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必殺仕事人(5.11b)RP!

2024.1.8(祝) 日向神 210

成人の日の朝は相当冷えた。
庭のパンジーに霜がびっしり付いている。

早くも今年3回目のダム下エリアである。
10時を過ぎると2Fにも陽が当たる。

① サーちゃん(5.9ぐらい) OS

同ルートを登るゆきえさん。
これまでダム下2Fにはアップ用ルートがなかった。

今日、K1さんによって「サーちゃん(5.10aぐらい)」「チーちゃん(5.9ぐらい)」がリボルトされた。

②~④ 必殺仕事人(5.11b)NG
今シーズンだけでもこれで8回トライした。
どこか相性が悪い気がする。
しかしやっと、登れない時は「早い右足の上げ過ぎ」であることに気付いた。

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すぐ隣の「トライアングル」では原口さんがトライを重ねている。
さて、どちらが早く実を結ぶか?
とりあえず、昼食としよう。

⑤ 必殺仕事人(5.11b) RP

さあて、ここから!

最後まで気は抜けない。
たぶん初トライから3年ほどかかっている。
やっと一つの呪縛からのがれることができた。
集中してトライを繰り返すことが大事だ。

午後の1本目で目標達成したので、欲を出してもう1本行こう!

⑥~⑩ 「令和6年 正月(5.11b)」 NG

本日午前中、K1さんによって開拓・初登されたルート。
ボルト3本と短いが、クリッピングポイントが分かりにくい。
もたもたして1テン極楽に突入!
後半は「疲労 VS 学習能力」だが、疲労の方が勝っていた。

自宅近くで夕焼けが見えた。
左の高い山が長崎:雲仙岳、手前の右側は岩野山。

今、指先のひりひり感と背中の疲労感が心地いい。

日向神:ダム下   「マハラ5.11a)」

2024.1.5(金) 日向神 209

朝食はモチ、納豆、サラダ、プロティン、2日前のB.D.ケーキ、ホットコーヒー。

今日はメンバーを代えて2日連続のダム下エリア。
終日曇り空だったが、寒くはなかった。

① フルグラ(5.11a) R(リピート)
2週間前に登っているとはいえ、ぎりぎりでリピート。

写真は「ダム下 1F」の全景。
みなさんが登っている間、一番左端にある「ビターチョコ」の掃除をした。

② ビターチョコ(5.11b) Tr.
③  ビターチョコ(5.11b) NG

このルートを拓いて約3年ぶりのトライ。
足のさばきは一からやり直しだ。

④ 必殺仕事人(5.11b) NG

登っているのは井ノ口さん。
彼のムーブを完コピしようとしたがどうもできない。

⑤ 必殺仕事人(5.11b) Tr.
なんとか手順は確定した。

⑥ 必殺仕事人(5.11b) NG

無理なムーブで左大胸筋に痛みが走った。
なんとか上がってQDを回収。

う~ん、このままでは帰れない。
「マハラ」が3年前に登った時は(5.10d)だったが、その後(5.11a)に昇格したのでやることにした。

⑦ マハラ(5.11a) NG
下部のトラバースで思い切りが足らなかった。(疲労?)

⑧ マハラ(5.11a) R(リピート)

かなり疲れていて上部では危なかった。
ビレイヤーはゆきえさん、カメラは原口さん。
このルートは「100岩」で★が付いていないが、トラバース、クラック、凹角と変化に富んだ好ルートだと思う。

日向神:ダム下2F ロングフレンド(5.11b/c)第2登

2024.1.4(木) 日向神 208

能登半島地震や羽田空港での事故など、新年から日本中は混乱しているが相変わらずの男3人が日向神に集った。
3人の共通点は60歳代、マツダ車に乗る、まだ子どもに金がかかる、イケメン・・・は、ないか。

最初にダム下エリアへのアプローチ整備。

① イルネージュ(5.10b) R(リピート)

イルネージュを登るタケシさん。

新シューズは自分へのお年玉という「カタナ」

2FのプロジェクトにトライするK1さん。

② ロングフレンド(5.11b/c) NG
昨年暮れ、K1さんによって開拓・初登されたルート。
オンサイトトライは2ピン目でテンション! 上部も厳しい。

③ ロングフレンド(5.11b/c) NG
下部でオリジナルムーブを発見。
上部も思い切りの良いムーブが要求される。

④  ロングフレンド(5.11b/c)  RP

開拓者にビレイをしていただく光栄に預かる。

カメラマンの腕が良いと足が長く映る!

