「ダム下」タグアーカイブ

忘年会の後先

2024.12.7~8 日向神 253

7日(土曜日)バルコニー、南面エリア
大渕げんき館(宿泊・あそ望山岳会:忘年会)
8日(日曜日)ダム下2F、早仕舞

星原峠近くのこの木は朝夕に陽が当たらない。
今日は午前11時に通ったので光が当たってきれいだった。

天気は最高なのに土曜日なのでクライマーは少ない。
先週に引き続きバルコニーエリアへ向かう。

① 逮捕しちゃうぞ(5.10c) リピート

登っているのはアリキチさん。
上部は右上するけっこう難しいラインになる。

② オンリーワン(5.11a) リピート

今日の目標はこれ。
先週、疲れて指がつったので2ピン目で敗退している。
帰って記録を見たら12年前にMOSしていた。
もし、フレッシュな状態でトライして登れなかったら12年前より力が落ちていることになる。自分なりにプレッシャーのかかった一登だった。
下部の核心部で左手指が思ったより大きいホールドをつかんだ時は嬉しかった。後は慎重に慎重にスラブ帯を越えるだけだった。

③ 大蛇山(5.10c) リピート
バルコニーは10cといえども侮れない。

この後、南面エリアへ移動。
④ 悶々マントル(5.10c) リピート
⑤ ゲルニカ(5.11c) リピート
⑥ ド・Sスラブ(5.11b) NG
澤田さんらがやっていたので久しぶりにトライ。

おいおい、下部のトラバースで1テン。
ムーブを完全に忘れている。

上部の核心がまたまた登れない。自分で設定したムーブはミウラではなくクアンタムが必要だったことを思い出した。
しかたなく少し左から行って登り切った。
「ド・S」の名にふさわしいルートだ。

「大渕げんき館」に投宿。
ここは大渕小学校跡にできた宿泊体験施設で広くて近代的な設備が整っている。学校や地域、部活動などの集団宿泊に適している感じだ。

12月の例会後、お風呂、夕食、忘年会となった。
山に関して言えばまだ12月の初旬、これからの1ヵ月間に楽しい計画があるので「忘年会」という気分にはまだならない。

8日(日曜日)
午前2時ごろ八女地方を雨雲が通り過ぎたらしく、外は湿っていて気温2度ぐらいと寒い。
しかし時折晴れ間も見えるので希望を持って岩場へ向かった。
駐車場周辺では多くのクライマーが歩いてウロウロしていた。
近くて、濡れていなくて、寒くなくて、登れそうな所を探して。

あそ望本隊は「ダム下3F」に行くという。
私はK1さんとダム下2Fへ。
後から井ノ口さんご夫婦、サトちゃん、山下さんらが来られた。
①さーちゃん  ②ちーちゃん  ③トライアングル(Tr.)
風はないが雲が多くて寒い。

④イルネージュ(5.10c) リピート

イルネージュを登る井ノ口さん。
終了点直下に面白いムーブがある。
この場所は日当たりがいいので昼食はここでとった。
冬場はあったかいカップラーメンが良い。
ここから動きたくないので、隣の出来て1年足らずの「卒業記念」を登ることになった。

⑤ 卒業記念(5.11bぐらい) RP
今年の3月、K1さんが初登した後にやって登れていなかった。

2ピン目。左のロープはイルネージュ。

この時期は指が滑らず、うれしいRP。

ダム下2Fはこんな感じ。撮影者はサトちゃん。

【追記】
ブログ12月1日付「晩秋の日向神」で紹介した黄色ザックは落とし主が現れ無事戻った。
約1ヵ月の放置で雨を含み、中のレインウェアが腐りかけていたがきれいに洗って干しておいたので、気持ちよく渡すことができた。

ダム下:マハレ(5.11a)MOS

2024.3.30(土) 日向神:ダム下 220

全国的に桜の開花が遅れているというニュースが流れていた。
さて、日向神はどうだろう?

毎年恒例、男岳分教場跡地の桜。まだ7分咲きか。
校庭のツバキは八重咲で4色盛り! 一見の価値がある。

松瀬ダム湖畔で見つけたサツマイモナリ。

ダム下の「蘭夢庵」はシャガの白い花が盛り。

先週が雨だったこともあり、ダム下2Fは今日も賑わった。

実力者の楠田君は「ブラッデイ・ジャム(5.11c)」をRP。

私は「ワン・チーム(5.11a)」を本日3便目でやっと再登。
4年前は2便目で登り、「お買い得イレブン-a」というイメージを持っていたが、今回のトライで十分に鍛えられた。

写真は「マハレ・ダイレクト(5.11b)」にトライ中の井ノ口さん。
今日はこのポジションから右に上がって、左に回る「マハレ(5.11a)」に臨み、MOSできた。

日向神ダム湖畔の満開桜を愛でながら帰った。
今日も十分満足の一日だった。

五色岩、いいね!

