ダム下「ビターチョコ 5.11b」開拓・初登

2021.1.30(日) 日向神:ダム下 127

朝の気温は1度、快晴。
日向神:ダム下は今年2回目で、昨年末にボルトを打ったプロジェクトの完成を目指す。
この季節、10時になると「下の岩」にも陽が差すようになる。

まるで道端エリアのような賑わいを見せている。

今回のプロジェクトだが、ゆきえさんのビレイで今日も「1テン極楽」にはまった。
何度やってもどこかでテンションが入ってしまう。
お昼をとうに過ぎて、陽が八女津姫の山に沈もうかとしていた。
「もう、これを最後にしようか」と思う頃だった。

ついに登れた。

思わず出たガッツポーズ。(カメラは高田さん)

ビターチョコ 5.11b B3 10m 緒方一成」の完成。

【開拓の軌跡】
2020年 12月19日(土)
・2019年12月に拓いた「フルグラ 5.11a」がこのエリアの左端だったが、1年経って「超短いけれど、もう一本左側にルートができそうだ」と思い、掃除をしてみた。そしてTr.で登ってみたら2テンションで上まで行くことができた。左側の樹木の伐採を松山さんらにも手伝っていただいた。
12月20日(日)
・ゆきえさんのアドバイスを得ながら終了点とボルト3本打。
リードでトライするもこの日は登れなかった。楽しみは次回へ。
2021年 1月17日(日)
・ゆきえさんの激が飛ぶ中、5回やって全敗。午後になると陽も陰り寒かった。次回を楽しみにする「1テン極楽」という文言を造った。「ビターステップ 5.11d」とルート名も考えた。
1月31日(日)
・そして本日、やっとこさで登ることができた。
ビレイヤーはゆきえさん。見届け人は写真を撮って頂いた高田さん。そして2種の小鳥たち。

「ジョウビタキ」

「コゲラ」

ルート名は「名は体を表す」ような「ビターステップ」から「ビターチョコ」に変えた。
「フルグラ」「アーモンド味」に続く食べ物三部作で統一感を出したつもり。
グレードは控えめに5.11b。
テクニック的にはかなり高度だが、ピンは近くて危なくないし、腕は疲れないので何度でもトライできるから。
このルートを登るにあたっては10年来履き続けている定番の「ミウラ」ではなく「5・10のクワンタム」を使用した。

原口さんからお安く譲り受けたものだが、このシューズがなければ登れていなかったかもしれない。

天気に恵まれた今日は「さくらのエリア」も多くのクライマーで賑わった。

「クワンタム」を履いて「象の目 5.11c」を登るKさん。