2021.12.5(日) 日向神:五色岩 135
昨日の八面山クライムは心身ともに満足の極み。
今日はゆったりと日向神を目指した。
駐車場で久しぶりに「白いロードスター」と会った。
一人で五色岩に向かい、タケシさんから預かった「びっくりフェイスと日向神タワー分岐」の道標を木に結んだ。
今日から本格的に開拓を始めた。
こんな訳の分からない壁も・・・。
今日の昼食。
いつもの「FD揚げなす・梅おかかのおにぎり・バナナ」
今日から冬季定番の「おしるこ」が入った。
2021.12.4(土) 八面山 6
7:10 自宅出発。387号線を走る。峠は気温2度。
菊池~津江~日田~山国~
9:47 八面山:上部駐車場
先週もう少しで登れそうだった上部エリアの「大内ライン 5.11b」を登るために単身乗り込んだ。
しかし、前夜は雨が降り今日は曇りで気温も10度以下とあって誰も来ない。
先週の上部エリアの喧騒が嘘のようだ。
山もわずか1週間で晩秋から初冬へと変わった。
仕方がないので車があった中部エリアに移動した。
すると新エリア(Bサイド)にカニのハサミ岩にも2回登りに来られたAtsuさん、祥子さんらがおられたので加えていただいた。
① take5 (5.8) MOS
日陰で気温も低くアップにならない。
② 新宝島 (5.10b) NG
見た目からして5.10bではない感じ。
ラインを読み違えてテンション。
新エリアの先制パンチを食らった。
③ にんじゃりばんばん (5.10c) OS
凹角のクラックを使う快適なルート。
登っているのはクドウさん。
④ どろん (5.10c) OS
ポケット目がけて立ち上がるのが厳しい。
フレークは接着剤で固めてあるので安心。
⑤ コネクト (5.11N) NG
指先ポケットで体を引き上げるのが難。
足の置き方ができないようだ。
⑥ コネクト(5.11N) NG
⑦ ぺけぺけ (5.11a) OS
気持ちの良いカチが随所に散りばめられた好ルート。
本日、会心の1本。ビレイヤーは山本さん。
⑧ 新宝島 (5.10b) NG
最後に気持ちよく帰ろうと欲を出したが腕は終わっていた。
最後の写真は現地トポ。
以前からあるAサイドはリボルトされて更によくなっているらしい。
Bサイドに宿題が2本。また行かなければならない。
ところで、
登った時間は6時間ぐらい。
車の運転は往復6時間ぐらい。
暗い夕方の気温5度でもロードスターはオープンドライブ。
シートヒーターはまだレベル1、フリースのひざ掛けをすれば温風が足元にたまり快適だった。
しかし、大分の車の流れは速い。
信号機が少ないとはいえ、一般道を時速80キロは当たり前。
熊本はのんきだと思った。
その中でも日田市内で車線変更を繰り返す車を見たら熊本ナンバーだった!
往復231km、平均燃費17.2km/ℓ
2021.11.27(土)~28日(日) ロドキャン8 八面山5
事前の計画では、1日目は国東半島の田原山(鋸山)ハイク、「風の郷」温泉、富貴寺ライトアップ、夜はキャンプ。
2日目は津波戸山ハイクだった。
しかし、前日になって「八面山が近い」ことに気付き、急遽クライミング道具を車に詰め込んだ。
11月27日(土)
8:15 泗水を出発~小国~玖珠~院内で昼食、朝は気温3度。
11:50 鋸山登山口着、ここまでで130km、気温13度。
山名のごとく、のこぎりのような尾根を進む。
13:00 見返り岩~大観峰(山頂)
北には4月に登った両子山が見えた。
13:40 登山口下山
3時間の予定が1時間20分だった。
駐車場の紅葉は見事である。
14:20 六郷満山「富貴寺」
4月には少しルートが外れていたのでここは訪れていない。
富貴寺の紅葉はすばらしいとのことで、この日までとっておいた。
「富貴寺大堂」は九州最古の木造建築で国宝である。
拝観料500円だが、大堂の中で格調高い解説を聴くことができて満足。観光客が写り込まないようにするのが難しい。
16:20 八面山山頂 下見
17:20 金色温泉
入湯料700円。食事はコロナ禍の影響か出されていなかった。
八面山でキャンプ。
バイオトイレが新設されていた。
ロードスターのテールランプに焚火の炎が写っている。
11月28日(日)
晩秋の山の夜は寒い。たぶん氷点下2度ぐらいだろう。
寒さで1時間おきに目が覚めた。
冬のキャンプは苦行である。
晩秋の八面山上部エリアは多くのクライマーで賑わった。
一人で来ても【ビレイヤー】には事欠かない。
①鯉の滝登り(5.9) MOS 【ロボさん】
B10と長いが、フレークが多く快適に登れる。
②バースデー(5.10d) OS 【より子さん】
烏天狗のすぐ右のルートで、けっこうパワーを使った。
登っているのはより子さん。
③大内ライン(5.11b) NG 【薛さん】
4年前の宿題終わらず!
