issey のすべての投稿

昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

今週の買い物

2021.2.2(火) 徒然 52

日頃から質素倹約を旨とする私であるが、この一週間はよくお金を使った。

その1
ボルトとハンガーである。

ボルトはヒルティ社のステンレス・M10である。
熊本市内のヒルティ専門店まで買いに行った。
ハンガーはぺツル社のCoeur・ステンレス・10mmである。
海外通販で今日届いた。
終了点用のメタル類は菊陽町のハンズマンで買う。

機能美あふれるボルトセットを手に取ると、その冷たさと心地よい重さにむらむらとやる気が沸き起こる。

その2
昨年買った「地域振興券」が5枚も余って、使用期限を迎えたので町内のコンビニで使うことにした。
しかし、コンビニで5000円分も雑貨を買うのは難しかった。
そこで本棚に目を付けた。

水木しげるの「戦争と日本」、そして地理の本と歴史の本で3冊買った。
水木しげるは、赤道直下のニューブリテン島で敗走し爆撃で左腕をなくしてマラリヤにもかかったが九死に一生を得ている。
戦後28年目に残留日本兵の横井庄一さんが見つかった時、私は中学生だった。あの驚きは忘れられない。

その3
職場の近くに有名なコーヒー豆の専門店があると聞き、今日の帰りに寄ってみた。
狭い店内で先客の女性と店主が大声でコーヒー談義をしていた。
この頃はみんなマスクをして、こそこそ話が普通なのに全くの異空間だった。
ここでは淹れ立てのコーヒーを試飲させていただける。
出てきたものはさすがに我が家のコーヒーとは香りが違う。
しかし、私が感心したのはカップの上等さである。
さらにびっくりしたのはもう一杯別の豆のコーヒーが出てきたことだ。どんなにうまいコーヒーも夕食前に2杯は飲めない。

100グラムで720円とプチ贅沢。

ダム下「ビターチョコ 5.11b」開拓・初登

2021.1.30(日) 日向神:ダム下 127

朝の気温は1度、快晴。
日向神:ダム下は今年2回目で、昨年末にボルトを打ったプロジェクトの完成を目指す。
この季節、10時になると「下の岩」にも陽が差すようになる。

まるで道端エリアのような賑わいを見せている。

今回のプロジェクトだが、ゆきえさんのビレイで今日も「1テン極楽」にはまった。
何度やってもどこかでテンションが入ってしまう。
お昼をとうに過ぎて、陽が八女津姫の山に沈もうかとしていた。
「もう、これを最後にしようか」と思う頃だった。

ついに登れた。

思わず出たガッツポーズ。(カメラは高田さん)

ビターチョコ 5.11b B3 10m 緒方一成」の完成。

【開拓の軌跡】
2020年 12月19日(土)
・2019年12月に拓いた「フルグラ 5.11a」がこのエリアの左端だったが、1年経って「超短いけれど、もう一本左側にルートができそうだ」と思い、掃除をしてみた。そしてTr.で登ってみたら2テンションで上まで行くことができた。左側の樹木の伐採を松山さんらにも手伝っていただいた。
12月20日(日)
・ゆきえさんのアドバイスを得ながら終了点とボルト3本打。
リードでトライするもこの日は登れなかった。楽しみは次回へ。
2021年 1月17日(日)
・ゆきえさんの激が飛ぶ中、5回やって全敗。午後になると陽も陰り寒かった。次回を楽しみにする「1テン極楽」という文言を造った。「ビターステップ 5.11d」とルート名も考えた。
1月31日(日)
・そして本日、やっとこさで登ることができた。
ビレイヤーはゆきえさん。見届け人は写真を撮って頂いた高田さん。そして2種の小鳥たち。

「ジョウビタキ」

「コゲラ」

ルート名は「名は体を表す」ような「ビターステップ」から「ビターチョコ」に変えた。
「フルグラ」「アーモンド味」に続く食べ物三部作で統一感を出したつもり。
グレードは控えめに5.11b。
テクニック的にはかなり高度だが、ピンは近くて危なくないし、腕は疲れないので何度でもトライできるから。
このルートを登るにあたっては10年来履き続けている定番の「ミウラ」ではなく「5・10のクワンタム」を使用した。

原口さんからお安く譲り受けたものだが、このシューズがなければ登れていなかったかもしれない。

天気に恵まれた今日は「さくらのエリア」も多くのクライマーで賑わった。

「クワンタム」を履いて「象の目 5.11c」を登るKさん。

寒くてもハサミ岩

2021.1.30(土) 八方ヶ岳:カニのハサミ岩 4

朝の外気温はマイナス2度。
この冬初めてお腹に「張るカイロ」を使用。
車を降りて岩場までは良いアップになる。
岩場に着くともうSさんらは新しいゲストにマルチルートを案内されていた。