2024.3.20(春分の日) 日向神:五色岩 219

朝までは長崎:野岳に行くつもりでいたが、全国的な寒波の襲来で近場の日向神に転進した。
そして北風の吹かない日当たり良好の岩場である五色岩で久しぶりに登った。

① ⑤-2 不明(5.9ぐらい)MOS

久しぶりに訪れると、ルートが1本増えていた。
ピン間隔の遠いスラブを3ピンほど登ると、昔からあった不明⑤のリボルトになり、終了点が設けられている。(カラビナはない)
【追記 3月21日】
このルートは澤田・川津ペアによる「いつかの南壁(5.9)」だった。このあと、上部の南壁に伸びるマルチルートの1ピッチ目になるそうだ。

② ⑥サンダンサー(5.10c) R(リピート)

③ ⑧岳間茶上白折(5.11b) NG

2ピン目の核心部で力を使った。どうも左手のカチホールドを見逃していた。ハング~スラブ~フェースと変化に富んだ好ルート。

④ ⑨如月(5.11a) NG
核心部でムーブに迷っていたらスリップした。
山友さんは見事にフラッシュ。

⑤ ⑫百色(5.10c) R(リピート)  ※ももいろ
開拓・初登以来初めての再登だった。
比叡山の南面スラブを登っている感じを受ける。

時々小雪の落ちる空模様であったが、風は穏やかで登りやすかった。風の当たる「ハナタテ岩」を登っているパーティーはさぞ寒かったろう。

帰り道、まだ3月中旬だというのに「マムシグサ」が咲いていた。五色岩周辺がどれだけ暖かいかという証明であろう。

正面壁ではタケシさんが一人でマルチルートのリボルトをされていた。
午後は更に暖かい岩場を求めてダム下2Fに移動。
岩場で遅い昼食をとったが、時折強風が吹く。
ダム下は南向きとはいえ、谷間だからだろう。

⑥ 必殺仕事人(5.11b) NG

今日は指の滑りがなくレイバック風の登りができた。

⑦ ワンチーム(5.11a) NG

2020年2月以来4年ぶりなので私の中ではほぼオンサイトトライ。
見た目よりもバランスが悪い。
ホールドは分かりやすいので、この辺りはサラッと登りたい。
体が動かなかったのは寒さのせいにしておこう。

今週末は天気が良くないので、今日の日向神はクライマーが多かった。

ブラッデイ・ジャム(5.11c)開拓:初登

2024.2.10(土) 日向神:ダム下 214

3連休の初日、ダム下に集ったのは山崎夫婦、井ノ口夫婦、Kくん、そして私の6人。
曇り空の下、気温は6~7度で風もあって寒い。時折日差しがある。
先週設定したルートにTr.を掛けて試登を1回。
寒いけれど体が動いてあっさり登れた。
ドリルを上げてボルトを2本追加。

ファーストトライ。
スタートは左上する「パチンコゲーム」の2ピン目に向かって直上する設定。

核心部のクラックに右手ジャミングをきめる。
ここまでマスターリードなのでクリップにも力を使った。

あれっ、右手がガバをつかんだのに力が残っていない。
降りてくると、寒い中一生懸命トライしたので、ジャムをきめた右手に3ヵ所も血がにじんでいた。
2回目のトライもNG。

左のエリアでは、タケシさんが錆びて取れない古いボルトをディスクグラインダーを使って撤去作業。

昼食後、3回目のトライ。

細いクラックを直上する。

ハング上のホールドは取れるが、足置きが難しい。

上部もけっこう緊張する。

「ブラッデイ・ジャム(5.11c) B7 10m 緒方一成」

ビレイヤーはタケシさん、カメラは井ノ口さん。
この後、「トライアングル」を登るためにシューズを履こうとして腹直筋がつり、登っていたら左右の上腕がつってNG。
筋力を使い切っていた。

帰りの運転では脚がつった。
下はおまけの写真を1枚。

帰り道の牧場にある巨大なコンバイン。

立春の日も開拓

2024.2.4(日) 日向神:ダム下 213

今日は天気が良くないのでドライブ(昼食キャンプ)のつもりだった。
そこで昼食ツーリングを計画したが、いざどこへ行こうと思ったら昨日と同じ日向神:ダム下になった。

山鹿市の国道3号を走ると周りの山はこんな感じ。

ダム下に着いて、しばらくすると春の暖かい日差しが射してきた。
昨日の続きでTr.に下がると理想のラインが見えてきた。
これは相当手ごたえのある、面白いルートになりそう。

