「クライミング」カテゴリーアーカイブ

秋晴れの日向神で日焼け!

2018.9.16(日) 日向神:道端 クライミング

左腕の調子がどうも上がらないのでリハビリクライミングを行った。
ちょうどあそ望山岳会に入られた2名の方がクライミングを希望されたので一緒に登った。お二人には登る技術より、確保(ビレイ)技術をしっかり学んでいただいた。
私もあそ望に入っての最初のクライミングは道端エリアで、寒い1月だったことを思い出す。その時は冬にクライミングをすること自体がカルチャーショックだった。

6本登って、スラブにおおきな影響は感じなかった。シンシア(5.11a)もまずまずといったところだ。
秋晴れの下、道端エリアで一日を過ごすとノースリーブの肩が日焼けをしていた。7月は愛のエリア、8月は奥壁に通っていたが共に日陰なので日焼けは初めてだった。
道端に行く途中にあった大きなスズメバチの巣は撤去されていた。たぶん八女市役所の方が動かれたと思う。

日向神にシーズン到来

2018.9.2 日向神:奥壁 クライミング

左腕に7割程度の力しか入らなくなって約3週間。更に昨夜まで雨だったので日向神は止めようかとも思った。しかし、岩友が何人か行っており台風がまた来ているので「登れる日は登っておこう」と思って出かけた。
日向神ダムを渡り下を見るとまた貯水量が減っていた。

しっとりした山径をたどり奥壁に近づくと右手の壁が滝のようになっていた。上の方から「おねがいしま~す」というクライマーの声が響いてきた。
岩場は全体的に濡れているが、いくつかは登ることが可能だった。
クライマーの数も10名は下らない。
①つくつくほうし(5.8)リピート
②かかってきなさい(5.11a)NG
③サイドワインダー(5.11c)Tr. 敗退

左腕に力が入らないので登るのは全くおもしろくない。
しかし、10代から60代までのいろいろな方々と同じ岩場の空気を吸うことは、もうそれだけで楽しい。
今日は我が家の庭の草刈も予定していたので早目に帰ろうとすると、「忍びの者 5.12c/d」を登るしのぶさんから写真を頼まれた。こんな日はカメラマンの仕事もやぶさかではない。
写真① 取り付き

写真② 下部 余裕の開脚

写真③ ガンバ!

写真④ 上部 そろそろ限界

フォールした時の動画もあるが、これは私が一人で楽しもう。

追記
道端エリアに行く途中の左のえぐれた壁にスズメバチが巣をかけている。かなり大きくて動きも活発だ。道を歩くと至近距離なので非常にあぶなく感じる。

2018.9.3 追記
本日、八女市役所黒木支所にハチの巣の件を連絡しました。
「調査して対処します。ただし、今は防護服がないんですよね・・・。」という返事でした。市職員の方の行動力に期待したい・

 

リハビリクライムin日向神

2018.8.25 日向神クライミング

前夜は我が家であそ望山岳会の8月例会とBBQ(新人歓迎会)だった。
宿泊されたみなさんは早朝から沢登りや仕事に行かれた。
私はいつもの日向神へと向かった。
まだ左腕が8割ぐらいのパワーしか出ないので、ユジンさんが奥壁にいるのは知っていたがK1さんらとサンセットで登った。午後は道端へ移動した。

【サンセットエリア】
①八女茶のチャチャチャ(5.10a) リピート
②赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
③テラスへアップ(5.11a) NG
④物見遊山(5.10d) リピート
⑤赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート
⑥プリティウーマン(5.11a) リピート
だんだん腕を使わずに足で登るクライミングが出来るようになった。
プリティウーマンを今日の1便でリピート出来たのはうれしい。
【道端エリア】
⑦春霞(5.10+) リピート
⑧シンシア(5.11a) リピート

シンシアの取り付きにて。
おじさんは顔に付いたチョークを靴下で拭く。


シンシアを登るカオリン。


まだまだ暑い日向神だが今日は鹿児島のIさんらをはじめ多くのクライマーで賑わった。下関の中野さんも来られていてあそ望は3人。

やっぱり奥壁へ

2018.8.14 日向神:奥壁 クライミング

今日は休養日で明日が本匠の予定であったが、台風14号の接近で本匠は中止になった。では今日をどうするか。
選択肢は3つ。
一つ目は体が何箇所か「休ませてくれ」と言っているので休養。
二つ目は暑い夏の定番、八方ヶ岳の沢沿いコースのハイク。
三つ目はいつもの日向神奥壁。
明日からが雨となれば休養はなく、ずいぶん迷った挙句やっぱり日向神になった。
現地着はなんと正午ごろになった。
今日の岩友はタケシさん、ウラサキさん、カオリン、福岡からタナカさん、ハナダさん。

