「クライミング」カテゴリーアーカイブ

5年かけて八面山「大内ライン」RP!

2022.4.30(土) 八面山 8

昨日、大分の山友さんが「八面山:上部」に行くというので、急だったが加えていただいた。
7:00 自宅を出発。
9:30 114km走って八面山に着いた。
祥子さん、Atsuさん、工藤さんはもうアップ中。

① カプチーノ(5.9) R(リピート)

② 大内ライン(5.11b) RP

よく岩に体が付いている。


ホールドは全てインプット済。


遂にRP。
まあ今日は登るべくして登った感じ。

③ シティライン(5.10c) R
このエリアのお勧めルートで★1つ。

④ 岩屋スラブ右(5.10a) MOS

八面山の10aは侮れない。

⑤ 岩屋スラブ左(5.10b) MOS

登っているのはAtsuさん。


岩屋の裏は「ホテル・ド・バッチ」
1泊1000円はちとお高い。

⑥ 不明ルート(5.11a B11 20m) MOS

登っているのはAtsuさん。
このルートは内容が豊富で、何よりも見た目が素晴らしい

⑦ フレンド(5.10b) R

「大内ライン 5.11b」RPの軌跡
① 2017年(59歳) 4月30日 2回
② 2021年(63歳) 11月28日 2回
③ 2022年(64歳) 3月27日 4回
④ 2022年(64歳) 4月30日 1回
最初のトライで「登れそう!」という感触を得た。
ところがその後、下部エリアで「ウキウキ通り(5.12a)」を登って八面山に満足してしまい、足が遠のいた。
しかし「大内ライン」のことはいつも頭から離れなかった。
そして「腰も痛い、首も回りにくい。早く登らないと、加齢で登れなくなるかも・・・」という不安もあった。

今年になり、しょう子さん・Atsuさんの協力を得て短期間に2回のトライができたことが登れた要因だろう。
この場を借りてお礼を申し上げたい。
「ありがとうございます」


中津まで来たら、「青の洞門」は外せない。


帰りは暗くなった。
クライミングの後のロングドライブは脚がつるので、時々休憩が必要だ。

雨の日向神

2022.4.23(土) ロードスター 45

天気予報は雨。
それでもダム下仲間が行くというので暇つぶしに付き合うことにした。

【山間の村で】
ついこの間までは桜だったのに、もう今はシャクナゲ。


【五色岩:下部スラブ】
五色岩に開拓道具を取りに行った。
霧雨の中、澤田・川津ペアがクライミング中。
この日、私たちを含めて11名を日向神で確認した。


【道端の穴倉ボルダー】
K1さんと「どこかで登ろう」と相談していると雨は粒が少し大きくなってきた。
しかたなく穴倉のボルダーへ。
ところで、上の写真を見てびっくり!
「えっ❓ このオデコの広い男がオレ!」
もう少し髪を伸ばしてみようかと思った。

穴倉の中から外を見てみる。


小雨にあって、新緑がきれい。

K1さんから「4月29日 ダム下エリア リニューアルお披露目会」の資料をいただいた。
60数本のルートにグレードごとの点数が付けられ、希望者はコンペとしても楽しめる。


【山鹿市:内田小 山内分校跡】
久しぶりに寄ってみた。
平成28年に閉校している。

壊れかけた体育館の横に大きなサワガニが居て、時の流れを感じた。


我が家の近くの草むらに鳥影を見た。
カメラを持って車から下りたら、
キジが走って逃げて行った。

尾平の岩場 1

2022.3.29(火) 尾平の岩場 1

いつの時だったか、
「いっせいさん、尾平の岩場にルートを拓かれましたか?」
と、訊かれたことがある。
「尾平の岩場❓ どこだろう・・・」
どうも話によると、そこには「緒方」というルートがあるらしい。
そこで先日、大分のしょう子さんからトポを送っていただいたので、さっそく春休みを利用して行ってみた。


