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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

真夏のダム下

2020.8.18(火) 日向神:八女津姫~ダム下

酷暑の日本列島、なんと40度越えの所も出ている。
贅沢な平日クライミングだが、こんな暑い日に登るのはどうかしているかもしれない。

①八女津姫岩マルチ:3ピッチ
スラブはカリカリに乾いて気持ちよく登れる。
アルパイン系女子のみきちゃんがパートナーなので「つるべ」で3ピッチ。
10時半を過ぎた頃だろうか、これまで日陰だったスラブにも日が差してきた。
日射でミウラの黒いゴムの部分が熱くなってきた。
ラッペルは60mロープ1本で3回、降りたらすぐ木陰に逃げ込んで水分補給。
ここでカラビナを1個拾得した。

DMMのリボルバーである。
心当たりのある方は連絡して欲しい。

木陰を求めて「ダム下:桜のエリア」へ行った。

先客は「カジカガエル」である。
「くまもと自然大百科」には「木に登るようなこともあまりない」と記されているがしっかり登っていた。

「ベニツチカメムシ」がまだ密集していた。

8月1日にはまだ幼生だった。
これも大百科に「ボロボロノキ」の実の汁を吸うとあった。
どんな木だろう?

②プロジェクトにTrでトライ

この取り付きだけで10回ぐらい楽しめた。


このハング越えが核心部か。厳しい。

今日も日向神 2

2020.8.16(日) 日向神:サンセット

今日はロードスターで日向神を目指す。

のんびりドライブにはUruさんのアルバム「オリオンブルー」がよく合う。何回繰り返して聴いても飽きが来ない。

一人で夏草を刈りながら「愛のエリア」に向かった。
久しぶりの愛のエリアは静かだった。
しかし「本命チョコ」の下部などには見苦しいほどにチョーク跡がついていた。昨日は何人か来たのだろう。
右壁末端の「シャガの花の咲く頃」にロープを垂らした。
上部はからからに乾いて良い状態だったが、思った通り下部の2ピン目までは青苔がこびりついていた。
なんとか登れる程度には掃除をした。
歯と同様にたまにはメンテナンスが大切だ。

今日も駐車場で「日向神 Climber’s  club」の受付をされていたタケシさんらとサンセットへ。
午前中は地元の方の接待クライミングがあったので日陰で日和った。
①赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

自分にとって最善のムーブを会得したのでかなり余裕があった。

②善秋くんのおかげです(5.11c) R(リピート)

タケシさんが大粒の汗を滴らせながら登った後を、涼風に吹かれながら登った。有難いことです。

③プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
ここに来たら必ず登る1本。
私がこのルートを日本で一番たくさん登った男だろう。

④エルニーニョ(5.11a) R(リピート)
西日を浴びて触れる岩肌が熱い。
さらに連日のクライミングで指先が柔くなって薄いカチでかかりが悪い。

酷暑列島の日本。
浜松市では40.9度を記録したとか。
今日は少し早めにお開きとなった。

真夏のウェルカム・ベイビー(5.11)

2020.8.15(土) 日向神:サンセット~道端

今日は「あそ望」の若い女性2名と日向神へ。

サンセットはパリパリに乾いて登攀日和。
「ひまわり 5.10a」を登っていると、白河さん、山崎御夫婦、原口さん、古賀さんと集まってきた。
①ひまわり(5.10a)  R(リピート)
②若い時のりりぃ(5.10c) R(リピート)

「りりぃさん」を登る白河さん。
③お茶を一服(5.10b) R(リピート)

青葉若葉(5.10a)に若い2名は手古摺っていた。

ルートの左側が崩壊して松の木がなくなり、
このルートは見栄えが良くなった。

正午を過ぎるとこのエリアは灼熱地帯と化すので道端へ移動した。

道端エリアも新原スクールだけで登り放題だった。
④三四郎(5.10cぐらい) R(リピート)