私は1月24日に掃除をしたルートへのアプローチを整備して終了点を設置、また大掃除をした。
キーボウさんが少し暖かくなるのを待って到着された。
二人とも、Sさんオリジナルの「ドリルが飛んだ日 1ピッチ目」をオンサイトできた。

その後、終了点を設置したルートをトップロープで試登した。

すると、前回表面がぱりぱりと剥がれて大苦戦した下部が嘘のようにうまく登れた。
ボルト6本で変化のあるルートになるだろう。

ところで、今日は久しぶりに腹直筋の上部がつった。
腹直筋がつると、コンテストでポージングするボディビルダー並みにボコボコとなる。そして結構痛い。
原因は分かっている。
それはクライミングではなく、みぞおち付近に張ったカイロのせいである。
朝からずーっと筋肉を温め続けているとなぜつる(痙攣)のか、そのメカニズムは分からないが初めてではない。

帰り道は気温6度でオープンドライブ日和。
八方ヶ岳:カニのハサミ岩までは片道約25kmと日向神の半分だ。
重荷を背負っての山歩きもあるから体には良いかもしれない。

ロードスター 1周年

2021.1.27(水) ロードスター 25

本日めでたく納車1周年を迎えた。
思い起こせば、去年の納車翌日にはランクルに右後ろを少し削られたが修理に出すほどのことなく済んだ。
この1年間、無事故無違反で走れたことが素直に嬉しい。

走行距離は14.796kmだが、デモカーとして1.500kmほど走っていたので実質13.300kmほど走った。
通勤で使って平均燃費は15.3km/ℓを示している。
日向神往復に国道3号線を使うと17.0km/ℓほどになる。
燃料計は約半分で290.6kmを示している。

水曜日は県体壁の日。
仕事を終えて、市内に向かう途中でクライミング用の服を入れたバッグを朝から家の玄関に置き忘れていたことに気付いた。
しかし、狭い車内に偶然にもランニング用のオーバーズボンがあった。「これでなんとかなる!」と市内に向かった。

途中で後ろに白いNAロードスター(初代)が付いてきた。
ロードスターと並んで走るのはこの1年間で2回目だ。
ドンキの前を通るころ、夕暮れが訪れた。
すると、「お~!!」
NAロードスターのボンネットからリトラクタブル・ヘッドライトが起き上がったのである。
一瞬、「辛党おやじ」さんの偽物ヘッドライトかと思ったが、まさしく本物であった。

【ドラレコ・リアカメラ映像から】
白いロードスターは上熊本駅前から左の坂へ小さくクラクションを鳴らして上がって行った。


今夜の県体壁はあそ望山岳会メンバーを中心に約10名だった。
①右:青テープ(5.10b) R(リピート)
②右:橙(5.11a) NG
③右:橙(5.11a) RP

通勤用スラックスの上に黒のオーバーズボンを履き、白ワイシャツの上にジャケットを着て、実にもこもこした格好で登った。
ナオさんとか半そでTシャツで登っている。
ジムを辞めたせいか、今年の1月は県体壁3回目である。
例年は寒い1月は避けていて、2月過ぎに「出遅れ」感を持って登っていた。
今年は暖かく感じるし、春先は調子がいいかもしれない。

ところで、以前からマツダ・ロードスターのスペルが「ROADSTER」であり、「ROADSTAR」ではないことに疑問を抱いていた。

ロードスターは直訳して「道路の明星」ではないのか?
そこでスマホに検索をかけたら、roadsterとは「二人乗りオープンカー」のことであった。
「えっ! そんなことも知らないでロードスターに乗っていたの?」という声が聞こえないでもないが、みんな知っているのかなあ。
特に先日、白いNDロードスターを買ったYさんとか。

「木こり」の一日

2021.1.24(日) 八方ヶ岳:カニのハサミ岩 3

昨日は雨。
朝からドライブに出かけたが写真の撮れ高は良くない。
今日は「午後から晴れ」の予報に期待して一人で八方ヶ岳を目指した。
土日とも山に行かないのはメンタル的に良くない。

カニのハサミ岩遠望

岩場ではSさんとKさんがクラックエリアの掃除をされていた。
とても綺麗にされているので、トポができたらぜひ登らせていただこう。

私は前回(1/16)目を付けた易しそうなラインにトップロープをかけ、掃除をしながら岩に近い樹木の枝を落とした。
回りの灌木も切ると面白そうなラインが幾つか現れてきた。
ふと気が付くと昼飯抜きで午後3時近かった。
動きを止めると時折霧雨が降り寒かった。