尾平に向かう県道から見た岩場。
駐車場から10分足らず登るとすぐに着いた。


左の端のエリア。
岩質は花こう岩で、アケボノツツジが咲いて比叡山みたい。


「早春賦 5.6 B3 」 OS(ロープソロ)
ロープソロ超初心者として、このグレードは嬉しい。
フリーソロでも行けそうであったが、そこまでクライミングに命を懸けてはいない。ルート名も季節に合っていた。


「緒方2001 5.10- B5」 Tr,
下部は水が流れて苔が生え、濡れている。
花こう岩の粒が荒く、けっこう立っている。
ピン間が遠く、落ちたらソールを張り替えたばかりのミウラが台無しになりそうだったのでTr.で登った。
花こう岩のスラブに慣れておらず、かなり面白かった。
「緒方は水もしたたるいいルート」だった。


まだ新しい「シカの糞」

春の八面山

2022.3.27(日) 八面山 7

3月26日(土)
夜はあそ望山岳会の懇親会
3月27日(日)

鹿本水辺プラザのロッジ「八方ヶ岳」
宿泊施設の前の桜が満開に近い。
6時前に出発。菊池のコンビニで朝食。

けっこう早く山国町に着いたので、以前より寄ってみたかった「羅漢寺」に車を停めた。

後方は「古羅漢」という。
さっそく登ってみた。

またもや耶馬渓の異様さに驚く。
羅漢寺はもう一山奥にある山寺で探訪するのに丸一日はかかりそうなぐらい大きい。またの機会に訪れよう。


青の洞門:禅海和尚の頭上にも桜が咲いていた。

9:30 八面山:上部
祥子さんとAtsuさんはもう来られていた。
①カプチーノ(5.9) リピート

②大内ライン(5.11b) 敗退

まったく足のホールドが見えない。
この後、AtsuさんにQDを架けていただく。

③大内ライン(5.11b) NG 2T

5年前に見つけたムーブがもうまったくできない。
しかたなく右から攻める。

④大内ライン(5.11b) NG 1T

核心を抜けて、上部でフットホールドを間違えるミス、これは惜しかった。

⑤大内ライン(5.11b) NG
本日4回目、もう前腕が終わっていた。

今日の上部エリアは貸し切りであった。
Atsuさんにはビレイ、祥子さんにはカメラをお世話になった。
ぜひ今度は五色岩にも来ていただきたい。

ところで、今思うに「大内ライン」は5年前の1回目が一番良かった気がする。
登れなかった要因として「加齢」は間違いない。
だからこそ今回は登りたかった。
また、この頃の「開拓オンリー」がいけない。
丸一日岩場に居てクライミングシューズを履かない日も多い。
開拓は楽しいが、掃除が9割では強くなるわけがない。
手持ちのボルトを打ち尽くした今、自分のクライミングスタイルを見直す時間を取りたい。

大分の道は走り易い。

我が家まで115km走って平均燃費は19.5km/ℓ

五色岩:pro.9 

2022.3.21(祝) 五色岩 26

前夜は雨だったが開拓がメインなので五色岩に向かう。
昨日、カニのハサミ岩:第3ルンゼで一仕事終えた澤田・川津ペアはもう来られていた。

①尾根に登って新しい下降点を設置、project9の発動

木こり、浮き岩落とし、苔掃除で午前中はすぐ過ぎる。


びっくりフェイスをラッペルする川津さん。
怖くないですか~。


掃除中の私。どこ?