今日の昼食。
右上は「夜のお菓子:うなぎパイ」、これで元気が出た!
近頃は家にある食料をかき集めてくるので、コンビニに寄らなくなった。

コーヒードリッパーを忘れたので、フィルターをカップに直づけ、なんとかなった。
右はミックスナッツ、左は節分豆。

またツチグリが開いていた。
1月21日「小雨の日向神:ダム下」で紹介している。
しかしその後はグジャッとして小さくなり「終わった」と思っていた。
どうも、雨が降って湿気が多いと元気になって開くようだ。

小さな野ネズミの屍である。
実は数年前にも同じ場所で同様のものを見つけている。
その時は「上の木から落ちてしまった間抜けなネズミ」と思っていた。
これはたぶん、フクロウが丸のみして何かの都合で吐き出し、上の木から落としたものだろう。

自宅に戻り、今年1回目の「立春草刈」を行った。

節分の日も開拓

2024.2.3(土) 日向神:ダム下 212

2月2日(金)の夕焼け。
カメラの露出を太陽に合わせているのでえらく濃いが、明日はまずまずの気配だ。

車を明日のために洗った。
ナンバープレートの左側のグリルに夕陽が反射している。

2月3日(土) 節分
子どもじゃあるまいし、山行の朝は早い。

まだ薄暗いうちから日向神峡を目指す。
彼方の山は故郷の名峰、鞍岳(1119m)
どうも午後からは雨の予報だ。

今日の目標は「ダム下2F:パチンコホールのバリエーション」だ。(上は掃除前の写真)

左上するクラックから直上クラックに入り小ハングを越えるライン。
本当はクラックを利用したトラッドルートを作りたかったが、上部ではどうしてもボルトが必要で、フェースとしても5.11bぐらいはある。
次回、初登を目指す。

「トライアングル」の右側にも1本引けそうである。
登っているのはK1さん、ビレイヤーはタケシさん。

最後に「必殺仕事人(5.11b)」に取りついたら、久しぶりにハンマーを掃除やボルト打ちで振り回したので右前腕がつってNG。

午後は予報通り小雨が降り出した。

今日は写真が少ないので「昼食の残り」を載せよう。
ギンビスのアスパラガスは食べ出したら止まらない。

今日は節分。
我が家に現れた鬼はこれ!

明日は立春。
節分は豆まきや恵方巻などいまや大イベント化したが、立春はいたって静かだ。
主役が慌てず騒がず、どっしりと構えているのがいい。

必殺仕事人(5.11b)RP!

2024.1.8(祝) 日向神 210

成人の日の朝は相当冷えた。
庭のパンジーに霜がびっしり付いている。

早くも今年3回目のダム下エリアである。
10時を過ぎると2Fにも陽が当たる。

① サーちゃん(5.9ぐらい) OS

同ルートを登るゆきえさん。
これまでダム下2Fにはアップ用ルートがなかった。

今日、K1さんによって「サーちゃん(5.10aぐらい)」「チーちゃん(5.9ぐらい)」がリボルトされた。

②~④ 必殺仕事人(5.11b)NG
今シーズンだけでもこれで8回トライした。
どこか相性が悪い気がする。
しかしやっと、登れない時は「早い右足の上げ過ぎ」であることに気付いた。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0823-731x1024.jpg


すぐ隣の「トライアングル」では原口さんがトライを重ねている。
さて、どちらが早く実を結ぶか?
とりあえず、昼食としよう。

⑤ 必殺仕事人(5.11b) RP

さあて、ここから!

最後まで気は抜けない。
たぶん初トライから3年ほどかかっている。
やっと一つの呪縛からのがれることができた。
集中してトライを繰り返すことが大事だ。

午後の1本目で目標達成したので、欲を出してもう1本行こう!

⑥~⑩ 「令和6年 正月(5.11b)」 NG

本日午前中、K1さんによって開拓・初登されたルート。
ボルト3本と短いが、クリッピングポイントが分かりにくい。
もたもたして1テン極楽に突入!
後半は「疲労 VS 学習能力」だが、疲労の方が勝っていた。