次の一手が射程距離に入った!
この上で、最後の左足に体重が乗らず震えそうになった。
ぎりぎりでRP、第2登となった。

私も自分への誕生日(1月3日)プレゼント。
新ロープと新ロープバッグだ。

今日は愛知県からも来られていた。
どうも私のブログを読んで「ダム下エリア」で登られたようだ。
このブログ「山へ行って居ります」も、全国区になりつつある。

ダム下1Fのメンテ

2023.12.24(日) 日向神 207

熊本は朝から快晴、しかし天気予報では八女地方は午後から崩れるようだ。

松瀬ダム湖とキャンプ場

今月からのダム下エリアは3回目だが、1F(階)部分のコケ具合がひどいのでメンテナンスをすることにした。
この1F部分を開拓していたのはもう4年前の冬になる。

タケシさんは3Fの整備へ、ゆきえさん、K1さんとで1Fの草刈りやコケ落としを行った。

① 軽減税率(5.10a) R(リピート)
スタートはまったく覚えておらず、若干湿っぽい(近くには雪が残っている)のでとても10aとは思えない難しさだった。

② アーモンド味(5.10d) R(リピート)

これは私が拓いたルート。(2019年12月21日)
2ピン目のQDを掛ける部分とテラスを左上する部分が緊張した。

③ フルグラ(5.11a) NG

これも私が拓いたルート。(2019年12月15日)
ホールドがどれも甘く、解決策が分からない。(思い出せない!)
1テンションかけてやっとムーブを思い出した。

3年ほど前に登った時は乾いていて、サクッと登れたので「10cぐらいかな・・・」と思ったが、これはやっぱり初見なら11aで良いと思う。
スラブはホールドに馴染むことが大切だ。

④ フルグラ(5.11a) R(リピート)

ここは南向きで冬は暖かく、2F部分からトップロープもかけやすいので初心者の練習に最適だと思う。
手前の植物は「蘭夢庵」Aさん宅の植栽なので切らないように留意したい。

今日のダム下エリアは9名と賑わったが、小雨が降って少し早めに撤収した。
Aさんからお土産をいただいた。

緑色種の「はやとうり」である。
我が家でも数10年前、白色種を育てていたので懐かしい。

ダム下3F「お披露目会」

2022.5.3(祝) 日向神:ダム下 27

ゴールデンウイーク真っ只中、快晴の空の下にダム下3階の「お披露目会」が開かれた。

【受付風景】
「九州の腕自慢が勢ぞろい」と言いたいところだが、雨で日程が変更になり参加者は少なめ。


【3階エリア】
コンペではないが、各ルートに点数が割り振られている。
みなさん、トポを見ながら自分のオンサイト力向上を目指して取り付いている。


【ノスリ(5.12a)を登るYさん】

① 彼岸桜(5.12aぐらい B8 20m) NG
クラシックのリボルトルートである。
まだリボルト後の初登者がいないのでトライしてみた。
今年初の「プリクリップ棒」の登場となった!

