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日向神:ダム下3F     オスプレイ(5.11b)RP

2025.2.23(祝) 日向神264 ダム下23

3連休の中日、寒そうだけれども岩場の整備ぐらいならできる。
集まったのはタケシさん、K1さん、そして私。
午前中はそれぞれのお仕事をした。

私はprojectBに昔打たれていた非常に浅打ちのボルトをグラインダーでカットする作業。
茶色のパンツに白い脚絆がけっこう決まっている。
その後、projectCの大掃除。

昼食は色気のない男3人で会話も弾まない。
いや、寒かったからなあ。

K1さんが5年前のコロナ禍の頃に一人で手掛けていたルートが本日、完成していた。

「オスプレイ(5.11b) B9 長友敬一」である。
このルート名は、完成して数分後に米軍のオスプレイが3機、爆音を響かせて頭上を飛んで行ったことに由る。
3Fには鳥の名前がつくルートが多い。調べたらオスプレイは「ミサゴ」の英名だった。

さっそく登らせていただく。

1回目はテンションが入ってしまった。

2回目でRP。うれしい第2登である。
ビレイヤーは開拓者のK1さん。写真は隣のルートからタケシさん。

この後、片付け中に雪が降り始めた。
雪に追い立てられながら下山した。

昨日、ロードスターに「ストラット・タワーバー」を装着した。
今までは峠道などを走るとヒラヒラと舞うような走りだった。
今日からはキビキビした安定感のある走りになった。たぶんコーナリングスピードは2割増しだろう。

岩と車のお祝いに珍しくコンビニに寄って高級アイスを買った。

駐車場に車止めがあった。

大型車用の車止めだろうが、多くの車がぶつかって泣いた痕跡があった。

小雪舞う日向神:ダム下からマツダへ

2025.2.22(土) 日向神263 ダム下22

日本列島は「長期寒波」に覆われ、せっかくの3連休もどうなることやら。しかし、朝の熊本地方は快晴。
今日はprojectBにボルトを打つ予定でわくわくが止まらない。

午後は用事があるので8時過ぎには家を出た。
外気温-1度。

約1時間でダム下に着いた。

今開拓中の隧道エリアを下から仰ぎ見る。

Tr.ソロでムーブを探るも岩が冷たすぎて持てない。
そこへ井ノ口御夫婦が登場、天の助けである。

スタートが厳しい。すでに10回は落ちた。

中盤も厳しい。5回は落ちた。

これはもう上部、ラスボスが待っている。

井ノ口さん、愛のビレイ。
日向神峡に小雪が舞い、見学に来られたHさん御夫婦は寒すぎるので登らずに帰られた。
この頃、冷たさにしびれていた指先がポカポカと温まってきた。
今だとばかりに「あと1本お願いします」と言ってトライすると意外にも上までムーブがつながったではないか!
ダムからは正午の合図が聞こえてきたが、一人で上から下がってボルトを5本打った。

13:30 「卒業記念(5.11b)」にトライする井ノ口さんの下で昼食をいただき早めの下山。外気温は5度。

15:30 マツダ光の森店へ。街の気温は10度。

タケシさんから戴いた、「ストラット・タワーバー」をロードスターに取り付けた。タワーバーはただで戴いたが取り付け部品と工賃で15,000円かかった。
付けてみて、カーブやストレートで車が安定したように感じる。ハンドルは遊びが減り重くなったように感じる。

取り付け作業の間、久しぶりに「ゆめタウン」へ行った。
紀伊国屋の前に「ワークマン女子」があったので一通り回って、靴ひもを買った。

元の白い紐は長さが140cm以上と余りまくっていた。

パワーが欲しい

2025.2.16(日) 日向神262 ダム下21

前夜、けっこう雨が降った。
岩場は濡れているだろうが、Projectの終了点設置ぐらいはできるだろうと日向神:ダム下へ向かう。

着いてみるといつもの場所に車が置けないほど賑わっている。
ここには雨でも登ることができるルートがある。

タケシさんも来たのでチェーンソーを借りてまずはキコリ。

ダム下エリアでは、日向神には珍しくウサギの糞が見られる。
昼食後、上から下がって終了点を設置した。

終了点は熟考して緩傾斜の手前に作り、ロープが擦れないようにした。
午後は日差しも出て岩も乾いてきたのでTr.ソロで試登。
なんか登れないので早めの下山。

ダム下1FではKさんらが岩の乾きを待って遅く来られ、熱心に登られていた。

帰り道、南西の空に彩光(?)がまた見えた。
(露出を少し落として撮影)

自宅に着くと、雨上がりなのに終了点設置にキコリまでしっかりできて十分満足のはずなのにどうも心が晴れない。
理由は明らか、昨日は出来たProjectのスタートが今日は全く出来なかったからだ。
ホールドは決まっているのでぐっと引き付けて後は足を上げるだけなのだが、それが出来ない。これはもう5.12か?