最後にSさんのビレイでTr.トライをした。
カメラマンはKさん。

良い感じで登っているように見える写真であるが、
実は下部で相当苦労した。

楽しみをたくさん残したのでまた行かねばならない。

2020 ロードスター・フォトギャラリー

2021.1.23(土) ロードスター 24

1月27日でNDロードスターは納車1周年を迎える。
約14.000km走った。
新型コロナ禍の影響で遠くには本当に行っていない。
北は九重山:男池まで、東は山都町:通潤橋まで、
南は熊本市:免許センターで、西は金峰山まで。
高速道路は0回で、その代わり日向神は60回だった。
「山の往復を快適に過ごす」ことを主目的に買ったロードスターであるが、期待以上に運転すること自体が楽しい。

写真のほとんどは山に行ったついでに車を停めて撮ったものである。
今年は素敵な風景を求めて車を走らせてみようか。


2月15日 鹿北町


3月20日 大観峰:「おはくま」会場


3月30日 竜門ダム:思い出の山桜


4月4日 鹿北町:山桜


4月11日 星原峠


4月25日 ミルクロード


5月24日 星原峠:シャクナゲ


6月26日 ミルクロード:早朝


6月26日 ミルクロード


7月26日 竜門ダム:雨


7月26日 竜門ダム:八方ヶ岳


8月8日 鞍岳


8月29日 合志川堤防:朝


9月2日 ミルクロード:濃霧


9月20日 小原橋


9月26日 自宅前


10月4日 日向神ダム湖:つる橋


10月10日 竜門ダム


10月12日 阿蘇:扇坂展望所


11月29日 岳間:サザンカ

今日の驚き 4選

2021.1.21(木) 徒然 51

その1
朝の通勤時、キツネの交通事故死体を見つけた。
場所は時速70kmほどは出せる畑道。
キツネは久しぶりだったので、車を停めてスマホで写真を撮った。
【閲覧注意】

この時、「ピーッ、ピーッ」と、スマホから何か音がしたような気がした。
しかし、耳を澄ませると音はキツネの体の方からから聞こえてくるのだった。
どうも何らかの発信機が体に取り付けられているようだ。
というわけで、驚きその1は「発信機を付けたキツネ」だ。

その2
時々(月に一度ぐらい)、職場の個室トイレを使う。
今日、用を済ませて温水便座の「おしり」スイッチを押した。
しばらくすると、めちゃ勢い良く温水が局部に当たった。
レベルは「最強」であった。凄いの一言。
我が家の温水便座のパフォーマンスを最大限引き出せていない自分がなんか弱く感じる。
というわけで、驚きその2は「温水便座を最強で使う人の存在」である。

その3
夕方、近くの歯科医に歯のメンテナンスに行った。
駐車場の隣の車の中で若い男性が歯を磨いていた。
歯医者に行く前に歯を磨くのは最低限のマナーであるが、
車の中で磨くだろうか。
磨いた後の「唾液」はどうするのか?
首をかしげたまま待合室にいたら、くだんの若者が入ってきた。
大きなマスクをしているので頬の様子は分からない。
受付を済ませると洗面台のあるトイレにすぐ入って行った。
そして62秒後に出てきた。
というわけで、驚きその3は「車の中で歯磨きする男」だ。

その4
昨年、私は虫歯の治療や親知らずの抜歯を終えて、口腔内に全く不具合がない。
それなのに、単なるメンテと歯ブラシ1本で3,890円の請求だった。前回も高かった。
顔色一つ変えず、一万円札を出してお釣りを受け取る自分が相当見栄を張っているように感じた。
親知らず抜歯の前は3ヶ月に1回のメンテだったが、治療後は1ヶ月に1回となった。
おかげで、私は月2,400円のボルダリング・ジムの会員を辞めた。
というわけで、驚きその4は「歯のメンテでジムを辞めた男の存在」である。

ダム下で1テン極楽

2021.1.17(日) 岩場探索とダム下開拓  126

天気予報では最高気温5度。
昨日の疲労感もあって、こんな日は新しい岩場探索日とする。

岩場:A

以前はあまり見えなかったと思う。
まさしく安・近・短。

岩場:B

K1さんが見つけた岩場を紹介してもらった。
これは全く未開の地。
課題はアプローチか。
否、開拓者の年齢や体力・気力かな。
ボルダー好きな人なら下に大岩が転がっていた。