② 彼岸桜 NG

【彼岸桜をTr.で登るタケシさん】

③ マリーゴールド(5.10d B6 12m) MOS
ルート名はあいみょんのヒット曲から。
となれば、ファンとしては登らねばならない。
出だしのライン取りを間違えて危うくNGになりそうだった。

④ パイプライン(5.10c B9 20m) MOS
上部(ルーフの下)は岩質が変わり、石灰岩に似ている。
ウクライナに平和を。

⑤ 1階部分、「ビターチョコ」の掃除
開拓者は時々ルートのメンテナンスもする。
午前中はさくらのエリア「粉吹き爺さん」取り付きの枝切りも行った。

午後4時ごろ、無事に「お披露目会」は終了した。

まだダム下エリアは明るい日差しを浴びていた。


【マダニ】
なんと、ロードスター車内にマダニがいた。
たぶん、最後の掃除でブッシュの中に入った時、靴に付いてきたのだろう。
これから登られる方は十分ご注意されたし。

好調の日もある

2022.4.16(土) 日向神:ダム下 26

海外通販を時々利用している。

ぺツルのハンガー 40枚
ぺツルのランヤード「コネクト」
ぺツルのマイクロトラクション

ロシアのウクライナ侵攻や上海のロックダウンのせいか、注文品の到着が随分遅れてやっと届いた。
開拓も「弾切れ」では仕事ができないので、4月はダム下に通ってきた。
そしてスキルの向上を目指してきたが、今日はその成果が表れてきた。


「大渕の石橋」
日向神に向かう途中、久しぶりに石橋を渡った。

ダム下3階にタケシさんと上った。

①侘助(わびすけ 5.10b B9 18m ) MOS
アップに良い。

シンクロニシティ(5.11c B12 25m 長友) RP

「ロワーダウンしながらクリーニングしているところ」
先週からの宿題、3回目でRP。
全体的には難しくないが、核心部のトリッキーな動きと見えにくいホールドでオンサイトは厳しいだろう。

河津桜(5.11c B8 16m) OS
タケシさんによるリボルトルート。
QDを架けてもらったので意外と余裕があった。

④∼⑥ project1 (2.5階)
小さな横カチを掘り出し、一手進んだ。
ボルト位置もだいたい決まってきた。
大きなアンダーホールドがあって、パワー全開になる。
だいぶん調子は上向きだが、つなげて登るにはもうしばらく精進しなければならない。

ダム下にはミカさんらが来られていた。

「象の目 5.11c」
十分楽しまれていたようだ。
伸び放題になっていた新枝をノコで切っていただいた。


帰り道の「山鹿:不動岩」
かなり分かりにくいが、不動岩の上に満月が昇っている。
この景色、10年ほど前に1回見たような気がする。

桜咲く日向神

2022.4.3(日) 日向神:ダム下 23

この桜の季節、日向神ダム湖畔の桜は見事である。
岩を登らなくとも桜を見るだけでも訪れる価値がある。


山鹿市鹿北、【男岳文教所跡】


【グリーンパル日向神のテントサイト】
なかなかの賑わいだ。

ダム下2F「さくらのエリア」の桜も咲いていたが、
今日はタケシさんとダム下3F(階)で登った。
このエリア、私は初めてである。
①トンビ(5.10a B8) MOS

②カメリア(5.10b B10) MOS

サニー(5.11a   B13   20m   長友) MOS

核心部の細かいフットホールドはバランシーだった。
登っているのはビレイをしていただいたタケシさん。


【昼食】

④Give me five!(5.11bぐらい) NG
下部は苦手なフェイス、次回は登れる感じかな。


【ベニツチカメムシ】
ボロボロの木の汁を吸うそうだが、停まっているのは椿の葉。

⑤椿凹角(5.10c) MOS

ここダム下3Fは古くて新しいエリア。
開拓団の尽力でアプローチに梯子がかけられて案外楽にたどり着ける。
グレードは暫定版で、近日中に「K1HUT」に公開される。

早目に撤収して、ダム下からロードスター2台でキャンプ場へと駆け上がった。

【久ぶりの2ショット】


【正面壁とソメイヨシノ】


【けほぎ橋を渡って帰る】
ダム湖畔の桜は今日が満開であろう。

ダム下で1テン極楽

2021.1.17(日) 岩場探索とダム下開拓  126

天気予報では最高気温5度。
昨日の疲労感もあって、こんな日は新しい岩場探索日とする。

岩場:A

以前はあまり見えなかったと思う。
まさしく安・近・短。

岩場:B

K1さんが見つけた岩場を紹介してもらった。
これは全く未開の地。
課題はアプローチか。
否、開拓者の年齢や体力・気力かな。
ボルダー好きな人なら下に大岩が転がっていた。