しかし、私よりも腕の太さが2倍ぐらいあるSさんならばひょいと登って「5.10dぐらいですかね~」と言いそう。
パワー不足をムーブで補うのがクライミングの醍醐味なのだがなんかうまくいかない。
ダム下2Fに「リーチがほしい」というルートがある。どうもリーチがある(長い)人にはやり易いルートらしい。リーチがない(短い)人には絶望的に難しいそうだ。

開拓でパワー不足をこんなに痛感したのは初めてだ。
あと1週間でなんとかならんもんだろうか。

本日、Sさんから戴いた外国のお菓子。

春は近い

2025.2.15(土) 日向神261 ダム下20

身体は食べたもので出来ている。
その食べ物は、自分の歯でしっかりと噛んで食べたい。
口から食べることが出来なくなったらそれが私の寿命である。
という訳で、歯を大事にするために虫歯の治療をしているので今日は山に行くのが遅くなった。

ダム下3階では皆さんが新ルートの「バレンタイン」にトライする楽しそうな声が響いていたが、私は一人で新エリアへ行った。
ちなみに、バレンタインは5.11cに格上げされるそうである。

Tr.ソロで先日登れなかった下部がなんとか解決した。
上まで通してみたがなかなか面白いムーブがある。

大きな木を切るのも今日のめあてだった。
このエリアはタケシさんの提案で「隧道エリア」と呼びたい。
午後3時過ぎ、小雨が落ちてきたので皆さんと一緒に下山。
気温は10度を超えていたのにアラレも降ってきた。

帰り道、男岳分教場跡の梅がふくらんできた。

今日は写真が少ないので適当に載せよう。

2月9日、JA植木市へ行き、りんご飴をかじった。

昨年末に買うことができなかったヒアシンスを植木市で買った。6日目でずいぶん根が伸びてきた。

「ニジイロクワガタ」は冬を越えていまだに元気。

今日は山崎家からキウイのフルーツソースを戴いた。

開拓1本目は諦めモードへ

2025.2.2(日) 日向神 259 ダム下 18

昨日は雨だったが、今日は天気も回復しそうだ。
1月に2回掃除をしたラインに今日はボルトを打ちたい。
日向神までは約1時間のドライブ、お尻のこぶもずいぶんと小さくなってきたので、シートに座布団を挟まなくとも運転ができた。
ダム下はK1さんと井ノ口夫妻。その他4人と雨上がりにしては賑わった。

① ProjectAの掃除

場所はダム下2F、「イルネージュ(5.10c)」の上下。
下部までの掃除に3日間かかり、やっと今日が試登1回目。
グリグリを使ってのTr.ソロだが、予想外に下部からして難しい。
井ノ口さんにお尻を押してもらっても体が上がらない!
それではと、イルネージュの終了点から上にトライするがこちらも1mぐらいしか上がらない。
そのうちにダムから正午の合図がしたので今日は諦めた。
一応全力は尽くした。

② ブラッディジャム(5.11c) Tr.(トップロープ)

ちょうど1年前に自分で拓いたルートだが、スタートの手順からして忘れていた。
本当にテクニカルでパワフルな好ルート、とりあえず「今年の目標」にしてもいいくらいだ。

③ トライアングル(5.10c) R(リピート)
三角形というより槍の先みたいなホールドがポイント。

④ マハレ直上(ダイレクト)(5.11a) NG
これは去年の3月に拓いたルート。
しかしこれはムーブを思い出したので次回は登れそう。

1月は左お尻に大きなこぶを作ったので、上半身を鍛えようと思いメトリウスに何回も下がったら左前腕に痛みが出始めた。本末転倒である。
今日のクライミングは消化不良だったので、気分転換に洗車をした。その後、水気を飛ばすために畑道を走ったら薄い夕焼けが見えた。

戴き物 2

2025.1.26(日) 日向神 258 ダム下 17

久しぶりに日向神2連荘となった。

鹿北の男岳分教場跡。もう日向神は今年5回目になった。このペースだと年間60回か。
2日続けてダム下3Fへ。

① 3Fから下がって2Fの開拓(昨日の続き)