①足軽(5.9) リピート
②かかってきなさい(5.11a)NG おいおいまたかい!
③アッポロ11号(5.11b)NG この夏3便目なのであと1手となった。
④かかってきなさい(5.11a) リピート (1年ぶり)
⑤生きた証(5.11a) リピート(3回目)

「アッポロ11号」はこの夏3回目のトライ。ずいぶん慣れてハングの上もあまり怖くなくなった。ただしまだ核心の1手(1足?)が解決できていない。
「かかってきなさい」はMOSした昨年夏のやり方を思い出して嬉しいリピート。
「生きた証」はうまく登れた。タケシさんが下部にビレイ用のボルトを打たれたのでビレイがやりやすくなった。2ピン目を取るまでは岩にくっついてビレイした方がよい。
写真は「生きた証」、今日のチャレンジャータナカさん。

「このルートは夏に拓かれたから、夏の間に登りたい」とはタナカさんの言葉。
なるほど。

奥壁は奥が深い

2018.8.12  日向神:奥壁 クライム

午前6時前に家を出た。
東の空には飛行機雲がきれいだった。

しかし飛行機雲は上空に湿気が多い証拠だ。

3回連続での奥壁。
今日の岩友はK1さん、タケシさん、Sさん、Uさん、Mさん。
①アッポロ11号(5.11b)マスター敗退
アップなしでいきなりMRPねらい?
この後見かねたSさんから「架けてあげましょうか」というお言葉。
②アッポロ11号(5.11b)NG  ※カメラマンはUさん

ハングの上に出てからが核心、気持ちよく落ちる。

実力のなさを今日の多湿のせいにする。
よく見るとQDを掴んでいるのがわかる。
③かかってきなさい(5.11a)NG
実力のなさを今日の多湿のせいにする。
もう指の皮がやわやわだ。
④生きた証(5.11a)NG
実力のなさを今日の多湿のせいにする。
過労もある。いい訳は山ほどある。
⑤つくつくほうし(5.8)リピート クールダウン。

本日は都合により午後2時には店じまい。
今日のクライミングは充実した秋を迎えるためのトレーニングと割り切ろう。
タケシさんが岩場の整備に尽力されていた。今はそんな活動が大事かもしれない。
おまけに「セクシーなスカート」をはいたSさんの後姿を載せよう。

真夏の日向神は奥壁だけが賑わっていた。
メイン駐車場に車は1台だけ、みんな本匠にでも行っているのかな。

3年ぶりに「パンプダンス」をリピート

2018.8.5 日向神:奥壁 クライミング

奥壁は今週2回目、今日の岩友はイワモトさん。
①つくつくほうし(5.8)リピート
②パンプダンス(5.11a)NG
核心部の△スローパーで大苦戦。最上部もクリップがきわどかった。
③パンプダンス(5.11a)NG
核心部でテンション、即ダウン。
④パンプダンス(5.11a)R(リピート) 3年ぶり。

⑤生きた証(5.11a)R(リピート)
4日前に拓いた新ルート。

パンプダンス(5.11a)は2015年に3便目でRPできた思い出のルートだ。
「実質、5.11cぐらいあるよ!」と云われてその後の自信につながった。
ところが、2017年にトライすると、なんと核心部を越えられずに敗退してしまった。
かなりショックで、「だんだん歳もとるからなあ~」と自分自身に言い聞かせていた。
そこで本日、1便目は核心部で何回も落ちたが3年前と同じ3便目で登ることができた。
このルートは、下部・中部・上部と3箇所もポイントがあり、ルート名も秀逸だ。

今日の岩友、イワモトさんは「かかってきなさい 5.11a」にトライ。
2便目は1テンで惜しかった。

3便目はスタミナ切れ。
自分の課題がはっきりしたので県体壁でもそれなりのトレーニングをされるだろう。
次回が楽しみ。

ところで、今日ビレイ中にアクシデントがあり「ペツルのグリグリのCMビデオ」みたいに空中に飛ばされた。
幸いその「グリグリ」でビレイしていたので事なきを得た。
外岩では何が起きるか分からない。
グリグリの良さを確信した。

日向神:奥壁に楽しい1本を開拓

2018.8.5 日向神:奥壁 ルート開拓

K1ヒュッテのオーナーから「奥壁で1本ずつルートを拓きませんか」という誘いがあり、あまり馴染みのない奥壁なのでよい機会と捉えて行ってみた。
K1さんのねらいは有名な「日向神レイバック 5.12a」に真下からダイレクトに登るルートを拓くことだった。確かに日向神レイバックの下には手付かずの12mぐらいの壁がある。
K1さんが右側のかぶった大きなフレークを登るルート、私が中央の上部コケコケスラブで下部は逆層のルートを請け負った。
結論。右の大きなフレークはかっこ良すぎて難しすぎた。
写真はTr.でトライ中の私。フレークにニーバーを効かせてホールドを取りに行ったところ。
もちろん、この後はフォール。