午後は日向神に寄ってみた。
道端エリアにはにっしーくんら。
バルコニーエリアにはタケシさんらがいた。
どちらも風があって寒そうだった。

「ダム下は風があたらない」ということで移動。
この日のダム下には合計10名が集まった。
私は「下の岩」の左端のプロジェクトにトライ。

昨年末にボルトを打って登れず、約一ヶ月ぶりのトライとなった。
一歩一歩が私にとっては相当難しい。
今日は何回トライしただろうか。
昔から「1テン地獄」という言葉がある。
ムーブはできているが、つなげて登るとどこかで1テンがかかる。
「惜しい! もう次こそ登れる」と誰もが思う。
しかし何度やっても1テンが続くと、疲れがたまって核心部以外でスベリ、身も心も落ち込む。

ところで、「1テン地獄」とはあまりにもネガティブな言葉ではないか。
「もう1テンだ、次こそ登れる!」という期待感を持つことこそクライミングの醍醐味だ。
日々のトレーニングにも気合が入る。
そこで「1テン極楽」という言葉が浮かんだ。
これから「初登」までの気持ちの高揚感がたまらない。

今日は寒い中にビレイヤーのゆきえさん、カメラマンの原口さんには大変お世話になった。

久しぶりだよ、ドリルの響き

2020.11.21(土) 日向神:ダム下 119

朝から快晴、気温16度ぐらいでオープンドライヴ日和。
3連休初日はダム下で開拓。
山友はキーボウさん、ナオさん、カズさん、K1さん。

【下のスラブ壁】
①軽減税率(5.10a) R(リピート)
②アーモンド味(5.10d) R(リピート)

【桜のエリア】
③上部樹林帯から懸垂下降
プロジェクトに終了点設置
④プロジェクト Tr. ボルト位置決定
⑤ここはステミング(5.10b) R(リピート)
⑥プロジェクト Tr.

この伸び切った状態からハングを越える。

【広場】
⑦トライアングル(5.10b) R(リピート)

登っているのはカズさん。

久しぶりにダム下で軽快にドリルの音を響かせたのはK1さん。
やっと復帰したと思ったら早速サンセットでもダム下でもドリルを振り回すのはさすがだ。
私のドリルは久しぶりでバッテリーを充電しておらず、元気なく3本打って終わった。
開拓・初登の喜びは次回に持ち越しとなり、楽しみは続く。

真夏のダム下

2020.8.18(火) 日向神:八女津姫~ダム下

酷暑の日本列島、なんと40度越えの所も出ている。
贅沢な平日クライミングだが、こんな暑い日に登るのはどうかしているかもしれない。

①八女津姫岩マルチ:3ピッチ
スラブはカリカリに乾いて気持ちよく登れる。
アルパイン系女子のみきちゃんがパートナーなので「つるべ」で3ピッチ。
10時半を過ぎた頃だろうか、これまで日陰だったスラブにも日が差してきた。
日射でミウラの黒いゴムの部分が熱くなってきた。
ラッペルは60mロープ1本で3回、降りたらすぐ木陰に逃げ込んで水分補給。
ここでカラビナを1個拾得した。

DMMのリボルバーである。
心当たりのある方は連絡して欲しい。

木陰を求めて「ダム下:桜のエリア」へ行った。

先客は「カジカガエル」である。
「くまもと自然大百科」には「木に登るようなこともあまりない」と記されているがしっかり登っていた。

「ベニツチカメムシ」がまだ密集していた。

8月1日にはまだ幼生だった。
これも大百科に「ボロボロノキ」の実の汁を吸うとあった。
どんな木だろう?

②プロジェクトにTrでトライ

この取り付きだけで10回ぐらい楽しめた。


このハング越えが核心部か。厳しい。