午前中一杯、壁のそうじ。
今日は防塵用ゴーグル(ダイソー:花粉症対策メガネ)をかけていた。白内障手術後メガネなしでもよく見えるようになった。

② 不明ルート(サシバ?)でトレーニング

③ 椿ハング(5.10b) MOS

右側のゆきえさんが登っているルート。壁が黒く、足を置く場所が分かり辛いために難しく感じた。
左は「椿凹角(5.10c)」を登るともこさん。

④ 椿カンテ(5.10a) MOS

壁の中央部の小カンテを登る。
これで3Fの登れそうなルートは全部登った。

帰り道、きれいな飛行機雲を見た。この後天気は下り坂になるだろう。

この時、南西の空に彩雲が現れていた。

家の近くへ来ると阿蘇が輝いていた。高岳の北面には雪が見える。

西の方には雲仙普賢岳が見える。

今日はタケシさんからシイタケを戴いた。

ぼちぼちやろう。

2025.1.19(日) 日向神:ダム下 256

いつもより早く家を出た。
国道3号線から大渕へ進む。左お尻のこぶはまだまだ小さくならないが、運転はずいぶんと楽になった。

① ビターチョコ(5.11b)の掃除

一人で1階左端の「ビターチョコ」の苔を落とし、やぶを払った。
今日の目標は達成した。
拓いたのは2021年1月だからもう4年前になるのか。

② 上昇気流(5.10d) MOS
B13、28mと3階の最長ルート。トンビの終了点から少し上がったところに核心部があり、上部はホールドが大きく楽しい。

③ ④ 無名ルート(クラシック)にTr.トライ

登っているのは楠田くんで、彼も今日は登れなかった。
どうも5.12は十分ありそうだ。
私はたった2回で指皮が薄くなった。

⑤ サニー(5.11a) NG
靴にも個性があり、ミウラ(2013)とは相性が良くないと感じるルート。 NGはお尻やシューズのせいにしておこう。

⑥ 藪椿(5.10c) R(リピート)

腰を岩に近づけて立ち上がるムーブが何回かあった。
指先がヒリヒリでもう十分満足。

井ノ口さんから戴いた静岡のお土産。
今日は春の陽気で暖かった。太陽も高くなった。

自宅近くからの夕日。まだ雲仙の左側に沈む。

病院からの初日向神

2025.1.13(祝) 日向神:ダム下 255

1月3日に日向神:五色岩から下山中の事故を報告して以来のブログアップになる。巷では「再起不能説」や「山からのフェードアウト説」がささやかれていたかもしれない。それほど痛い「尻もち」だった。
しかしおかげで箱根駅伝復路を寝て観て、2024年の山行記録・写真まとめなどを立ってパソコンに向かいできた。
その後、骨はまったく痛くなかったのでただただ安静にしていたが、局部を中心に内出血が半端なく、左お尻に大きなこぶが残ってしまった。10日たってもこぶは小さくならず、椅子に座るのも運転するのも痛くて不自由だ。ある山友さんからは「骨は勝手に移動してくっつきます」とかおどされた。
それでやっと今日になって整形外科の病院を受診した。てっきりパンツを脱がされるのを覚悟していたが、ズボンの上から触って「ケッショウができていますね」と一言。レントゲンを撮って骨に異常がないことを確認後、内出血を散らす塗り薬を処方していただいた。合計4,000円で安心感を買った。

朝、自宅近くの畑で猛禽類を見た。識者によるとノスリらしい。

鹿北の男岳分教所跡でいつもの1枚。
今年は何回日向神へ通うだろうか。

まずは日向神社に詣でて安全祈願をした。
そしてダム下3階へ向かった。
上からはK1さんのドリルの音が軽やかに聞こえてきた。

① 椿姫(5.10a)  R(リピート)
左足を上げるとお尻の皮がつっぱるけれどなんとか登れた。

新年早々K1さんが新しいルートを拓き、初登された。
(下の写真:ジェードル(5.11a)B7 長友)

② ジェードル(5.11a) OS ※第2登
フェース系でけっこう傾斜があり、面白かった。

タケシさんが登っている辺りがジェードルになっている。第3登。

③ 油揚げ(5.11b) OS

トンビ(5.10aにしては難しい)の2ピン目あたりから右へトラバースして直上するルート。

バルコニーエリアの小さなホールドを拾うルートに似ているが傾斜は強い。なんとかオンサイトできて今年は幸先が良い。

「油揚げ」は「トンビ」からの派生ルートになる。この名札の通りに登ることになる。

④ カメリア(5.10b) R(リピート)