自宅近くで夕焼けが見えた。
左の高い山が長崎:雲仙岳、手前の右側は岩野山。

今、指先のひりひり感と背中の疲労感が心地いい。

日向神:ダム下   「マハラ5.11a)」

2024.1.5(金) 日向神 209

朝食はモチ、納豆、サラダ、プロティン、2日前のB.D.ケーキ、ホットコーヒー。

今日はメンバーを代えて2日連続のダム下エリア。
終日曇り空だったが、寒くはなかった。

① フルグラ(5.11a) R(リピート)
2週間前に登っているとはいえ、ぎりぎりでリピート。

写真は「ダム下 1F」の全景。
みなさんが登っている間、一番左端にある「ビターチョコ」の掃除をした。

② ビターチョコ(5.11b) Tr.
③  ビターチョコ(5.11b) NG

このルートを拓いて約3年ぶりのトライ。
足のさばきは一からやり直しだ。

④ 必殺仕事人(5.11b) NG

登っているのは井ノ口さん。
彼のムーブを完コピしようとしたがどうもできない。

⑤ 必殺仕事人(5.11b) Tr.
なんとか手順は確定した。

⑥ 必殺仕事人(5.11b) NG

無理なムーブで左大胸筋に痛みが走った。
なんとか上がってQDを回収。

う~ん、このままでは帰れない。
「マハラ」が3年前に登った時は(5.10d)だったが、その後(5.11a)に昇格したのでやることにした。

⑦ マハラ(5.11a) NG
下部のトラバースで思い切りが足らなかった。(疲労?)

⑧ マハラ(5.11a) R(リピート)

かなり疲れていて上部では危なかった。
ビレイヤーはゆきえさん、カメラは原口さん。
このルートは「100岩」で★が付いていないが、トラバース、クラック、凹角と変化に富んだ好ルートだと思う。

日向神:ダム下2F ロングフレンド(5.11b/c)第2登

2024.1.4(木) 日向神 208

能登半島地震や羽田空港での事故など、新年から日本中は混乱しているが相変わらずの男3人が日向神に集った。
3人の共通点は60歳代、マツダ車に乗る、まだ子どもに金がかかる、イケメン・・・は、ないか。

最初にダム下エリアへのアプローチ整備。

① イルネージュ(5.10b) R(リピート)

イルネージュを登るタケシさん。

新シューズは自分へのお年玉という「カタナ」

2FのプロジェクトにトライするK1さん。

② ロングフレンド(5.11b/c) NG
昨年暮れ、K1さんによって開拓・初登されたルート。
オンサイトトライは2ピン目でテンション! 上部も厳しい。

③ ロングフレンド(5.11b/c) NG
下部でオリジナルムーブを発見。
上部も思い切りの良いムーブが要求される。

④  ロングフレンド(5.11b/c)  RP

開拓者にビレイをしていただく光栄に預かる。

カメラマンの腕が良いと足が長く映る!

次の一手が射程距離に入った!
この上で、最後の左足に体重が乗らず震えそうになった。
ぎりぎりでRP、第2登となった。

私も自分への誕生日(1月3日)プレゼント。
新ロープと新ロープバッグだ。

今日は愛知県からも来られていた。
どうも私のブログを読んで「ダム下エリア」で登られたようだ。
このブログ「山へ行って居ります」も、全国区になりつつある。

ダム下1Fのメンテ

2023.12.24(日) 日向神 207

熊本は朝から快晴、しかし天気予報では八女地方は午後から崩れるようだ。

松瀬ダム湖とキャンプ場

今月からのダム下エリアは3回目だが、1F(階)部分のコケ具合がひどいのでメンテナンスをすることにした。
この1F部分を開拓していたのはもう4年前の冬になる。

タケシさんは3Fの整備へ、ゆきえさん、K1さんとで1Fの草刈りやコケ落としを行った。

① 軽減税率(5.10a) R(リピート)
スタートはまったく覚えておらず、若干湿っぽい(近くには雪が残っている)のでとても10aとは思えない難しさだった。

② アーモンド味(5.10d) R(リピート)

これは私が拓いたルート。(2019年12月21日)
2ピン目のQDを掛ける部分とテラスを左上する部分が緊張した。

③ フルグラ(5.11a) NG

これも私が拓いたルート。(2019年12月15日)
ホールドがどれも甘く、解決策が分からない。(思い出せない!)
1テンションかけてやっとムーブを思い出した。

3年ほど前に登った時は乾いていて、サクッと登れたので「10cぐらいかな・・・」と思ったが、これはやっぱり初見なら11aで良いと思う。
スラブはホールドに馴染むことが大切だ。

④ フルグラ(5.11a) R(リピート)

ここは南向きで冬は暖かく、2F部分からトップロープもかけやすいので初心者の練習に最適だと思う。
手前の植物は「蘭夢庵」Aさん宅の植栽なので切らないように留意したい。

今日のダム下エリアは9名と賑わったが、小雨が降って少し早めに撤収した。
Aさんからお土産をいただいた。

緑色種の「はやとうり」である。
我が家でも数10年前、白色種を育てていたので懐かしい。