前回8月2日は湿っぽくて危うく落ちそうだったが、今日はヒールも決まってすっきり登れた。
⑤シンシア(5.11a) R(リピート)
⑥ウェルカム・ベィビー(5.11) NG
昨日どなたかが奮闘した跡が残っていたのでトライした。
左足での立ち上がりは一発でうまくいったのにその上部でミス。
やっぱり事前にQDは架けておきたいルートだ。

ウェルカム・ベィビー(5.11) R(リピート)
2019年7月以来のリピート。
夏場でも登れることが分かった。1年に1回は登っておきたい。

どや顔(汗顔)で記念写真。

⑧三郎(5.11a) R(リピート)
近年グレードが上がった。初見だとかなり緊張するだろう。
⑨瞳(5.10a) R(リピート)

「一子(かずこ) 5.10a」にトライする2人。
ヘルメットが似合っている。


「一子(かずこ) 5.10a」のさんちゃん。

 

老いる 1

2020.8.10(月) 老いる 1

数年前から日記の裏表紙側に自分の「老化」を書き留めている。

2019年の「老いる」日記
1月
Birthdayを「おかしいなー」と思いながらもBirsdayとブログに表記。(Mさんより指摘された)
朝起きたらエアコンが付いていた。
日向神で開拓のために懸垂下降を始めてからハンマーを忘れていたことに気づいた。
窓のクレセントが開いていた。少なくとも1週間は開いていた。
2月
Yさんに渡すはずの9000円入りの袋が見当たらない。
4月
日向神:愛エリで「シャガの花の咲く頃」ルート開拓。ボルトを7本袋に入れたはずなのに6本打ったらなくなった。
6月
ポトス(植物)をハサミで切っていたら、左手中指を少し切った。
8月
本匠へ行く途中、川で「友釣り」をしている人を見て、(  )を釣っているとすぐ分かったのに、その(  )という魚の名前を失念。夕方になってやっと(アユ)を思い出した。
本匠で泳ぐためにゴーグルと水着を持って行ったが、現地で見つからなかった。「入れ忘れたのか」と思いがっかりした。家に帰ってリュックの中から出てきて更にがっかりした。
※実はここに書けないような記録も多い。

最初は私よりちょうど30歳上の「父の老いの記録」として書き始めたものである。
「あと30年経つと俺もあんなふうになるんだろうな。その時になって慌てないように、人様に迷惑をかけないように今から準備しておこう」という気持ちからである。
それがいつの間にか「自分の老いの記録」になっていた。

この頃は図書館で本を借りると、必ず1冊は「老い」に関するものが入っている。
今回は「たそがれてゆく子さん 伊藤比呂美」である。

伊藤比呂美さんは熊本に所縁のある方で、熊日新聞によく載っていたことぐらいは知っている。
今回は漫画家:井上雄彦さんとの対談集の縁で読んでみた。
前半は27歳年上の夫(イギリス人)との確執や看取りの章が多い。男としては比呂美さんの「女としてのたそがれ」より夫の終末に関心がいった。
また、離婚して2人の娘を育てる40歳の女性が67歳のアメリカに住む外国人の家に「野良猫のように居ついた」なんていう生き方が小説より面白かった。

今夜からこのブログに「老いる」というカテゴリーを追加した。
このブログのメインテーマは「山」だが、当初の「マラソン・トレラン」はほとんど姿を消した。
今年になってからは「ロードスター」がのしてきた。
しかしこれからは「老いる」が主役になるかもしれない。

今日も日向神

2020.8.9(日) 日向神:道端 101

この頃は日輪寺から3号線を使うノーマルルートで日向神を目指す。気温30度も慣れてきたのでもちろんオープン。

午前9時30分、駐車場には誰もいない。
否、サワガニがいた。

トカゲもいた。左後足を怪我している。
何者かに噛まれたのだろう。

これは何だろう?