午後は日向神に寄ってみた。
道端エリアにはにっしーくんら。
バルコニーエリアにはタケシさんらがいた。
どちらも風があって寒そうだった。

「ダム下は風があたらない」ということで移動。
この日のダム下には合計10名が集まった。
私は「下の岩」の左端のプロジェクトにトライ。

昨年末にボルトを打って登れず、約一ヶ月ぶりのトライとなった。
一歩一歩が私にとっては相当難しい。
今日は何回トライしただろうか。
昔から「1テン地獄」という言葉がある。
ムーブはできているが、つなげて登るとどこかで1テンがかかる。
「惜しい! もう次こそ登れる」と誰もが思う。
しかし何度やっても1テンが続くと、疲れがたまって核心部以外でスベリ、身も心も落ち込む。

ところで、「1テン地獄」とはあまりにもネガティブな言葉ではないか。
「もう1テンだ、次こそ登れる!」という期待感を持つことこそクライミングの醍醐味だ。
日々のトレーニングにも気合が入る。
そこで「1テン極楽」という言葉が浮かんだ。
これから「初登」までの気持ちの高揚感がたまらない。

今日は寒い中にビレイヤーのゆきえさん、カメラマンの原口さんには大変お世話になった。

今年は八方ヶ岳かな?!

2021.1.16(土) 八方ヶ岳 2

八方ヶ岳:カニのハサミ岩 3回目。
やっと全容が見えてきた。

今日はSUNちゃんと二人で行った。
岩場には開拓者のSさん、Kさん。そしてゲストのYさん、Tさんがおられた。合計6名。
夜中に雨が降り、午前中は曇って岩の乾きが遅かった。
午前中は岩場の基部を右に回って、「蟹のハサミ岩:頂上」にまで登ってみた。

午後になってやっと明るい日差しが当たってきた。
1月4日にあと少しでMOSを逃したスラブ状カンテに取り付いた。
①「フェイク・スラブ 5.11a」 NG まだ乾いていなかった。
回りの木を切って岩場の整備。
右隣のRCCボルトルートにTRでトライ。

下部は面白いが、上部は難しすぎる。

②「フェイク・スラブ 5.11a」 NG ホールドが欠けてフォール。そして欠けた岩が頭に当たった。
グレードに大きな変化はないだろう。
③ 「フェイク・スラブ 5.11a」NG もう疲れた?
昨夜、県体壁で5本登った疲労が残っているようだ。

「フェイク・スラブ 5.11a B6」 RP。

このカンテ状スラブは、傾斜が緩く「5.10bぐらいかな?」と思わせるが、実際に取り付くとけっこう厳しい。
ボルトの間隔が狭いのは救いだ。

⑤「飯田丸 5.10a/b」 R(リピート)
前回これはMOSできた。
今のところ、このエリアで一番面白いルートだと思う。

まだ未開のエリアが多い八方ヶ岳:カニのハサミ岩であるが、ここはアプローチが長いために多くのクライマーが来ることはないだろう。
だからこそ、ルート開拓という至高の楽しみを満喫できそうなところでもある。

今年は八方ヶ岳:カニのハサミ岩かな?!

岩野山でボルダリング

2021.1.10(日) 岩野山 51

山には雪が積もりどうも日向神は行きにくい。
こんな時は地元の岩野山だろう。

今日は岩野山のボルダー課題を紹介しよう。
どれも高さがないので一人でもトライできる。

①正面壁カンテの下部

シットダウンスタートになる。
右手は尖ったカチで左手はピンチ、立ち上がりに腹筋を使う。
1ピン目ボルトの手前で左手ピンチを使うと充実する。

②奥の院トラバース

ロックタワーの北面を往復する。
手前の丸い岩から渡り込み戻るのも面白い。

③バック&フット

ロックタワーの真下の凹角部。

④ライター
ロックタワーから右へ12mほどの往復トラバース。
上のラインや下のラインがある。
「ライター」は一つのホールドで「マッチ」をしないトラバースのやり方。(造語です)

ところで、岩場の基部にある写真の板切れをご存じか?

もう字が読めなくなっているが、「岩洞峰」と書いてある。
「ロックタワー」の本名だろう。
知る人ぞ知る、この岩には2つの洞穴があるのだ。

【追記】
昨年から問題となっていた岩野山の大伐採をされた方が判明した。
「私が一人で切りました。のこを5本使いました。ゴルフ場から文句を言われたので、もう切りません」と、その方は言われた。
岩野山で何回か出会ったことのある方だった。
単にクライミングのゲレンデとしてのインフラ整備をしたつもりらしい。