②シャントで登って掃除の続き
ワイヤーブラシを持つ右腕がつり始めた。

③Pro.9をTr.でトライ

20m×2の2ピッチのルートになりそう。


3月13日に貼ったガムテープのルート名はすべて剥がれた。

今日はノコを落としたり、ロープがすっぽ抜けそうになるなど集中力を欠いていた。
ソロでの開拓には細心の注意が必要だ。

おまけで昨日撮った写真を載せよう。

日向神:五色岩トポ図公開

2022.3.15(火) 五色岩 25

2021年11月から始めた五色岩の開拓も約4ヶ月が経った。
岩場が南面で5月の連休後は暑くて登れないと思われるので、今多くの方に登ってもらうためにもトポを公開することにした。

五色岩は「びっくりフェイス」の方が通り名は良い。しかし
古来よりこの山はその岩場の色から「五色岩」と呼ばれており、「びっくりフェイス」はおおきく被ったこの岩場の中心部分を指す。
今回開拓した部分は下部のスラブ帯、そして右側のフェイス~スラブになる。

【駐車場・アプローチ】
道端エリアから300mほど進んだ所に車が3台ほど停められる。
できればキャンプ場の駐車場から歩いた方が良い。
日向神タワーに向かう山道を行き、すぐ右に曲がると下部スラブ帯である。車道から5分足らずである。

【ハナタテ岩からの遠望】

【トポ図】

岳間茶(5.11a)リニューアル

2022.3.13(日) 五色岩 24

五色岩にも春が来た。
今日は約10名のクライマーが訪れた。

下部スラブ帯は、とりあえずアップに丁度いい。
①「私がセンター 5.9」 リピート

現在、終了点が1か所しかないので、時間差を置いて到着して欲しい。

昨日、「岳間茶上白折」を3ピン伸ばして上部のフェイス部分に終了点を設置したので初登をめざした。
②岳間茶:右 初登

ここは予定通り登れた。ビレイヤーは友田さん。
岳間茶上白折(右)5.11a   B10   20m   緒方一成
取り付きが上段から20mで、下段からだと26mになり50mロープはすっぽ抜けに注意、60mロープなら安心だ。

最上部を登るナカさん。

昼過ぎに小雨が降り、冷たい風が吹いてきたので撤収。
朝、集まられた方々に「五色岩概念図とトポ」をお配りした。
少し訂正もあるので、近日中にこのブログで発表したい。
せっかく大掃除して拓いたルート、たくさんの人に登っていただきたい。