④大内ライン(Tr.) 【井田さん】
4年前に見つけたムーブを思い出した。
やっぱり何回か通わないとダメだ。
次回こそは登れそう。
⑤姫(5.11a) 敗退 【原さん】
4年前は2便目に登っているが、今日はもう腕が終わっていた。
眠れない冬キャンプのせいにしておこう。
何度も小用に起き、水分不足で腕がつった。
今日は大分県山岳連盟のクライミング講習会も行われ、旧知の吉野さん、原さん、宮本さんらとも会えて良かった。
中部エリアではリボルト作業が行われていた。
帰りは「青の洞門」に寄った。
こんな了海像を見せられると涙が出そうになる。
いつかゆっくりと洞門を歩いてみたい。
耶馬渓の一角。
帰りは中津日田道路から玖珠~小国~菊池へ。
18:00 無事に自宅着
走行距離334km、平均燃費17.1km/ℓ
2021.11.21(日) 日向神:五色岩 134
昨日、8年ぶりに「びっくりフェイス」の左奥の壁を登った。
その際、更に左側の壁にルートが引けるのではないかと思った。
今日は朝7時からカニのハサミ岩に登り、開拓用ロープを2本下ろしてきた。
9時30分、日向神駐車場です~さんと合流。
駐車場はもう車であふれようとしていた。
橋のたもとのモミジがきれい。
「びっくりフェイス」のある岩山は昔「五色岩」と呼んでいたらしい。
今日は五色岩の稜線に立つことを目標にした。
岩場の末端まで進むと、8mぐらいのクラックが走る白壁があるのでここに取り付いた。
家の小屋に30数年間眠っていたナッツ、棒フレンズ、スカイフック、あぶみ、そしていつものドリルを駆使してなんとか登り切った。
上部の急な斜面もロープを出して短く3ピッチに区切って稜線に達した。
後の岩頭は大黒岩(日向神タワー)
(このクライミングパンツがロードスターに合わないとK1さんに言われてしまった)
懸垂下降してナッツの回収をするす~さん。
この後、す~さんは「霞 5.10a」をMOS。
小雨が落ち始めたので早目に撤収した。
2021.11.20(日) 日向神:びっくりフェース 133
11月19日(土)
夕方、床屋さんから出てくると月食がかなり進んでいた。
家に帰って三脚を庭に出して1枚。
11月20日(日)
快晴。放射冷却で周りの畑には霜が降りている。
外気温4度で気持ちの良い星原峠越え。
キーボウさん、ユジンさん、ミー子さん、私の4人で日向神:びっくりフェース(左の壁)へ。
チーム:アースにより新しいルートが引かれているというので8年ぶりに行ってみた。
①霞 5.10a MOS
「霞(かすみ)」は2014年にあそ望山岳会のキーボウさん、マスモさんが開拓したものである。楽しいルート。
②三池初市 5.10c OS
左のロープが「霞」で、ロワーダウンしているのが「三池初市」
全体的に逆層でアンダーをよく使う。
④有明の月 5.10c OS
⑤冬 5.10c R(リピート)
このルートは8年前にOSしていたが全く覚えていない。
この頃はほとんど登られていないようだ。
このエリアの旧ルートで、10cながらかなり厳しかった。
ライン取りも難しく、危うくフォールしそうになった。
⑥日向神園芸店 5.11a (11b?) トップロープ
ユジンさんが大苦戦していたのでTr.でやらせていただく。
ハングを豪快に越えるラインだが全くのパワー不足だった。
2021.11.14(日) カニのハサミ岩 53
朝は一人だったので、ムベ採りに精を出した。
