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4年ぶりの奥壁

2022.9.23(秋分の日) 秋の日向神 149

高田さん、鈴木さんと3人で久しぶりの日向神:奥壁へ上る。
アプローチは竹が生え、足元の岩屑もぐずぐずで歩きにくい。
3連休初日で、岡山からのビジター2名も加えて合計5名。

① 【つくつくほうし 5.8 】 リピート

1ピン目が相当高い位置にあるので、初めての人は緊張するだろう。
アップ課題はこれしかない。

② 【パンプダンス 5.11a 】 敗退


B8と「100岩」に記されているが10本以上は必要だ。
朝から4年前のメモをみて復習してきたが、下部からして難しく、核心部はやっぱり難しい。以前のように指先が止まらない。

③  【パンプダンス 5.11a 】 NG

テンションを何度もかけながらなんとか終了点まで。
最上部もうまくは登れなかったが、以前ほどの緊張感はなかった。
フィジカル面は明らかに落ちたが、メンタル面では成長したように思う。
今日はもうこれで大満足。

④ 【生きた証 5.11a】 Tr.

「生きた証」にトライする鈴木さん。
開拓者として華麗な登りを披露したかったが今はとても登れない。

⑤ 【忍びの者 5.12c/d】 Tr.

上の写真は「忍びの者」にトライ中の高田さん。
絵になるルートである。
私はTr,でやらせていただいた。

今日はトライした本数は少ないが、力を出し切った。

帰り道の根引峠手前でシカを見た。
日向神の近くでシカを見たのは初めてである。

日向神にシーズン到来

2018.9.2 日向神:奥壁 クライミング

左腕に7割程度の力しか入らなくなって約3週間。更に昨夜まで雨だったので日向神は止めようかとも思った。しかし、岩友が何人か行っており台風がまた来ているので「登れる日は登っておこう」と思って出かけた。
日向神ダムを渡り下を見るとまた貯水量が減っていた。

しっとりした山径をたどり奥壁に近づくと右手の壁が滝のようになっていた。上の方から「おねがいしま~す」というクライマーの声が響いてきた。
岩場は全体的に濡れているが、いくつかは登ることが可能だった。
クライマーの数も10名は下らない。
①つくつくほうし(5.8)リピート
②かかってきなさい(5.11a)NG
③サイドワインダー(5.11c)Tr. 敗退

左腕に力が入らないので登るのは全くおもしろくない。
しかし、10代から60代までのいろいろな方々と同じ岩場の空気を吸うことは、もうそれだけで楽しい。
今日は我が家の庭の草刈も予定していたので早目に帰ろうとすると、「忍びの者 5.12c/d」を登るしのぶさんから写真を頼まれた。こんな日はカメラマンの仕事もやぶさかではない。
写真① 取り付き

写真② 下部 余裕の開脚

写真③ ガンバ!

写真④ 上部 そろそろ限界

フォールした時の動画もあるが、これは私が一人で楽しもう。

追記
道端エリアに行く途中の左のえぐれた壁にスズメバチが巣をかけている。かなり大きくて動きも活発だ。道を歩くと至近距離なので非常にあぶなく感じる。

2018.9.3 追記
本日、八女市役所黒木支所にハチの巣の件を連絡しました。
「調査して対処します。ただし、今は防護服がないんですよね・・・。」という返事でした。市職員の方の行動力に期待したい・

 

やっぱり奥壁へ

2018.8.14 日向神:奥壁 クライミング

今日は休養日で明日が本匠の予定であったが、台風14号の接近で本匠は中止になった。では今日をどうするか。
選択肢は3つ。
一つ目は体が何箇所か「休ませてくれ」と言っているので休養。
二つ目は暑い夏の定番、八方ヶ岳の沢沿いコースのハイク。
三つ目はいつもの日向神奥壁。
明日からが雨となれば休養はなく、ずいぶん迷った挙句やっぱり日向神になった。
現地着はなんと正午ごろになった。
今日の岩友はタケシさん、ウラサキさん、カオリン、福岡からタナカさん、ハナダさん。

①足軽(5.9) リピート
②かかってきなさい(5.11a)NG おいおいまたかい!
③アッポロ11号(5.11b)NG この夏3便目なのであと1手となった。
④かかってきなさい(5.11a) リピート (1年ぶり)
⑤生きた証(5.11a) リピート(3回目)

「アッポロ11号」はこの夏3回目のトライ。ずいぶん慣れてハングの上もあまり怖くなくなった。ただしまだ核心の1手(1足?)が解決できていない。
「かかってきなさい」はMOSした昨年夏のやり方を思い出して嬉しいリピート。
「生きた証」はうまく登れた。タケシさんが下部にビレイ用のボルトを打たれたのでビレイがやりやすくなった。2ピン目を取るまでは岩にくっついてビレイした方がよい。
写真は「生きた証」、今日のチャレンジャータナカさん。