中央はTr.でなんとか登れたのでボルトを3本打ち、本日初登もできた。
生きた証 5.11a  B3 12m 2018.8.5 緒方一成」の完成である。
下部が核心で、ムーブが分かる写真はない。

下の写真は初登時、3ピン目のスラブ帯である。

これから「日向神レイバック」に取り付く方はぜひ真下からトライして欲しい。
今日の奥壁はタケシさんが幾つかのルートをリボルトしたり、S女史が「忍びの者」を「しのぶのモノ」にしようとがんばったりして賑やかだった。
このエリア、携帯もauならば感度良好である。
そして真夏でも木陰で涼しく過ごせる。

愛のエリア「十日恵比寿5.11a」をRP

2018.8.2 日向神:愛のエリア クライミング

午前中の愛のエリアは快晴で、時々風が吹き抜けるも1本登ると汗が噴出した。
①夢中歩行(5.9) リピート
②義理チョコ(5.11a) NG
③義理チョコ(5.11a) リピート
④右壁 新ライン探索 Tr. 敗退
⑤十日恵比寿(5.11a) Tr. NG
⑥十日恵比寿(5.11a) マスターリード NG
⑦十日恵比寿(5.11a) NG なんと1ピン目フォール、疲れたか?
十日恵比寿(5.11a) RP

7月27日に掃除をした新ラインは結局登れず仕舞いで、完全に諦めた。
十日恵比寿は右壁で目立つカンテを登るルートだ。
傾斜が強く「登れそうにない」と思い込みこれまで一度も手をつけていなかった。
ねばって登れたので素直にうれしい。
終了点が昔のままで、立木からロープで補強してあるが今度チェーンに打ち代えたい。たいへん面白いルートなので、人気ルートになって欲しい。
⑨初歩のレイバックPLUS(5.11a) NG
午後3時ごろ、雨がぽつぽつと落ちてきたが天気はすぐに快復した。
最後の写真は「初歩のレイバックPLUS」にトライする今日のイワトモ、県体壁仲間のイワモトさん。このルートのビレイは壁の近くから行ったほうが良い。

 

愛のエリアに新ルート開拓

2018.7.22   日向神:愛のエリア ルート開拓

朝から小雨が降った跡があったり、孫との約束で虫捕りに奔走したりして出発が遅くなった。
12:00 愛のエリアに到着。先客は4名で、雨の影響はない。
さっそく昨日も掃除したラインにTrをしかけてボルトを4本打つ。
ところが終了点用に昨日買ったチェーンを車に忘れて来ていた。
一旦車まで取りに帰るという不用なアルバイトを強いられた。
なんとか終了点を設置して降りてくると結構疲労していた。
湿度が高く、あまり汗をかかない私のハーネスまでがじっとりしていた。

とにかくファーストトライだ。
ビレイは佐賀のZさん、カメラはIさんにお願いした。
下部は左へトラバース気味に登る。

中間部で「ん?」となるもホールド知っているので思い切りよく手を伸ばす。
上部ではきわどいバランスを要した。
こんなムーブ、試登の時は出なかったのに!?

なんとか1回目、マスターで初登できた。
「今日もing   5.11a   B4   10m 緒方一成」の完成である。
Zさんには、6月16日の「初歩のレイバックPLUS 5.11a 」の開拓・初登の時もビレイをしていただいた。
Iさんの撮った写真は全くトリミング不要。クライミング同様カメラの腕も相当なものだ。Iさんが第2登。
その後、熊本のGさんが第3登。「愛のエリアのグレーディングでは5.10dでしょう」と辛口の感想。確かに他の5.11aルートに比べれば大甘だが、多くのクライマーに意欲を持たせる意味もありここは敢えて「5.11a」としたい。
夏場、愛のエリアの左壁上部は陽が当たって汗が止まらない。しかし右壁は日陰となって登りやすいのもこのルートの魅力だろう。

県体壁に昇る三日月

2018.7.18 熊本県体壁

連日気温37~38度の猛暑日が続く。
それでも体調を整えて、仕事をやりくりして県体壁へ向かう。
そんな人たちが今夜も7人いた。
私は今月2回目。
県体壁の上には三日月がきれいだった。

右の赤テープ(5.10d)がやっと登れた。4日間6便目のRPである。
もう少し高めのグレードをつけて欲しいと思う。
6月13日のオンサイト・トライの時、上部で眼鏡を落とされた難敵でもある。
最上部の小さなホールドで体の向きを変えるのがポイントだろう。
シューズを脱ごうとするとあごから汗がぼたぼたと落ちた。

県体壁で登ると「本匠に行こう」という気持ち高まる。
帰るころには三日月もずいぶんと県体壁の向こう、西の空に動いていた。