動かなければただのコケなのに。
何かの幼虫だろうか。

昨日は雨が少し降ったようだ。
4人そろったので道端エリアへ行く。
スラブ壁はしっとりしている。

①三四郎(5.10cぐらい?) NG
3回目で初めてのNG。登るたびに難しくなってくる。
アップには向かない。
②シンシア(5.11a) R(リピート)
③太郎(5.10d/5.11a) R(リピート)
このあたりはいつも乾いている。

太郎を登るゆきえさん。

④トラ子(5.11b) 敗退

下の写真、このホールドは右手が良い。
体も伸び切って、この後フォール。
悪い見本で載せてみた。

⑤トラ子(5.11b) R(リピート)
登った時の写真はない。
湿度が高く、汗が半端ない。
3~4ピン目のカチもこの時期に登れると自信になる。

スラブ壁も乾いてきた。
⑥瞳(5.10a) R
⑦だんだん(5.9) R
⑧ルネッサンス(5.10b) R

今日の日向神は本当にクライマーが少なかった。
川遊び、釣り、バイクは多かったのに・・・。
午後4時過ぎ、小雨を機に撤収。

休日の早朝ドライブ 鞍岳~旭志

2020.8.8(土) ロードスター 15

昨日、職場で隣に座る女性職員が、
「明日から休み! ダラダラした~い💛」と言っていた。
私はとくれば5時には目が覚め、6時には車に乗り込んだ。
どうしてもダラダラできない。

菊池阿蘇スカイラインを駆け上がると、
昨日の雨を引きずってどんよりとした曇り空。
北外輪山は気温22度と肌寒く、カメラを出す気にもならない。

アクセラに乗った車好きな方が話しかけてきた。
もう既に九重を走り回ってきたという。
しばらくマツダ車についての車談義をした。

帰りは鞍岳東登山口の方に回ってみた。
7月豪雨の影響はほとんどない。

「コオニユリ」 周りのカヤに負けない高さがある。


ほとんど雲の中の東登山口。車はたった2台。


今日のコーヒーのお供はキットカット(大人の甘さ)


「クリシギゾウムシ」が幌の近くにいた。

旭志に下って、圓通寺へ。

ちょうどハスの季節にあたった。

この寺は平成5年の豪雨で裏山が崩壊し、本堂が壊れた。
今は立派に再建されている。
周りには面白い石仏がたくさんある。

この後、午前中2時間の草刈りで大汗をかいた。
午睡後は図書館へ。
「バガボンド」が家に31巻までしかないことに気づき、
32~37巻まで借りた。合計10冊。
旧友に会い、お互いの生存確認をした。

これが俺のダラダラかな。

豪雨後の日向神:サンセット

2020.8.2(日) 日向神:サンセット 100

今日も山友が集まる少し前に生き物探しをした。


「シーボルトミミズ」である。
いわゆる「ヤマミミズ」で、30㎝ぐらいある。
「これはカンタロウと言って、おしっこをかけるとちんちんが腫れるぞ」と教えてくれたのは父親だったかなあ。

時々見かける「ミスジチョウ」


これは「ゴマダラチョウ」


道路端に「ウバユリ」の群生があった。

7月豪雨後、初めてのサンセットエリアだ。
「新緑のテラス」の「青葉若葉」ルートの左側が崩壊したので整備を行った。
① 新茶(5.11b) R(リピート)
アップもなしに「新茶」を登り、左へ振り子トラバース。
岩場に逆さ宙釣りになっていた松の木を鋸で切り落とした。

他にも30㎏ぐらいの落石がいくつもあったので下に落とした。
「青葉若葉」の左側にあった松の大木も落石に当たって倒れていた。

これはタケシさんのチェーンソーでベンチに変身。
下の写真の右奥。

②庭園散策(5.10c) R(リピート)
昼食
③赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
少し重心を左にやって楽に登るムーブを会得。
④赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

みなさんは外岩が久しぶりなので、長めのルート「若い時のりりぃ 5.10c」で調子を上げようとしていた。

二日連続の私は「プリティウーマン 5.11a」に打ち込む。
⑤プリティウーマン(5.11a) NG
⑥プリティウーマン(5.11a) NG
⑦プリティウーマン(5.11a) R(リピート)
5月24日は1回で登っているので、かなり残念。