帰りがけに道端エリアに寄った。
ここは約20名と更に「密」
③二郎(5.11c) 敗退
④シンシア(5.11a)リピート


帰り道、ロードスターが無事に3万キロを達成した。

そのまま、ホワイトデーのお菓子を買うついでに市内の「ボルダー天国」を訪れ、リソールしたミウラを受け取った。

2012年購入なので10年選手となった。
時々「買って良かったクライミングギア」を動画で見るが、私の場合はやっぱりこれ。
もう何度リソールしたか分からない。

岳間茶上白折(5.11a)開拓・初登

2022.3.6(土) 五色岩 23

今日の最高気温は15度、温かい風がざわざわと奥日向神の木々を揺らす。どうも春一番らしい。

①午前中は一人でproject8をシャントで登り、2月27日(日)に打ち残していたボルトを埋めた。

新しい相棒、Makita  ハンマードリル。

②右ルート下部に3本打。

③左ルート下部に3本打。

昼食はおにぎり1個、FD味噌汁、バナナ、チーカマ。

アフターコーヒーは「ネスカフェ:エクセラ ブラック」

午後2時過ぎにす~さん登場。
午前中は仕事をして山に来るのだから頭が下がる。

④Pro.8左ルートにトライ

ビレイは下部でしてもらった。
春風に吹かれながらうまく登れた。

⑤Pro.8右ルートにトライ

4ピン目から左と右が合流する。
上部のスラブが厳しい。
岳間茶上白折(右と左) 5.11a  B7 15m 緒方一成
右も左もグレードは同じ。

両方ともフラッシュした本匠帰りのす~さんが、
「5.11bでもいいのでは」と言われた。

写真で見るとゆるい傾斜だが、横から見ると出だしはかぶっている。下部は右が厳しい。

陽が長くなったのでトンネルエリアへ行った。
ここです~さんは「うし子 5.11b」をMOS。
素晴らし過ぎる。

⑥「うし子 5.11b」NG
下部で1テンかかった。

先日「筋肉痛が気持ちいい」とか記したが、どうも筋を痛めていたようで、左腕でロードスターの幌を開け閉めするのが辛い。

けほぎ橋にて。

好きな言葉は「筋肉痛」2

2022.2.27(日) 五色岩 22

この土日は急に暖かくなった。
2月23日(祝)の寒さが嘘のようだ。
あの日は寒い中「如月 5.11a」の初登をしたが、1便目に無理のあるムーブを起こして筋肉を傷めたらしく、珍しく筋肉痛になっている。
しかし、齢を重ねると筋肉痛になりにくい(筋肉痛になるまで追い込めない)のでなんとなく嬉しい。

春めいた陽気の中、昨日よりProject8に取り掛かった。
今日は「カニのハサミ岩」でもお世話になった友田さんにビレイをしていただいた。

①Pro.8をTr.で登り、ボルト位置決め
ドリル等の工具の荷揚げ。

②終了点設置、上からボルト埋め
ところがバッテリーが5本目でアウト。

③岩場の整備
ドロ落とし、Fixロープ張り、木こりなど

④Pro.8の右ルートにトライ

ハングのぬけ口はホールドが乏しくて厳しい。


4ピン目で左ルートに合流、上部のスラブも面白い。

2月12日に拓いた「ナイス~ 5.10a」を登るTさん。

このくらいはマスクを付けても余裕の登りか。
「サンダンサー5.10c」もOSされたTさん。
自分が拓いたルートを登ってもらうのが一番うれしい。

今日は明るいうちに帰路についた。
早く帰って車を洗うのもいい。
休日は仕事のように山に通い、ボルトを打つことを生活の基盤としている(なんのこっちゃ)私にとっては洗車もままならないのだ。        ※北山真氏のパクリ
今年のテーマに「スロークライミング」を標榜したのもそんな訳だが、物理的に開拓スピードが遅くなるのはどうもいかんなあ。

帰りの岳間地区で「岳間茶」を買った。

100グラムで900円近い「上白折」である。

昨年は100グラム750円の高級コーヒー豆を買っていたが、どうも体に合わないことが分かって、今は300グラムで500円ぐらいの豆にしている。
今晩このお茶を飲んでみたが、お茶はやはり高いものがうまい。

【追記】
~好きな言葉は「筋肉痛」~
このフレーズを私は相当好きなのだろう。
調べたら、この表題を使うのは2回目だった。
3回使ったら、多少ボケたと思って許して欲しい。

如月(5.11a)、開拓・初登!

2022.2.23(祝) 五色岩:21

寒いのは承知で日向神をめざす。

七城の道路で新しい道路標識を見つけた。

「自転車ナビマーク」というらしい。
自転車が逆行しないためだろう。

9:30
す~さんと五色岩の右壁に行く。

①トラバースルートの整備
広場から右壁までは緩傾斜のトラバースがある。
ロープだけでは多少不安なので、足場を設置した。
丸太3本をボルトとワイヤーでとめた。

②Project7にトライ1
2月11日に掃除、12日にボルトを打ったルートである。

2ピン目での開脚。寒さで足が開きにくい。
この上でムーブを間違えてテンション。
上までQDを下げに行く。

③Project7にトライ2
さすがに2回目はスムーズに登れた。

如月 5.11a   B5 15m 緒方一成」とした。
グレードは今日の感覚だと5.10c/dだが、試登時に少し苦労したこと、今日も2回目で登れたので11aとした。

第2登はす~さん。

最上部の大きなフレークを左上している。
す~さん曰く、
「こんな楽しいルートは初めてです!」

昼食後はトンネルエリアに転進。
④プチフェース(5.8) リピート

ここも寒いので早目の撤収。
今日の日向神は祝日ながら10名程度であった。