「このルートは夏に拓かれたから、夏の間に登りたい」とはタナカさんの言葉。
なるほど。

奥壁は奥が深い

2018.8.12  日向神:奥壁 クライム

午前6時前に家を出た。
東の空には飛行機雲がきれいだった。

しかし飛行機雲は上空に湿気が多い証拠だ。

3回連続での奥壁。
今日の岩友はK1さん、タケシさん、Sさん、Uさん、Mさん。
①アッポロ11号(5.11b)マスター敗退
アップなしでいきなりMRPねらい?
この後見かねたSさんから「架けてあげましょうか」というお言葉。
②アッポロ11号(5.11b)NG  ※カメラマンはUさん

ハングの上に出てからが核心、気持ちよく落ちる。

実力のなさを今日の多湿のせいにする。
よく見るとQDを掴んでいるのがわかる。
③かかってきなさい(5.11a)NG
実力のなさを今日の多湿のせいにする。
もう指の皮がやわやわだ。
④生きた証(5.11a)NG
実力のなさを今日の多湿のせいにする。
過労もある。いい訳は山ほどある。
⑤つくつくほうし(5.8)リピート クールダウン。

本日は都合により午後2時には店じまい。
今日のクライミングは充実した秋を迎えるためのトレーニングと割り切ろう。
タケシさんが岩場の整備に尽力されていた。今はそんな活動が大事かもしれない。
おまけに「セクシーなスカート」をはいたSさんの後姿を載せよう。

真夏の日向神は奥壁だけが賑わっていた。
メイン駐車場に車は1台だけ、みんな本匠にでも行っているのかな。

3年ぶりに「パンプダンス」をリピート

2018.8.5 日向神:奥壁 クライミング

奥壁は今週2回目、今日の岩友はイワモトさん。
①つくつくほうし(5.8)リピート
②パンプダンス(5.11a)NG
核心部の△スローパーで大苦戦。最上部もクリップがきわどかった。
③パンプダンス(5.11a)NG
核心部でテンション、即ダウン。
④パンプダンス(5.11a)R(リピート) 3年ぶり。

⑤生きた証(5.11a)R(リピート)
4日前に拓いた新ルート。

パンプダンス(5.11a)は2015年に3便目でRPできた思い出のルートだ。
「実質、5.11cぐらいあるよ!」と云われてその後の自信につながった。
ところが、2017年にトライすると、なんと核心部を越えられずに敗退してしまった。
かなりショックで、「だんだん歳もとるからなあ~」と自分自身に言い聞かせていた。
そこで本日、1便目は核心部で何回も落ちたが3年前と同じ3便目で登ることができた。
このルートは、下部・中部・上部と3箇所もポイントがあり、ルート名も秀逸だ。

今日の岩友、イワモトさんは「かかってきなさい 5.11a」にトライ。
2便目は1テンで惜しかった。

3便目はスタミナ切れ。
自分の課題がはっきりしたので県体壁でもそれなりのトレーニングをされるだろう。
次回が楽しみ。

ところで、今日ビレイ中にアクシデントがあり「ペツルのグリグリのCMビデオ」みたいに空中に飛ばされた。
幸いその「グリグリ」でビレイしていたので事なきを得た。
外岩では何が起きるか分からない。
グリグリの良さを確信した。

日向神:奥壁に楽しい1本を開拓

2018.8.5 日向神:奥壁 ルート開拓

K1ヒュッテのオーナーから「奥壁で1本ずつルートを拓きませんか」という誘いがあり、あまり馴染みのない奥壁なのでよい機会と捉えて行ってみた。
K1さんのねらいは有名な「日向神レイバック 5.12a」に真下からダイレクトに登るルートを拓くことだった。確かに日向神レイバックの下には手付かずの12mぐらいの壁がある。
K1さんが右側のかぶった大きなフレークを登るルート、私が中央の上部コケコケスラブで下部は逆層のルートを請け負った。
結論。右の大きなフレークはかっこ良すぎて難しすぎた。
写真はTr.でトライ中の私。フレークにニーバーを効かせてホールドを取りに行ったところ。
もちろん、この後はフォール。

中央はTr.でなんとか登れたのでボルトを3本打ち、本日初登もできた。
生きた証 5.11a  B3 12m 2018.8.5 緒方一成」の完成である。
下部が核心で、ムーブが分かる写真はない。

下の写真は初登時、3ピン目のスラブ帯である。

これから「日向神レイバック」に取り付く方はぜひ真下からトライして欲しい。
今日の奥壁はタケシさんが幾つかのルートをリボルトしたり、S女史が「忍びの者」を「しのぶのモノ」にしようとがんばったりして賑やかだった。
このエリア、携帯もauならば感度良好である。
そして真夏でも木陰で涼しく過ごせる。