午後からのサンセットエリアはかなり暑かったがビレイヤーは日陰で、時折涼風が吹き抜けた。
ここはスズメバチもマダニも蚊もヘビもおらず快適だった。

日向神も梅雨明け

2020.8.1(土) 日向神:ダム下 99

やっと梅雨明けした。
朝から気温は30度、日差しも厳しい。
ロードスターはもちろんクローズで日向神へ。
農免道から県道に出る所で目の前をオープンのコペンが横切った。
「負けた!」
直ぐにサングラスをかけ幌をオープンにして追うが、コペンは遥か先をさっそうと走っていく。

ダム下の壁はまだ半乾きだった。
セミの声が「ミーンミーン」とやけにやかましい。

「ミンミンゼミ」である。
カメラに収めたのは初めてかもしれない。
カメムシの大群もいた。

「ジュウジナガカメムシ」だろうか。

まだこれから脱皮を繰り返すのだろう。

今日のお目当てのラインはカラカラだった。
トップロープを下げて大掃除をした。かなり厳しい。

このダム下:桜のエリアは真夏でも木陰が多くて涼しい。
しかし、全体的には冬場がベストだ。
冬場は広葉樹の葉が落ちて岩場が明るく、もちろんよく乾いているからだ。

せわしなく飛び回る「アオスジアゲハ」に見送られながら早めに終了した。

「バガボンド」再読開始

2020.7.30(木) 読書 5

7月の4連休前に図書館で借りた本の中の一冊。
「漫画がはじまる 井上雄彦×伊藤比呂美」
これを読んで、自然と「バガボンド」を読みたくなった。
実は「バガボンド 36巻」が我が家にあるのだ。
長女が市内から戻ってくるとき、それまで付き合っていた彼氏が残していったものらしい。

バガボンドは大好きで、連載中は雑誌の立ち読みや床屋さんの本棚でよく読んでいた。
登場人物は「SLAM  DUNK」に顔は似ていて親しみはあるが、なにせ血飛沫がこれでもかと舞うので部屋の隅っこに「積ん読」状態だった。(7年以上?)

やっと9巻まで読んだ。
やっぱりここまでは「宝蔵院流槍術 二代目胤舜」との戦いが白眉だ。
そういえば、吉川英治の「宮本武蔵」は20年ぐらい前に読んだが、長編の小説を手にしたのはあれが最後だったと思う。
せっかく熊本に住んでいるので、この夏は武蔵が五輪書を執筆したという「霊巌洞」ぐらいは訪れてみたいと思う。

県体壁、3週間ぶり

2020.7.29(水) 県体壁 14

県体壁に行く前に「ドンキ」に寄ることがある。
買い物に行くとき、必ず用意しなければならないものが3つある。
①ドンキのカード「マジカ」
②大きめの買い物袋(マイバッグ)
③コロナ対応のマスク
このたった3つだが、これがなかなか難しい。
いつも何か一つを忘れて車まで取りに戻ることが多い。
忘れた時は「加齢」のせいにする。
今夜はこの3つをしっかり揃えてうまく買い物ができた。
しかし、心は晴れない。
実は今夜の県体壁で登るための大事な物を忘れてきたからだ。
運動靴である。
仕方がないので、「通勤用革靴」でビレイをすることになった。

通勤用革靴でビレイをするのも今年で2回目である。
この歳になると恥ずかしさはあまりない。
これも「加齢」か。

① 右:赤テープ(5.10a) リピート
② 右:オレンジテープ(5.11b) 敗退
③ 中:青白テープ(5.10cぐらい) リピート
④ 右:黄色ホールド(5.10d) リピート
2本目から登るたびに汗が噴き出した。

他の方よりも早く、20:10には帰路についた。
今日の熊本は暑かった。