長く登りがいのあるカメリアをRPされた原口さん。ビレイヤーはゆきえさん。
本日は余力を残して下山した。

帰りにホームセンターに寄って脚立を買った。
ロードスターはこのくらい平気で積める。

今日は山崎家からいろいろ戴いた。

これはその一つ、自家製のキウイフルーツは美味だった。

忘年会の後先

2024.12.7~8 日向神 253

7日(土曜日)バルコニー、南面エリア
大渕げんき館(宿泊・あそ望山岳会:忘年会)
8日(日曜日)ダム下2F、早仕舞

星原峠近くのこの木は朝夕に陽が当たらない。
今日は午前11時に通ったので光が当たってきれいだった。

天気は最高なのに土曜日なのでクライマーは少ない。
先週に引き続きバルコニーエリアへ向かう。

① 逮捕しちゃうぞ(5.10c) リピート

登っているのはアリキチさん。
上部は右上するけっこう難しいラインになる。

② オンリーワン(5.11a) リピート

今日の目標はこれ。
先週、疲れて指がつったので2ピン目で敗退している。
帰って記録を見たら12年前にMOSしていた。
もし、フレッシュな状態でトライして登れなかったら12年前より力が落ちていることになる。自分なりにプレッシャーのかかった一登だった。
下部の核心部で左手指が思ったより大きいホールドをつかんだ時は嬉しかった。後は慎重に慎重にスラブ帯を越えるだけだった。

③ 大蛇山(5.10c) リピート
バルコニーは10cといえども侮れない。

この後、南面エリアへ移動。
④ 悶々マントル(5.10c) リピート
⑤ ゲルニカ(5.11c) リピート
⑥ ド・Sスラブ(5.11b) NG
澤田さんらがやっていたので久しぶりにトライ。

おいおい、下部のトラバースで1テン。
ムーブを完全に忘れている。

上部の核心がまたまた登れない。自分で設定したムーブはミウラではなくクアンタムが必要だったことを思い出した。
しかたなく少し左から行って登り切った。
「ド・S」の名にふさわしいルートだ。

「大渕げんき館」に投宿。
ここは大渕小学校跡にできた宿泊体験施設で広くて近代的な設備が整っている。学校や地域、部活動などの集団宿泊に適している感じだ。

12月の例会後、お風呂、夕食、忘年会となった。
山に関して言えばまだ12月の初旬、これからの1ヵ月間に楽しい計画があるので「忘年会」という気分にはまだならない。

8日(日曜日)
午前2時ごろ八女地方を雨雲が通り過ぎたらしく、外は湿っていて気温2度ぐらいと寒い。
しかし時折晴れ間も見えるので希望を持って岩場へ向かった。
駐車場周辺では多くのクライマーが歩いてウロウロしていた。
近くて、濡れていなくて、寒くなくて、登れそうな所を探して。

あそ望本隊は「ダム下3F」に行くという。
私はK1さんとダム下2Fへ。
後から井ノ口さんご夫婦、サトちゃん、山下さんらが来られた。
①さーちゃん  ②ちーちゃん  ③トライアングル(Tr.)
風はないが雲が多くて寒い。

④イルネージュ(5.10c) リピート

イルネージュを登る井ノ口さん。
終了点直下に面白いムーブがある。
この場所は日当たりがいいので昼食はここでとった。
冬場はあったかいカップラーメンが良い。
ここから動きたくないので、隣の出来て1年足らずの「卒業記念」を登ることになった。

⑤ 卒業記念(5.11bぐらい) RP
今年の3月、K1さんが初登した後にやって登れていなかった。

2ピン目。左のロープはイルネージュ。

この時期は指が滑らず、うれしいRP。

ダム下2Fはこんな感じ。撮影者はサトちゃん。

【追記】
ブログ12月1日付「晩秋の日向神」で紹介した黄色ザックは落とし主が現れ無事戻った。
約1ヵ月の放置で雨を含み、中のレインウェアが腐りかけていたがきれいに洗って干しておいたので、気持ちよく渡すことができた。

ダム下:マハレ(5.11a)MOS

2024.3.30(土) 日向神:ダム下 220

全国的に桜の開花が遅れているというニュースが流れていた。
さて、日向神はどうだろう?

毎年恒例、男岳分教場跡地の桜。まだ7分咲きか。
校庭のツバキは八重咲で4色盛り! 一見の価値がある。

松瀬ダム湖畔で見つけたサツマイモナリ。

ダム下の「蘭夢庵」はシャガの白い花が盛り。

先週が雨だったこともあり、ダム下2Fは今日も賑わった。

実力者の楠田君は「ブラッデイ・ジャム(5.11c)」をRP。

私は「ワン・チーム(5.11a)」を本日3便目でやっと再登。
4年前は2便目で登り、「お買い得イレブン-a」というイメージを持っていたが、今回のトライで十分に鍛えられた。

写真は「マハレ・ダイレクト(5.11b)」にトライ中の井ノ口さん。
今日はこのポジションから右に上がって、左に回る「マハレ(5.11a)」に臨み、MOSできた。

日向神ダム湖畔の満開桜を愛でながら帰った。
今日も十分満足の一日だった。