今度こそ、最後かもしれない。
第3ルンゼエリア、秋岩下部のプロジェクトにボルトを打っていたら、す~さん、澤田さん、川津さんと揃った。
「ムベ 5.10b B3 8m 緒方一成」初登。
見た目は易しく見えるが、スタートは手ごたえがある。
マルチの下山路で、リードをやり足らない人にお勧め。
※昨日、ルート名を「アケビ」と命名したが、一日で改名しました。
その後は秋岩にTr.でトライ。
右カンテにトライするす~さん。
正面も左のカンテも、どれも厳しい。
「このくらいの傾斜は登れそう」と思うが、とにかくホールドが乏しい。足置きの練習になる。
最後は「貫通カンテ 5.10b」を登った。
もうイレブンを5~6本登ったす~さんでもこのカンテには手古摺った。このカンテは少しグレードを上げようかと思う。
昨日、我が家の富有柿をもいだ。
今日、ハサミ岩に登りに来た人に配ろうと車に積んでいたが、私とす~さんが下りてきたのが夕暮れ時だったので、たくさん余った。
明日、職場で配ろう。
2021.11.6(土)~7(日)
ロドキャン8,カニのハサミ岩52、日向神132
11月6日(土)
熊本の大津、菊池、山鹿では雨が降ったようだが八方ヶ岳:カニのハサミ岩はまったく降らなかった。
私たちはついている。
澤田・川津・緒方の八方ヶ岳倶楽部は第3ルンゼ周辺でそれぞれの仕事に勤しんだ。
派手な音を立てて浮石を落としたり、頭上から真っ赤な葉がハラハラと落ちるのを払ったりしながら秋の一日は過ぎて行った。
【秋岩の下部 試登】
夕方から「岳間渓谷キャンプ場」へ。
あそ望山岳会:焚火の会(マミリン、ミー子、ユジン、す~、いっせい)に参加。
里芋の酢味噌よごし、アヒージョ、焼き鳥などを食べながら焚火を囲み、夜は更けていく。
人は焚火の炎とおでんで癒される。
私は缶チューハイ1本で山の歌を3曲披露。
せっかく狭いロードスターにダンロップテントを積んできたので、テントを立てて熟睡。
【振り返り】
今回のロドキャンは寒さ対策をしっかりしていて、また気候的にも晴れている割に寒くもなかったのでほとんど問題点はなかった。
問題を一つ上げれば、樹林帯の中のキャンプ場だったので「車への落ち葉」である。
ロードスターの場合、幌と車体の隙間に小さな葉が入るのはどうもよろしくない。
対策としては、動画で「タープを張る」ものを見たが、荷物は増えるしちょっと大げさなので、落ち葉のない所に停めるのが現実的か。
または、ハーフタイプのカバーを購入するか。
11月7日(日)
朝は炊き立ての白いご飯と味噌汁、柿、そしてコーヒー。
岳間キャンプ場から星原峠を越えて日向神までは約30分。
今日はあそ望山岳会の例会山行。
サンセットエリアに会友が集った。
①登攀の歌(5.9) R(リピート)
アップがてらキャンプ飯のお礼にトップロープをかけた。
②梅雨のあとさき(5.10a) R(リピート)
キャンプ飯のお礼にトップロープをかけた。
③八重蔵(5.11c) R(リピート)
ぎりぎりであったが本日会心の1本。
日向神倶楽部でリボルトがなされている。
④プリティウーマン(5.11a) NG
相変わらず厳しいルート。
⑤赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)
今日はロープがすだれのように下がっている。
⑥テラスへアップ(5.11a) R(リピート)
す~さんはこれをオンサイトとは、凄すぎでしょ!
