはうれしい。
【道端エリア】
⑦春霞(5.10+) リピート
⑧シンシア(5.11a) リピート

シンシアの取り付きにて。
おじさんは顔に付いたチョークを靴下で拭く。


シンシアを登るカオリン。


まだまだ暑い日向神だが今日は鹿児島のIさんらをはじめ多くのクライマーで賑わった。下関の中野さんも来られていてあそ望は3人。

やっぱり奥壁へ

2018.8.14 日向神:奥壁 クライミング

今日は休養日で明日が本匠の予定であったが、台風14号の接近で本匠は中止になった。では今日をどうするか。
選択肢は3つ。
一つ目は体が何箇所か「休ませてくれ」と言っているので休養。
二つ目は暑い夏の定番、八方ヶ岳の沢沿いコースのハイク。
三つ目はいつもの日向神奥壁。
明日からが雨となれば休養はなく、ずいぶん迷った挙句やっぱり日向神になった。
現地着はなんと正午ごろになった。
今日の岩友はタケシさん、ウラサキさん、カオリン、福岡からタナカさん、ハナダさん。

①足軽(5.9) リピート
②かかってきなさい(5.11a)NG おいおいまたかい!
③アッポロ11号(5.11b)NG この夏3便目なのであと1手となった。
④かかってきなさい(5.11a) リピート (1年ぶり)
⑤生きた証(5.11a) リピート(3回目)

「アッポロ11号」はこの夏3回目のトライ。ずいぶん慣れてハングの上もあまり怖くなくなった。ただしまだ核心の1手(1足?)が解決できていない。
「かかってきなさい」はMOSした昨年夏のやり方を思い出して嬉しいリピート。
「生きた証」はうまく登れた。タケシさんが下部にビレイ用のボルトを打たれたのでビレイがやりやすくなった。2ピン目を取るまでは岩にくっついてビレイした方がよい。
写真は「生きた証」、今日のチャレンジャータナカさん。

「このルートは夏に拓かれたから、夏の間に登りたい」とはタナカさんの言葉。
なるほど。

奥壁は奥が深い

2018.8.12  日向神:奥壁 クライム

午前6時前に家を出た。
東の空には飛行機雲がきれいだった。

しかし飛行機雲は上空に湿気が多い証拠だ。

3回連続での奥壁。
今日の岩友はK1さん、タケシさん、Sさん、Uさん、Mさん。
①アッポロ11号(5.11b)マスター敗退
アップなしでいきなりMRPねらい?
この後見かねたSさんから「架けてあげましょうか」というお言葉。
②アッポロ11号(5.11b)NG  ※カメラマンはUさん

ハングの上に出てからが核心、気持ちよく落ちる。

実力のなさを今日の多湿のせいにする。
よく見るとQDを掴んでいるのがわかる。
③かかってきなさい(5.11a)NG
実力のなさを今日の多湿のせいにする。
もう指の皮がやわやわだ。
④生きた証(5.11a)NG
実力のなさを今日の多湿のせいにする。
過労もある。いい訳は山ほどある。
⑤つくつくほうし(5.8)リピート クールダウン。

本日は都合により午後2時には店じまい。
今日のクライミングは充実した秋を迎えるためのトレーニングと割り切ろう。
タケシさんが岩場の整備に尽力されていた。今はそんな活動が大事かもしれない。
おまけに「セクシーなスカート」をはいたSさんの後姿を載せよう。

真夏の日向神は奥壁だけが賑わっていた。
メイン駐車場に車は1台だけ、みんな本匠にでも行っているのかな。