アヒージョのニンニクパワーかな。
⑦プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
ここに来たら1回は登らないといけない。
自分の力を計る試金石。
⑧八女茶のチャチャチャ(5.10a) R(リピート)
最後の回収は「トリカワ2本分」ぐらいかな。
2021.11.3(祝) カニのハサミ岩 51
文化の日の朝は外気温11度、絶好のオープンドライブ日和だ。
砂防ダム登山口から八方ヶ岳倶楽部の澤田さんと二人で歩き始める。
先行するいつもの鹿児島の方々は歩くのが速い。
今日はショートエリアの最新版トポ2種を岩場に設置した。
一緒に下がっているスリングは落とし物。
(私が預かっているので声をかけてください)
また、クライマーの交流の場として、「カニのハサミ岩ノート」をプラスチックビンに入れてエントランス広場に置いた。
挨拶、記録、気づきなど、何でも書かれて結構。
今日も第3ルンゼエリア「秋岩」の掃除と試登。
周りの灌木を切ったので大岩が見えるようになった。
しかし、中央のカンテも左側の垂壁も今の私には登れない。
午後は先日から掃除をしていたクラックを初登した。
「よかクラック 5.6 8m 緒方」とした。
クラックのすぐ横に地面があるので、当初は「ボルダー」のルートにしようと思った。
しかし、ハサミ岩でボルダリングをする人はほとんどおらず、マルチルートを登るためにカムを腰に下げている人は多い。
せっかくなので、マルチルートの帰りにカムを使う練習をされてはどうだろう。
私は40年前の「棒フレンズ」の2番と3番を使って初登した。
カムの回収は地面から手が届く。
ビレイヤー・カメラマンは澤田さん。
将来的には澤田さんが拓いているマルチルートの1ピッチ目に組み込まれるかもしれない。
午後は遅くやってきたすーさんに手伝ってもらって、秋岩下部の掃除・キコリをした。
手頃なショートルートが出来そうである。
すーさんは帰りがけに「フェイクスラブ 5.11a」をRP。
日頃の精進が着実に実っている。
2021.11.1(月) カニのハサミ岩 50
八方ヶ岳:カニのハサミ岩もずいぶん知名度が上がってきて、休日ともなれば10名以上のクライマーが訪れるようになった。
その多くは九州北部にはなかなか見当たらない「マルチルート」がお目当てである。
しかし、もうSさんご夫婦のようにマルチルートをコンプリートされた方も出てきた。
そろそろショートルートも賑わう時を迎えそうである。
そこで、「K1 HUT」に掲載されたトポ(2021.4月)もだいぶん古くなってきたので、最新のトポを発表したい。
② 第2ルンゼ エリア
これらのトポは、ラミネートして現地に下げておきたいと思う。
また、先日はSatoさんからルート開拓用にと安全環付カラビナを2個頂いた。ほんとうに有難いことである。
皆さんのお手持ちの、短くなって使い辛いロープや、ほとんど使わないカラビナなどを寄付していただけると岩場自体がより快適で安全になると思うところである。
2021.10.31(日) カニのハサミ岩 49
衆議院選挙に行ったりして、ゆっくり登山口に着くと車を停めるスペースがないほどクライマーで賑わっている。
砂防ダムコースからのアプローチで、振り返ると山は紅葉が深まっていた。
ところで、この頃どうも不調である。
10月中旬に行った本匠の少し前から腰が良くない。
そこを本匠で痛めて、その後整体院に3回通った。
軽い「ぎっくり腰」かもしれない。
昨日は山友さんと話しながら上を向いたらふらっとして、まったく踏ん張れずに後ろに倒れてしまった。
体重が大人になって最低ラインにもなっている。
【謎の怪人】
まあ人間、いつもいつも調子がいいことはなかろう。
体が疲れて「少し休め」と言っているのだろうが、天気の良い休日に山に行かないとメンタル的に良くない。
先日から第3ルンゼ手前の岩を掃除している。
見た目は手頃な岩だが、初めてのTr.では中間部から登れなかった。
登っている時に腰は痛くないが、指先に力がこもらない。
そこで今日は周りの灌木のキコリや苔落としに精を出した。
「花も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」とは誰の言葉だろうか。